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誕生編
第3話「プディング誕生!ミルフィーユの弱点見たり!」①
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瀬戌市にあるとある大型スーパー跡地…ここにはかつてザティ瀬戌店として営業していたが、アメリカのとある銀行の経営破綻の影響を受け、閉店。それ以降は駅から遠いこともあり、一切のテナントが入らず、解体すらされず廃墟と化した建物である。
その廃墟にムッシュ・エクレールがやって来た。彼の目の前には、黄緑色のピッグテールに黒を基調としたゴスロリ服の少女と、額から2本の肌と同じ色の鬼の角を生やした黒髪の和装メイドらしき人物が彼の帰りを待つかのように佇んでいる。
「「また」しくじったのぉ?エクレール…」
「昨日みたいに、また「マジパティがー」とか仰いませんよね?」
「ぐっ…」
どうやら図星のようだ。
「それなら、マカロン!!!貴様も現場へ行ってみたらどうだ?この私の苦労がどれほどかわかるはずだ!!!」
「えぇー…めんどくさーい…」
ピッグテールの少女は「マカロン」という名前のようだ。
「マカロン様は、動画配信者としての活動でお忙しいのです。これ以上、「ブラックビター」の顔に泥をお塗りになられるのでしたら、この私・ティラミスが出向きましょうか?」
「えぇ~…ティラミス、まだ僕の傍に居てよぉ~…」
ティラミスの言葉に、マカロンはフグのようにぷーっと両頬を膨らませた。
「マカロン様、可愛いお顔が台無しですよ?」
そう言いながら、ティラミスはマカロンに笑顔で囁く。そして、再びムッシュ・エクレールに向かって不機嫌そうな顔をする。
「ムッシュ・エクレール、カオス様は待つのがお嫌いであらせられます。さっさとマジパティを始末してきてください!!!」
ムッシュ・エクレールは苦虫を噛み潰したように、マカロンとティラミスを睨みつける。
翌朝、サン・ジェルマン学園中等部―
「一悟、これだけは約束して!「彼」と争わなければならなくなった時ができたとしても、「マジパティの本来の目的」と「勇者の能力は誰かを救う力である」という2つの事を思い出してちょうだい!!!」
桜舞う通学路の中、一悟は昨日シュトーレンから言われたことを頭の中で繰り返していた。雪斗から言われた事は確かに悔しくも悲しくもあったが、「マジパティの本来の目的」と「勇者の力は誰かを救う力である」という2つの言葉、そしてパリにいる白銀のマジパティの存在が彼の背中を押した。その様子に、暫く一悟と一緒にいることにしたラテもどことなくうれしそうだ。
「今日はみるくさんは一緒じゃないんですね?てゆーか、昨日もお家に居ませんでしたけど…」
「みるくは今日、去年の飼育委員ってコトで、ウサギの飼育当番として早く学校にいるんだ。昨日は、朝から病院。桂さん…いや、みるくの父ちゃん、この間映画の収録で足をケガしちまって…」
みるくの父・米沢桂はアクション俳優「椎名元哉」で、かつては特撮ヒーロー番組「ミラクルマン」シリーズで主役を務めていたことがある。家に居ない事が多いが、一悟はみるくの父親にとてもよく懐いている。通学路を走りながら、一悟はリュックの中にいるラテに聞こえるように話す。昨日ココアを勇者の家に置いて行った事もあり、ラテはちょっとご機嫌だ。
正門をくぐり、昇降口へ入る。一悟が自分の下駄箱を開けると、そこには一通の手紙が入っていた。一悟は青い花柄の封筒の封を明ける。そこには封筒と同じ柄の便箋と、写真が何枚か入っていた。
「ミルフィーユさま
突然のお手紙失礼します。
私はあなたの正体を知っています。
バラされたくなければ、昼休みに特別棟屋上に通じる階段の踊り場まで来てください。
あなたの正体を知る者より」
便箋にはそう記されていた。写真は全部ミルフィーユに変身した一悟が写っており、一悟とラテは思わずぞっとした。
「ミルフィーユの写真ってことは…まさか…あの氷見って男…」
「まさか!あんな奴がこんな女子力たけぇ便箋使うワケねぇし…筆跡もいかにも「女子が書きました」ってぐらい、可愛げのある字なんて書かねぇし…」
その刹那、一悟は筆跡からとても身近な人物が描いたのだろうという事に気づいた。
「オーッツッホッホッホ!!!待ってましたわ!千葉一悟…いいえ、ミルフィーユ様!米沢みるくの筆跡を真似たのは大正解でしたわ!!!」
昼休みになり、特別棟屋上へと続く階段の踊り場に向かった一悟とラテが見たのは、予想外な人物だった。
「た…高萩あずき…」
黒のストレートロングを頭頂部でツインテールにまとめて青いリボンで結び、サン・ジェルマン学園中等部女子制服に水色の腕章を付けたお嬢様…一悟の隣のクラス・2年B組の生徒で、雪斗のファンクラブ「Club YUKI」の会員番号1番・高萩あずきである。この学園の中で、一悟にとっては雪斗の次に天敵である存在…それがこの人物なのである。
「オーッホッホッホ!!!覚えて下さって光栄ですわ!姿が千葉一悟でなければの話ですけど…」
一悟は事あるごとに雪斗と突っかかるため、雪斗のファンクラブの女子達からは目の敵にされている。
「それに、ラテ!お久しぶりですわね。」
「えっ…私の名前を知ってるってことは…」
「えぇ…ワタクシは勇者シュトーレン様を探すべく、人間界へとやって来た1人である「ライス・ケーキ」ですわ。もっとも…こちらでの両親は人間界の方々ですが。」
あずきの衝撃的な事実に、一悟とラテは目を皿のように丸くした。
「ミルフィーユ様はとても勇ましい…勇者様を思い出すように…」
「ミルフィーユが気に入ったなら、ソルベの方も…」
一悟がそう言いかけると、あずきはミルフィーユを思い出しながらウットリとしている表情から、もの凄い剣幕の表情に切り替わった。
「あんなクッソ傲慢でデカパイな輩のどこを慕えと仰るのですっ!!!!!あの輩の正体がユキ様でなければ、思いっきりディスりましたけどねっ!!!」
「「傲慢」な所は、お前も同じだろ」…と、一悟とラテはそう思うが、ここはあずきには言わないでおこうと心に決めた2人だった。
「だから…千葉一悟…ワタクシをスイーツ界の住人の1人として、マジパティとしてのあなたをサポートさせていただきたいのです!!!」
一悟は「冗談か?」と思ったが、あずきはいたって本気な目をしている。
「それなら、黄色のマジパティで確…」
一悟はそう言いかけるが…
「マジパティになることだけは、お断りします!!!マジパティに変身できるのは、原則として勇者様が飛ばされた世界の住人のみ…ワタクシのようなスイーツ界の住人がマジパティになるのはあり得ませんわ!!!」
あずきは悔しそうな表情を浮かべつつ、マジパティになることを拒んだ。その言葉には、ラテも納得するしかなかった。
「スイーツ界の住人や精霊がマジパティになるなんて、あってはならない事…白銀のマジパティも、パリに居た人間界の者…人間界の者以外がマジパティになるなんて…」
「ラテ…」
ラテの悲しげな表情に、一悟は何も言い返せなかった。
「だから…ワタクシはマジパティになりません!!!その分、スイーツ界の住人としてミルフィーユ様をサポートさせてくださいましっ!!!」
マジパティになれない自分を悔やみつつ、スイーツ界の住人としての意志を見せるあずきの言葉に、一悟の返事は1つだった。
「勿論だぜ!!!」
昼休みが終わり、放課後…今日は弓道部の活動日である。あずきは弓道着に着替え、射場へ赴くと、そこには既に雪斗が弓道着に着替え、弓を構えていた。凜とした姿勢、鋭い視線…そして、1本の矢が雪斗の右手から離れた刹那、撃ち放たれた矢は的の中央に命中した。
「ユキ様、今日も素晴らしい射形でしたわね。ですが、ユキ様の今の矢には迷いがありました。何か…事情がおありでも?」
「別に…何でもない…」
あずきの言葉に雪斗はそう答えるが、何でもなくはない…昨日の木苺ヶ丘中央公園に現れたカオスイーツの件で何かがあった…あずきはそう確信した。ちょうどここにはあずきと雪斗の2人だけ…あずきは意を決して昨日の事を聞き出そうとするが…
「ところで、ピンクのマジパティ…いえ、木苺ヶ丘に現れたピンクの長身の女性のことは…」
「アイツはいずれこの僕が倒す…アイツさえいなければ、僕の家族は事件に巻き込まれなかったんだ!!!」
その言葉を聞いたあずきの頭の中で大噴火が発生し、大量の火砕流が小さなソルベの集団を次々と飲みこんだ。
「やっぱり、マジパティに変身したユキ様の態度はクソクソクソォーーーーーーーーーっ!!!!!!」
噴火した火山の背後では、某どくろ怪獣の着ぐるみを着たあずきが火を噴いた。
その廃墟にムッシュ・エクレールがやって来た。彼の目の前には、黄緑色のピッグテールに黒を基調としたゴスロリ服の少女と、額から2本の肌と同じ色の鬼の角を生やした黒髪の和装メイドらしき人物が彼の帰りを待つかのように佇んでいる。
「「また」しくじったのぉ?エクレール…」
「昨日みたいに、また「マジパティがー」とか仰いませんよね?」
「ぐっ…」
どうやら図星のようだ。
「それなら、マカロン!!!貴様も現場へ行ってみたらどうだ?この私の苦労がどれほどかわかるはずだ!!!」
「えぇー…めんどくさーい…」
ピッグテールの少女は「マカロン」という名前のようだ。
「マカロン様は、動画配信者としての活動でお忙しいのです。これ以上、「ブラックビター」の顔に泥をお塗りになられるのでしたら、この私・ティラミスが出向きましょうか?」
「えぇ~…ティラミス、まだ僕の傍に居てよぉ~…」
ティラミスの言葉に、マカロンはフグのようにぷーっと両頬を膨らませた。
「マカロン様、可愛いお顔が台無しですよ?」
そう言いながら、ティラミスはマカロンに笑顔で囁く。そして、再びムッシュ・エクレールに向かって不機嫌そうな顔をする。
「ムッシュ・エクレール、カオス様は待つのがお嫌いであらせられます。さっさとマジパティを始末してきてください!!!」
ムッシュ・エクレールは苦虫を噛み潰したように、マカロンとティラミスを睨みつける。
翌朝、サン・ジェルマン学園中等部―
「一悟、これだけは約束して!「彼」と争わなければならなくなった時ができたとしても、「マジパティの本来の目的」と「勇者の能力は誰かを救う力である」という2つの事を思い出してちょうだい!!!」
桜舞う通学路の中、一悟は昨日シュトーレンから言われたことを頭の中で繰り返していた。雪斗から言われた事は確かに悔しくも悲しくもあったが、「マジパティの本来の目的」と「勇者の力は誰かを救う力である」という2つの言葉、そしてパリにいる白銀のマジパティの存在が彼の背中を押した。その様子に、暫く一悟と一緒にいることにしたラテもどことなくうれしそうだ。
「今日はみるくさんは一緒じゃないんですね?てゆーか、昨日もお家に居ませんでしたけど…」
「みるくは今日、去年の飼育委員ってコトで、ウサギの飼育当番として早く学校にいるんだ。昨日は、朝から病院。桂さん…いや、みるくの父ちゃん、この間映画の収録で足をケガしちまって…」
みるくの父・米沢桂はアクション俳優「椎名元哉」で、かつては特撮ヒーロー番組「ミラクルマン」シリーズで主役を務めていたことがある。家に居ない事が多いが、一悟はみるくの父親にとてもよく懐いている。通学路を走りながら、一悟はリュックの中にいるラテに聞こえるように話す。昨日ココアを勇者の家に置いて行った事もあり、ラテはちょっとご機嫌だ。
正門をくぐり、昇降口へ入る。一悟が自分の下駄箱を開けると、そこには一通の手紙が入っていた。一悟は青い花柄の封筒の封を明ける。そこには封筒と同じ柄の便箋と、写真が何枚か入っていた。
「ミルフィーユさま
突然のお手紙失礼します。
私はあなたの正体を知っています。
バラされたくなければ、昼休みに特別棟屋上に通じる階段の踊り場まで来てください。
あなたの正体を知る者より」
便箋にはそう記されていた。写真は全部ミルフィーユに変身した一悟が写っており、一悟とラテは思わずぞっとした。
「ミルフィーユの写真ってことは…まさか…あの氷見って男…」
「まさか!あんな奴がこんな女子力たけぇ便箋使うワケねぇし…筆跡もいかにも「女子が書きました」ってぐらい、可愛げのある字なんて書かねぇし…」
その刹那、一悟は筆跡からとても身近な人物が描いたのだろうという事に気づいた。
「オーッツッホッホッホ!!!待ってましたわ!千葉一悟…いいえ、ミルフィーユ様!米沢みるくの筆跡を真似たのは大正解でしたわ!!!」
昼休みになり、特別棟屋上へと続く階段の踊り場に向かった一悟とラテが見たのは、予想外な人物だった。
「た…高萩あずき…」
黒のストレートロングを頭頂部でツインテールにまとめて青いリボンで結び、サン・ジェルマン学園中等部女子制服に水色の腕章を付けたお嬢様…一悟の隣のクラス・2年B組の生徒で、雪斗のファンクラブ「Club YUKI」の会員番号1番・高萩あずきである。この学園の中で、一悟にとっては雪斗の次に天敵である存在…それがこの人物なのである。
「オーッホッホッホ!!!覚えて下さって光栄ですわ!姿が千葉一悟でなければの話ですけど…」
一悟は事あるごとに雪斗と突っかかるため、雪斗のファンクラブの女子達からは目の敵にされている。
「それに、ラテ!お久しぶりですわね。」
「えっ…私の名前を知ってるってことは…」
「えぇ…ワタクシは勇者シュトーレン様を探すべく、人間界へとやって来た1人である「ライス・ケーキ」ですわ。もっとも…こちらでの両親は人間界の方々ですが。」
あずきの衝撃的な事実に、一悟とラテは目を皿のように丸くした。
「ミルフィーユ様はとても勇ましい…勇者様を思い出すように…」
「ミルフィーユが気に入ったなら、ソルベの方も…」
一悟がそう言いかけると、あずきはミルフィーユを思い出しながらウットリとしている表情から、もの凄い剣幕の表情に切り替わった。
「あんなクッソ傲慢でデカパイな輩のどこを慕えと仰るのですっ!!!!!あの輩の正体がユキ様でなければ、思いっきりディスりましたけどねっ!!!」
「「傲慢」な所は、お前も同じだろ」…と、一悟とラテはそう思うが、ここはあずきには言わないでおこうと心に決めた2人だった。
「だから…千葉一悟…ワタクシをスイーツ界の住人の1人として、マジパティとしてのあなたをサポートさせていただきたいのです!!!」
一悟は「冗談か?」と思ったが、あずきはいたって本気な目をしている。
「それなら、黄色のマジパティで確…」
一悟はそう言いかけるが…
「マジパティになることだけは、お断りします!!!マジパティに変身できるのは、原則として勇者様が飛ばされた世界の住人のみ…ワタクシのようなスイーツ界の住人がマジパティになるのはあり得ませんわ!!!」
あずきは悔しそうな表情を浮かべつつ、マジパティになることを拒んだ。その言葉には、ラテも納得するしかなかった。
「スイーツ界の住人や精霊がマジパティになるなんて、あってはならない事…白銀のマジパティも、パリに居た人間界の者…人間界の者以外がマジパティになるなんて…」
「ラテ…」
ラテの悲しげな表情に、一悟は何も言い返せなかった。
「だから…ワタクシはマジパティになりません!!!その分、スイーツ界の住人としてミルフィーユ様をサポートさせてくださいましっ!!!」
マジパティになれない自分を悔やみつつ、スイーツ界の住人としての意志を見せるあずきの言葉に、一悟の返事は1つだった。
「勿論だぜ!!!」
昼休みが終わり、放課後…今日は弓道部の活動日である。あずきは弓道着に着替え、射場へ赴くと、そこには既に雪斗が弓道着に着替え、弓を構えていた。凜とした姿勢、鋭い視線…そして、1本の矢が雪斗の右手から離れた刹那、撃ち放たれた矢は的の中央に命中した。
「ユキ様、今日も素晴らしい射形でしたわね。ですが、ユキ様の今の矢には迷いがありました。何か…事情がおありでも?」
「別に…何でもない…」
あずきの言葉に雪斗はそう答えるが、何でもなくはない…昨日の木苺ヶ丘中央公園に現れたカオスイーツの件で何かがあった…あずきはそう確信した。ちょうどここにはあずきと雪斗の2人だけ…あずきは意を決して昨日の事を聞き出そうとするが…
「ところで、ピンクのマジパティ…いえ、木苺ヶ丘に現れたピンクの長身の女性のことは…」
「アイツはいずれこの僕が倒す…アイツさえいなければ、僕の家族は事件に巻き込まれなかったんだ!!!」
その言葉を聞いたあずきの頭の中で大噴火が発生し、大量の火砕流が小さなソルベの集団を次々と飲みこんだ。
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