4 / 8
誕生日会
しおりを挟む
小学生に上がると、タカちゃんと一緒にお風呂には入らなくなった。
私が泣き叫んで一緒に入ることもあったけど、学年が上がって来るとそれもなくなった。
私も段々と裸を見せるのが恥ずかしくなってもきたのだ。
そうなんで、一緒に寝ることもなくなっていった。
そのうちに遊ぶのも一緒じゃなくなってきた。
タカちゃんは他の男の子たちと遊ぶようになり、私も女の子同士で遊ぶようになった。
家が近いので、タカちゃんとは登校は一緒で、帰りも時々一緒になることもあった。
タカちゃんが私を誘って一緒に帰ろうと言ってくれると、私は本当に嬉しくなった。
それでも寂しくて時々私は暴れて泣き叫ぶことがあったけど、そういう時にはタカちゃんが自然に傍に来て私を宥めてくれた。
私は寂しくて暴れてしまうのかと思っていたけど、そうではないこともあった。
自分でも感情が抑えきれなくて暴れてしまう。
嫌なんだけど、どうしてもそうなる時があった。
だから段々とタカちゃん以外の友だちはちょっと私を遠ざけるようにもなった。
タカちゃんだけは、私のことをずっと同じように優しくしてくれた。
そんなタカちゃんがますます大好きになり、そのせいで寂しくて暴れてしまうことも増えたかもしれない。
自分でもどうしようもなかった。
タカちゃんとは一緒に遊ばなくはなったが、私とタカちゃんの親同士はずっと仲が良く、一緒に旅行に行ったりもした。
その時は前のようにタカちゃんと一緒に遊んで一緒に眠った。
でも、それも小学校4年生くらいまでか。
その頃には、一緒に寝るとドキドキした。
タカちゃんは全然平気みたいで、私だけがドキドキした。
なんだろうと思った。
もう手を繋ぐことも、抱き着くこともない。
出来なくなっちゃった。
タカちゃんが大好きだけど、身体に触れられない。
ただ、いつもあの綺麗な紫色の瞳を見ているだけになった。
タカちゃんは頭が良くて、綺麗な顔と背が高いので、他の女の子にも人気者になっていった。
タカちゃんが私以外の女の子と楽しそうに話しているのを見るのが辛かった。
クラスの詩織ちゃんと特に仲良くなっていた。
詩織ちゃんは美人で頭がよく、タカちゃんと一緒に学級委員をやっていた。
そして二人ともスラリと背が高く、お似合いの美男美女だった。
みんな、そう思っていた。
時々仲の良い二人が付き合ってると周りからからかわれた。
タカちゃんはいつも否定していたけど、詩織ちゃんは何も言わないでニコニコしていた。
私はずっと背がちっちゃくて、恥ずかしくてタカちゃんの隣に立てなくなっていた。
遠くから、詩織ちゃんや他の女の子と一緒にいるタカちゃんを見ていた。
タカちゃんは詩織ちゃん以外の女の子にも大人気だった。
もちろん男の子たちも一杯タカちゃんの周りにいた。
頭も良くて、誰にでも優しいタカちゃん。
私にも今まで通りに優しく話してくれるタカちゃん。
でも、私はタカちゃんの隣は似合わない。
時々どうしても我慢が出来なくて、また教室で暴れてしまうことが何度かあった。
みんな驚いて泣き叫ぶ私を見ている。
理由を言葉に出来ずに、私はただ暴れて酷いことを口にした。
詩織ちゃんに「死んじゃえ」と言ったことすらある。
タカちゃんはいつも私を抑えに来てくれ、私はそうやって徐々に鎮まった。
落ち着くといつも恥ずかしくてまた泣きそうになった。
何度か突然そうなるので、クラスのみんなはそんな私を怖がるようにもなった。
ああ、私はタカちゃんにも嫌われると思ってまた泣いた。
タカちゃんに嫌われたくなくて、帰りも一緒にならないようにした。
ますます寂しくなった。
「美咲、最近元気ないね?」
ママが私の気持ちに気付いた。
小学校5年生の時だ。
「どうしたの?」
「なんでもない」
ママはすぐに分かったようだ。
「孝道君ね?」
「……」
「やっぱり。最近一緒に帰って来ないから、どうしたのかなって思ってたの」
「タカちゃんはモテるから」
「そうでしょうね」
「私なんかより、お似合いの女の子がいるから」
ママに抱き締められた。
「美咲、孝道君を家に呼ぼうよ」
「え、いいよ……」
「よくないでしょ? ほら、もうすぐ美咲のお誕生日じゃない。孝道君を誘ってお祝いをしましょう!」
「タカちゃんは来てくれないよ」
「そんなわけないよ! 必ず来てくれるよ!」
「そ、そうかな?」
ママが笑って私をまた抱き締めた。
「あんなに仲が良かったじゃない。きっと来てくれる」
「でも……」
「ママに任せて!」
「ほんと?」
「うん、絶対に大丈夫だよ!」
「うん!」
嬉しかったけど、今度はタカちゃんが来てくれなかったらと思うとどうしようもなく不安になった。
小学校の登校は、今まで通り、タカちゃんと一緒だった。
近所の子たちも一緒だったけど、登校の時にはタカちゃんともお話し出来た。
タカちゃんは前と変わりなく私に話し掛けてくれる。
私の唯一の幸せな時間だった。
「美咲、おはよう」
「うん! タカちゃん、おはよう!」
タカちゃんは昔と変わらずに私に接してくれる。
いつだって優しい。
昨日のテレビのこととか、学校でのことを一杯話しながら歩いた。
思い切ってタカちゃんを誘ってみた。
「あのね、今度私のお誕生日なんだ」
「そうだよな! 6月7日!」
「え、覚えてくれてるんだ!」
「当たり前だろう。美咲の誕生日だもん!」
顔が真っ赤になるのが自分でも分かった。
嬉しくて泣きそうになった。
「あ、あのね」
「なんだ?」
「お誕生日のパーティをするの」
「そうか、良かったな!」
「うん、それでね、タカちゃんにも来て欲しいなって」
「ほんとかよ! うん、行く行く!」
「え、ほんと!」
「当たり前じゃん。しばらく美咲の家に行ってないもんな」
「うん、絶対に来てね!」
「おう! ああ、楽しみだぜ!」
「やったぁー!」
その日は一日中嬉しかった。
6月7日は日曜日だ。
その日はずっとまたタカちゃんと一緒にいられる!
昔みたいに!
私がウキウキしていたので、詩織ちゃんが私に聞いて来た。
「佐伯さん、今日はなんだか御機嫌ね?」
「うん!」
嬉しくて仕方がない。
「何かあったの?」
「うん、えーとね」
「なーに?」
詩織ちゃんには何となく話し難かった。
タカちゃんが近くに来て言った。
「もうすぐ美咲の誕生日なんだ」
「あら、そうなんだ。おめでとう。いつなの?」
私が答えた。
「今度の日曜日、6月7日だよ?」
「へぇ」
「俺、家に呼ばれたんだ。楽しみだよなー!」
「うん!」
詩織ちゃんの顔が変わった。
「兜坂君、呼ばれたの?」
「ああ。近所で幼稚園の時からの付き合いだもんな! でも久し振りに呼んでもらえた」
「なによそれ!」
「え? どうした?」
突然、詩織ちゃんに突き飛ばされた。
椅子に座っていた私は、床に転がった。
急にそんなことをされたので、痛さよりもショックで身体が動かなかった。
「おい、南野! 何すんだ!」
「あんた、生意気よ!」
「何言ってんだ! 美咲に謝れ!」
「なんでこんなチビに! 兜坂君には全然似合わない!」
「お前!」
タカちゃんが倒れた私をまた私を蹴ろうとする詩織ちゃんを突き飛ばした。
思い切りやったので、詩織ちゃんが倒れた。
タカちゃんはそっちを見もせずに私を抱き起してくれた。
「美咲、大丈夫か!」
「う、うん」
「保健室に行こう。ちょっと擦りむいてるぞ」
「うん……」
タカちゃんに肩を抱かれて、一緒に保健室に行った。
誰かが担任の先生を呼びに行ったのが見えた。
どうなるんだろう。
私が泣き叫んで一緒に入ることもあったけど、学年が上がって来るとそれもなくなった。
私も段々と裸を見せるのが恥ずかしくなってもきたのだ。
そうなんで、一緒に寝ることもなくなっていった。
そのうちに遊ぶのも一緒じゃなくなってきた。
タカちゃんは他の男の子たちと遊ぶようになり、私も女の子同士で遊ぶようになった。
家が近いので、タカちゃんとは登校は一緒で、帰りも時々一緒になることもあった。
タカちゃんが私を誘って一緒に帰ろうと言ってくれると、私は本当に嬉しくなった。
それでも寂しくて時々私は暴れて泣き叫ぶことがあったけど、そういう時にはタカちゃんが自然に傍に来て私を宥めてくれた。
私は寂しくて暴れてしまうのかと思っていたけど、そうではないこともあった。
自分でも感情が抑えきれなくて暴れてしまう。
嫌なんだけど、どうしてもそうなる時があった。
だから段々とタカちゃん以外の友だちはちょっと私を遠ざけるようにもなった。
タカちゃんだけは、私のことをずっと同じように優しくしてくれた。
そんなタカちゃんがますます大好きになり、そのせいで寂しくて暴れてしまうことも増えたかもしれない。
自分でもどうしようもなかった。
タカちゃんとは一緒に遊ばなくはなったが、私とタカちゃんの親同士はずっと仲が良く、一緒に旅行に行ったりもした。
その時は前のようにタカちゃんと一緒に遊んで一緒に眠った。
でも、それも小学校4年生くらいまでか。
その頃には、一緒に寝るとドキドキした。
タカちゃんは全然平気みたいで、私だけがドキドキした。
なんだろうと思った。
もう手を繋ぐことも、抱き着くこともない。
出来なくなっちゃった。
タカちゃんが大好きだけど、身体に触れられない。
ただ、いつもあの綺麗な紫色の瞳を見ているだけになった。
タカちゃんは頭が良くて、綺麗な顔と背が高いので、他の女の子にも人気者になっていった。
タカちゃんが私以外の女の子と楽しそうに話しているのを見るのが辛かった。
クラスの詩織ちゃんと特に仲良くなっていた。
詩織ちゃんは美人で頭がよく、タカちゃんと一緒に学級委員をやっていた。
そして二人ともスラリと背が高く、お似合いの美男美女だった。
みんな、そう思っていた。
時々仲の良い二人が付き合ってると周りからからかわれた。
タカちゃんはいつも否定していたけど、詩織ちゃんは何も言わないでニコニコしていた。
私はずっと背がちっちゃくて、恥ずかしくてタカちゃんの隣に立てなくなっていた。
遠くから、詩織ちゃんや他の女の子と一緒にいるタカちゃんを見ていた。
タカちゃんは詩織ちゃん以外の女の子にも大人気だった。
もちろん男の子たちも一杯タカちゃんの周りにいた。
頭も良くて、誰にでも優しいタカちゃん。
私にも今まで通りに優しく話してくれるタカちゃん。
でも、私はタカちゃんの隣は似合わない。
時々どうしても我慢が出来なくて、また教室で暴れてしまうことが何度かあった。
みんな驚いて泣き叫ぶ私を見ている。
理由を言葉に出来ずに、私はただ暴れて酷いことを口にした。
詩織ちゃんに「死んじゃえ」と言ったことすらある。
タカちゃんはいつも私を抑えに来てくれ、私はそうやって徐々に鎮まった。
落ち着くといつも恥ずかしくてまた泣きそうになった。
何度か突然そうなるので、クラスのみんなはそんな私を怖がるようにもなった。
ああ、私はタカちゃんにも嫌われると思ってまた泣いた。
タカちゃんに嫌われたくなくて、帰りも一緒にならないようにした。
ますます寂しくなった。
「美咲、最近元気ないね?」
ママが私の気持ちに気付いた。
小学校5年生の時だ。
「どうしたの?」
「なんでもない」
ママはすぐに分かったようだ。
「孝道君ね?」
「……」
「やっぱり。最近一緒に帰って来ないから、どうしたのかなって思ってたの」
「タカちゃんはモテるから」
「そうでしょうね」
「私なんかより、お似合いの女の子がいるから」
ママに抱き締められた。
「美咲、孝道君を家に呼ぼうよ」
「え、いいよ……」
「よくないでしょ? ほら、もうすぐ美咲のお誕生日じゃない。孝道君を誘ってお祝いをしましょう!」
「タカちゃんは来てくれないよ」
「そんなわけないよ! 必ず来てくれるよ!」
「そ、そうかな?」
ママが笑って私をまた抱き締めた。
「あんなに仲が良かったじゃない。きっと来てくれる」
「でも……」
「ママに任せて!」
「ほんと?」
「うん、絶対に大丈夫だよ!」
「うん!」
嬉しかったけど、今度はタカちゃんが来てくれなかったらと思うとどうしようもなく不安になった。
小学校の登校は、今まで通り、タカちゃんと一緒だった。
近所の子たちも一緒だったけど、登校の時にはタカちゃんともお話し出来た。
タカちゃんは前と変わりなく私に話し掛けてくれる。
私の唯一の幸せな時間だった。
「美咲、おはよう」
「うん! タカちゃん、おはよう!」
タカちゃんは昔と変わらずに私に接してくれる。
いつだって優しい。
昨日のテレビのこととか、学校でのことを一杯話しながら歩いた。
思い切ってタカちゃんを誘ってみた。
「あのね、今度私のお誕生日なんだ」
「そうだよな! 6月7日!」
「え、覚えてくれてるんだ!」
「当たり前だろう。美咲の誕生日だもん!」
顔が真っ赤になるのが自分でも分かった。
嬉しくて泣きそうになった。
「あ、あのね」
「なんだ?」
「お誕生日のパーティをするの」
「そうか、良かったな!」
「うん、それでね、タカちゃんにも来て欲しいなって」
「ほんとかよ! うん、行く行く!」
「え、ほんと!」
「当たり前じゃん。しばらく美咲の家に行ってないもんな」
「うん、絶対に来てね!」
「おう! ああ、楽しみだぜ!」
「やったぁー!」
その日は一日中嬉しかった。
6月7日は日曜日だ。
その日はずっとまたタカちゃんと一緒にいられる!
昔みたいに!
私がウキウキしていたので、詩織ちゃんが私に聞いて来た。
「佐伯さん、今日はなんだか御機嫌ね?」
「うん!」
嬉しくて仕方がない。
「何かあったの?」
「うん、えーとね」
「なーに?」
詩織ちゃんには何となく話し難かった。
タカちゃんが近くに来て言った。
「もうすぐ美咲の誕生日なんだ」
「あら、そうなんだ。おめでとう。いつなの?」
私が答えた。
「今度の日曜日、6月7日だよ?」
「へぇ」
「俺、家に呼ばれたんだ。楽しみだよなー!」
「うん!」
詩織ちゃんの顔が変わった。
「兜坂君、呼ばれたの?」
「ああ。近所で幼稚園の時からの付き合いだもんな! でも久し振りに呼んでもらえた」
「なによそれ!」
「え? どうした?」
突然、詩織ちゃんに突き飛ばされた。
椅子に座っていた私は、床に転がった。
急にそんなことをされたので、痛さよりもショックで身体が動かなかった。
「おい、南野! 何すんだ!」
「あんた、生意気よ!」
「何言ってんだ! 美咲に謝れ!」
「なんでこんなチビに! 兜坂君には全然似合わない!」
「お前!」
タカちゃんが倒れた私をまた私を蹴ろうとする詩織ちゃんを突き飛ばした。
思い切りやったので、詩織ちゃんが倒れた。
タカちゃんはそっちを見もせずに私を抱き起してくれた。
「美咲、大丈夫か!」
「う、うん」
「保健室に行こう。ちょっと擦りむいてるぞ」
「うん……」
タカちゃんに肩を抱かれて、一緒に保健室に行った。
誰かが担任の先生を呼びに行ったのが見えた。
どうなるんだろう。
2
あなたにおすすめの小説
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
隣の夫婦 ~離婚する、離婚しない、身近な夫婦の話
紫ゆかり
恋愛
オムニバス形式です。
理解し合って結婚したはずの梓、同級生との再会が思わぬことになる雅美、年下の夫のかつての妻に引け目を感じる千晴、昔の恋の後悔から前向きになれない志織。
大人の女性のストーリーです。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
【完結】少年の懺悔、少女の願い
干野ワニ
恋愛
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
勇者様がお望みなのはどうやら王女様ではないようです
ララ
恋愛
大好きな幼馴染で恋人のアレン。
彼は5年ほど前に神託によって勇者に選ばれた。
先日、ようやく魔王討伐を終えて帰ってきた。
帰還を祝うパーティーで見た彼は以前よりもさらにかっこよく、魅力的になっていた。
ずっと待ってた。
帰ってくるって言った言葉を信じて。
あの日のプロポーズを信じて。
でも帰ってきた彼からはなんの連絡もない。
それどころか街中勇者と王女の密やかな恋の話で大盛り上がり。
なんで‥‥どうして?
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
【完結】小さなマリーは僕の物
miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。
しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。
※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)
【短編】ちゃんと好きになる前に、終わっただけ
月下花音
恋愛
曖昧な関係を続けていたユウトとの恋は、彼のインスタ投稿によって一方的に終わりを告げた。
泣くのも違う。怒るのも違う。
ただ静かに消えよう。
そう決意してトーク履歴を消そうとした瞬間、指が滑った。
画面に表示されたのは、間の抜けたクマのスタンプ。
相手に気付かれた? 見られた?
「未練ある」って思われる!?
恐怖でブロックボタンを連打した夜。
カモメのフンより、失恋より、最後の誤爆が一番のトラウマになった女子大生の叫び。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる