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激甘革命編
第48話「王国壊滅!国王はカオスだった」③
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その頃、スイーツ界シュガトピア王国では、王族への不満を募らせた民衆たちが他国の王族や代表の協力の下、シュガトピア城へ押し寄せ、王妃バルバラの祖国であるドルチェ帝国へと逃亡を図った国王夫妻とアンソニー王太子夫妻が、フルーティア連邦の軍隊に捕らわれてしまった。その連邦軍の中には、革命兵としてモーガン王子が統治していたブロッサム領の領民、そしてブランシュ卿が統治していたブランシュ領の領民が含まれている。
「フルーティア連邦軍がシュガトピアの王族を連れて、ミランダ女王の前に現れたぞ!!」
「勇者を王族の道具としてこき使い、勇者と民衆たちから血税を搾り取ってきたシュガトピアの王族を許すな!!!」
「勇者の一族がいないと何もできない分際で、我が国を含めた他国へケンカを売ってきた代償…耳を揃えて払っていただきますわ!!!よって、城下町の民はわたくし、グレートホイップ連合王国女王・ミランダが丁重にお預かりいたします!!!」
海に囲まれた魔法使いの国の女王が、城下町に連れ戻された国王夫妻の目の前でそう言うと、城下町の市民たちは魔法使いの女王に敬意を表し、女王が手配した食料に群がった。
勇者の末裔、僧侶の末裔、賢者の末裔の殆どがスイーツ界から離れて4か月あまり…ブロッサム領とブランシュ領は、ほぼ無血の状態で隣国であるフルーティア連邦国に引き込まれ、他の領地もツブアーヌ王国やパンヌーク王国などといった別の国が奪ってしまったのである。
捕らわれた国王夫妻と王太子夫妻は、ドルチェ帝国女帝・キャロライン2世、ツブアーヌ王国総統・カスティラ、パンヌーク王国国王・マイケル5世の手配ですぐに裁判にかけられ、全員に死刑が言い渡された。王太子の4人の子供達は宮廷の家臣たちと共に、処刑場の外れにある塔に幽閉されている。その処刑場の真横の牢獄の柵を掴みながら泣き喚く王太子に、王国騎士団長代理のパウンド・ケーキはやれやれと言わんばかりの顔をする。
「王太子様…残念ですが…」
「いやだ!!!せめて、子供達だけでも…」
「あなたの命乞いは、民衆たちが許しません。あなた方は国民からお金を巻き上げては、戦争と贅沢三昧を繰り返し、国の財政を破綻させた…特に勇者不在にも関わらず、他国に戦争を仕掛けた5年前からは…」
騎士団長代理の言葉に、王太子は何も言い返せない。
「人間界での役目を終えたにも関わらず、シュヴァリエ団長がこの世界へ戻らない理由…まだお判りにならないのですか?わからないのでしたら、お教えしましょうか?あなた方王族が、勇者の家系を酷使していながら、何も見返りを寄越さないわ、勇者の家系に理不尽な政略結婚を仕掛けるわ…挙句の果てには、勇者モンブランの暗殺…シュヴァリエ団長も、長い間よく我慢して来たものですよ。」
「あ、暗殺は私のおじい様…ベルナルド2世が、勇者モンブランの人気に嫉妬して…」
王太子の言葉に対し、騎士団長代理はそれを、まるでシュガトピアの民の代表かの如く、鼻で嗤う。
「嫉妬?その割には、ベルナルド2世はしれっと弟であるベルナルド3世に国を託しましたよね。最も、ベルナルド3世はご自身が見栄を張って主催した馬上槍試合中、馬に転落して亡くなりましたが…」
「そ、その時は勇者も若すぎるのが原因で…ベルナルド3世を助ける事はできなかったんだ!!!」
「その勇者に対する扱いのずさんさが、この結果を招いたのだ!!!他国の王、大統領、総統閣下と結託し、暴徒と化した民衆達が望むのは、シュガトピアの王族の滅亡あるのみ…」
もの凄い剣幕で怒りを露わにする騎士団長代理に、王太子はがっくりと両ひざを落とす。
「それなら、モーガンはどうした…モーガンも…」
「あなたが王位を捨てた者の事を知って、どうするのですか?彼はもう…あなたとは赤の他人でしょう?あとは反乱軍と民衆達の罵声でも聞いててください。」
「待ってくれ!!!パウンド・ケーキ騎士団長!!!!!私の話を…」
王太子の叫びに背を向けたまま、騎士団長代理は懐に入れていた1枚の白い上質紙を見つめながら、王太子のいる牢獄を離れる。彼が見つめる人間界で作られた上質紙の右下には、人間界の文字でブロッサム公モーガン王子、ブランシュ卿、大勇者ガレットもとい、シュヴァリエ元騎士団長のサインが記されている。
「ガチャッ…」
騎士団長代理が処刑場の外れにある塔の中へ入り、階段の突き当りにある部屋の扉を開けると、そこには16歳のアーサー王子を筆頭に、アンソニー王太子の4人の子供達がその身を震わせている。
「シュガトピア国王ベルナルド4世王、バルバラ王妃及び、アンソニー王太子の妻子の地位は全て廃位となった!よって、君たちはもう王族ではない!!」
「それでは、僕達は元国王と共に処刑となるのですか?」
王子の言葉に、騎士団長代理は首を横に振り、王子に1枚の白い上質紙を見せる。そこには人間界の言葉で、アンソニー王太子の4人の子供達を人間界に移住させる事を示唆する趣旨の指示が記されている。
「君達の叔父上からの計らいで、私は君達の今後を任されている。君達はこれから私を「重光さん」と呼んでいただこう…反乱軍に目を付けられぬよう、この国を出るのだ。この国を出たら、君たちに「巣鴨」という苗字と新たな名を与える。以後、その名で暮らしなさい。」
「国外追放…という事ですね?覚悟を決めよう…アン…」
「はい…お兄様…」
騎士団長代理の命令に覚悟を決めた元王子のアーサーと元王女のアンは、質素な服装に着替え、幼いミハイルとエリーザベトを大人1人が入れるような木箱に入れると、修道僧が羽織るケープを羽織り、騎士団長代理と共に、質素な馬車に乗り込んだ。
「フルーティア連邦軍がシュガトピアの王族を連れて、ミランダ女王の前に現れたぞ!!」
「勇者を王族の道具としてこき使い、勇者と民衆たちから血税を搾り取ってきたシュガトピアの王族を許すな!!!」
「勇者の一族がいないと何もできない分際で、我が国を含めた他国へケンカを売ってきた代償…耳を揃えて払っていただきますわ!!!よって、城下町の民はわたくし、グレートホイップ連合王国女王・ミランダが丁重にお預かりいたします!!!」
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勇者の末裔、僧侶の末裔、賢者の末裔の殆どがスイーツ界から離れて4か月あまり…ブロッサム領とブランシュ領は、ほぼ無血の状態で隣国であるフルーティア連邦国に引き込まれ、他の領地もツブアーヌ王国やパンヌーク王国などといった別の国が奪ってしまったのである。
捕らわれた国王夫妻と王太子夫妻は、ドルチェ帝国女帝・キャロライン2世、ツブアーヌ王国総統・カスティラ、パンヌーク王国国王・マイケル5世の手配ですぐに裁判にかけられ、全員に死刑が言い渡された。王太子の4人の子供達は宮廷の家臣たちと共に、処刑場の外れにある塔に幽閉されている。その処刑場の真横の牢獄の柵を掴みながら泣き喚く王太子に、王国騎士団長代理のパウンド・ケーキはやれやれと言わんばかりの顔をする。
「王太子様…残念ですが…」
「いやだ!!!せめて、子供達だけでも…」
「あなたの命乞いは、民衆たちが許しません。あなた方は国民からお金を巻き上げては、戦争と贅沢三昧を繰り返し、国の財政を破綻させた…特に勇者不在にも関わらず、他国に戦争を仕掛けた5年前からは…」
騎士団長代理の言葉に、王太子は何も言い返せない。
「人間界での役目を終えたにも関わらず、シュヴァリエ団長がこの世界へ戻らない理由…まだお判りにならないのですか?わからないのでしたら、お教えしましょうか?あなた方王族が、勇者の家系を酷使していながら、何も見返りを寄越さないわ、勇者の家系に理不尽な政略結婚を仕掛けるわ…挙句の果てには、勇者モンブランの暗殺…シュヴァリエ団長も、長い間よく我慢して来たものですよ。」
「あ、暗殺は私のおじい様…ベルナルド2世が、勇者モンブランの人気に嫉妬して…」
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もの凄い剣幕で怒りを露わにする騎士団長代理に、王太子はがっくりと両ひざを落とす。
「それなら、モーガンはどうした…モーガンも…」
「あなたが王位を捨てた者の事を知って、どうするのですか?彼はもう…あなたとは赤の他人でしょう?あとは反乱軍と民衆達の罵声でも聞いててください。」
「待ってくれ!!!パウンド・ケーキ騎士団長!!!!!私の話を…」
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「ガチャッ…」
騎士団長代理が処刑場の外れにある塔の中へ入り、階段の突き当りにある部屋の扉を開けると、そこには16歳のアーサー王子を筆頭に、アンソニー王太子の4人の子供達がその身を震わせている。
「シュガトピア国王ベルナルド4世王、バルバラ王妃及び、アンソニー王太子の妻子の地位は全て廃位となった!よって、君たちはもう王族ではない!!」
「それでは、僕達は元国王と共に処刑となるのですか?」
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