50 / 76
第四章:「大陸統一戦争」
第50話:聖教の進軍
しおりを挟む
夜の森に、白い光が降っていた。
それは月光ではない。天から放たれた聖印の光――女神教会の“加護の幕”だ。
空を覆うように、白銀の紋章が広がっている。森全体を包み込む巨大な魔法陣。
リアが唸る。「……やっぱ来やがったか」
蓮は夜空を見上げたまま、呟くように言った。
「聖教会、本隊だな。予想より早い」
セリナが静かに頷く。「エルフの叛乱を鎮圧したって報告が届いた頃合い……動かない理由はないわ」
森の外縁では、すでに灯が揺れていた。
行軍の光だ。
神聖な詠唱が、夜気を震わせる。
「――女神の御名のもとに、浄めの刃を。異端を滅し、秩序を示せ」
聖騎士団。白の鎧に金の紋章を刻み、規律の取れた動きで進軍してくる。
その数、およそ二万。
対する蓮たち、再生連合の兵力は五千にも満たない。
リアが歯を食いしばる。「五倍……いや、それ以上か」
「でも撤退はしない」
蓮の声は静かだった。
「この森は“もう一度、息をした”。ここで退けば、再び殺される」
「だな」真司が肩を鳴らす。「炎も、焼かれるだけじゃつまらねぇ。燃やしてやるさ」
セリナが笑う。「燃やすのは敵だけにしてね」
「心得てる。蓮に怒鳴られるのはごめんだ」
蓮が軽く息を吐いた。「……怒鳴らない。怒る時間がもったいないからな」
⸻
再生都市メルディナからの援軍は間に合わない。
廃都を中心に組織された《リサイクル連合》は、まだ新興勢力。物資も兵も、数に限りがあった。
だが蓮たちは、奇跡を積み上げてきた。
拾った武器で戦い、壊れた兵器を再利用し、絶望の中に希望を繋げてきた。
「……蓮」セリナが口を開く。「“森の再生”で使った術式、応用できる?」
「結界の反転式か?」
「ええ。聖教の加護を、そのまま“森の守護陣”に変換できるかもしれない」
リアが目を丸くする。「敵の術を、利用すんのか?」
「そう。《リサイクル》の真骨頂よ」
蓮が笑った。「いい案だ。上等だな」
⸻
夜半。
森の北端――《神聖街道》と呼ばれる古道。
そこに、聖教軍第一陣が姿を現した。
先頭には、白銀の鎧を纏った女騎士が立つ。
聖教会直属の第一軍“清廉の矛”を率いる聖騎士長――エステル・アルメリア。
彼女の瞳は淡い金色に光り、神の加護を宿す。
「命をもって、女神の秩序を示す。異端は、滅すのみ」
その声が響くたび、兵たちが一斉に剣を掲げた。
対峙する蓮たちは、森の入り口に布陣していた。
再生連合の旗――白と緑の双環が風に揺れる。
リアが鼻を鳴らす。「派手にきやがって。あれが聖騎士長か?」
セリナが頷く。「教会の象徴よ。……実力も、相当」
「つまり、倒す価値はあるってことだな」リアが剣を抜く。
「殺すな」蓮がすかさず言う。
「わかってる! 手加減の達人だぞ、あたしは!」
「前線、準備完了!」真司の声が響く。
蓮は深呼吸をひとつして、掌を地に当てた。
「《リサイクル・吸環》――ここから先、森が俺たちを守る」
淡い緑光が地中に走る。
廃都から回収した魔導炉のエネルギーが循環を開始し、古代の防御結界と接続された。
森全体が、呼吸するように波打つ。
⸻
戦いの火蓋が切られた。
聖教軍の詠唱が響く。
「《聖光槍陣》、展開!」
白い槍の雨が降り注ぐ。
リアが前に出て、双剣を交差させた。「《獣王剣・裂風》!」
刃から生じた風圧が、槍の軌道を逸らす。
爆発音が連続し、森の地面が抉られた。
「っ、威力高すぎ!」リアが歯を食いしばる。
「耐えろ!」蓮が叫び、再生陣を展開する。「《リサイクル・装盾》!」
倒れた木々、折れた矢、焼けた金属――そのすべてが光の粒となり、再構成された防壁を作り出す。
聖騎士長エステルが前に進み出る。
「異端の術だ。女神の理を穢す愚か者め」
「愚かで結構」蓮が言い返す。「でも、“壊れたものを直す”ことの、どこが罪なんだ?」
エステルの瞳に怒りが宿る。「“直す”とは、“神の御業”を冒涜すること!」
「なら――俺は何度でも冒涜してやる」
その瞬間、地が裂け、森の根が生き物のようにうねり出した。
蓮のスキルが最大展開する。
《リサイクル・反射循環》――攻撃を吸収し、再利用して放つ魔法陣。
降り注いだ聖光が、森の結界に吸われ、次の瞬間には逆方向へ弾かれた。
白光が夜空を裂き、聖教軍の陣形を崩す。
「なっ……! 反射……? そんな術、あり得ぬ!」
エステルの叫びを、リアの笑い声がかき消す。
「ありがとよ、聖女サマ! お前らの光、使いやすくて助かる!」
⸻
戦況は拮抗していた。
数では劣る再生連合だが、地形とスキルの相性が完全に味方していた。
セリナは後方で補助陣を張りながら、息を切らす。
「蓮、出力限界が近い!」
「あと五分……持たせる!」
真司が炎をまとって飛び出す。「五分ありゃ十分だ!」
彼の炎が森を焼かないよう、蓮の陣が即座に変換し、炎を熱線として敵陣へ導く。
「こいつが《再利用連携》かよ、すげぇな!」真司が叫ぶ。
「壊す力も、再生の一部だ」蓮の声は静かだが、確かな響きを持っていた。
だが――敵はまだ本気を出していなかった。
エステルが剣を掲げ、詠唱を開始する。
「我が身を捧げ、光を媒介に――女神の御印を現せ。《聖印解放・天律ノ鎖》!」
天から巨大な鎖が降り注ぐ。
それは光で編まれた呪縛。森全体を封じるほどの範囲を持つ。
蓮が歯を食いしばる。「っ、出力が……封じられる!」
セリナが陣を支える。「魔力の流れが止まる! 結界が、壊れる!」
リアが叫んだ。「蓮!」
「まだだ――ここで止まるかよ!」
蓮は地に手を突き、呼びかける。
「森よ、もう一度、力を貸してくれ。俺たちは壊さない、繋ぐ!」
足元から緑の光が走り、森中の木々が微かに震える。
エステルの鎖に、無数の根が絡みつき、引き裂いた。
「何……!? 神の鎖が……!?」
「神でも、自然でも関係ない。奪う力は、直せばいい」
再び緑光が爆ぜ、森全体が輝く。
光に照らされる蓮の姿を見て、エステルはわずかに息を呑んだ。
「その光……まるで、女神の加護……」
「違う。これは“人の再生”だ」
⸻
夜明け。
聖教軍は撤退を開始した。
損害は大きくないが、戦線の崩壊を防ぐため、再編を余儀なくされた。
エステルは遠くから、再生連合の旗を見つめる。
「……あれが、“リサイクルの力”」
副官が問う。「追撃しますか?」
「いいえ。今日は退く。だが――このままでは終わらせない。次は“神の代理”が出るわ」
蓮は森の高台で、朝焼けを見つめていた。
リアが背伸びをしながら言う。「勝った、ってことでいいんだよな?」
「勝ち負けじゃない」蓮が静かに答える。「守れた、それだけだ」
セリナが隣に立つ。「でも、それで十分。森も、私たちも生きてる」
「……ああ。けど、まだ終わらない」
蓮の視線の先、遠くの空に白い光が瞬いた。
それは“神の代理”――教会の中枢が動き始めた予兆。
リアが低く唸る。「来るな、次は本気のやつらが」
「そうだな」蓮が答える。「ここからが本当の戦いだ」
――女神教会の本格侵攻。
世界の秩序を名乗る光が、再生の森を呑み込もうとしていた。
それは月光ではない。天から放たれた聖印の光――女神教会の“加護の幕”だ。
空を覆うように、白銀の紋章が広がっている。森全体を包み込む巨大な魔法陣。
リアが唸る。「……やっぱ来やがったか」
蓮は夜空を見上げたまま、呟くように言った。
「聖教会、本隊だな。予想より早い」
セリナが静かに頷く。「エルフの叛乱を鎮圧したって報告が届いた頃合い……動かない理由はないわ」
森の外縁では、すでに灯が揺れていた。
行軍の光だ。
神聖な詠唱が、夜気を震わせる。
「――女神の御名のもとに、浄めの刃を。異端を滅し、秩序を示せ」
聖騎士団。白の鎧に金の紋章を刻み、規律の取れた動きで進軍してくる。
その数、およそ二万。
対する蓮たち、再生連合の兵力は五千にも満たない。
リアが歯を食いしばる。「五倍……いや、それ以上か」
「でも撤退はしない」
蓮の声は静かだった。
「この森は“もう一度、息をした”。ここで退けば、再び殺される」
「だな」真司が肩を鳴らす。「炎も、焼かれるだけじゃつまらねぇ。燃やしてやるさ」
セリナが笑う。「燃やすのは敵だけにしてね」
「心得てる。蓮に怒鳴られるのはごめんだ」
蓮が軽く息を吐いた。「……怒鳴らない。怒る時間がもったいないからな」
⸻
再生都市メルディナからの援軍は間に合わない。
廃都を中心に組織された《リサイクル連合》は、まだ新興勢力。物資も兵も、数に限りがあった。
だが蓮たちは、奇跡を積み上げてきた。
拾った武器で戦い、壊れた兵器を再利用し、絶望の中に希望を繋げてきた。
「……蓮」セリナが口を開く。「“森の再生”で使った術式、応用できる?」
「結界の反転式か?」
「ええ。聖教の加護を、そのまま“森の守護陣”に変換できるかもしれない」
リアが目を丸くする。「敵の術を、利用すんのか?」
「そう。《リサイクル》の真骨頂よ」
蓮が笑った。「いい案だ。上等だな」
⸻
夜半。
森の北端――《神聖街道》と呼ばれる古道。
そこに、聖教軍第一陣が姿を現した。
先頭には、白銀の鎧を纏った女騎士が立つ。
聖教会直属の第一軍“清廉の矛”を率いる聖騎士長――エステル・アルメリア。
彼女の瞳は淡い金色に光り、神の加護を宿す。
「命をもって、女神の秩序を示す。異端は、滅すのみ」
その声が響くたび、兵たちが一斉に剣を掲げた。
対峙する蓮たちは、森の入り口に布陣していた。
再生連合の旗――白と緑の双環が風に揺れる。
リアが鼻を鳴らす。「派手にきやがって。あれが聖騎士長か?」
セリナが頷く。「教会の象徴よ。……実力も、相当」
「つまり、倒す価値はあるってことだな」リアが剣を抜く。
「殺すな」蓮がすかさず言う。
「わかってる! 手加減の達人だぞ、あたしは!」
「前線、準備完了!」真司の声が響く。
蓮は深呼吸をひとつして、掌を地に当てた。
「《リサイクル・吸環》――ここから先、森が俺たちを守る」
淡い緑光が地中に走る。
廃都から回収した魔導炉のエネルギーが循環を開始し、古代の防御結界と接続された。
森全体が、呼吸するように波打つ。
⸻
戦いの火蓋が切られた。
聖教軍の詠唱が響く。
「《聖光槍陣》、展開!」
白い槍の雨が降り注ぐ。
リアが前に出て、双剣を交差させた。「《獣王剣・裂風》!」
刃から生じた風圧が、槍の軌道を逸らす。
爆発音が連続し、森の地面が抉られた。
「っ、威力高すぎ!」リアが歯を食いしばる。
「耐えろ!」蓮が叫び、再生陣を展開する。「《リサイクル・装盾》!」
倒れた木々、折れた矢、焼けた金属――そのすべてが光の粒となり、再構成された防壁を作り出す。
聖騎士長エステルが前に進み出る。
「異端の術だ。女神の理を穢す愚か者め」
「愚かで結構」蓮が言い返す。「でも、“壊れたものを直す”ことの、どこが罪なんだ?」
エステルの瞳に怒りが宿る。「“直す”とは、“神の御業”を冒涜すること!」
「なら――俺は何度でも冒涜してやる」
その瞬間、地が裂け、森の根が生き物のようにうねり出した。
蓮のスキルが最大展開する。
《リサイクル・反射循環》――攻撃を吸収し、再利用して放つ魔法陣。
降り注いだ聖光が、森の結界に吸われ、次の瞬間には逆方向へ弾かれた。
白光が夜空を裂き、聖教軍の陣形を崩す。
「なっ……! 反射……? そんな術、あり得ぬ!」
エステルの叫びを、リアの笑い声がかき消す。
「ありがとよ、聖女サマ! お前らの光、使いやすくて助かる!」
⸻
戦況は拮抗していた。
数では劣る再生連合だが、地形とスキルの相性が完全に味方していた。
セリナは後方で補助陣を張りながら、息を切らす。
「蓮、出力限界が近い!」
「あと五分……持たせる!」
真司が炎をまとって飛び出す。「五分ありゃ十分だ!」
彼の炎が森を焼かないよう、蓮の陣が即座に変換し、炎を熱線として敵陣へ導く。
「こいつが《再利用連携》かよ、すげぇな!」真司が叫ぶ。
「壊す力も、再生の一部だ」蓮の声は静かだが、確かな響きを持っていた。
だが――敵はまだ本気を出していなかった。
エステルが剣を掲げ、詠唱を開始する。
「我が身を捧げ、光を媒介に――女神の御印を現せ。《聖印解放・天律ノ鎖》!」
天から巨大な鎖が降り注ぐ。
それは光で編まれた呪縛。森全体を封じるほどの範囲を持つ。
蓮が歯を食いしばる。「っ、出力が……封じられる!」
セリナが陣を支える。「魔力の流れが止まる! 結界が、壊れる!」
リアが叫んだ。「蓮!」
「まだだ――ここで止まるかよ!」
蓮は地に手を突き、呼びかける。
「森よ、もう一度、力を貸してくれ。俺たちは壊さない、繋ぐ!」
足元から緑の光が走り、森中の木々が微かに震える。
エステルの鎖に、無数の根が絡みつき、引き裂いた。
「何……!? 神の鎖が……!?」
「神でも、自然でも関係ない。奪う力は、直せばいい」
再び緑光が爆ぜ、森全体が輝く。
光に照らされる蓮の姿を見て、エステルはわずかに息を呑んだ。
「その光……まるで、女神の加護……」
「違う。これは“人の再生”だ」
⸻
夜明け。
聖教軍は撤退を開始した。
損害は大きくないが、戦線の崩壊を防ぐため、再編を余儀なくされた。
エステルは遠くから、再生連合の旗を見つめる。
「……あれが、“リサイクルの力”」
副官が問う。「追撃しますか?」
「いいえ。今日は退く。だが――このままでは終わらせない。次は“神の代理”が出るわ」
蓮は森の高台で、朝焼けを見つめていた。
リアが背伸びをしながら言う。「勝った、ってことでいいんだよな?」
「勝ち負けじゃない」蓮が静かに答える。「守れた、それだけだ」
セリナが隣に立つ。「でも、それで十分。森も、私たちも生きてる」
「……ああ。けど、まだ終わらない」
蓮の視線の先、遠くの空に白い光が瞬いた。
それは“神の代理”――教会の中枢が動き始めた予兆。
リアが低く唸る。「来るな、次は本気のやつらが」
「そうだな」蓮が答える。「ここからが本当の戦いだ」
――女神教会の本格侵攻。
世界の秩序を名乗る光が、再生の森を呑み込もうとしていた。
31
あなたにおすすめの小説
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした
夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。
しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。
やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。
一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。
これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!
追放されたので辺境でスローライフしてたら、いつの間にか世界最強の無自覚賢者になっていて元婚約者たちが土下座してきた件
uzura
ファンタジー
王都で「無能」と蔑まれ、婚約破棄と追放を言い渡された青年リオン。
唯一の取り柄は、古代語でびっしり書かれたボロ本を黙々と読み続けることだけ。
辺境で静かに暮らすはずが、その本が実は「失われた大魔導書」だったことから、世界の常識がひっくり返る。
本人は「ちょっと魔法が得意なだけ」と思っているのに、
・竜を一撃で黙らせ
・災厄級ダンジョンを散歩感覚で踏破し
・国家レベルの結界を片手間で張り直し
気づけば、訳あり美少女たちに囲まれたハーレム状態に。
やがて、かつて彼を笑い、切り捨てた王都の貴族や元仲間たちが、
国家存亡の危機を前に「助けてくれ」と縋りついてくる。
だがリオンは、領民と仲間の笑顔を守るためだけに、淡々と「本気」を解放していくのだった——。
無自覚最強×追放×ざまぁ×ハーレム。
辺境から始まる、ゆるくて激しいファンタジー無双譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる