激甘革命!マジパティ(分割版)

夜ノ森あかり

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レインボーポット編

第41話「嵐を呼ぶ結婚式!絆が生み出すブレイブフォーム!!!」⑧

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 アルトフルートの音色は混沌の魔女の頭に孫悟空の輪をはめたかのように、混沌の魔女を悶絶とさせ始める。
「こ、このクセになりそうな音色は…くそっ…武器は捨てろと言ったはず…」

『兄さんにとって、ブレイブルートは「武器」じゃなくて、「楽器」なんだよな?つまり、そゆとこ♪』

 アルトフルートの音色に苦しむ混沌の魔女は咄嗟に黒い鳥籠を屋上から放り投げようとするが…

「私の愛する女性に…」
「俺の恋人に…」
「大切な妹に…」
「だいしゅきなお兄ちゃんに…」
「大事なお嬢様に…」

「「「「「なんてことしやがるんだーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」

 突然現れた5人の精霊達の一斉タックルが、混沌の魔女の延髄に「ボキッ」という骨砕ける音と共に炸裂した。黒い鳥籠はアルトフルートの音色で砕け散り、閉じ込められていた4人の精霊達は無事、助け出された。勿論、精霊達だけではなく…

「「「ミルフィーユスライサー!!!!!」」」
 アルトフルートの音色に乗せて、3人のミルフィーユ達がミルフィーユグレイブを構え、3人のプディングを磔にしている3本の十字架を破壊し、一悟はみるく、明日香はここな、魔界のミルフィーユは魔界のプディングをそれぞれ救出した。

「おらぁっ、たまにゃん百裂キーーーーーーーーーーーーーーーーーック!!!!!」
 瀬戌市役所に近づく白い光の球体から、突然ロングヘアーのクリームパフが飛び出し、まるで格闘ゲームで攻撃ボタンを連打されたゲームキャラの如く、雪斗を磔にしている十字架に連続キックをかまし、雪斗を救出した。

「クリーム爆裂スマッシュ!!!!!」
 雪斗が救出されると、今度は白い光の球体から白銀の光の玉が放たれ、今度は友菓を磔にしている十字架が破壊された。十字架が破壊された事を確認したショートヘアーのクリームパフは光の玉から飛び出し、友菓を受け止めた。

「クリームゴッドバード!!!!!」
 最後に光の球体から銀色の鳥が飛び上がり、魔界のソルベを磔にしている十字架を体当たりで破壊した。人質が全員救出されたことを確認した赤い髪の男の勇者は、アルトフルートを吹くのをやめ、再び剣を構えた。

 18歳の勇者ガレットは、不意に左手を喉元に充てる。長時間アルトフルートを吹き続けていたというのに、全く疲れというものを感じない。
「ホント、不思議だぜ…俺、こんなに長時間フルート吹いたのに、全然息が苦しくねぇ!!!」
「ホントだ…あんな固いの蹴りまくったのに、全然足が痛くない…」
「俺も鎖を引きちぎったのに、全然手が痛くねぇ…」
 普段なら感じる身体への負担がない事に気づいた勇者とマジパティ達…その答えは、すぐに判明した。


「みなさん、こんにちわ。ミラクルマンテールです。
 突然ですが、皆さんにお願いがあります。
 現在、埼玉県瀬戌市が侵略者に襲われ、マジパティと勇者がそこで侵略者と戦っています。
 私ですら入る事の出来ない場所で戦う彼女達に、どうか私と一緒に声援を送ってください。」


「ぱ、パパっ!?」
 仄暗い空に描かれる光のメッセージに、勇者とマジパティ達が驚きの声を上げた。


札幌さっぽろの者です。
 市電の中で化け物が暴れた時は本当に死ぬかと思ったけど、マジパティのお陰で今を生きてます。
 本当にありがとう!」
「7月にあたしの学校に化け物が現れたんだけど、
 1人で戦うミルフィーユを見て、あたしも学校を守りたい一心で一緒に戦いたくなった。
 あの時の事、決して後悔してない…だから、また一緒に戦わせて!!!」


「このメッセージ…間違いねぇ、いすみだ!!!」
 マジパティへの声援の殆どは日本語だが、中にはフランス語やポルトガル語のメッセージも混ざっている。
「アコールのみんなまで…」
「おじいちゃん…パパ…ママ…」

 やっと立ち上がり、体制を取り直した混沌の魔女は、上空に描かれた無数の光のメッセージに驚きを隠せない。
「な、なんだ…これはっ!!!」
 混沌の魔女は咄嗟に黒光りする魔法で光のメッセージを消そうとするが、突然真正面に現れた夫婦によって、魔法を封じられてしまった。
「な、なにをするっ!!!」
「何ってぇ…あんさん、ウチの娘を襲ったんやろ?他人にした事、自分に返ってくること…知らんかったん?」
 大賢者は笑顔を崩そうとはしないが、心の中は怒りの炎で満ちている。(ここな調べ)

 光のメッセージと共に、3人の勇者が持つレインボーポットと、ケーキスタンドが共鳴し、3人の勇者が一斉にケーキスタンドの上段にレインボーポットをセットし始めた。
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