神様の宝物は魔王様

karu

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転移しちゃった!?

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わたし、遠藤さくらは、このたびめでたく転生しました!

って...

んなわけあるかあ!

だって私には家族も友達も向こうの世界にいたのに。

どこが「めでたく」だ!

実は、さっき友達と学校から帰っているときに足元に穴ができて、落っこちたと思ったらこの様だ。

はぁ...



ま、けどしかたないか(笑)


ニヤッ^^

あっちなみにわたしは王様に転移させられたらしい。

むかつくなあ。どうにかやり返してやれないだろうか。


「よくぞ来てくれた!魔王と戦い、この国に平和をもたらしてくれ!」


あ、きた。あるあるのやつだ。けど、こんなかよわい女の子に何させる気?
ちなみに私は18歳。
それにしてもこの王様見たことあるなあ。
どこでだっけ?

ま、とりあえず。

「細かい事情を聞いてもいいですか?」

「あ、あぁ。まあいいだろう。」

は?教えず戦いに行かせようとしてたわけ?

「実は、今年に入り、魔王が生まれたんだ。魔力のかたまりから。
 それにともない、うまく作物が育たないんだよ。
 だから、魔王を倒せばうまくいくはずだから倒させようと思って。」

は?今こいつ命令した?

それに短慮すぎない?

実質証拠もないよね?
作物が育たない原因が魔王だっていう。

あれ?よく見たらこの場のだれもが呆れた顔をしているじゃないか。
王子も王様に白い目向けてるし。
早く世代交代しないかな。

「行ってくれるのならなんでもしてやろう。」

おっ!ニヤッ。みなさん、軽々しく発言をしないようにね?

「分かりました。行きます。」

「ほんとか!「ただし、条件があります。」

「それはなんだ?」

「それは、ずばり!世代交代して下さい。
 つまり、王様をそこにいる王子に継がせて下さい。」

「な、なんと!」
周りがざわめきだす。



そして、加勢してくれる。

「前言撤回は、王様ともあろうお方がしませんよねえ?」

「私も同意見です。」

このような意見がみんなからたくさんでた。
これには王様もたじろいだようで、
「わ、わかった。頼んだぞ。リウムよ。」

え!?リウム?
どうりでみたことがあると思ったら...。

どうやら、これはすこしだけしたことのある乙女ゲームだったらしい。内容は忘れたが、確か、恋愛をし、結ばれた攻略対象と魔王を倒すというゲームだったはずだ。

ま、興味ないけど。

そこにいるリウムも攻略対象だ。



そして、その場は、王子(12歳)が王様になってお開きになった。
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