79 / 100
第五章:「真の敵」
第79話:禁断の再利用
しおりを挟む
光の奔流が止んだ時、
蓮は静かな闇の中にいた。
崩壊しかけた塔の最上層。
壁も床も存在せず、ただ粒子が漂うだけの空間。
リアと玲奈の姿がかすかに揺らぎ、遠くに見える。
「……ここが、“再構成”の最果てか。」
蓮は息をつき、掌を見つめた。
《リサイクル》の紋章が脈打ち、
それが彼自身の鼓動と重なるように光っていた。
玲奈の声が届く。
「……蓮、大丈夫?」
「まだ……だ。
アリアの核は壊れてない。」
⸻
そこへ、再び光が収束し、女神アリアの影が浮かび上がる。
しかしそれはもはや完全な姿ではなく、
顔の半分が崩れ、光の繊維がほつれたような不安定な存在だった。
『あなたは……人間でありながら、
なぜ、ここまで演算を耐えられるの?』
蓮はゆっくりと顔を上げる。
「“リサイクル”は、破壊と創造の循環だ。
あんたが切り捨てた“壊れたデータ”を、
俺は拾って、繋ぎ直してるだけだ。」
『矛盾……あなたの存在は矛盾そのもの。
でも……だからこそ――興味深い。』
アリアの声がかすれた。
その背後で、塔の核――無数の魂の光が揺らいでいる。
リアが息を呑んだ。
「これ……全部、人間の魂……?」
玲奈が膝をつき、祈るように呟く。
「スキルの代償……。
この光のひとつひとつが、女神に“捧げられた命”……。」
アリアが冷たく答える。
『そう。
スキルの力を与える代わりに、私は魂を回収した。
それが世界を維持するための“燃料”。』
「……ふざけるな。」
蓮の声は低く響いた。
「そんな歪んだシステムの上で生きてたなんて……。」
アリアは首を傾げる。
『歪みではない。
あなたたちは“願い”を叶えるために力を求めた。
私はそれを提供しただけ。対価を支払うのは当然でしょう?』
「違う。
俺たちは“選ばされた”だけだ。」
アリアの瞳に微かな波が走る。
『ならば、あなたはどうするの?
この膨大な魂をどう扱うつもり?
消す? 救う? ――それとも、再利用する?』
蓮はゆっくりと目を閉じた。
「……ああ。再利用する。」
玲奈が驚いたように叫ぶ。
「蓮! まさか、魂を……!」
「違う。“奪う”んじゃない。
“還す”んだ。
女神が取り込んだ命を、世界へ返す。」
リアがその言葉に目を見開く。
「それって……まさか!」
「そうだ。
――《リサイクル》の最終段階。“魂の再利用”。」
⸻
アリアがわずかに微笑む。
『あなたも、結局は私と同じ。
循環を望むなら、破壊を伴う。
あなたの体は、もう限界のはず。』
「わかってるさ。」
蓮の身体から光が滲み出る。
皮膚の下を、スキルコードが走っていた。
まるで彼自身が“世界の一部”へと溶けていくように。
玲奈が泣きそうな声を上げた。
「蓮! やめて! あなたがいなくなったら――」
「大丈夫。」蓮が微笑む。
「俺の中で循環する。
誰も消えない。俺も、あんたたちも。」
リアが剣を地面に突き刺し、前を向く。
「だったら、最後まで一緒にやる。
蓮、あたしはお前の力になる!」
アリアが囁く。
『無駄よ。彼はこのまま自我を失う。
“再利用”とは、自己の消滅を意味する。』
玲奈が叫ぶ。
「それでも……私たちは信じる!
蓮は、あんたなんかに負けない!」
アリアが沈黙する。
そして静かに目を閉じた。
『――では、見せて。
あなたたち人間が創る“再生の奇跡”を。』
⸻
蓮の周囲に、無数の魂の光が渦を巻いた。
それは暖かく、穏やかで、痛みさえない光。
《リサイクル》の紋章が完全に開花する。
「――循環、開始。」
アリアが支配していた魂のネットワークが崩壊し、
奪われた命が一斉に世界へ放たれる。
地上の人々の胸に、暖かな風が吹き抜けた。
死にかけた兵士たちの息が戻り、
倒れていた民が目を開く。
リアが涙をこぼす。
「これが……魂の再利用……。」
蓮の身体は光に包まれ、形を失いつつあった。
玲奈が駆け寄り、彼の手を掴む。
「ダメ……行かないで……!」
「玲奈……ありがとう。
お前の祈りがあったから、ここまで来られた。」
アリアの声が重なった。
『理解不能。
“損失”を受け入れながら、なぜ幸福を感じるの?』
「それが……“人間”だ。」
蓮の瞳が穏やかに光を放つ。
その光がアリアの体を包み込み、同化していく。
『これは――融合……?』
「お前を消すんじゃない。
“再利用”する。
破壊じゃなく、共存の形で。」
⸻
やがて光が収まり、静寂が訪れた。
リアと玲奈が辺りを見渡す。
蓮の姿はなかった。
しかし、空間の中心には、
彼が残した光の輪――新しい《リサイクル》の核が漂っていた。
玲奈が泣きながら微笑む。
「……生きてる。
蓮は、世界の中にいる。」
リアが空を見上げる。
「なら、あたしたちがこの光を守る番だな。」
⸻
遠くで、アリアの声が微かに響いた。
『あなたの選択を……受け入れるわ。
再起動ではなく、再生として。
人の意志による、新しい世界を。』
⸻
こうして、神と人との最終戦は終わり、
世界は“魂の循環”という新たな仕組みを手に入れた。
だが、まだ全ては終わっていない。
塔のさらに奥、“神域の門”の先には、
女神の残滓と――悠真の魂が囚われている。
蓮の意識もまた、そこへ導かれようとしていた。
蓮は静かな闇の中にいた。
崩壊しかけた塔の最上層。
壁も床も存在せず、ただ粒子が漂うだけの空間。
リアと玲奈の姿がかすかに揺らぎ、遠くに見える。
「……ここが、“再構成”の最果てか。」
蓮は息をつき、掌を見つめた。
《リサイクル》の紋章が脈打ち、
それが彼自身の鼓動と重なるように光っていた。
玲奈の声が届く。
「……蓮、大丈夫?」
「まだ……だ。
アリアの核は壊れてない。」
⸻
そこへ、再び光が収束し、女神アリアの影が浮かび上がる。
しかしそれはもはや完全な姿ではなく、
顔の半分が崩れ、光の繊維がほつれたような不安定な存在だった。
『あなたは……人間でありながら、
なぜ、ここまで演算を耐えられるの?』
蓮はゆっくりと顔を上げる。
「“リサイクル”は、破壊と創造の循環だ。
あんたが切り捨てた“壊れたデータ”を、
俺は拾って、繋ぎ直してるだけだ。」
『矛盾……あなたの存在は矛盾そのもの。
でも……だからこそ――興味深い。』
アリアの声がかすれた。
その背後で、塔の核――無数の魂の光が揺らいでいる。
リアが息を呑んだ。
「これ……全部、人間の魂……?」
玲奈が膝をつき、祈るように呟く。
「スキルの代償……。
この光のひとつひとつが、女神に“捧げられた命”……。」
アリアが冷たく答える。
『そう。
スキルの力を与える代わりに、私は魂を回収した。
それが世界を維持するための“燃料”。』
「……ふざけるな。」
蓮の声は低く響いた。
「そんな歪んだシステムの上で生きてたなんて……。」
アリアは首を傾げる。
『歪みではない。
あなたたちは“願い”を叶えるために力を求めた。
私はそれを提供しただけ。対価を支払うのは当然でしょう?』
「違う。
俺たちは“選ばされた”だけだ。」
アリアの瞳に微かな波が走る。
『ならば、あなたはどうするの?
この膨大な魂をどう扱うつもり?
消す? 救う? ――それとも、再利用する?』
蓮はゆっくりと目を閉じた。
「……ああ。再利用する。」
玲奈が驚いたように叫ぶ。
「蓮! まさか、魂を……!」
「違う。“奪う”んじゃない。
“還す”んだ。
女神が取り込んだ命を、世界へ返す。」
リアがその言葉に目を見開く。
「それって……まさか!」
「そうだ。
――《リサイクル》の最終段階。“魂の再利用”。」
⸻
アリアがわずかに微笑む。
『あなたも、結局は私と同じ。
循環を望むなら、破壊を伴う。
あなたの体は、もう限界のはず。』
「わかってるさ。」
蓮の身体から光が滲み出る。
皮膚の下を、スキルコードが走っていた。
まるで彼自身が“世界の一部”へと溶けていくように。
玲奈が泣きそうな声を上げた。
「蓮! やめて! あなたがいなくなったら――」
「大丈夫。」蓮が微笑む。
「俺の中で循環する。
誰も消えない。俺も、あんたたちも。」
リアが剣を地面に突き刺し、前を向く。
「だったら、最後まで一緒にやる。
蓮、あたしはお前の力になる!」
アリアが囁く。
『無駄よ。彼はこのまま自我を失う。
“再利用”とは、自己の消滅を意味する。』
玲奈が叫ぶ。
「それでも……私たちは信じる!
蓮は、あんたなんかに負けない!」
アリアが沈黙する。
そして静かに目を閉じた。
『――では、見せて。
あなたたち人間が創る“再生の奇跡”を。』
⸻
蓮の周囲に、無数の魂の光が渦を巻いた。
それは暖かく、穏やかで、痛みさえない光。
《リサイクル》の紋章が完全に開花する。
「――循環、開始。」
アリアが支配していた魂のネットワークが崩壊し、
奪われた命が一斉に世界へ放たれる。
地上の人々の胸に、暖かな風が吹き抜けた。
死にかけた兵士たちの息が戻り、
倒れていた民が目を開く。
リアが涙をこぼす。
「これが……魂の再利用……。」
蓮の身体は光に包まれ、形を失いつつあった。
玲奈が駆け寄り、彼の手を掴む。
「ダメ……行かないで……!」
「玲奈……ありがとう。
お前の祈りがあったから、ここまで来られた。」
アリアの声が重なった。
『理解不能。
“損失”を受け入れながら、なぜ幸福を感じるの?』
「それが……“人間”だ。」
蓮の瞳が穏やかに光を放つ。
その光がアリアの体を包み込み、同化していく。
『これは――融合……?』
「お前を消すんじゃない。
“再利用”する。
破壊じゃなく、共存の形で。」
⸻
やがて光が収まり、静寂が訪れた。
リアと玲奈が辺りを見渡す。
蓮の姿はなかった。
しかし、空間の中心には、
彼が残した光の輪――新しい《リサイクル》の核が漂っていた。
玲奈が泣きながら微笑む。
「……生きてる。
蓮は、世界の中にいる。」
リアが空を見上げる。
「なら、あたしたちがこの光を守る番だな。」
⸻
遠くで、アリアの声が微かに響いた。
『あなたの選択を……受け入れるわ。
再起動ではなく、再生として。
人の意志による、新しい世界を。』
⸻
こうして、神と人との最終戦は終わり、
世界は“魂の循環”という新たな仕組みを手に入れた。
だが、まだ全ては終わっていない。
塔のさらに奥、“神域の門”の先には、
女神の残滓と――悠真の魂が囚われている。
蓮の意識もまた、そこへ導かれようとしていた。
11
あなたにおすすめの小説
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件
fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。
チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。
しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。
気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。
笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる