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蛇術館の徒然

Mobius Cross_メビウスクロス徒然:蛇術館の日常〜最初の午餐〜

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Mobius Cross_メビウスクロス徒然:蛇術館の日常~最初の午餐~
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🐍これはいつかの蛇術館のお話。🐍
※彫刻家メリーが美少女を脱がせてスケッチしたりするシーンがあります。男性向けR15Eくらい?わかりませんがソフトでもそういうのは嫌ってお方はすみませんm(_ _)m
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…あー…
女の子が彫りたい。

彫刻家、三女メリーは常にそう考えている。
蛇術館に召抱えた美女達は皆メリーが一目惚れした粒ぞろいで、同じ娘を何度も彫ることもある。
が、
メリーの美を追求する心は、一所にとどまってはいられない。
女体を彫りたい…しかしどーも召使いの誰をとっても気分が乗らない…そんな日がたまにある。
そんな時は…

「町へ漁りに行きましょう。」

「ハァ~??めんどくせぇわ。」
二女エリーは大抵こう言うので無視していい。

「ん?まあよいであろう?
メリーのモチベーションは我が家の金脈に等しいからな。」
長女シェリーはよくわかっているから助かる。

ここ『蛇術館』は、招待された一部の貴族しか入ることができない美術館だ。
当主はこの魔蛇三姉妹。3人とも髪と身体の一部が蛇と化した化け物だ。

「じゃ、ヒュオラ、支度するわよ?」
メリーが呼びかけると、幼侍女長のヒュオラは
「…はい…♡」
と、しおらしく返事をし、
自らスカートをたくし上げ、三つん這いになって小さなヒップと短い尾を主人につき出す。

「もぅ…いい加減それくらい自分で出来るようにならないとダメよ…?ハァハァ…」
…そう言いつつ自分がやりたい気持ちを隠せないメリー。
それを握り、腰の中にムチムチと押し込める。
尾の先を微かに残して尾てい骨を表現したら、ヒュオラはその形状を記憶する。
元々身体すべてがゲル状の魔物であるヒュオラは、尾だけではなくこうして全身をメリーによって造形された。
今の姿はそれを頑張って保っているに過ぎないのだ。
あとは前髪の蛇を櫛でとき分け、巨大ツインテールの先の大蛇の頭はフリルのついた布袋を被せれば外出の準備は完了。

そうしているうちに三姉妹は、シェリーが甲冑の下半身に変身。エリーが上半身に変身。メリーが仮面兜に変身して、『ゴルゴーン彫伯爵』と呼ばれる姿を完成させる。


今日は帝都の下町寄りな場所に来てみた。
ゴルゴーン達は勿論目立ちまくっているが、その存在感は一部で、名物や吉凶の兆しとして噂になっている。
シェリーが下半身として適当に歩き、メリーが仮面の奥から町娘を物色する。

…豊満なバスト…
…メリハリのあるボディライン…
スラリと長い手足…
今日はなんとなく、セクシー系を求めている気がする。
どこかに居ないか…。
セクシー系なら栄養状態の良い貴族街側に行くべきだったか?
いやしかし向こうはデブが多いしな…。
などと考えていると…。

(「…!
シェリー、ストップ!」)
ふとメリーの目に止まったパン屋。このあたりでは評判の店。
そこの看板娘にピクリとキた。
遠目から様子を覗う。

快活な挨拶。しかし仕草に見えるなよなよしさ…。

(「…寄って!」)

少しずつ近づく。
背は小さめで体型は細い。何より色々な所が控えめで、最初に求めていたものとは明らかに違う…

が、

(「っか、カワイイイイイイイ!!!ハァハァ…!」)
メリーが小声で発狂した。

(「こ、これ!荒ぶるな静かにしろ!あの娘で良いのだな…?」)
シェリーが確認を取る。

メリーは仮面兜をカチャリと鳴らして肯いた。
…そうか自分はキュート系を求めていたのか!

供給の質が需要を変質させた瞬間である。

「ゎ…い、いらっしゃいませ~!素敵な甲冑の騎士様!どのようなパンをお求めですか?」
パン屋の娘は迫る巨甲冑に目を丸くしつつ、元気よく訊ねた。

シェリーはゴルゴーンとして声色を変え、言う。
「この店で一番安価なパンを貰おう。」

「…ふぇ?…は、はい!
こちらです。銅貨1枚になりまっす。」
パン屋の娘は、豪勢な身なりの割にお金無いのかな…?と思った。

するとゴルゴーンは銭を差し出す前にこんなことを訊ねた。
「美しい娘よ、お前の夢はなんだ?」

「ぬぇっ…な、なん…すか…急に言われましてもぉ…」

「思いつきでよい。どんな突飛なことでも。早く答えよ。」

「う…んと…?
お金持ちでイケメンの貴族様のお嫁さんになりたい!…とか?///」

「買った。」
ドカッと巨大な拳をカウンターに置き、開くと…そこには黄金色に輝く硬貨があった!しかも5枚!

「!?…き、貴族さま…?お金の種類間違えてるっすよ…?」

「これでよい。パンとお前を買うのだからな。」

「!!?
…お!お父さぁぁんッ!!」
娘は店の奥に駆けていった…。

ほどなくして、娘は父母を連れて再び出てきた。
「なんでやんすなんでやんす?!
お、お貴族さまぁ!からかってもらっちゃ困るでやんす!」
「あたしどもの娘を買いたいだなんて本気ですか??」

「いかにも。美貌と働きぶりが気に入った。どうしても欲しい。」
ゴルゴーンの迫力に押されはするものの、愛娘をそう簡単に売り渡すなどということが…

「よ…
良かったでないのあんたぁ!胸も小さいうちの子が…!」
「ああ…!顔は可愛いのに胸が大きくならないから心配してたが…!」
「ガーンッ!気にしてることを…
マジすか?あたし、売れちゃうんすか?!」

戸惑いを隠せない看板娘にゴルゴーンはダメ押しする。
「ふふふ、三食風呂付き、“仕事”のできが良ければ特別給金も出る。今より裕福な暮らしができることは約束しよう!」

「…!!」



こうして見事に売れてしまった看板娘は、ゴルゴーンとヒュオラに連れられ蛇術館の門をくぐる。

「おかえりなさいませ主様。ヒュオラ様。」
玄関を開けると案内嬢と見られる使用人が一人出迎える。

…キレイな人…。

巨大なゴルゴーンや小さなヒュオラに誘われここまで来たものだから、館の人間も普通じゃないんじゃないかと心配していた元看板娘は、普通の美人の登場で少し安堵した。


そしてヒュオラが住人紹介をする。
「蛇術館にはいっぱい使用人が居る。
先輩は皆えらい。ゆうことをよくきくこと。

私はヒュオラ。侍女長。使用人の中で一番えらい。ゆうことを聞かないと溶か…痛い目にあう。

当主はゴルゴーン様…。主様のゆうことは、絶対。

貴女。後輩の面倒みてあげて。」
ヒュオラがそう言うと、


玄関を施錠した“先輩案内嬢”が肩に手を置き
「よろしくね。初めは戸惑うこともあるかもしれないけど、大丈夫よ。」
と言ってくれた。

…良い匂い。お風呂付きというのも本当らしい。さすが貴族の館!
これからの生活に期待が膨らむ!

すると再びヒュオラが言った。
「じゃ、これからいくつか質問するからウソつかないで答えてね。」

「は、はいっす!」

「好きな食べ物は?」
「麦粥っす!」
「(パンじゃないんだ…)他には?」
「好きっていうか…祭で一回だけ貴族様に振る舞われたオムレツ…?っていう卵料理は美味しかったっすねぇ~♪」
「苦手、食べれない食材は?」
「貝類だけっす。」
「料理できる?」
「パンの仕込みと焼きなら!」
「掃除できる?」
「飯屋は衛生管理が命っすから!」
「魔物を見たことある?」

「は…
…?魔物…?オークとか、トトロールとか…?おとぎ話でしか…」

「ふむ…そういうの怖いと思う?」

「えっ…と…よくわかんないっす…?」

その応えを聞き、ヒュオラはツインテールの先の布袋を取って大蛇の双頭を露わにする。

…ポカン…と状況が飲み込めずにいると、先輩案内嬢が背後から両肩に手を置いてきた。
「大丈夫よ。怖くないわ?」

戸惑っているうちに、ヒュオラは畳み掛ける。
「これが魔物。人間なんてお皿に乗ったカタツムリ( のように簡単に潰せる )。でも私達は優しい。ゆうことちゃんと聞けば優しくする。うん。貴女はえらい。私のこの姿が大丈夫なら主様の本当の姿も大丈夫。
さあ、主様…」

話を振られると、ゴルゴーンの頭、胴、足は光りながら3人の魔物に姿を変えた。

足が無数の蛇の女…
両腕が大蛇の女…
顔が蛇の女…!!!

「…私、メリー。貴女の主よ…?
ハァ…ハァ…、さ、最初の仕事よ…!
き、来なさい…!」
蛇顔の女が話しかけてきた…!

よりによって一番怖いのが…
目が血走ってて息が荒い…どう見てもヒュオラより怖い!
メリーはついて来いと言うが、足が竦んで動けない。。

するとヒュオラが手を引っ張ってきた。
「…早く。ゆった筈、メリー様のゆうことは、絶対。逆らったら溶かす。」

背後の先輩案内嬢も押しながら囁いてくる。…まさか…この人も…?
「わたくしは人間だから安心して?変に逆らわなければ身の安全はわたくしが保証する。だから大丈夫よ。」

人間の先輩が居る…それが唯一の支えとなり、先輩と、魔物達に連れられてゆく。
道中ヒュオラが「主様達や私の正体は絶対口外禁止」「アトリエにはモデルの時以外絶対入らない掃除もダメ」など諸注意を述べていたが、不安と恐怖にこわばる新人にどこまで入っているかは謎。

ほどなくアトリエに到着した。
広い、物凄く散らかったその部屋に入ると、メリーは慣れた手付きでスケッチブックと炭のペンを拾い上げこちらに向き直った。


「…じゃあ、ここで服を脱ぎなさい。」


先程までのおどろおどろしい雰囲気とは一転、獲物を前に研ぎ澄まされた狩人のような雰囲気に豹変したメリー…。


「ヒィ…ン…た、食べないで……」
こわばる新人をジト見しながら、ヒュオラがメリーに提案する。
「…ハァ…。
メリー様、私が脱がせましょうか…?」


「いいえ。それじゃ駄目。
私、恐怖顔は好きじゃないの。

…貴女。モデルとしては優秀だから。その娘の緊張をほぐしなさい。」
メリーが指名すると


先輩案内嬢はコクと頷き…
「見てて。」
と新人に優しく言うと、自らのエプロンドレスをおもむろに脱ぎ落としてしまった…!

うわ…躰めちゃキレイ…


「これは此処では普通のお仕事よ。皆やってるの。お仕事だから恥ずかしがらなくてもいいのよ?」
先輩の後押しには自信と説得力を感じる…

見惚れていると、先輩はそのまま手を取りつつ新人の服の留め具を一つ外した。
「覚悟はできたみたいね…?良い子よ?」

抵抗していいのか判断が鈍る中もう一つ…
あと一つ外せば全て脱げてしまうだろう。

「…あっ…ま…って…ください…///髪留め、とか…先に外さないと…///」
新人は直前になってやっぱり怖くなり、悪あがきまがいにそう言った。

「いい。髪型は個性だから残して。」
メリーがバッサリと切る。

そして最後の留め具は、先輩が新人の手を取って自分で外させた。


パサリ…

「…っ///」


「フゥ。初めての娘って皆そう…今更手で隠してどうするの?」

「…だ、だって…やっぱり…恥ずかしいもん…///」

「いいわ。脱げてえらいじゃない。
次は、意識をわたくしに向けて、わたくしのポーズを真似してみて…?」
そらしていた目を先輩の方に向けると、先輩は両肘を上げ、後ろ髪をかき上げるような…顕になった女の部分を含めて実に蠱惑的なポーズを取っていた。

「さ、わたくしもやってるから大丈夫…。貴女も…。恥ずかしがらなくてもいいのよ。すぐ慣れるわ。」


「まぁこれも醍醐味だけどね。
まだ貴女には、イーヴの犯した罪が残ってるだけ。だから恥ずかしい。
でも私が、貴女を描き、彫り、貴女が罪から開放された姿を石にすることで、少しずつ、貴女の罪は癒えていくの。
ま~1ポーズめはこれでいいか…」
…メリーが何を言っているのか新人には理解できなかった。

そんなことは構わず、メリーはスケッチブックを構えてペンを走らせ始めた。
「いいわ~…貴女可愛いわ~…」
メリーはうわ言のように話しかけながら手は止めずに近づいてくる…

…チロッ!

「ひゃぁんッ///」
新人は変な声が出た。
メリーが顔を寄せたと思ったら、その蛇舌で新人の躰を舐めた、舐め続けているのだ。

先輩がその行為について解説してくれた。
「大丈夫よ。メリー様は時々そうやってモデルの形を測るの。目で見るより正確なんですって。」

「…ッ…///」
…そうは言われても…この温かくも冷たくもない、それでいて自分とは異なる体温を持ち、少しだけ濡れた生物が…自分の躰の凹凸をなぞっていくなんて…
新人は舌が触れる度、躰をビクッビクッと震わせた。

羞恥とくすぐったさに耐えながら姿勢の維持に疲れを感じ始めた頃、メリーが言葉をかけてきた。
「は~いじゃあ動いていいわよ~。」

…え?終わり?
けっこう早いんだな…
新人は膝を曲げ肩を動かして少しリラックスした。


じーーーーーーー…


…見てる!メリーめっちゃ見てる!///


スケッチしている時以上の熱視線に新人が困惑していると、また先輩がその行為について解説してくれた。
「今は休憩も兼ねた“ムービング”という時間よ。
モデルがゆっくり動いたり体の向きを変えたりするのを見て、創り手は貴女が一番美しく見えるポーズを探すの。
メリー様?目が乾いてしまわないようご注意下さいませ。」
「はいは~いありがと。
…ささ、動いて動いて。座ってもいいから。」

「こんな感じよ」
先輩は慣れた感じですじや関節を伸ばしたり、座ったり寝たり立ち上がったりしながらゆっくりと舞った。

…ヤダ///…先輩そんな動き方したら…
見えちゃう…時々見えちゃってるっすよ…?///
…あれ?///恥ずかしくないの?あたしが恥ずかしがり過ぎなのかな…?女しかいないし…?

色々な所が若干麻痺してきた新人。ぎこちなさはあるが先輩を真似て動く。


「ああ~。カワイイ、すっごくかわいい。」
メリーは凝視しながらしきりに感嘆を漏らした。あんまり誉めてくれるものだから新人も無意識にノり始めていた。

「ねぇ…もうさっきから何回か見えてるからさ…どうせならちゃんと見せなさい。
確かめたいの。かわいい貴女の一番女の子らしい部分を見せて?」
メリーの煽惑に、否定するでも肯定するでもなくただただ吐息を漏らす新人。潤んだ瞳は焦点が外れ始めている…。

そこにトドメを刺したのは先輩だった。
「初めてだから仕方ないわ…?わたくしも手伝ってあげる…恥ずかしいなら、私のせいにすれば大丈夫よ…」
そう言って新人の最後の大切な所を隠す手に手を優しく重ねた。
そして…


「…ぁ…///」


鼻から息を呑んでメリーが語りだす。
「…キレイ。カワイイ。美しい。
貴女は今、原罪を犯す前の女に戻っている。神が定めた罪に、人が自力で討ち克っているのよ?その証を私がこの世に残す…。
さあ、今この瞬間だけでも、恥じらいの心が溶けて無くなるくらい…
創り尽くしてあげる。

とりあえず100回スケッチするから大きくは動かないでね。

そっか~こんな感じだったなぁ…今度ヒュオラに応用しよ。

ふ~ん…
なるほど…」

そこからはどうされたのかよく覚えていない。



108枚のスケッチをものの数分で終わらせ、今日のところは開放された。
(ちなみにこの後の工程は、躰の細部までインプットしたところで一度石にアタリをつけて削り出し、後日また呼び出しては観察して石に還元、また思考を寝かせ、また後日観察·還元…これを繰り返し、メリーは6日ほどで生き写しを完成させるらしい。)


後輩は疲れ果て、支給されたエプロンドレスを着てから意識が正常に戻るまで小一時間かかった。

先輩が慌ただしく手を引く!
「ぽーっとしすぎよ!
小間使いは主達の午餐(昼食)が終わったら、片付けながら自分達の食事を手早く済ませないといけないの!」

「は、はいっす先輩!;」
…あんなことの後なのに切り替えが早い…これがキャリアの差か…

食堂の扉の前まで来て先輩は後輩を前に出させ肩を持った。
「さ、他の先輩方に挨拶よ!元気よく行きなさい!」
「は、はいっす!!」

ガチャッと扉を開け、勢いで
「ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いしまっすっ!!」
と頭を下げると…


パチパチパチパチーと拍手が巻き起こった。
またもやポカンとする後輩。

先輩が後ろから事情を明かす。
「おめでとう♪ささやかだけど、歓迎パーティよ!主様達には内緒ね?」

テーブルには豪華な料理。周りには祝福する先輩達。
感動フリーズしている後輩は、そのまま席に誘われた。

すると奥からヒュオラが、皿と銀の丸蓋(クローシュ)を持って現れた。
「おめでと。貴女の為のメインディッシュもってきた。お早めに。」

「ふえぇ…侍女長様まで…!ありがとうございまっすぅ!!」

「どぞ。」

パッカーン


「オッ?!…オ、オ…、オ…ッ…オムレツだぁ!!☆
食べていいんすか?!♪」

「冷めないうちにどぞ。」

しゅく、、カチャンとスプーンを入れる。

アムっ…

「~~~~っ!☆!っうまっ!!」

オムレツの中に粥!上にかかっているのはオエノガルム(魚醤に少量のワインを加えたソース)?芳醇な風味と濃厚な塩味が柔らかな玉子と一緒になって口の中が幸せだ…。

「貴女の好きな物てきとーに混ぜた。オムかゆ。」

「天才?!」
後輩は美味しい料理をたらふくいただき、皆と自己紹介や談笑を楽しんだ。
…ヤバイ…あたし幸せになっちゃうかも…

最後に先輩からのアドバイス。
「食べ過ぎちゃだめよ?メリー様は体型管理に厳しいんだから。貴女のこと気に入ったみたいだし、次またいつ呼ばれるかわからないわよ?」

「さっすが先輩!気をつけまっすぅ!
…先輩…凄かったすもんねぇ…♡」

「ッ///
あ、あの時以外にその話はやめなさい///
わ、私はあの仕事に誇りを持ってるから…!質を落とす訳にはいかないのよ…!」

「かっこいいっす…また、色々教えて下さいね、先輩!
料理とかも!」

「ぅぐ…!か、考えておくわ…?
…そう言えばまだ言ってないことがあったわね…」

「??…なんすか??」

「ようこそ。蛇術館へ!」


こうして蛇術館の洗礼をうけた後輩使用人は、新たな人生を歩みだしたのである。

see you
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