44 / 57
第4章 怪しい影
6.その瞳に映るもの
しおりを挟む
──カノンのような女の子の方が、好きなのか。
突然エルの口から飛び出した問いに、ザインは「えっ」と声を上げた。
「それは……ええと、誰と比べてって事なんだ……?」
問い返されたエルは、きゅっと唇を引き結ぶ。
湯上りのせいか桃色に染まる頬を両手で押さえて、一つ呼吸をする彼女。
そして何かを決心するように目を閉じて、静かに目蓋を開けて、ザインを見上げた。
「……わ、わたしと……カノンさんを比較して、です」
「エルとカノンを……? 何で急にそんな事……」
「だって……ザインさんは、わたし達の知らない間にあんなに綺麗な人と知り合っていて……。今日の日中だって、彼女とあんなに楽しそうにお話をしていたじゃないですか」
確かに、カノンは美人な類の少女だとザインは思う。
ふわりとした純白のポニーテールと、それに負けず劣らず雪のような白さを誇る、滑らかな肌。
適度に露出された胸元や太腿には、見る人を惹き付けて決して離さない、女性的な魅力が詰め込まれていた。
(もしかして……エルはああいうタイプの女の子に憧れていたのか……?)
カノンは外見の美しさだけでなく、探索者としてもかなりの凄腕だという。
だからこそエルは、そんな憧れの存在であるカノンと親しくする自分に嫉妬をして、こんな質問をしてきたのか。
エルの意図をそう解釈してしまったザインは、先程からずっと様子がおかしかった彼女への疑問が晴れた清々しさを感じながら言う。
「ああ、カノンの事は嫌いじゃないよ」
「……っ! そ、そうですか……やっぱり……そう、なんですね……」
「着ている服だってあんなにオシャレで似合ってるのに、素材の感じからして魔法防御の術も施されてそうだったからなぁ。腰の剣だって相当の業物だろうし、ファッション的にも実用的にも両立した物を揃えているあたり、同じ探索者としてかなり好感が持てるぞ!」
「…………え?」
今にも涙が零れ落ちそうだったエルの瞳が、驚愕と困惑の色に染まった。
「そんないいとこ取りをした装備を集めて、その上で手入れも欠かさずにしてるはずだろ? いつ見てもカノンのブーツはピカピカに磨かれてるし、ちょっと近くに寄るだけでも良い匂いがするんだよなぁ。もしかして、香水とか使ってるのか……? もしカノンが香水に詳しいなら、今度お勧めの店でも紹介して母さん達に贈ってあげようかな?」
そんな止まらないザインの語りを、黙って聞き続けるしかなかったエル。
彼女はいつの間にか、涙が引っ込んでしまっていていた。
斜め上のトークを繰り広げるザインを目の当たりにして、気が付けば小さな笑いを零す。
「ふ……ふふっ……!」
「な、何だよエル。俺、何かおかしい事言ってたか?」
「いいえ、お気になさらないで下さい。わたしが勝手に妙な思い込みをしていただけだったのですから」
「そ、そうなのか……?」
「ええ、そうです」
すっかり元気を取り戻したエルは、いつものような甘い笑顔を浮かべて佇んでいた。
ひとまず彼女が元気になってくれた事に安心したザインに、エルは続けて口を開く。
「それにしても、ザインさんはカノンさんの事をよく見ていらっしゃるのですね。ブーツの事だけでなく、香水の香りにも気付かれていただなんて」
「まあな。『何事もよく観察する事からだ』って母さんもよく言ってたし、自然とそういうのに目が行くようになったんだよ。それに……」
「それに……?」
きょとん、と首を傾げるエルの桜色の髪が揺れる。
「俺はエルの事だって、ちゃんと見てるんだぞ?」
「わ、わたしを……?」
「うん。エル、王都に戻って来てからあんまり元気無かっただろ? 何かあったのかなって心配してたんだ」
「そう、ですか……ザインさんが、わたしの事を……」
そう呟いたエルの表情は、どこか満足気に見える。
「……ご心配をお掛けしてすみません。でも、わたしはもう大丈夫ですから。ザインさんがこれからもわたしを……わたしと弟を見守っていて下さるのなら……今はただ、それだけで幸せですもの」
「……? うん、そのつもりだけど」
ピンと来ないものの、一応は返事をするザイン。
けれどもエルは、そんなザインだからこそ安心出来るのだと、そう思うのだった。
────────────
公衆浴場から宿に戻った三人は、その後それぞれの個室でたっぷりと睡眠を取った。
翌朝の王都は今日も快晴に恵まれ、一階でご主人自慢の朝食を済ませた後の事。
昨日の約束通りにザイン達を迎えに来たカノンが、朝から輝かしいばかりの美貌と共に姿を現した。
「おはよう。早速だけど、これからすぐに大農場へ向かうわよ。準備は出来ているわよね?」
「ああ、勿論だ!」
「昨日の内に必要な物は揃えておきましたよ、カノン先輩!」
フィルに『先輩』と呼ばれたカノンは、少し照れ臭そうにしながら視線を逸らす。
「ふ、フンッ……! このワタシに指導される後輩として、ゴールドランクの先輩を敬うのは良い心掛けね!」
不機嫌そうな台詞ではあるものの、どこか嬉しさの滲むカノンの声色に、ザインは微笑ましさを感じてしまう。
すると、緩みそうになる表情を必死に引き締めるカノンが言う。
「と、とにかく! これからイスカ大草原の方へ出発するわよ。あの狼クンは、ザインの使い魔という事で良いのよね?」
「うん。カノンが連れていたのは、使い魔の白竜なんだよな?」
「ええ、白竜のマロウよ。あの子がまだ卵だった頃からの付き合いで……まあ、この話は関係無いわね。とりあえずエル、アナタはワタシと一緒に来なさい」
「わたしがカノンさんと……という事は、空を飛んで向かうのですか!?」
ビクッと肩を震わせたエルが、思わず近くに居たザインの腕を掴んだ。
ザインは何事かとエルを見たが、彼女の小刻みに震える手からある程度の理由を察する事が出来た。
「わ、わたし……高い所が苦手なのですが……!」
「苦手というのは、それを克服する為にあるものだわ。エル、何事も慣れてしまえば意外とどうにかなってしまうものよ?」
「そうは仰いましても……怖いものは、どうしても怖いのですっ!!」
いつもは大人しい清楚な印象のエルには似合わない、腹の底から響く大きな拒絶の声。
ザインはこんな大声を出せたのかと感心する一方、自身の腕に込められる手の力に、彼女の恐怖心が本物である事を実感していた。
「カノン、エルもこんなに嫌がってるみたいだし……」
「うーん……。これから行動を共にするなら、出来ればマロウにも慣れておいてもらいたかったのだけど……無理強いするのも酷よね。良いわ、代わりにフィルに乗ってもらうから」
「あうぅ……すみません、すみません……!」
「良いのよ、いつか慣れてくれれば。何か良い切っ掛けに恵まれる事もあるかもしれないもの」
謝罪の言葉と共に何度も頭を下げるエルに、カノンは笑って流してくれた。
カノン曰く、緊急時に二手に別れてその場を離脱しなくてはならなくなった場合に備えて、マロウに乗っての飛行を体験してほしかったのだそうだ。
いつでもザイン達三人が揃ってジルに乗れる状況ばかりではないであろう事は、ザインもエルも頭では理解している。
けれどもエルの激しい拒絶っぷりに、カノンも彼女の飛行体験を諦めざるを得ないのだった。
突然エルの口から飛び出した問いに、ザインは「えっ」と声を上げた。
「それは……ええと、誰と比べてって事なんだ……?」
問い返されたエルは、きゅっと唇を引き結ぶ。
湯上りのせいか桃色に染まる頬を両手で押さえて、一つ呼吸をする彼女。
そして何かを決心するように目を閉じて、静かに目蓋を開けて、ザインを見上げた。
「……わ、わたしと……カノンさんを比較して、です」
「エルとカノンを……? 何で急にそんな事……」
「だって……ザインさんは、わたし達の知らない間にあんなに綺麗な人と知り合っていて……。今日の日中だって、彼女とあんなに楽しそうにお話をしていたじゃないですか」
確かに、カノンは美人な類の少女だとザインは思う。
ふわりとした純白のポニーテールと、それに負けず劣らず雪のような白さを誇る、滑らかな肌。
適度に露出された胸元や太腿には、見る人を惹き付けて決して離さない、女性的な魅力が詰め込まれていた。
(もしかして……エルはああいうタイプの女の子に憧れていたのか……?)
カノンは外見の美しさだけでなく、探索者としてもかなりの凄腕だという。
だからこそエルは、そんな憧れの存在であるカノンと親しくする自分に嫉妬をして、こんな質問をしてきたのか。
エルの意図をそう解釈してしまったザインは、先程からずっと様子がおかしかった彼女への疑問が晴れた清々しさを感じながら言う。
「ああ、カノンの事は嫌いじゃないよ」
「……っ! そ、そうですか……やっぱり……そう、なんですね……」
「着ている服だってあんなにオシャレで似合ってるのに、素材の感じからして魔法防御の術も施されてそうだったからなぁ。腰の剣だって相当の業物だろうし、ファッション的にも実用的にも両立した物を揃えているあたり、同じ探索者としてかなり好感が持てるぞ!」
「…………え?」
今にも涙が零れ落ちそうだったエルの瞳が、驚愕と困惑の色に染まった。
「そんないいとこ取りをした装備を集めて、その上で手入れも欠かさずにしてるはずだろ? いつ見てもカノンのブーツはピカピカに磨かれてるし、ちょっと近くに寄るだけでも良い匂いがするんだよなぁ。もしかして、香水とか使ってるのか……? もしカノンが香水に詳しいなら、今度お勧めの店でも紹介して母さん達に贈ってあげようかな?」
そんな止まらないザインの語りを、黙って聞き続けるしかなかったエル。
彼女はいつの間にか、涙が引っ込んでしまっていていた。
斜め上のトークを繰り広げるザインを目の当たりにして、気が付けば小さな笑いを零す。
「ふ……ふふっ……!」
「な、何だよエル。俺、何かおかしい事言ってたか?」
「いいえ、お気になさらないで下さい。わたしが勝手に妙な思い込みをしていただけだったのですから」
「そ、そうなのか……?」
「ええ、そうです」
すっかり元気を取り戻したエルは、いつものような甘い笑顔を浮かべて佇んでいた。
ひとまず彼女が元気になってくれた事に安心したザインに、エルは続けて口を開く。
「それにしても、ザインさんはカノンさんの事をよく見ていらっしゃるのですね。ブーツの事だけでなく、香水の香りにも気付かれていただなんて」
「まあな。『何事もよく観察する事からだ』って母さんもよく言ってたし、自然とそういうのに目が行くようになったんだよ。それに……」
「それに……?」
きょとん、と首を傾げるエルの桜色の髪が揺れる。
「俺はエルの事だって、ちゃんと見てるんだぞ?」
「わ、わたしを……?」
「うん。エル、王都に戻って来てからあんまり元気無かっただろ? 何かあったのかなって心配してたんだ」
「そう、ですか……ザインさんが、わたしの事を……」
そう呟いたエルの表情は、どこか満足気に見える。
「……ご心配をお掛けしてすみません。でも、わたしはもう大丈夫ですから。ザインさんがこれからもわたしを……わたしと弟を見守っていて下さるのなら……今はただ、それだけで幸せですもの」
「……? うん、そのつもりだけど」
ピンと来ないものの、一応は返事をするザイン。
けれどもエルは、そんなザインだからこそ安心出来るのだと、そう思うのだった。
────────────
公衆浴場から宿に戻った三人は、その後それぞれの個室でたっぷりと睡眠を取った。
翌朝の王都は今日も快晴に恵まれ、一階でご主人自慢の朝食を済ませた後の事。
昨日の約束通りにザイン達を迎えに来たカノンが、朝から輝かしいばかりの美貌と共に姿を現した。
「おはよう。早速だけど、これからすぐに大農場へ向かうわよ。準備は出来ているわよね?」
「ああ、勿論だ!」
「昨日の内に必要な物は揃えておきましたよ、カノン先輩!」
フィルに『先輩』と呼ばれたカノンは、少し照れ臭そうにしながら視線を逸らす。
「ふ、フンッ……! このワタシに指導される後輩として、ゴールドランクの先輩を敬うのは良い心掛けね!」
不機嫌そうな台詞ではあるものの、どこか嬉しさの滲むカノンの声色に、ザインは微笑ましさを感じてしまう。
すると、緩みそうになる表情を必死に引き締めるカノンが言う。
「と、とにかく! これからイスカ大草原の方へ出発するわよ。あの狼クンは、ザインの使い魔という事で良いのよね?」
「うん。カノンが連れていたのは、使い魔の白竜なんだよな?」
「ええ、白竜のマロウよ。あの子がまだ卵だった頃からの付き合いで……まあ、この話は関係無いわね。とりあえずエル、アナタはワタシと一緒に来なさい」
「わたしがカノンさんと……という事は、空を飛んで向かうのですか!?」
ビクッと肩を震わせたエルが、思わず近くに居たザインの腕を掴んだ。
ザインは何事かとエルを見たが、彼女の小刻みに震える手からある程度の理由を察する事が出来た。
「わ、わたし……高い所が苦手なのですが……!」
「苦手というのは、それを克服する為にあるものだわ。エル、何事も慣れてしまえば意外とどうにかなってしまうものよ?」
「そうは仰いましても……怖いものは、どうしても怖いのですっ!!」
いつもは大人しい清楚な印象のエルには似合わない、腹の底から響く大きな拒絶の声。
ザインはこんな大声を出せたのかと感心する一方、自身の腕に込められる手の力に、彼女の恐怖心が本物である事を実感していた。
「カノン、エルもこんなに嫌がってるみたいだし……」
「うーん……。これから行動を共にするなら、出来ればマロウにも慣れておいてもらいたかったのだけど……無理強いするのも酷よね。良いわ、代わりにフィルに乗ってもらうから」
「あうぅ……すみません、すみません……!」
「良いのよ、いつか慣れてくれれば。何か良い切っ掛けに恵まれる事もあるかもしれないもの」
謝罪の言葉と共に何度も頭を下げるエルに、カノンは笑って流してくれた。
カノン曰く、緊急時に二手に別れてその場を離脱しなくてはならなくなった場合に備えて、マロウに乗っての飛行を体験してほしかったのだそうだ。
いつでもザイン達三人が揃ってジルに乗れる状況ばかりではないであろう事は、ザインもエルも頭では理解している。
けれどもエルの激しい拒絶っぷりに、カノンも彼女の飛行体験を諦めざるを得ないのだった。
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる