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???ひーと、?
拝啓、お元気ですか。天国のママ、パパ、長男の兄さん、山口の姉さん夫婦、大阪の兄さん夫婦。俺はすこぶる元気です!!
俺のぶっ倒れ事件から早3週間が過ぎようとしている7月中旬な今日この頃。俺の体調面は健康そのものです。と言うわけでもないのですが、、、、
「おい、変態小説家、、、、」
「なんだ、朔羅」
「腰がいてーんだけど、お前のせいなんだが」
「それはお前がもっと、と言ったからだろ」
「言った覚えねーよ!!!!!!」
コーヒーを飲みながら平然とした姿勢で言うこの馬鹿フユこと、俺の同居人兼恋人であり小説家であらせられる村瀬冬人大先生だ。
昨夜も、仕事が終わったからと言って、抱か、、、、れたんだよ。良い加減にしろよ、こっちは今日バリバリに仕事あんだよ。と思いながら食器類を洗う。
「お互いに気持ち良かったから、良いだろ」
「良くねーよ!、、、てか、今日俺病院行くから」
「?、、あぁ、定期検診だっけか?」
「うん、変わってるかもしれないし、細胞の変化とか調べるって」
「そうか、、、、その後に仕事か?」
「うん、!成太君に送って貰うから、、、じゃ、行ってm ちょッ、何してッ 」
タオルで手を拭いて、リュックを持って行ことした瞬間、背後から抱きついて来るフユさん。その触り方は優しいけど服の下に手を入れるし、変態的で、、、、
「ちょッ、ダメッ、俺、行かなッ、きゃッ、、、ぁッ 」
「少しは良いだろ?」
「良く、なッ、、、んッ、、、ふッ、、、ぅッ 」
「欲しいだろ?」
「欲しくッ、、な、いッ、、、ぁッ、、、ァッ 」
「もっと、欲しいか?」
エロく触ってきて抵抗してるのに離してくれなくて、、、、、気持ちいいと恥ずかしいが合わさって、持っていたリュックでフユさんの顔にダイレクトアタックをかまして即座に家を出る。
「今日はマジで、無理!!」
「う゛」
それから、タクシーを捕まえて病院まで行き、診察を受ける。1週間半前に受けた時はそれなりに変わってはなかったので、大丈夫かな、と思っていたが、、、、
「発情期、そろそろ来ますね、4日以内に、、、、」
血液検査の結果を見ながらそう言って来る俺の担当医。俺は何を言われたのかが分かったけど理解は出来なかった。
「、、、、は?」
「だから、発情期が」
「いや、それは分かってるんですけど、なんで、来るって分かるんですか!?」
「Ω細胞が異常にこの前測った時より多い、それもこれはΩとしての体質が活性化されてるので、発情期だと分かるんです」
と、冷静に俺に言って来る担当医。流石頭良い、因みに、担当医の名前は古村さん32歳である。優しい雰囲気だがαらしいのでそれなりに緊張はする。
「橋本さん、今まで発情期起こした事ないんですよね?」
「ぁ、はい、俺成長遅い方で、、」
「多分ですが、Ⅱ型からⅢ型に急激に変化した事で、それに伴って、短期間で体を変化させ発情期を起こす体にした、のかもですね」
「そうですか、、、、あの、発情期って確か、1週間ぐらいあるんですよね?」
「えぇ、期間はピッタリ1週間、抑制剤を飲んでいれば、抑える事は出来ますが、今回は絶対にダメです」
「、、、、ぇ?、なんで、ですか?」
ニコッと言うがその目は「絶対に飲むんじゃねーぞ」って顔をしている。俺はビックリしながら、真剣な目で聞く。
「今回は初めての発情期です。無理に薬で抑えたりなんてしたら、次回はもっとヤバい発情期になりますし、体調が悪化してまた倒れて入院なんて事、ありますから」
「ゎ、分かりました」
「それと、もし、外で発情期を起こしたりしてしまった場合、チョーカーは鍵付きのにしておいて下さい。故意に他のαが噛み付いて、番になんてなれませんし、嫌でしょ?」
「はい、分かりました」
番と言う単語を聞いて、少しドキッとしてしまった。発情期中の性行為中に頸や首元を噛む事で、番になれる。
もし、フユさんに噛まれれば、番に?
“フユさん、俺の噛んで?“
“フユさんのに、なりたい“
“フユさんの種、欲しい“
!!?!?何俺今気持ち悪い妄想してんの!!!?気持ち悪!!俺じゃねーよ!!これ!!
「違う、これは俺じゃねー (ボソッ 」
「1人で変な妄想するの辞めて下さい、と言ってもですが、辛かったら1錠薬を飲むのであれば許可します」
「ぇ?ぁ、はい、分かりました」
そうして、定期検診は終わり病院まで迎えに来た成太君の車で事務所のレッスンスタジオに入る。そこには、既に、、、、
「朔~、遅かったな~、そろそろ始まるところだったぞ~」
「ごめん、玲央、すぐ着替える」
「そう言ってる玲央だってさっき着いたばかりだろ」
「マコさん、、、、マコさん?」
俺はリュックからレッスン着に着替えている最中に、マコさんこと高宮真琴が居て驚く。仕事が多く1番忙しいとも言える人が居たから、ビックリ。
「なんだ?」
「いや、マコさんが居るのがビックリして」
「今日はたまたま他の仕事がなかったんだ、」
「そっか、、、、」
「みんな揃った事だし、そろそろ新曲のダンスの振り覚えと、今度のライブのダンスの振りを覚えようね」
着替え終わると成太君にそう言われて、俺達は振り覚えを始める。ライブは8月~10月の36公演で夏休みからの開催だ。
「無理、、、、死ぬ」
「、、、、糸、まだ初めて1時間半しか経ってないけど、?」
振り覚えを初めて1時間半でぶっ倒れている糸。俺はタオルで汗を拭きながら、糸に近づく。糸にタオルを差し出しながらしゃがむ。
「糸は体力ないんだよなー、ねぇ、?律さん!」
「まぁね、、俺と玲央は体力派で、碧と糸はないから」
「俺だって多少は体力あるって」
みんなそんな話をしている。俺達のグループは全員一応ダンスと歌は出来る。と言っても、元々は全員子役上がりの為、グループ出来た当初8年以上前は、全員ダンスなんて出来なかった。
訳ではなく、我らが年長組の律さん、碧さんは高校がダンス部だったのでダンスは出来る。
俺とマコさんは元からドラマの中でダンスをしていた事もあり、ダンスと歌の両方はグループの中でも出来る方。
で、糸は歌は得意だがダンスは長時間踊ったり難しいのは出来ない。玲央は歌は普通だが、ダンスに関しては律さんと並んで上手い。
「まぁ、俺達のグループ、演技が中心って感じだしな」
「だよねー」
「それを出来ない、言い訳にはするな、」ペシッ
と、俺の頭を軽く何かで叩いたのは、、、、
「望君」
「さんだろう、年上だそ」
「こっちの方が業界歴上だが??」
望君こと、俺達のもう1人のマネージャーで、一応年長組3人の担当である、小原望君26歳、α。黒髪で高身長イケメンだけどマネージャー。
高1の時にバイトで応募してから何故かマネージャー就任した意外と凄い人。クールではあるんだが、、、、
「はいはい、、ぁ、成太さん、今日の夕飯、要らないです。律と碧の現場に行ったりするんで」
「分かった、気を付けてね」
「分かってますよ、子供扱いしないで下さい」
成太君にだけは雰囲気が甘いんだよなー。まぁ、番だからか??望君が成人したと同時に番ったと聞いた。
「まぁ、ノゾムンの空気が甘いねー」
「ねー、成太は俺らのなのにー、」
「違うだろ、って、糸はまだ倒れてるのか」
「ぁ、本当だ」
「ダンス無理~!」
「あと、2時間はしないとだろ!糸!」
なんて、玲央とマコさんで起き上がらせる光景が目に入る。俺は、病院のことを何故か思い出して、成太君と望君の所に近寄る。因みに、この2人は、、、、
「成太君、望君、ちょっと良い?」
「ん?どうした、朔君」
「なんだ?朔?怪我か?」
俺にはなんか、少し甘い。他のメンバーにも優しいんだよ、特に成太君はみんなに優しいんだけど、、、、多分、俺が子供っぽいから??
俺はそう思いながら、少しみんなと離れたところで話をする。
「いや、その、今日病院行ってきたんだけど」
「うん、それで?」
「4日以内に発情期が来る、って」
「「!!」」
「本当か?それは」
「うん、ほんとみたい、だから、その4日後に1週間おやすみを下さい、なんか薬は極力飲むなって言う方針で、最初は」
「、、、、分かった、が、お前の同居人、である恋人の村瀬さんには言ったのか?」
望君の言葉に俺はウグッとドキッが同時に来た。まだ言ってない。言えていないのが正直な話だ。メッセージで送る事も出来るけど、自分の口で言う方が良い、よね、?
「帰ったら言うつもり、、、、」
「そうか、気を付けろよ」
「発情期が来たら、僕にすぐに報告、分かった?」
「分かったよ、成太君、」
何て話していたら、レッスンスタジオの扉が開いた。俺達はそちらに視線を向けると、、、、
「アレー、何て空色パレットの皆さんが~??」
「ぁ、ほんとだ!!」
「!、なんで、?」
「?、、、、ぁ」
「、、、、!」
「!玲央~!!」
何て、色々な反応をしながら部屋に入って来て、1人は玲央の方に向かって、
「ぎゃッ、聖!来んな!!」
抱きつこうとしているちょっとヤバい奴がいるのは置いといて、、、、
「朔!置いとくな!」
「なんで心の中読んでるんだよ」
まぁ、今入って来たのは、俺達と同時デビューした、ライバルグループで同じ事務所のタレントである【Knights of crown】と言うグループ。王族をモチーフとしたグループなんだよね。
まず最初に入って来たのが、グループムードメーカーの、、、、
「七瀬、この時間に使えるんじゃなかったのか?」
「俺ちゃんと確認したよ!、、、、ぁ、間違えちゃった、」
「お前なぁ、、、、後で説教な」
「ごめんなさーい!」
「許さないからな、本当に、」
早野七瀬26歳、芸歴19年目で1番長い。元気で明るくドジっ子な性格がファンに受けている。だけど実はそれなりにしっかりはしているし、意外と大人。明るめの髪と少し低い身長が特徴的。
その隣に居るのが、海原幸太29歳で芸歴18年目、リーダーをしている。落ち着いた性格だが天然なところがありファンは好きらしい。黒髪メガネから金髪裸眼にした時はイメージが違った。ふわふわ系イケメン。
「うちの七瀬がすみません。ですが、僕らもこの時間だと思って仕事調整してて、」
「ぁ、うん、分かった。それなりに空間はあるし、使って良いよ」
「まぁ、同じライブの出演者なんだし、堅苦しくなるな」
「ほんと、すいません」
「、、、、後で俺から七瀬に怒っておきます」
成太君と望君に謝るのは、工藤凪君、18歳芸歴15年目で俺達の1年後輩。最年少だけど1番しっかりしている末っ子だが天然である。褐色系美少年。
その隣に居るのが、長野夢斗君22歳芸歴16年目で同期。しっかりしていて大人しい性格である。儚い系美人。そしてその夢斗と幼馴染になのが、、、、
先程から、、、、
「捕まえた~、」
「捕まった!!最悪!」
「最悪って何さ~、ね?可愛いのに~」
玲央に付き纏っているのが時屋聖22歳芸歴4年目の新人。3年目前に【Knights of crown】に加入した期待の新人。最初は大根役者だったが今では演技力が高くなったと有名。大型犬系でイケメン天使と呼ばれている。そして、玲央の事がLOVEの方で大好きらしい。
そして最後の1人は、、、、
「朔~、久しぶり~、体調大丈夫?」
「うん、氷織大丈夫だよ、元気!、、、、なんだけど、抱きつくの辞めようね」
「ヤダ」
と、なーんか俺に抱きついてくるのは、俺の事がlikeの方で大好きな村瀬氷織25歳芸歴8年目で後輩。、、、、村瀬だから、フユさんの親戚って一回思った事はあるけど、違う。でも顔系統は似てる気がする。
氷織は昔は引っ込み思案で大人しかったけど、今は明るくて色んな優しく演技も上手い。
【Knights of crown】とは共演経験は多いし仲は良いけど、特にって感じではなくて、今の所1番グループのみんなとの接点があるのは玲央。良く七瀬達が暮らす寮に行ってるらしいし、、、、
俺は氷織とは超仲良し!!
「、、、、ぁ、ねぇ、朔、」
「?何、糸?」
「あのさ、この前の期末テストの結果、どうだった?」
「ぇ?ぁー、ちょっと待って、成太君達に見せる様に持って来たから、」
俺はそう言って氷織に抱きつかれたままリュックからテスト結果を取り出す。何故か、糸は両手で祈っているのが背後からでも分かる。
「お願いです、50点以下、50点以下、、、、」
「残念、全教科80点以上、、、、」
「のあぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!!」
俺の結果を聞いたら、膝から崩れ落ちてた。
「馬鹿だろ、糸。現役で頭良い人に教わってる朔に勝とうとか」
「玲央、何?糸悪い点取ったの?」
「半分赤点ギリギリだったんだよ、それでマコさんに怒られてた」
「、、、、そうなの?マコさん」
「うん、律と碧の2人は怒らないから、俺が倍以上怒った」
そう、糸は実は1番成績が悪いのだ、俺達16歳組の中で、、、、真面目だとかしっかりしてるって思われている分、馬鹿な部分を曝け出さない様にしてはいるが、1番俺が勉強出来るんだよね。
「俺達、怒れる様な点取った事ないから、」
「そうそう、!俺達口出し厳禁!」
「それを誇って良いのかよ、アンタら、」
「、、、、七瀬も低い点良く取ってたしな」
「幸太さん!?此処でなんで俺が被爆!?それだったら、凪や夢斗は!?」
「俺、一応毎回80点以上キープしてるし、七瀬みたいに、、、、ねぇ」
「俺も、七瀬みたいに酷い点なんて取った事ない、し」
「アレ!?俺の味方なし!!?」
何て七瀬の馬鹿うるさい声がスタジオに響く。因み、何故呼び捨てかと言うと、、、、マコさんが呼び捨てで、俺達もそれに倣って育ったから、かな。と、思っていると、氷織が俺の首元に顔を埋める。
「、氷織、大丈夫なの?」
「何が?」
「いや、結構他の匂い付いてると思うけど、」
「朔の匂い感じれるから好き、、、、それより、聖の方がヤバい」
「、、、、ぁ、本当だ」
「聖、噛み跡つけたな?今は?」
「、、、、付けてない」
「、、、、望君~、聖が~ 「ごめんなさい!付けました!」、、、、よろしい」
聖を正座させている玲央。本当に大変だなっと光景を見ただけで思う。
玲央曰く、「もうなんか、アイツに脅させてるだけで良いのに、なんで抱かれてんのか分かんなくなってきた」とか「最近アイツが好きなのか分かんなくなってきたし、腹が疼くの怖い」と言っている。
因み、聖は一回望君にガチ説教をされて以来、望君が苦手である。
「じゃ、朔君達と、七瀬君達は別れて、ダンスレッスンをするよ。お互いの曲も踊ったりするし、頑張ろう!」
と、成太君の声で俺達はまた何曲か振り入れをする。久しぶりの2グループが揃ったので結構はしゃいだのは言うまでもない。
俺のぶっ倒れ事件から早3週間が過ぎようとしている7月中旬な今日この頃。俺の体調面は健康そのものです。と言うわけでもないのですが、、、、
「おい、変態小説家、、、、」
「なんだ、朔羅」
「腰がいてーんだけど、お前のせいなんだが」
「それはお前がもっと、と言ったからだろ」
「言った覚えねーよ!!!!!!」
コーヒーを飲みながら平然とした姿勢で言うこの馬鹿フユこと、俺の同居人兼恋人であり小説家であらせられる村瀬冬人大先生だ。
昨夜も、仕事が終わったからと言って、抱か、、、、れたんだよ。良い加減にしろよ、こっちは今日バリバリに仕事あんだよ。と思いながら食器類を洗う。
「お互いに気持ち良かったから、良いだろ」
「良くねーよ!、、、てか、今日俺病院行くから」
「?、、あぁ、定期検診だっけか?」
「うん、変わってるかもしれないし、細胞の変化とか調べるって」
「そうか、、、、その後に仕事か?」
「うん、!成太君に送って貰うから、、、じゃ、行ってm ちょッ、何してッ 」
タオルで手を拭いて、リュックを持って行ことした瞬間、背後から抱きついて来るフユさん。その触り方は優しいけど服の下に手を入れるし、変態的で、、、、
「ちょッ、ダメッ、俺、行かなッ、きゃッ、、、ぁッ 」
「少しは良いだろ?」
「良く、なッ、、、んッ、、、ふッ、、、ぅッ 」
「欲しいだろ?」
「欲しくッ、、な、いッ、、、ぁッ、、、ァッ 」
「もっと、欲しいか?」
エロく触ってきて抵抗してるのに離してくれなくて、、、、、気持ちいいと恥ずかしいが合わさって、持っていたリュックでフユさんの顔にダイレクトアタックをかまして即座に家を出る。
「今日はマジで、無理!!」
「う゛」
それから、タクシーを捕まえて病院まで行き、診察を受ける。1週間半前に受けた時はそれなりに変わってはなかったので、大丈夫かな、と思っていたが、、、、
「発情期、そろそろ来ますね、4日以内に、、、、」
血液検査の結果を見ながらそう言って来る俺の担当医。俺は何を言われたのかが分かったけど理解は出来なかった。
「、、、、は?」
「だから、発情期が」
「いや、それは分かってるんですけど、なんで、来るって分かるんですか!?」
「Ω細胞が異常にこの前測った時より多い、それもこれはΩとしての体質が活性化されてるので、発情期だと分かるんです」
と、冷静に俺に言って来る担当医。流石頭良い、因みに、担当医の名前は古村さん32歳である。優しい雰囲気だがαらしいのでそれなりに緊張はする。
「橋本さん、今まで発情期起こした事ないんですよね?」
「ぁ、はい、俺成長遅い方で、、」
「多分ですが、Ⅱ型からⅢ型に急激に変化した事で、それに伴って、短期間で体を変化させ発情期を起こす体にした、のかもですね」
「そうですか、、、、あの、発情期って確か、1週間ぐらいあるんですよね?」
「えぇ、期間はピッタリ1週間、抑制剤を飲んでいれば、抑える事は出来ますが、今回は絶対にダメです」
「、、、、ぇ?、なんで、ですか?」
ニコッと言うがその目は「絶対に飲むんじゃねーぞ」って顔をしている。俺はビックリしながら、真剣な目で聞く。
「今回は初めての発情期です。無理に薬で抑えたりなんてしたら、次回はもっとヤバい発情期になりますし、体調が悪化してまた倒れて入院なんて事、ありますから」
「ゎ、分かりました」
「それと、もし、外で発情期を起こしたりしてしまった場合、チョーカーは鍵付きのにしておいて下さい。故意に他のαが噛み付いて、番になんてなれませんし、嫌でしょ?」
「はい、分かりました」
番と言う単語を聞いて、少しドキッとしてしまった。発情期中の性行為中に頸や首元を噛む事で、番になれる。
もし、フユさんに噛まれれば、番に?
“フユさん、俺の噛んで?“
“フユさんのに、なりたい“
“フユさんの種、欲しい“
!!?!?何俺今気持ち悪い妄想してんの!!!?気持ち悪!!俺じゃねーよ!!これ!!
「違う、これは俺じゃねー (ボソッ 」
「1人で変な妄想するの辞めて下さい、と言ってもですが、辛かったら1錠薬を飲むのであれば許可します」
「ぇ?ぁ、はい、分かりました」
そうして、定期検診は終わり病院まで迎えに来た成太君の車で事務所のレッスンスタジオに入る。そこには、既に、、、、
「朔~、遅かったな~、そろそろ始まるところだったぞ~」
「ごめん、玲央、すぐ着替える」
「そう言ってる玲央だってさっき着いたばかりだろ」
「マコさん、、、、マコさん?」
俺はリュックからレッスン着に着替えている最中に、マコさんこと高宮真琴が居て驚く。仕事が多く1番忙しいとも言える人が居たから、ビックリ。
「なんだ?」
「いや、マコさんが居るのがビックリして」
「今日はたまたま他の仕事がなかったんだ、」
「そっか、、、、」
「みんな揃った事だし、そろそろ新曲のダンスの振り覚えと、今度のライブのダンスの振りを覚えようね」
着替え終わると成太君にそう言われて、俺達は振り覚えを始める。ライブは8月~10月の36公演で夏休みからの開催だ。
「無理、、、、死ぬ」
「、、、、糸、まだ初めて1時間半しか経ってないけど、?」
振り覚えを初めて1時間半でぶっ倒れている糸。俺はタオルで汗を拭きながら、糸に近づく。糸にタオルを差し出しながらしゃがむ。
「糸は体力ないんだよなー、ねぇ、?律さん!」
「まぁね、、俺と玲央は体力派で、碧と糸はないから」
「俺だって多少は体力あるって」
みんなそんな話をしている。俺達のグループは全員一応ダンスと歌は出来る。と言っても、元々は全員子役上がりの為、グループ出来た当初8年以上前は、全員ダンスなんて出来なかった。
訳ではなく、我らが年長組の律さん、碧さんは高校がダンス部だったのでダンスは出来る。
俺とマコさんは元からドラマの中でダンスをしていた事もあり、ダンスと歌の両方はグループの中でも出来る方。
で、糸は歌は得意だがダンスは長時間踊ったり難しいのは出来ない。玲央は歌は普通だが、ダンスに関しては律さんと並んで上手い。
「まぁ、俺達のグループ、演技が中心って感じだしな」
「だよねー」
「それを出来ない、言い訳にはするな、」ペシッ
と、俺の頭を軽く何かで叩いたのは、、、、
「望君」
「さんだろう、年上だそ」
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望君こと、俺達のもう1人のマネージャーで、一応年長組3人の担当である、小原望君26歳、α。黒髪で高身長イケメンだけどマネージャー。
高1の時にバイトで応募してから何故かマネージャー就任した意外と凄い人。クールではあるんだが、、、、
「はいはい、、ぁ、成太さん、今日の夕飯、要らないです。律と碧の現場に行ったりするんで」
「分かった、気を付けてね」
「分かってますよ、子供扱いしないで下さい」
成太君にだけは雰囲気が甘いんだよなー。まぁ、番だからか??望君が成人したと同時に番ったと聞いた。
「まぁ、ノゾムンの空気が甘いねー」
「ねー、成太は俺らのなのにー、」
「違うだろ、って、糸はまだ倒れてるのか」
「ぁ、本当だ」
「ダンス無理~!」
「あと、2時間はしないとだろ!糸!」
なんて、玲央とマコさんで起き上がらせる光景が目に入る。俺は、病院のことを何故か思い出して、成太君と望君の所に近寄る。因みに、この2人は、、、、
「成太君、望君、ちょっと良い?」
「ん?どうした、朔君」
「なんだ?朔?怪我か?」
俺にはなんか、少し甘い。他のメンバーにも優しいんだよ、特に成太君はみんなに優しいんだけど、、、、多分、俺が子供っぽいから??
俺はそう思いながら、少しみんなと離れたところで話をする。
「いや、その、今日病院行ってきたんだけど」
「うん、それで?」
「4日以内に発情期が来る、って」
「「!!」」
「本当か?それは」
「うん、ほんとみたい、だから、その4日後に1週間おやすみを下さい、なんか薬は極力飲むなって言う方針で、最初は」
「、、、、分かった、が、お前の同居人、である恋人の村瀬さんには言ったのか?」
望君の言葉に俺はウグッとドキッが同時に来た。まだ言ってない。言えていないのが正直な話だ。メッセージで送る事も出来るけど、自分の口で言う方が良い、よね、?
「帰ったら言うつもり、、、、」
「そうか、気を付けろよ」
「発情期が来たら、僕にすぐに報告、分かった?」
「分かったよ、成太君、」
何て話していたら、レッスンスタジオの扉が開いた。俺達はそちらに視線を向けると、、、、
「アレー、何て空色パレットの皆さんが~??」
「ぁ、ほんとだ!!」
「!、なんで、?」
「?、、、、ぁ」
「、、、、!」
「!玲央~!!」
何て、色々な反応をしながら部屋に入って来て、1人は玲央の方に向かって、
「ぎゃッ、聖!来んな!!」
抱きつこうとしているちょっとヤバい奴がいるのは置いといて、、、、
「朔!置いとくな!」
「なんで心の中読んでるんだよ」
まぁ、今入って来たのは、俺達と同時デビューした、ライバルグループで同じ事務所のタレントである【Knights of crown】と言うグループ。王族をモチーフとしたグループなんだよね。
まず最初に入って来たのが、グループムードメーカーの、、、、
「七瀬、この時間に使えるんじゃなかったのか?」
「俺ちゃんと確認したよ!、、、、ぁ、間違えちゃった、」
「お前なぁ、、、、後で説教な」
「ごめんなさーい!」
「許さないからな、本当に、」
早野七瀬26歳、芸歴19年目で1番長い。元気で明るくドジっ子な性格がファンに受けている。だけど実はそれなりにしっかりはしているし、意外と大人。明るめの髪と少し低い身長が特徴的。
その隣に居るのが、海原幸太29歳で芸歴18年目、リーダーをしている。落ち着いた性格だが天然なところがありファンは好きらしい。黒髪メガネから金髪裸眼にした時はイメージが違った。ふわふわ系イケメン。
「うちの七瀬がすみません。ですが、僕らもこの時間だと思って仕事調整してて、」
「ぁ、うん、分かった。それなりに空間はあるし、使って良いよ」
「まぁ、同じライブの出演者なんだし、堅苦しくなるな」
「ほんと、すいません」
「、、、、後で俺から七瀬に怒っておきます」
成太君と望君に謝るのは、工藤凪君、18歳芸歴15年目で俺達の1年後輩。最年少だけど1番しっかりしている末っ子だが天然である。褐色系美少年。
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先程から、、、、
「捕まえた~、」
「捕まった!!最悪!」
「最悪って何さ~、ね?可愛いのに~」
玲央に付き纏っているのが時屋聖22歳芸歴4年目の新人。3年目前に【Knights of crown】に加入した期待の新人。最初は大根役者だったが今では演技力が高くなったと有名。大型犬系でイケメン天使と呼ばれている。そして、玲央の事がLOVEの方で大好きらしい。
そして最後の1人は、、、、
「朔~、久しぶり~、体調大丈夫?」
「うん、氷織大丈夫だよ、元気!、、、、なんだけど、抱きつくの辞めようね」
「ヤダ」
と、なーんか俺に抱きついてくるのは、俺の事がlikeの方で大好きな村瀬氷織25歳芸歴8年目で後輩。、、、、村瀬だから、フユさんの親戚って一回思った事はあるけど、違う。でも顔系統は似てる気がする。
氷織は昔は引っ込み思案で大人しかったけど、今は明るくて色んな優しく演技も上手い。
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俺は氷織とは超仲良し!!
「、、、、ぁ、ねぇ、朔、」
「?何、糸?」
「あのさ、この前の期末テストの結果、どうだった?」
「ぇ?ぁー、ちょっと待って、成太君達に見せる様に持って来たから、」
俺はそう言って氷織に抱きつかれたままリュックからテスト結果を取り出す。何故か、糸は両手で祈っているのが背後からでも分かる。
「お願いです、50点以下、50点以下、、、、」
「残念、全教科80点以上、、、、」
「のあぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!!」
俺の結果を聞いたら、膝から崩れ落ちてた。
「馬鹿だろ、糸。現役で頭良い人に教わってる朔に勝とうとか」
「玲央、何?糸悪い点取ったの?」
「半分赤点ギリギリだったんだよ、それでマコさんに怒られてた」
「、、、、そうなの?マコさん」
「うん、律と碧の2人は怒らないから、俺が倍以上怒った」
そう、糸は実は1番成績が悪いのだ、俺達16歳組の中で、、、、真面目だとかしっかりしてるって思われている分、馬鹿な部分を曝け出さない様にしてはいるが、1番俺が勉強出来るんだよね。
「俺達、怒れる様な点取った事ないから、」
「そうそう、!俺達口出し厳禁!」
「それを誇って良いのかよ、アンタら、」
「、、、、七瀬も低い点良く取ってたしな」
「幸太さん!?此処でなんで俺が被爆!?それだったら、凪や夢斗は!?」
「俺、一応毎回80点以上キープしてるし、七瀬みたいに、、、、ねぇ」
「俺も、七瀬みたいに酷い点なんて取った事ない、し」
「アレ!?俺の味方なし!!?」
何て七瀬の馬鹿うるさい声がスタジオに響く。因み、何故呼び捨てかと言うと、、、、マコさんが呼び捨てで、俺達もそれに倣って育ったから、かな。と、思っていると、氷織が俺の首元に顔を埋める。
「、氷織、大丈夫なの?」
「何が?」
「いや、結構他の匂い付いてると思うけど、」
「朔の匂い感じれるから好き、、、、それより、聖の方がヤバい」
「、、、、ぁ、本当だ」
「聖、噛み跡つけたな?今は?」
「、、、、付けてない」
「、、、、望君~、聖が~ 「ごめんなさい!付けました!」、、、、よろしい」
聖を正座させている玲央。本当に大変だなっと光景を見ただけで思う。
玲央曰く、「もうなんか、アイツに脅させてるだけで良いのに、なんで抱かれてんのか分かんなくなってきた」とか「最近アイツが好きなのか分かんなくなってきたし、腹が疼くの怖い」と言っている。
因み、聖は一回望君にガチ説教をされて以来、望君が苦手である。
「じゃ、朔君達と、七瀬君達は別れて、ダンスレッスンをするよ。お互いの曲も踊ったりするし、頑張ろう!」
と、成太君の声で俺達はまた何曲か振り入れをする。久しぶりの2グループが揃ったので結構はしゃいだのは言うまでもない。
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「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
【完結】番になれなくても
加賀ユカリ
BL
アルファに溺愛されるベータの話。
新木貴斗と天橋和樹は中学時代からの友人である。高校生となりアルファである貴斗とベータである和樹は、それぞれ別のクラスになったが、交流は続いていた。
和樹はこれまで貴斗から何度も告白されてきたが、その度に「自分はふさわしくない」と断ってきた。それでも貴斗からのアプローチは止まらなかった。
和樹が自分の気持ちに向き合おうとした時、二人の前に貴斗の運命の番が現れた──
新木貴斗(あらき たかと):アルファ。高校2年
天橋和樹(あまはし かずき):ベータ。高校2年
・オメガバースの独自設定があります
・ビッチング(ベータ→オメガ)はありません
・最終話まで執筆済みです(全12話)
・19時更新
※なろう、カクヨムにも掲載しています。
Ωの庭園
にん
BL
森 悠人(もり ゆうと)二十三歳。
第二性は、Ω(オメガ)。
施設の前に捨てられ、
孤独と共に生きてきた青年。
十八歳から、
Ω専用の風俗で働くしか、
生きる道はなかった。
それでも悠人は、
心の中にひとつの場所を思い描いている。
誰にも傷つけられない、
静かな庭園を。
これは、
そんな青年の物語。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
オメガ大学生、溺愛アルファ社長に囲い込まれました
こたま
BL
あっ!脇道から出てきたハイヤーが僕の自転車の前輪にぶつかり、転倒してしまった。ハイヤーの後部座席に乗っていたのは若いアルファの社長である東条秀之だった。大学生の木村千尋は病院の特別室に入院し怪我の治療を受けた。退院の時期になったらなぜか自宅ではなく社長宅でお世話になることに。溺愛アルファ×可愛いオメガのハッピーエンドBLです。読んで頂きありがとうございます。今後随時追加更新するかもしれません。