席替えから始まる学園天国

蒼 空馬

文字の大きさ
48 / 118
ミツハナ脱退編

ノルマ

しおりを挟む
「ねえ、ホノカちゃん。ノルマってどう決めるの?」

「んー、まずは、その日の授業で習ったことの復習かなあ。完璧になるまで頭に詰める。あとは次の日の予習。あー、でもそうすると、ノルマ達成のご褒美時間がなくなっちゃうね」

「復習はその日のうちにして、予習は土日に次週分をまとめてしたらどうかなあ?」

「うん、そうだね。でも土日もここだと、活動が週五じゃなくて週七だね。シュウゴくん、名前シュウシチにしたら?」

「ははっ。いいね、ホノカちゃん。さすがネーミングセンスのかたまり」
 
 いや、はっきり言ってダサいんですけど。

「シュウシチくん。って言いにく」
 
 自分で提案したんじゃん。

「やっぱり、シュウゴくんでいいや」

「そりゃ、どうもです。ところで今日は、勉強道具持ってきてないけど、どうする?」

「我々にはスマホというものがあるではないですか」

「ホノカ先生、ノルマどうするの?」

「えへん、トモハくん。今日は、そうだな。古文の単語を覚えることにしよう。覚えるべき古文の単語数は、およそ五百と言われているからな」

「ご、五百!?」
 
 俺は、古文が苦手だ。そんなに覚えていたら日が暮れるどころか、週末が終わってしまう。
 ちなみにもっとも苦手な科目は数学である。

「今日はその中から、まずア行の単語を覚えるとしよう」
 
 ア行だけか、良かった。

「先生、その単語ってどのくらいあるんですか?」

「うむ、トモハくん。今日は初日だから、甘くしている。その数約百だ」

「えー」
 
 二人同時に声が出る。

「みんな各個人で三十分間、覚える。その後、スマホアプリでランダムに単語が出るので順番に答える。間違えたら一からやり直し。これで覚えられるのだよ」
 
 はー、今日はイチャイチャタイムはおあずけのようだ。

「私、頑張る! そしてご褒美のシュウゴくんとホノカちゃんをいただく!」

「シュウシチくんは?」

「シュウシチじゃないけど、帆乃花ちゃんと友巴ちゃんを美味しくいただくために頑張ります」

 スマホとテレビを繋げるケーブルを引き出しから発見し、大画面で古文単語クイズを進めていく。
 古文が得意な帆乃花ちゃんはほとんど間違えないものの、俺や友巴ちゃんが何回も間違え、最初からやり直しとなる。だが、四時間ほどでなんとかクリアするまで答えられた。これでノルマ達成だ。

「あー、疲れた。ノルマ達成したことだしデザートいただこ」
 
 え? 友巴ちゃん、もうですか?
 
 友巴ちゃんが立ち上がり向かった先は、ベッドのある部屋……ではなく、冷蔵庫だった。

 そりゃお腹も減りますよね。

「この調子だと、毎日、ノルマ達成後のご褒美は時間的に難しいね」
 
 帆乃花ちゃんがプリンを食べながら言う。

「そうね。親には勉強してから帰るって言うけど、流石に晩御飯までには帰らないと」

「となるとご褒美は、週末だけね」
 
 男ならまだしも、可愛い女子が夜遅くに帰るのは危険だ。方向が違うため家まで送っていくこともできないし、二人が言うのももっともだ。

「ねえ、ホノカちゃん。今日のご褒美は、ジャグジー付きのお風呂に三人で入るていうのにしようよ」

「それ、いいねー。ご褒美っぽい」  

「じゃあ、俺がお風呂洗ってくるよ」
 
 買い物袋から、風呂用洗剤とスポンジを取り出し、風呂場に向かった。
 
 今から、最高レベルの可愛い女子と一緒に風呂に入ると思うと、風呂掃除も気合が入る。
 湯船は、合宿をしたあけみっちの別荘ほどは大きくない。二人で入ってちょうど良いくらいだ。三人で一緒に入るのは厳しそうだ。それに対し、洗い場は割と広く、いろいろな行為ができそうだ。
 
 掃除を終え、湯張りをしている間にリビングに戻ると、すでに二人は下着姿で抱き合いキスをしていた。

「ちょっと、俺は?」

「んん……、ホノカちゃんとウォーミングアップ中」

「シュウゴくんも……脱いだら」
 
 脱いだところで、二人の間に割って入れないんですけど……。
 仕方ないので、パンツ一丁の姿になり、二人を見ていたらだんだん興奮してきた。
 
 二人は興奮度合いが高まってきたのか、お互いの下着をはぎとり、胸をもみ、秘所を撫で回す。
 その光景と甘い声が脳を刺激する。
 
 もうたまらんと思った時に、例の音楽と「お風呂が沸きました」というアナウンスが聞こえてきた。

「さあ、二人ともお風呂に行くよ」
 
 ボディソープを持って、二人を促した。

「ねえシュウゴくん。トモハちゃんとさっき決めたんだけど、私たち二人の身体をシュウゴくんが洗って、私たち二人でシュウゴくんの身体を洗ってあげるよ。これもご褒美」

 帆乃花ちゃんが髪をアップにまとめながらそう言った。
 
 洗い場では二人を奥にし、背中を向けてもらった。左に友巴ちゃん、右に帆乃花ちゃんだ。

 温かい湯を背中にかけ流す。水の滴が背中から尻、尻から床に流れるこのエロさ。手にボディソープをとり、よく泡立てて、二人の背中を同時に撫でた。二人とも見た目も綺麗な白い肌だが、泡で撫でるとそのすべすべ感が半端ない。全く摩擦なく、スーッと手のひらが滑っていく。
 
 だが正直、二人同時に身体を洗うのは困難だ。

「二人でジャンケンして。勝った方から身体を洗うよ」
 
 素直にジャンケンをした二人。勝ったのは友巴ちゃんだ。

 友巴ちゃんを正面に向かせ、肩から指先まで撫でる。それを数回繰り返した。
 次に胸と行きたいところだが、俺はしゃがんで友巴ちゃんの太もも、ふくらはぎ、足の指までを泡泡にして優しく撫でた。

「あん」

 内ももを触る時に、わざと秘所をかすめさせ声を出させた。可愛いな、友巴ちゃん。
 
 再び立ち上がり、クルッと友巴ちゃんの背中をこちらに向けた。
 
 そして後ろから抱きつく。

「もう、シュウゴくん。当たってる」
 
 もう我慢できない。入れたい。だけどあとちょっとだけ我慢だ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妹の仇 兄の復讐

MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。 僕、孝之は高校三年生、十七歳。妹の茜は十五歳、高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。 その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

交換した性別

廣瀬純七
ファンタジー
幼い頃に魔法で性別を交換した男女の話

処理中です...