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第2章 新人探索者
15.もう一人の自分
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魔樹ポポイアからドロップした小箱を回収し終え、中身は何だろうかと話に花を咲かせるエルとフィル。
そろそろダンジョンを脱出し、王都に戻って小箱の鑑定へ向かう──というのが、通常の探索者達の行動ではあるのたが。
「……あ、あのさ。ちょっと二人に頼みたい事があるんだけど、良いかな?」
はしゃいでいた姉弟に、ザインが真剣な表情で話を切り出した。
彼のその様子に、エル達は数秒顔を見合わせると、
「はい、わたし達に出来る事でしたら」
「何でも言って下さい!」
二人共、笑顔で快諾してくれた。
ザインは内心胸を撫で下ろし、改めて語り出す。
「……俺はまだ、探索者になって日が浅いっていう話はしたよな。実は俺、まだまともに自分のスキルを使った事が無いんだ」
「え……?」
「驚かれるのは……仕方無いと思ってる。俺のスキルはよく分からないもので、こうして成人するまではスキルを試さないように母さんに言い付けられてた。だけど──もしかしたら、たった一度だけスキルを使ったこの森で、上手く発動出来ていたかもしれないんだ」
途端に困惑の色を浮かべる彼女達。
それもそのはずだ。
自分達の窮地を救ってくれた男が、実はほとんどスキルを使った事が無いと打ち明けてきたのだから。
自身のスキルが判明するのは、一般的に神殿で判定を受ける十歳を迎える頃である。
その時に初めてスキルを使用し訓練を重ね、将来に向けて動き出す。
だが、ザインのような例も稀にある。スキルそのものが命を削る事で発動するものであったり、その可能性が否定出来ない未知のスキルである場合だ。
ザインは傍に寄り添うジルをそっと撫でながら、言葉を続ける。
「幸い、俺のスキルは魔力を大幅に消費するだけのタイプだったらしい。魔力不足で隙が出来た時ぐらいしか命の危険は無いから、二人にはその間の護衛と対処を任せたい」
「そ、そうは言いましても……! 急な魔力の大幅消費は、多少なりとも身体に負担があると聞きますし……」
エルは戸惑いから表情を一変させ、不安げな顔をしてザインを見上げて訴える。
「つい先程まで戦闘をしていたのですから、矢の精製で既に魔力が使われています! いくら何でも、そのような状態でスキルを使用するのは危険だと思います!」
「その為に魔力回復ポーションを用意してある。俺が一人で動けないような状況になったら、無理にでも飲ませてくれないかな」
「……そうまでして、あなたは自分の身を危険に晒さなければならないのですか?」
語気を弱めた少女の問い掛け。
対してザインは、力強く頷いて答えた。
「勿論だ。スキルは使い込まないと能力が上がらないし、魔力消費の効率も良くならない。詳細が分からないスキルなら、その可能性を最大限まで引き出して、もっと上を目指したい! 俺が憧れた探索者に追い付くには──母さんを追い越すには、きっとこの力が必要になると思うんだ!」
真っ直ぐに注がれる青年の瞳。
その強い輝きに、エルの心が激しく揺さぶられる。
「で、でもっ……それでザインさんに万が一の事があったら、わたし……!」
「心配してくれてありがとう、エル。でも──これはいつか向き合わなくちゃいけない問題なんだ」
杖を握るエルの小さな白い手を、ザインはそれよりも大きく逞しい手で包み込んだ。
彼からもたらされた突然の行動によって、エルは思わず肩を跳ねさせる。
二人の距離は、互いの吐息が掛かる程。
ふと視線を上げた先に映る青年の直向きな表情に、少女の胸はトクリと高鳴っていた。
「これは君達にしか頼めない。どうか、引き受けてもらえないかな……?」
「ひぇっ、あ、わわっ……!」
その鼓動の正体は、ザインの急な接近に驚いただけなのか、それとも──
「……わ、分かりました! 仰っている事は分かりましたからっ、て、手を……離して頂ければ、と……‼︎」
「え……ああぁぁっ、ごめん‼︎」
エルからの必死の申し出に、慌てて手を離し飛び退くザイン。
まともに顔を見られなくなってしまったエルは、すっかり俯いて顔を真っ赤に染め上げていた。
けれども、それはザインも同様。
同じ年頃の──母と姉以外の女性の手に触れたのは、今回が初めての事だった。
互いにあらぬ方向に目をやりながら、急激に上昇した体温を持て余す二人。
そんな二人を、息を殺してひっそりと眺める一人と一頭。
青年の相棒と少女の弟は、彼らのやり取りを微笑ましく眺めるのであった。
「準備は出来た。エル、フィル! もしもの時は──」
「すぐにポーションを飲ませる、ですよね。わたし達がしっかり待機していますから……どうか、ご無事で……!」
魔力回復ポーションを手にしたエルは、祈るように両手で小瓶を握り締めて応える。
ザインは既にポーションを飲んで魔力を回復させている。
まだ復活する兆しの無いダンジョンマスター、魔樹ポポイア。
ここには基本的にダンジョンマスター以外の魔物は出現しないので、今ならばここで存分にスキルを試す事が出来るのだ。
エル達には少し離れた場所で見守ってもらい、ザインの様子がおかしければ、すぐに対処してもらえるよう頼んでいる。
「それじゃあ……始めるぞ!」
「ワフッ、ワフッ!」
「頑張って下さい、師匠!」
肺いっぱいに深く息を吸って、すぅーっと吐き出す。
何度かその動作を繰り返しながら、ザインは集中力を高めていった。
『オート周回』を試みるのは、これでもう三度目になる。
前回はスキルを使ってからヘロヘロになってしまったが、今回はジルだけでなく、エルとフィルも側に居てくれている。
(……これで『オート周回』が成功したら、俺とエル達の間の謎が解けるはずだ。二人を助けたのが俺の力だったのか、単なる人違いだったのか──ハッキリさせてやる!)
ザインは全身に気合いと魔力を漲らせ、腹の底から叫びを上げる。
「──『オート周回』、発動ッ‼︎」
その瞬間、ザインの頭の天辺から爪先まで魔力が抜け出し、ぐらりと足元がふらつくのが分かった。
「くぅっ……!」
「ザインさんっ⁉︎」
泣き出しそうな声を上げたエルが、こちらへ駆け寄ろうと足を踏み出し、
「まだ、いけるっ……!」
それでもザインは、歯を食いしばって根性だけで立ち続ける。
根こそぎ魔力を吸い出されるような感覚は、以前と変わらない。
しかし前回よりもほんの少しだけ──単なる慣れかもしれないが、スキル発動による脱力感が緩和されているような印象を受けていた。
ザインから抜け出た大量の魔力は、高く高く渦を巻いていく。
「これが……ザインさんのスキル……?」
「魔力が一ヶ所に集中してる……!」
期待と不安の中、遂にその時が訪れる。
魔力の渦は極限までその力を密集させ、次の瞬間──破裂した。
「なっ……⁉︎」
一瞬の激しい風圧に息を詰まらせ、突風が止む。
そこに現出したのは、炎のように赤い髪と穏やかな茶色い眼を持つ青年。
「…………?」
その青年は、ポカンと口を開けたままのザインを見て首を傾げていた。
目の前の彼は紛れも無く、ザインと寸分違わぬ姿をしている。
「これが、俺のスキル……なのか……?」
無意識に、そんな言葉が口から漏れていた。
ザインの疑問に、渦の中から現れたもう一人のザインが頷く。
それだけでなく、『ザイン』らしきものは何度か口をパクパクとさせ、
「……れ、は……おれ、は……きみの、しゅーかい、よう……こぴーたい、です」
たどたどしい発音と発声ながらも、その喉から出されたのはやはりザインのものによく似ていた。
「すきる、れべるが、じょうしょうした……ので、かいわ……が、かのうに、なりました」
そろそろダンジョンを脱出し、王都に戻って小箱の鑑定へ向かう──というのが、通常の探索者達の行動ではあるのたが。
「……あ、あのさ。ちょっと二人に頼みたい事があるんだけど、良いかな?」
はしゃいでいた姉弟に、ザインが真剣な表情で話を切り出した。
彼のその様子に、エル達は数秒顔を見合わせると、
「はい、わたし達に出来る事でしたら」
「何でも言って下さい!」
二人共、笑顔で快諾してくれた。
ザインは内心胸を撫で下ろし、改めて語り出す。
「……俺はまだ、探索者になって日が浅いっていう話はしたよな。実は俺、まだまともに自分のスキルを使った事が無いんだ」
「え……?」
「驚かれるのは……仕方無いと思ってる。俺のスキルはよく分からないもので、こうして成人するまではスキルを試さないように母さんに言い付けられてた。だけど──もしかしたら、たった一度だけスキルを使ったこの森で、上手く発動出来ていたかもしれないんだ」
途端に困惑の色を浮かべる彼女達。
それもそのはずだ。
自分達の窮地を救ってくれた男が、実はほとんどスキルを使った事が無いと打ち明けてきたのだから。
自身のスキルが判明するのは、一般的に神殿で判定を受ける十歳を迎える頃である。
その時に初めてスキルを使用し訓練を重ね、将来に向けて動き出す。
だが、ザインのような例も稀にある。スキルそのものが命を削る事で発動するものであったり、その可能性が否定出来ない未知のスキルである場合だ。
ザインは傍に寄り添うジルをそっと撫でながら、言葉を続ける。
「幸い、俺のスキルは魔力を大幅に消費するだけのタイプだったらしい。魔力不足で隙が出来た時ぐらいしか命の危険は無いから、二人にはその間の護衛と対処を任せたい」
「そ、そうは言いましても……! 急な魔力の大幅消費は、多少なりとも身体に負担があると聞きますし……」
エルは戸惑いから表情を一変させ、不安げな顔をしてザインを見上げて訴える。
「つい先程まで戦闘をしていたのですから、矢の精製で既に魔力が使われています! いくら何でも、そのような状態でスキルを使用するのは危険だと思います!」
「その為に魔力回復ポーションを用意してある。俺が一人で動けないような状況になったら、無理にでも飲ませてくれないかな」
「……そうまでして、あなたは自分の身を危険に晒さなければならないのですか?」
語気を弱めた少女の問い掛け。
対してザインは、力強く頷いて答えた。
「勿論だ。スキルは使い込まないと能力が上がらないし、魔力消費の効率も良くならない。詳細が分からないスキルなら、その可能性を最大限まで引き出して、もっと上を目指したい! 俺が憧れた探索者に追い付くには──母さんを追い越すには、きっとこの力が必要になると思うんだ!」
真っ直ぐに注がれる青年の瞳。
その強い輝きに、エルの心が激しく揺さぶられる。
「で、でもっ……それでザインさんに万が一の事があったら、わたし……!」
「心配してくれてありがとう、エル。でも──これはいつか向き合わなくちゃいけない問題なんだ」
杖を握るエルの小さな白い手を、ザインはそれよりも大きく逞しい手で包み込んだ。
彼からもたらされた突然の行動によって、エルは思わず肩を跳ねさせる。
二人の距離は、互いの吐息が掛かる程。
ふと視線を上げた先に映る青年の直向きな表情に、少女の胸はトクリと高鳴っていた。
「これは君達にしか頼めない。どうか、引き受けてもらえないかな……?」
「ひぇっ、あ、わわっ……!」
その鼓動の正体は、ザインの急な接近に驚いただけなのか、それとも──
「……わ、分かりました! 仰っている事は分かりましたからっ、て、手を……離して頂ければ、と……‼︎」
「え……ああぁぁっ、ごめん‼︎」
エルからの必死の申し出に、慌てて手を離し飛び退くザイン。
まともに顔を見られなくなってしまったエルは、すっかり俯いて顔を真っ赤に染め上げていた。
けれども、それはザインも同様。
同じ年頃の──母と姉以外の女性の手に触れたのは、今回が初めての事だった。
互いにあらぬ方向に目をやりながら、急激に上昇した体温を持て余す二人。
そんな二人を、息を殺してひっそりと眺める一人と一頭。
青年の相棒と少女の弟は、彼らのやり取りを微笑ましく眺めるのであった。
「準備は出来た。エル、フィル! もしもの時は──」
「すぐにポーションを飲ませる、ですよね。わたし達がしっかり待機していますから……どうか、ご無事で……!」
魔力回復ポーションを手にしたエルは、祈るように両手で小瓶を握り締めて応える。
ザインは既にポーションを飲んで魔力を回復させている。
まだ復活する兆しの無いダンジョンマスター、魔樹ポポイア。
ここには基本的にダンジョンマスター以外の魔物は出現しないので、今ならばここで存分にスキルを試す事が出来るのだ。
エル達には少し離れた場所で見守ってもらい、ザインの様子がおかしければ、すぐに対処してもらえるよう頼んでいる。
「それじゃあ……始めるぞ!」
「ワフッ、ワフッ!」
「頑張って下さい、師匠!」
肺いっぱいに深く息を吸って、すぅーっと吐き出す。
何度かその動作を繰り返しながら、ザインは集中力を高めていった。
『オート周回』を試みるのは、これでもう三度目になる。
前回はスキルを使ってからヘロヘロになってしまったが、今回はジルだけでなく、エルとフィルも側に居てくれている。
(……これで『オート周回』が成功したら、俺とエル達の間の謎が解けるはずだ。二人を助けたのが俺の力だったのか、単なる人違いだったのか──ハッキリさせてやる!)
ザインは全身に気合いと魔力を漲らせ、腹の底から叫びを上げる。
「──『オート周回』、発動ッ‼︎」
その瞬間、ザインの頭の天辺から爪先まで魔力が抜け出し、ぐらりと足元がふらつくのが分かった。
「くぅっ……!」
「ザインさんっ⁉︎」
泣き出しそうな声を上げたエルが、こちらへ駆け寄ろうと足を踏み出し、
「まだ、いけるっ……!」
それでもザインは、歯を食いしばって根性だけで立ち続ける。
根こそぎ魔力を吸い出されるような感覚は、以前と変わらない。
しかし前回よりもほんの少しだけ──単なる慣れかもしれないが、スキル発動による脱力感が緩和されているような印象を受けていた。
ザインから抜け出た大量の魔力は、高く高く渦を巻いていく。
「これが……ザインさんのスキル……?」
「魔力が一ヶ所に集中してる……!」
期待と不安の中、遂にその時が訪れる。
魔力の渦は極限までその力を密集させ、次の瞬間──破裂した。
「なっ……⁉︎」
一瞬の激しい風圧に息を詰まらせ、突風が止む。
そこに現出したのは、炎のように赤い髪と穏やかな茶色い眼を持つ青年。
「…………?」
その青年は、ポカンと口を開けたままのザインを見て首を傾げていた。
目の前の彼は紛れも無く、ザインと寸分違わぬ姿をしている。
「これが、俺のスキル……なのか……?」
無意識に、そんな言葉が口から漏れていた。
ザインの疑問に、渦の中から現れたもう一人のザインが頷く。
それだけでなく、『ザイン』らしきものは何度か口をパクパクとさせ、
「……れ、は……おれ、は……きみの、しゅーかい、よう……こぴーたい、です」
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