十龍城砦

月ーん

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第一章

短穏

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ばちゃばちゃ
鼠が水溜まりを駆け抜ける。
波打つ水面が煙草を揺らした。
ぬめり、ギラついた体をそのままに、汚れた鼠は屋台へ消えていく。
「しっし!」
店主は箒片手に追い出す。

その真上、赤く点滅するカメラ。
古びたそれは、蜘蛛に巣を張られながらも監視を続けていた。



ズゾ
箱型のパソコンの前で、野崎はカップラーメンを啜る。
モニターに映し出されているのは、鼠と格闘する店主。
『しっし!あっちいけよ!』
ガサついた音声が流れる。

「それ何ですか?」
ひょいと覗き込んできた頭。
朝奈だ。
加賀と同じくタレがちの目が、野崎を見つめる。
「監視カメラの映像だ。」
「ちが、ふふ、違いますよ。ははっ」
ラーメンを飲み込み答えれば、朝奈は笑い出す。
野崎の手元を指差した。
「それ、ラーメン何味ですか?って聞いたんです。ふふ、はぁっ」
野崎が何も言わずとも、朝奈は笑い続ける。
落ち着くどころか、どんどんヒートアップしていく。
「そんなに面白いか、今の。」
「うぅん...」
涙を浮かべ、朝奈は声を震わせた。
「どっち、どっちだそれ。」

ザザーザ...ザー
突然走るノイズ。

「!」
モニターが砂嵐になった。

「故障ですか?」
朝奈が真面目な顔をしてモニターを覗き込む。
「いや、灯徽会が接続してきたんだろう。」
「え、これって管理局専用の回線使ってますよね。」
「あぁ。だが、接続できないこともない。」
「ハッキングじゃないですか。自警団がやっていいことじゃないですよ。」
「まぁ、いつまでも古いシステムを使ってる管理局にも落ち度はある。
上層部も気づいてて黙認してるんだろう。」
「まあ確かに。」

モニターの砂嵐が止む。
鼠を追い出し、箒を仕舞う店主の姿が映った。
朝奈はひょいとカップラーメンを手に取る。
「あ!」
「じゃ、お疲れ様です。」
野崎が取り返す間もなく、廊下に消えていく。
これ見よがしに一口食べるのも忘れずに。

「ったく。」
野崎は再びモニターに向き直った。
映像を切り替える。
肩を組んで歩く酔っ払い、手を繋ぐカップル、監視カメラに手を振る幼児。
十龍城砦の日常。
腕を組んで見ていると、
ふと、あるものに目が止まった。
立方体の無駄にでかいパソコン、その陰に置かれたサンドイッチ。
ご丁寧にも桜色の紙に包まれている。
「朝奈め...」
いつの間に置かれていた差し入れに、野崎の口元は緩んだ。



「それどうしたんですか。」
鑑識作業を終え、戻ってきた加賀が野崎に問うた。
デスクには、ジップロックに入った凶器や痕跡が次々と並べられていく。
その半分を、宝石や閑黄朝のブランドものが占めていた。
「朝奈がくれたんだ。」
「いいですね。」
それはそうと、と加賀は続ける。
「犯行に及んだと見られる妖、人間は見つかりましたか?」
「いや。聞き込みから目ぼしい場所を絞って見てみたが、さっぱりだ。」
「了解です。念の為、聞き込みで得た情報を教えてください。」
「あぁ。悪い、忘れてたな。」
野崎は手帳を取り出す。
「害者は困窮してたみたいだ。屋台や酒屋のゴミを漁っているところを何度も目撃されていた。」
「遺体を確認する限り、そんな風には見えませんでしたけど。」
「ある時から金持ちになったらしい。見窄らしい格好をしていたのが急に、
指輪をし、ネイルを塗り、化粧までしだした。」
「借金てことですか。」
加賀が目を細めた。
「そうだろうな。で、目撃証言なんだが、そそくさと走り去る人間がいたらしい。
共通してたのは、黒髪で身長160cm程度の若い男。」
「...」
「...」
「...」
「え?な、なん...」
加賀、野崎、遺留品を整理する河童たちが一斉に視線を向けた先、
「お、俺じゃないっすよ!?」
報告書に苦戦していた佐原が叫ぶ。


「おふざけはこれぐらいにしておいて、」
野崎が手帳を仕舞う。

「動機やらなんやら考える必要があるな。」
急に借金した理由、殺された理由、殺した理由。
野崎は鼻で息をついた。
「気を引き締めていくぞ。」
「はい。」「あの、」
加賀の返事に、被せ気味にかけられた声。
遺留品の整理を終えた河童がこちらを見ていた。
「これ、全部偽物やと思いやす。宝石も、布袋も、軽すぎやす。」
「なに?」
野崎が片眉を上げた。
別の河童が口を開く。
「ネイルも、成分調査をちゃんとしないと分かりやせんけど
粗悪品かと思いまっせ。色が悪いでっから。」
「了解した。それも含めて捜査を始める。」



「どうだ、律。お前ならどうなったら借金する?」
管理局の廊下、細かに点滅する白熱灯の下。
野崎は武下に問う。
わざわざ借金をしてまで偽物の宝石を買い漁り、
その挙句殺された木村佳恵の捜査の糸口を見つけるために。
「...」
武下は口を開かない。
杖を握る右手が僅かに動いた。
「悪い、忙しかったよな。」
野崎は武下が通れるよう道を開ける。
だが、武下は動かなかった。

「必要になれば。」
開かれた口。
抑揚なく放たれた答えは野崎に向けられていた。
「あ、あぁ。答えてくれてありがたいが、どう言う時に必要になる?」
「...」
分かり易いように口を大きく動かし問えば、再びの沈黙。
黒い瞳が微動だにせず野崎を映す。
少々居心地が悪い。
「欲求が出た時に。」
「あぁー...」

心の中で、野崎は頭を抱えた。
コミュニケーションを取りたくて通りがけに無理矢理かけた問い。
この手の質問は苦手だろうとわかっていた。
わかっていたが、やってしまった。
勝手な気まずさに苦笑いが浮かぶ。
「時間とって悪かったな。」
「...」

動いた右手。
今度こそ、武下は歩き出した。
ガララ
不規則に揺れる影が、引き戸の向こうに消えていく。



何をやれりか何をしているんだか。」
背を丸めた野崎がデスクの並ぶ事務室に消えていく。
それを遠くから眺めていたサザメは、袖を口に当てた。
『ね、俺も同感です。』
直接響く声。
下を向けば案の定、狐の姿。
汝も任務ならむお前も任務だろう。かの子ともろともに行け一緒に行け。」
『嫌だね。お断りぃ。』
リョウは嫌そうに四本足を突っぱねる。

いかで何故。』
『あいつ冗談通じないし、歩くの速いしぃ?
こっちは身体が小さくなってるって言うのに気にせずスタスタと。
足悪くなったくせに歩く速度変わらないの、ドン引...あ、ちょっと!』
リョウが答え終わらないうちに、サザメはリョウの首根っこを掴み上げる。
中型犬ほどの体は易々と持ち上がった。
『離してくださいよ乱暴だなぁ。』
念ぜよ我慢しろ。」
ガララ
雪のように白い手が引き戸を開けた。

ネオン、提灯、街灯。
街に溢れる人工的な光。
サザメの白い肌が、白銀の着物が、鮮やかに染まる。
『いたぁい。』
『虐待になっても知りませんよ?』
『ね、ちょ、ほんとに離して』

リョウが暴れる。
だが、二尺に満たない体でどうにかなるわけもなく。
やがて、杖をつく後ろ姿が近づいてくる。
『パワハラって知ってま──』
リョウの念話を、サザメは遮断した。
騒がしかった声が止む。
死んだと悲しませておきながら生きていたのが気に食わなかったのか、
一人の人間を気に入っている自覚を持ってきたからか。
どちらでもいいが、十中八九、この狐童は拗ねているだけだ。
サザメには分かる。


「待てり」
声をかければ振り返った箱子。
聞こえずとも気配だけで気付くとは、なかなかやるものだ。
相変わらず隈の濃い目がサザメの口元を見た。
この童の世話はこの子供の世話は汝がせよお前がするように。」
痩せた肩に狐を乗せる。

なんだ、案外収まりが良いではないか。
武下の肩に乗ったリョウを見て、そんな感想を抱く。
「ではな。」
表情からしてリョウは文句を言っていたが、念話を遮断していては聞こえない。
カラコロ カラコロ
下駄の音を響かせ、サザメはその場を去った。



カララ
「佐原、ちょっと聞きたいんだが」
引き戸を開ければ、聞こえてきた野崎の声。
まだ続けているらしい。

「借金するとしたらどんな時だ?」
「借金ですか?」
「捜査のヒントにさせて欲しい。」
腕を組んだ佐原から、鉛筆を置く音。
未だ報告書を書き終えていないらしい。
「えぇ、あんまり参考にならないと思いますけど...
弟の病状が急変したら、ですかね。
薬買うために稼ぐ時間が無くなれば借金します。」
「なるほどな。」
「旦那ぁ、手を動かして下せぇ。手を。」
「あ、あ、すみません」
なかなか提出されない報告書に痺れを切らし、河童が催促に来た。
急いで鉛筆を走らせる音がする彼はよく無能と言われているが
らうたきものなり可愛いものよな
独り言は、雪のように溶けて消えていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
十龍城砦
妖と人間が共存する世界。剥き出しの鉄骨が不安定に上へ上へ伸びた構造
踏み外せば下に落ちそうな不安定な足場、空気の通り道のない暗い街、澱んでカビ臭い空気、薄暗く闇を照らす提灯、目が痛いほどに光るネオン、人間と妖、
閑黄朝(かんおうちょう、富裕層)、中梁層(ちゅうりゃんそう、庶民)
蛾骸下層(ががいかそう、貧困層)、湿禍暗(しっかあん、裏社会)
内側に進むにつれ治安が悪くなる


均衡管理局(妖と人間の均衡を保つ機関、治安管理局ともいう) 中梁層
人間局員:スーツのズボン、シャツ、管理局と背に書かれたジャンパー、
     18歳から局員として働く箱子と、18から訓練を始めて20歳からの一般
妖局員 :和装、勾玉円紋の羽織
     教官が可と判断してから入局
治安が全く改善しない中、税金泥棒どもなど暴言を浴びせられることも。
管理局のポストには毎日のように脅迫めいた手紙が届く。
箱子:管理局が買取り、訓練を積ませてきた子供。主に人間。
   管理局に貢献するためだけに育てられる。
   逆らえないよう従順を強制する桔梗の煮汁を飲まされる。


リョウ 200~300歳 182cm 均衡管理局所属 狐の妖  中梁層出身
狐色の癖毛、狐の耳と尾、丸い吊り目
普段の言動から、軽い男と評されているが、人間に対してはなんとなく壁がある。コミュニケーション能力に長けており、仕事はできる。自由人。身体能力はいまいちだが、術の扱いや交渉能力に長ける。 人間に比べれば長寿だが妖の中では若い方。面白そうだからと入局して以来、50年ほど所属。
教官として局員養成も仕事に入ってるが(現在休職中)、まともにやってない。
狐の姿になったが、その中身は変わらない。

武下律 24歳 173cm 均衡管理局所属(教官) 人間 蛾骸下層出身
肩まで伸びた黒髪のハーフアップ、三白眼の鋭い目つき(隈つき)、無表情
若手でありながら優秀。ただし、めちゃくちゃ寡黙で無愛想。真面目。食事も睡眠もおろそかにしがちなので華奢。無愛想で人当たりも悪いが、やるべきことはこなす。悪いやつじゃないというのが周りからの評判。
聴力を失い杖を必要とするようになったものの、相変わらず戦闘能力に長ける。術への耐性も健在。
教官として局員養成も行なっている(現在休職中)。幼い頃に管理局に売られ、以来18歳で入局するまで訓練させられてきた(いわゆる箱子)。
情操教育を受ける機会がなかった。

サザメ 1800歳 150cm 均衡管理局所属 雪女 閑黄朝出身
雪のように白い髪、透き通るような肌、儚い美女
白銀の着物、青銀の羽織。
妖の中でもきっての年長者。古風な喋り方。

野崎茂 42歳 190cm 均衡管理局 半妖(鬼) 蛾骸下層出身
全身毛深い、優しい目、筋骨隆々
半妖で差別を受けながらも本人の性格が良いので周りから力を貸してもらえることもしばしばあった。
友人に勧められ、20代前半で入局。
半妖なので老いにくく、実年齢より若く見える。
元箱子の育手、現加賀のバディ。武下に情操教育をうまくしてやれなかったことに罪悪感を持っている。
加賀とはたまたま担当していた事件だったので知り合う。孤児となった子供がどんな運命を辿るか知っているため、それよりはマシだろうと加賀を引き取り箱子にするよう管理局に進言。武下の経験から、加賀の情操教育に力を注いだ。加賀のはっきり言いすぎる性格に困っている。加賀は娘みたいなものだし、武下は息子みたいなもの。

加賀玲 19歳 155cm 均衡管理局 人間 中梁層出身
茶髪のポニーテール、タレ目
箱子。物怖じしない性格で、はっきりものを言う。しっかりしてる。
先輩後輩関係はしっかり守り敬語も使えるが、佐原やリョウに当たりが強いし尊敬はしてない。武下のことは尊敬している。母親は出産時に他界。父親と暮らしていたが、6歳の時に違法薬の所持で父親が管理局に捕まる。
服役中の父親とは現在不仲。流れで箱子となり今に至る。
野崎により、情操教育はある程度されてきた。

佐原実 22歳 166cm 均衡管理局所属 人間 中梁層出身
整えられた黒髪、純粋な目、健康的な体型
やる気に満ちているが空回りしがちな青年。訓練生の時、リョウと武下が教官だった。
武下のことは信頼も尊敬もしてるけど、何より怖い。リョウには懐いてる。
小型の妖が相棒(埃の付喪神、愛称:ファサ、ファーちゃん)。
本人の気が弱すぎるのでファサとの喧嘩でも負ける。

朝奈 21 148cm 均衡管理局所属 人間 中梁層出身
栗色の癖毛、タレ目、涙ぼくろと口元のほくろ
加賀の同期。

灯徽会
自警団。民衆に人気
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