異次元

図書館

俺は真っ直ぐな道を１時間歩いた。やがて教会のような古い建物が目に入る。その建物には大きな扉がついていて誰でも通れるようになっている。俺はその扉を手で軽く押してみた。軽く押しただけなのに扉は勢いよく開いた。
中を見るとそこは教会ではなく図書館のようだった。一冊の本に目を通して見るとよくわからない文字で書かれていた。ざっと建物の中を歩き回る。その中でやっと俺が読める本を見つけた。
……魔法の使い方。……剣の扱い方。……妖精の扱い方法。
すべてファンタジー関連のことが書いてある。俺はその一冊を借りていくことにした。受付を探して歩くとカウンターらしきところにさっきの少女が椅子に座ってうとうとしていた。