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川人 雷打
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あとは寝るだけになって薮さんにおやすみなさいを言おうとしたら姿が見えない。居間のカーテンが開いてるから庭に出たのかな。
窓を開けると空を見上げてる薮さんがいた。はんてんを羽織っているとはいえ作務衣にサンダル。
「温かい飲み物でもいれましょうか?」
「いえ、大丈夫です」
「薮さんも星が好きなんですか?」
「雷打くんも好きなんですか?」
嬉しそうな薮さんに申し訳ないけど素直に答える。
「利章が好きでつられて少し知ってる程度です」
「利章くんは星が好きなんですか。少し意外です」
「みんなそう言います。プラネタリウムに行った時に寝ちゃったから信じてくれない人もいます」
もう何か月利章と話してないんだろう。俺がいるところで利章の話題にならないように周りも気を遣ってる。
久しぶりで止まらない。
「暗い所にいると寝ちゃうんですよ。楽しみにしてたから凄く落ち込んで、リベンジしたいのにまた寝ちゃったらどうしようって悩んでて。
一度寝ると中々起きないし、ガッシリしてるけど寝顔はかわいくて俺も起こせなくて」
何か言いたそうな薮さんに見つめられて我に返った。いきなり話し出してビックリしてるよね。静かに星を見たいだろうし。
「あ、えっと、じゃあ、おやすみなさい」
窓を閉めようとした俺にいつもより大きめな薮さんの声が届く。
「作りましょうか。眠くならない宇宙」
薮さんが居間に戻ってきて、二人で中から工房に入る。工房の外との出入口は中から鍵を掛けてあるから。
見せてくれたのはスーパーボールくらいのトンボ玉。底の方は真っ暗で、その上に広がる銀河と浮かぶ木星。
「すごい」
思わず出た気持ちをちゃんと薮さんを見て伝える。
「凄いです」
薮さんは少し照れくさそうに微笑んだ。
「雷打くんも作れますよ。利章君にプレゼントして仲直りのきっかけにして下さい」
今さら話し掛けて聞いてくれるかな?物で釣ってるって思われないかな?
でももうすぐ利章の誕生日だ。誕生日プレゼントってことにすれば渡せるかな?
薮さんが後押しするみたいに俺の背中に手を当てた。
「同じことを同じだけできなければ友達じゃないなんてことはありません。
利章くんには雷打くんが知識で、雷打くんには利章君が体力で補い合っていたんじゃないですか?
一度の行き違いでこれからも上手くいかないと決めつけるのはまだ早いですよ」
夏目先生から何か聞いてるのかな。
利章の誕生日まで3週間。一日でできる物だから土日だけ練習して作ることにした。
窓を開けると空を見上げてる薮さんがいた。はんてんを羽織っているとはいえ作務衣にサンダル。
「温かい飲み物でもいれましょうか?」
「いえ、大丈夫です」
「薮さんも星が好きなんですか?」
「雷打くんも好きなんですか?」
嬉しそうな薮さんに申し訳ないけど素直に答える。
「利章が好きでつられて少し知ってる程度です」
「利章くんは星が好きなんですか。少し意外です」
「みんなそう言います。プラネタリウムに行った時に寝ちゃったから信じてくれない人もいます」
もう何か月利章と話してないんだろう。俺がいるところで利章の話題にならないように周りも気を遣ってる。
久しぶりで止まらない。
「暗い所にいると寝ちゃうんですよ。楽しみにしてたから凄く落ち込んで、リベンジしたいのにまた寝ちゃったらどうしようって悩んでて。
一度寝ると中々起きないし、ガッシリしてるけど寝顔はかわいくて俺も起こせなくて」
何か言いたそうな薮さんに見つめられて我に返った。いきなり話し出してビックリしてるよね。静かに星を見たいだろうし。
「あ、えっと、じゃあ、おやすみなさい」
窓を閉めようとした俺にいつもより大きめな薮さんの声が届く。
「作りましょうか。眠くならない宇宙」
薮さんが居間に戻ってきて、二人で中から工房に入る。工房の外との出入口は中から鍵を掛けてあるから。
見せてくれたのはスーパーボールくらいのトンボ玉。底の方は真っ暗で、その上に広がる銀河と浮かぶ木星。
「すごい」
思わず出た気持ちをちゃんと薮さんを見て伝える。
「凄いです」
薮さんは少し照れくさそうに微笑んだ。
「雷打くんも作れますよ。利章君にプレゼントして仲直りのきっかけにして下さい」
今さら話し掛けて聞いてくれるかな?物で釣ってるって思われないかな?
でももうすぐ利章の誕生日だ。誕生日プレゼントってことにすれば渡せるかな?
薮さんが後押しするみたいに俺の背中に手を当てた。
「同じことを同じだけできなければ友達じゃないなんてことはありません。
利章くんには雷打くんが知識で、雷打くんには利章君が体力で補い合っていたんじゃないですか?
一度の行き違いでこれからも上手くいかないと決めつけるのはまだ早いですよ」
夏目先生から何か聞いてるのかな。
利章の誕生日まで3週間。一日でできる物だから土日だけ練習して作ることにした。
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