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本編1
後編2
侍女長は、トウワ・エミューのいる執務室のドアをノックし、出てきた執事にエミューへの面会をお願いした。
「執事長、ご領主様に大事なお話がありますので、お取次ぎお願いします」
執事は頷き、エミューに面会の許可とり、そして出来る侍女達は執務室に入室し、エミューに一礼し、本題を切り出した。
「ご領主様、率直に申し上げます。奥様は、童貞処女ですよね?」
侍女長が直球で尋ねると、さらに侍女のタエも
「朝、ご領主様のキレキレの胸板を見た事を、とっても恥ずかしいと顔を真っ赤にして狼狽える姿が、マジ少女向け創作のヒロインみたいだったんですよ、それで、侍女長様に処女ではないかと進言しました!!」
2人の侍女の突拍子もない発言に
「君たちは、何を言ってるんだ?ロードナ様は妊娠されているんだぞ?それだけで、判断するのは、オカシイだろう」
「ご領主様!その妊娠ですが!王家が何らかの方法で処女の奥様を妊娠させたんですよ!」
「わたしも侍女長様の説に一票です!きっと、何らかの方法で、可愛い奥様のおなかにセイで液したのを埋め込んだと思います!」
エミューは、この2人大丈夫なのかと、誰でも、いいから2人を止めてくれと周りを見たが、さっきまで、いたはずの執事長や部下全員が部屋から、消えていたのだった。
(………嘘だろ!?私を置いて、みんな逃げたのか!?)
◆◆◆
「2人の話は分かった。ロードナ様は、性体験がない童貞処女で!けど、王家による何らかの方法で妊娠してると言うんだな……その前にロードナ様のお子は私の子と思わないのか?」
エミューは額を押さえながら、侍女2人に問うと
「その発想は無理です。ご領主様の性格と生態を考えたら、両想いになってからのステップアップラブラブ♡でゴールインじゃないと、手を出さないと思っております。あと、館にいる使用人もロードナ様のお腹にいるのは王家のシークレットベイビーと分かっております。そして、絶対王家にバラさないぞと皆で結託しておりますよ」
侍女長のノンブレス説明にエミューは、たじろぎながら
「うっまさか、そこまで、館の使用人達に知られていたのか……」
「「はいっ、そうです!!」」
2人の返事を聞いて、ハアッとため息をつくのだった。
◆◆◆
「うぅ、正直、こわいよう、魔力を使った出産でも痛いって本当なの?ノガン」
「ロードナさま、大昔の人間が、まだ上手く魔力を使えないで出産してた時代は、血みどろだったって聞いた事あるヨ、今は魔力で包んだ赤ちゃんを出すから、出血はしないあるから大丈夫よ、けど魔力ですごく重くなるから、ボンッて出す時はみんな悲鳴をあげるね!」
「ぴぎゃあ!!ノガンが酷いよう。ただでさえ、怖いのにボンッてそれっ絶対、爆発してる音だよ!」
「ん?ポンの擬音が良かったあるか?」
「違うから……ノガン」
僕は出産に向けて、ノガンと話をしていると、部屋のドアが、ノックされたので僕は、「はい、どうぞ」と返事したら入って来たのは、トワ様だった。
「失礼する、ロードナ様」
なぜか、トワ様は固い表情で僕を見ていたと思ったら、やがて何かを決心したのか、僕を見つめながら口を開いた。
「率直にお聞きします。貴方は、処女のまま、お子を身ごもったのですか?」
その言われた言葉に、僕の頭は真っ白になった。
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