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第1章
第3話
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火が安定してきた頃、恐る恐る水の入った壺をその上にのせてみる。沈殿させたのは1回だけではあったものの、ある程度土砂は取り除けていてよかった。
これなら何とか飲めそうではあるとは思う……が、もしこれで壺が割れてしまえば私の努力は無に帰すわけで、ドキドキしながら底にすすのついていく壺を眺める。
壺は本当に凄いと思う。まず火をこのように使うことができる道具を編み出したというのが革命だ。それ以前は汁物とかは存在しなかったのだろうな。
そうぼんやり考えながら、赤く燃え盛る焚火を眺めていると、今日の食事がないことに気が付いた。
おなかも減ってきているし、何か食べたいところである。別に食べなくても何とかなるのだろうが、何度でも言う。飢えは怖い。
人間飢えているときは何をしでかすかわからないから。できるだけ腹には何かを入れておきたい。
「何か探しに行こうか」
椅子の代わりに使っていた倒木から立ち上がり、くべていた太めの枝を松明の代わりに1本取る。少し暑かったが、直接火に手を突っ込んでいるわけではないので何とかなった。
それよりも服が燃えてしまいそうで怖い。私の持っている服はこの1枚きりだから、もしこれが燃えてしまえば私はしばらく裸でこの森の中を彷徨うことになってしまう。町なんて出れたものではない。
あたりは暗く、そこにあるのは1つの松明の光だけ。様々な鳴き声入り乱れる森の中を焚火からあまり離れないように進んでいく。
よくよく考えれば、魔法で明かりでもともせばよかったと思うが、まあこういうのは雰囲気が大事なのだ。松明を持って森を彷徨うというのはなかなかにテンションの上がるものだろう?
こうでもしてテンションを保っていなければ発狂して気を失ってしまいそうだ。
よくわからないこの森の中にいるというだけでも、私は体が震えてしまいそうなほどの恐怖を常に感じているのだ。
おそらく動物を狩ることは不可能だろう。時折地面を歩いている芋虫、食べれるのだろうが私は食べる気にはなれない。昆虫食は本当に極限の状態以外ではしたくはない。
さすがにまだそこまで追いつめられているわけではないのだから、ここは現実世界と同じような食物を口に入れたいところである。
「……これは、里芋?」
焚火の周りをくるくる回るように歩くと、楕円形で一部が欠けた大きな葉っぱが目に入った。これは以前テレビなどで見ていた里芋と一致している。
里芋は根っこが美味しかったと思うんだよね。煮物とかでも食べれたと思うけど、サラダとかで食べたりとかもするらしいし生でも行けると思うのだけど、少し怖いので焼いて食べてみたいと思う。
ここでも魔法を使えばいいとは思ったのだが、まだあまり勝手がわからないので今回はやめておくことにした。おとなしく引っこ抜くことにする。
茎が太いし、地面がふかふかで柔らかいのでおそらく簡単に抜けるはずだ。
幸いそれほど焚火からは離れておらず、うっすらとではあるものの光は届いているので、燃え移らないように松明は軽く地面に穴を掘ってそこに埋めた。
土付近を掴み、勢いよく持ち上げると簡単に引っこ抜くことができた。
だが、思っていたようなたくさんの卵状のものが付いている根っこではなく、どちらかというとチューリップの球根のような見た目の茎であった。
多分これは里芋ではなくて似たような種類のハスイモなのだと思う。
ハスイモは茎の部分を食べるらしいし、確か生で行けたと思う。茎の部分持ち帰って焚火の周りで食べよう。軽く火を通してみたのも食べたい。
先ほど水を汲んだ沢へと向かい、バシャバシャと水で着いてきた土を洗い流す。
おなかがすいているためにすごくよだれが出てくる。早く食べたい!とおもうが、塩や醤油がないのが少し寂しいと思う。
焚火のところまで持ってきて、何本かちぎって来た茎の半分をすべて燃えてダークマターが誕生しないように注意しながら火にかける。
少しあぶるくらいでいいはずだ。
少し時間があるはずなので、今のうちに火にかけておいた水の入った壺をチェックしておく。
壺の中からはポコポコ音が鳴っているので、おそらく煮沸は完了しているはずだ。あとはこれを飲める程度の温度へと冷やしてごくごく行きたい。
「あちッ、あちち……」
それはずっと火にかけられていたのだから壺も熱くなっているわけだが、喉の渇きの力で何とかこぼさずに取り出すことができた。
倒れないように地面の中に4分の1ほどを埋めておいた。埋める前にさっと壺の周りに目をとして見たが、亀裂のようなものは入っていなかったため、どうやら耐熱性のある壺はうまくできていたらしい。
これで何とか生活の質は上げられそうだ。
もしかしたらこれを応用すればフライパンのようなものも作れるかもしれない。どうにかしてお肉が手に入ればやってみたい。
そうこういろんなことを考えているうちに、茎の方もいい感じだ。
「あちッ、あちち……」
壺と同じくこちらも熱い。
何とか枝を使って取り出した枝を熱いのを我慢しながら手に取ってみると、少ししなッとしていていい感じだ。
ただ、同時に少し手にピリッとした違和感を覚える。おそらく引っこ抜くときにどこか怪我でもしてしまったのだろう。
「まぁいいや!いただきまーす!」
冷めないうちに加熱したほうに一気にかぶりつく。
その瞬間口の中に強い刺激が走った。もしかしたら毒のあるものを食べてしまったかもしれないという考えが頭の中をよぎったが、あまりの刺激に驚き、思わず飲み込んでしまった。
飲み込んでからどんどん志向が加速していき、額から冷たい汗がジワリと出てくる。
そんな中で、以前見たこんなニュースを思い出していた。
『クワズイモによる食中毒』
クワズイモは里芋やハスイモに似たものだが、強い毒性があって食べてはいけないという。誤って口にしてしまうと、嘔吐や下痢、麻痺などの症状が出てしまう。
その記憶が正しいものであるかと思い知らせるように、口の中に続いておなかにも刺激が走る。激痛だ。
おそらくこれはハスイモなんかではなかったのだ。現実世界とこの異世界での違いがあり、まったく同じようなものではないのだろうが、おそらくこれは現実世界でいうところのクワズイモで間違いないだろう。
徐々に強くなってくる吐き気。少しでも症状を和らげようとまだ熱い水を口に含んでやけど覚悟で口をすすぐ。
多少口の中の痛みは弱まったものの、依然として吐き気は続いている。
飲み込んでしまったが最後、おなかを割って取り出さない限りはこの辛さは続くだろう。
「やらかしたッ……」
そう弱弱しくつぶやく。あまりの辛さに叫びたくなるが、叫ぶような元気などすでに失われてしまっている。
私の記憶が正しければ、クワズイモは切ったときに出る汁に触れるだけでも肌に異常を生じるらしい。
先に少し肌に当てるなどして毒性を確認すればよかった。ここは以前のような安全な食事を好きなだけとれるような環境ではない。
自分の身は自分で守らねばならないのだ。
これなら何とか飲めそうではあるとは思う……が、もしこれで壺が割れてしまえば私の努力は無に帰すわけで、ドキドキしながら底にすすのついていく壺を眺める。
壺は本当に凄いと思う。まず火をこのように使うことができる道具を編み出したというのが革命だ。それ以前は汁物とかは存在しなかったのだろうな。
そうぼんやり考えながら、赤く燃え盛る焚火を眺めていると、今日の食事がないことに気が付いた。
おなかも減ってきているし、何か食べたいところである。別に食べなくても何とかなるのだろうが、何度でも言う。飢えは怖い。
人間飢えているときは何をしでかすかわからないから。できるだけ腹には何かを入れておきたい。
「何か探しに行こうか」
椅子の代わりに使っていた倒木から立ち上がり、くべていた太めの枝を松明の代わりに1本取る。少し暑かったが、直接火に手を突っ込んでいるわけではないので何とかなった。
それよりも服が燃えてしまいそうで怖い。私の持っている服はこの1枚きりだから、もしこれが燃えてしまえば私はしばらく裸でこの森の中を彷徨うことになってしまう。町なんて出れたものではない。
あたりは暗く、そこにあるのは1つの松明の光だけ。様々な鳴き声入り乱れる森の中を焚火からあまり離れないように進んでいく。
よくよく考えれば、魔法で明かりでもともせばよかったと思うが、まあこういうのは雰囲気が大事なのだ。松明を持って森を彷徨うというのはなかなかにテンションの上がるものだろう?
こうでもしてテンションを保っていなければ発狂して気を失ってしまいそうだ。
よくわからないこの森の中にいるというだけでも、私は体が震えてしまいそうなほどの恐怖を常に感じているのだ。
おそらく動物を狩ることは不可能だろう。時折地面を歩いている芋虫、食べれるのだろうが私は食べる気にはなれない。昆虫食は本当に極限の状態以外ではしたくはない。
さすがにまだそこまで追いつめられているわけではないのだから、ここは現実世界と同じような食物を口に入れたいところである。
「……これは、里芋?」
焚火の周りをくるくる回るように歩くと、楕円形で一部が欠けた大きな葉っぱが目に入った。これは以前テレビなどで見ていた里芋と一致している。
里芋は根っこが美味しかったと思うんだよね。煮物とかでも食べれたと思うけど、サラダとかで食べたりとかもするらしいし生でも行けると思うのだけど、少し怖いので焼いて食べてみたいと思う。
ここでも魔法を使えばいいとは思ったのだが、まだあまり勝手がわからないので今回はやめておくことにした。おとなしく引っこ抜くことにする。
茎が太いし、地面がふかふかで柔らかいのでおそらく簡単に抜けるはずだ。
幸いそれほど焚火からは離れておらず、うっすらとではあるものの光は届いているので、燃え移らないように松明は軽く地面に穴を掘ってそこに埋めた。
土付近を掴み、勢いよく持ち上げると簡単に引っこ抜くことができた。
だが、思っていたようなたくさんの卵状のものが付いている根っこではなく、どちらかというとチューリップの球根のような見た目の茎であった。
多分これは里芋ではなくて似たような種類のハスイモなのだと思う。
ハスイモは茎の部分を食べるらしいし、確か生で行けたと思う。茎の部分持ち帰って焚火の周りで食べよう。軽く火を通してみたのも食べたい。
先ほど水を汲んだ沢へと向かい、バシャバシャと水で着いてきた土を洗い流す。
おなかがすいているためにすごくよだれが出てくる。早く食べたい!とおもうが、塩や醤油がないのが少し寂しいと思う。
焚火のところまで持ってきて、何本かちぎって来た茎の半分をすべて燃えてダークマターが誕生しないように注意しながら火にかける。
少しあぶるくらいでいいはずだ。
少し時間があるはずなので、今のうちに火にかけておいた水の入った壺をチェックしておく。
壺の中からはポコポコ音が鳴っているので、おそらく煮沸は完了しているはずだ。あとはこれを飲める程度の温度へと冷やしてごくごく行きたい。
「あちッ、あちち……」
それはずっと火にかけられていたのだから壺も熱くなっているわけだが、喉の渇きの力で何とかこぼさずに取り出すことができた。
倒れないように地面の中に4分の1ほどを埋めておいた。埋める前にさっと壺の周りに目をとして見たが、亀裂のようなものは入っていなかったため、どうやら耐熱性のある壺はうまくできていたらしい。
これで何とか生活の質は上げられそうだ。
もしかしたらこれを応用すればフライパンのようなものも作れるかもしれない。どうにかしてお肉が手に入ればやってみたい。
そうこういろんなことを考えているうちに、茎の方もいい感じだ。
「あちッ、あちち……」
壺と同じくこちらも熱い。
何とか枝を使って取り出した枝を熱いのを我慢しながら手に取ってみると、少ししなッとしていていい感じだ。
ただ、同時に少し手にピリッとした違和感を覚える。おそらく引っこ抜くときにどこか怪我でもしてしまったのだろう。
「まぁいいや!いただきまーす!」
冷めないうちに加熱したほうに一気にかぶりつく。
その瞬間口の中に強い刺激が走った。もしかしたら毒のあるものを食べてしまったかもしれないという考えが頭の中をよぎったが、あまりの刺激に驚き、思わず飲み込んでしまった。
飲み込んでからどんどん志向が加速していき、額から冷たい汗がジワリと出てくる。
そんな中で、以前見たこんなニュースを思い出していた。
『クワズイモによる食中毒』
クワズイモは里芋やハスイモに似たものだが、強い毒性があって食べてはいけないという。誤って口にしてしまうと、嘔吐や下痢、麻痺などの症状が出てしまう。
その記憶が正しいものであるかと思い知らせるように、口の中に続いておなかにも刺激が走る。激痛だ。
おそらくこれはハスイモなんかではなかったのだ。現実世界とこの異世界での違いがあり、まったく同じようなものではないのだろうが、おそらくこれは現実世界でいうところのクワズイモで間違いないだろう。
徐々に強くなってくる吐き気。少しでも症状を和らげようとまだ熱い水を口に含んでやけど覚悟で口をすすぐ。
多少口の中の痛みは弱まったものの、依然として吐き気は続いている。
飲み込んでしまったが最後、おなかを割って取り出さない限りはこの辛さは続くだろう。
「やらかしたッ……」
そう弱弱しくつぶやく。あまりの辛さに叫びたくなるが、叫ぶような元気などすでに失われてしまっている。
私の記憶が正しければ、クワズイモは切ったときに出る汁に触れるだけでも肌に異常を生じるらしい。
先に少し肌に当てるなどして毒性を確認すればよかった。ここは以前のような安全な食事を好きなだけとれるような環境ではない。
自分の身は自分で守らねばならないのだ。
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