17 / 184
王位継承権への道
漆黒の魔剣士
しおりを挟む
人の身の丈よりも数倍大きい魔物が彼等を睨みつける。
魔物は大きな棍棒を手にしていて、それを大きく振り下ろした。
ズバンッ!
棍棒は湿地帯の水飛沫を大きく跳ね上げて、周囲に飛び散る。
一同は、魔物から逃げ始める。
リーミアは魔物を見て、フォルサ、カルファ、アメリに向かって話す。
「私がヤツを倒すから協力して!」
「おいおい、正気か?いくら嬢ちゃんでも、ちょっとそれは…」
「勝てる秘策があるの、ただ…数体程魔物の生き血を剣に与える必要があるから、少し時間稼ぎが必要なのよ。お願い、やらせて」
「勝てる自信はあるのか」
カルファがリーミアに尋ねると、彼女は黙って頷く。
「全く、こんな化け物を、相手にすることになるとは…」
「仕方ない、やってみろ!だがな…負けは許されないぞ」
「分かったわ。ありがとう」
リーミアはフォルサに礼を言うと、短剣を抜き出して、湿地帯に残っている魔物達を切りに向かう。
ギャアッ!
生き残った魔物達はリーミアの攻撃によって一匹ずつ息絶えて行く。
途中、彼女は魔物が使っていた弓矢を手に入れる。剣の魔力が増強されるのを感じた彼女は、魔物と同じ高さの木へと登って、魔物に向かって矢を放つ。
それに気付いた魔物は、リーミアを見付けて突進して来た。
彼女は短剣を抜き、物腰が長剣の長さになった剣に祈りを込めると、剣は光り出した。
光輝く剣を振りかざし、リーミアは一閃、一撃で巨体な魔物を切り倒した。
湿地帯の主を倒して、皆がリーミアの処へと向かった。戦勝を祝おうと皆が集まって話している時だった。
ゾクッとリーミアは、不気味な殺気を感じた。
「皆、危ない!」
リーミアが叫んだ瞬間だった。
ザンッ!
激しい斬撃と共に、巨体な主の亡骸の胴が真っ二つに切り裂かれる。
「何だ?」
フォルサが顔を上げると、裂かれた主の胴体の上には、不気味な漆黒の鎧を身に纏った剣士の姿があった。
顔を隠し角が生えた仮面からは、シュウ…シュウ…と呼吸の音が聞こえる。彼は、ジッとリーミアを見ていた。
「まさか、ヤツが現れるなんて…」
カルファが怯えながら言う。
「アレは何者なの…?貴方達は知っているの?」
アメリは突然現れた異様な気配を巻き散らしている者に、恐怖を感じていた。
「漆黒の魔剣士と異名を持つヤツだ。元々…ギルドのメンバーだったけど、強い敵と戦いたくて、魔法剣を手にしたら、徐々に魔法剣の魔力に心を蝕まれて、何時しか魔法剣を持つ者だけを襲う様になったと言われている、呪われた魔剣士…」
「そんな…」
ティオロが震えながら言う。
そんな周囲の反応を他所に、フォルサが魔剣士の近くまで行く。
「ルディアンス。こんな場所まで何しに来た、お前は既にギルド集会所から永久追放された筈だ。まだ無益な流血を好み、殺戮を繰り返すなら、王国に申し立てて、貴様を処刑させるように申し立てるぞ!」
「俺ハ、貴様ト話二来タノデハ無イ、引ッ込ンデロ!」
魔剣士は、波動でフォルサを弾き飛ばす。
「グワッ!」
巨体な筈のフォルサは、まるで赤子の様に仲間達の近くまで飛ばされる。
「オイ、オ前」
魔剣士はリーミアを指しながら、しゃがれた声で叫ぶ。
「何者なの貴方は…私と決闘するつもりなの?」
「貴様ノ魔法剣ヲ頂クゾ」
「奪えるものなら奪って見なさい!」
彼女が右手を短剣の柄を握りしめた。それを見たフォルサが「ダメだ!」と、叫んだ。
「え…?」
リーミアがフォルサが居る方へと振り向いた。
「ギルドのメンバーは、非公式の決闘は御法度だ。如何なる理由で在ろうと、公式以外で決闘した場合、条件次第では王位継承権すら剥奪されてしまう。武器以外で応戦しなきゃダメだ」
「そ…そんな」
リーミアは唖然とした表情で言う。
「そんなの有りなの?これじゃあ、相手のやり放題じゃない」
「悔しい気持ちは分かるが、この様な決め方をしないと、ギルドで殺戮被害が起きかね無い理由から、対人戦は闘技場か…公式として認められた場所のみでと定められている。だから…ヤツ見たいな者が現れた場合は、我々は逃げるしか無いのだが…。全く嬢ちゃんは、何処まで強気何だ?」
リーミアは、相手との決闘が無理だと気付くと、倒れた魔物の側へ行き、木の盾に魔法を掛けて強化する。
彼女は魔剣士の方へと振り返る。
相手は棒状の柄を取り出して、軽く一振りした。
ボオッ!
一瞬、彼の立っている付近が揺れ出し、それと同時に彼の手元に異様な形状をした魔法剣が現れた。
赤黒く鉈よりも大きな刃で、剣の刃には血管を思わせる様な模様が有り、更に剣から紅いオーラが揺らめいていた。
「あ…あんな武器を見せられても、戦っちゃいけないの?」
ティオロが震えながら言う。
「出来ないものは、出来ないんだよ!ヤツに睨まれた以上。逃げるか殺されるしか無いんだ。俺達は…」
カルファが苛立ちながら言う。
「魔法剣をヨコセ、サモナケレバ殺ス」
「奪ってみなさい」
「フン、デハ行クゾ!」
魔剣士は、そう言うと同時に、主の腹の上からジャンプした。と、同時に物凄い勢いで、リーミアの場所まで近付き、大剣を振りかざす。
カァンッ!
鉄と魔法の壁が激しく衝突し鳴り響いた。
「ホオ…中々ヤルナ」
リーミアは、仮面の中に見える、相手の目を見た。まるで…この世全ての生き物を憎む様に、激しく血走った目…。とても常人とは思えない形相に彼女は悍ましさを感じた。
「フンッ!」
魔剣士の力を込めた打撃にリーミアは押し倒される。無敗と思われたリーミアが始めて難色を見せ出した。
「武器が使えず、力差があるのでは…嬢ちゃんには不利な相手だな」
「ちょっと、感心してないで助けに行かないと…」
「下手にアイツを攻撃すれば、こっちが御法度になる」
「そんな…」
魔剣士は、更に追い打ちを掛けて来た。
「オラァ!」
不気味な大剣を勢い良く振り下ろす。
ガアァーン!
強化した盾にヒビが入る。
「ウグ…」
リーミアは、よろめきながら後退りする。内心敵わない相手だと感じ、焦りの色が見え始めて来た。
「やめろー!」
我慢出来なくなったティオロが魔剣士に向かって走り出す。
「あ、あの野郎!」
カルファアが呆れた口調で叫ぶ。
魔剣士はティオロが突進して来るのに気付くと、手から波動を放ち弾き飛ばす。
「ウワッ」
彼は湿地帯の泥沼の中に落ちる。
「雑魚ハ引ッ込ンデイロ」
ティオロが弾き飛ばされたのを見て、一瞬そちらに気を取られたリーミア。その隙を見逃さなかった魔剣士が、彼女を目掛けて突進して来た。
「ハッ!」
それに気付いたリーミアが急いで盾を構える。
「遅イッ!」
そう叫びながら魔剣士は大剣を振り落とす。
バキイィーン!
魔法で強化した盾が壊れて、リーミアはその反動で弾き飛ばされる。
後方の沼地の樹の側まで飛ばされた彼女は何とか起き上がろうとするが…疲労と魔剣士からのダメージにより、上手く起き上がれなかった。
「ウソ…あんなに強かった、あの子が負けるなんて…」
アメリは震えながら言う。
「いや、彼女が負けて当然だ。ここの湿地帯の魔物を倒し、主をも倒して疲労が溜まっている状態を狙ってヤツは現れたんだ。しかも…こっちは、戦う事が出来ない状態だ。ヤツの一方的な勝利さ」
魔剣士は、倒れたリーミアの側へと行くと、左手のグローブを外す。グローブの下から現れた掌には緑色に光る不思議な紋様が浮かび上がっていた。
洞窟の中…魔剣士が出掛けようとした時、メヌザが彼を呼び止めて、不思議な呪文を唱える。老婆は彼に左手を差し出す様に言うと、彼の左手に不思議な紋様が浮かび上がる。
『良いかルディアンスよ、あの娘を動けなくさせたら、この魔法を使え』
『コレハ?』
『転生者の能力を封印させる魔法だ。良いか1回しか使え無いから気を付けて使え』
『分カッタ』
魔剣士は、リーミアの額にある紋様に左手を当てる、すると…不思議な光が放たれた。
「キャアーッ!」
まるで断末魔の様な悲鳴の叫び声を発してリーミアは苦しみもがく。
「ギャアアーッ!」
耳を塞ぎたくなる様な叫び声が周囲に轟き渡る。やがて光が消えると、リーミアは事切れた様に動かなくなった。
魔剣士は彼女の腰に携えている短剣に手を掛ける。触ろうとした瞬間、バチッと電気が走った。
「クッ…」
彼は、更に短剣に手を掛ける。バチッと短剣から電気が走るが…魔剣士はそのまま短剣を掴む。
短剣はバチバチッと電気を放している、しかし…魔剣士は「ハッ!」と、魔力で短剣を押さえ付けた。
「コレハ頂イタゾ」
勝利した魔剣士は最後の止めとして大剣を振り上げて、リーミアの首を切り落とそう構える。
魔物は大きな棍棒を手にしていて、それを大きく振り下ろした。
ズバンッ!
棍棒は湿地帯の水飛沫を大きく跳ね上げて、周囲に飛び散る。
一同は、魔物から逃げ始める。
リーミアは魔物を見て、フォルサ、カルファ、アメリに向かって話す。
「私がヤツを倒すから協力して!」
「おいおい、正気か?いくら嬢ちゃんでも、ちょっとそれは…」
「勝てる秘策があるの、ただ…数体程魔物の生き血を剣に与える必要があるから、少し時間稼ぎが必要なのよ。お願い、やらせて」
「勝てる自信はあるのか」
カルファがリーミアに尋ねると、彼女は黙って頷く。
「全く、こんな化け物を、相手にすることになるとは…」
「仕方ない、やってみろ!だがな…負けは許されないぞ」
「分かったわ。ありがとう」
リーミアはフォルサに礼を言うと、短剣を抜き出して、湿地帯に残っている魔物達を切りに向かう。
ギャアッ!
生き残った魔物達はリーミアの攻撃によって一匹ずつ息絶えて行く。
途中、彼女は魔物が使っていた弓矢を手に入れる。剣の魔力が増強されるのを感じた彼女は、魔物と同じ高さの木へと登って、魔物に向かって矢を放つ。
それに気付いた魔物は、リーミアを見付けて突進して来た。
彼女は短剣を抜き、物腰が長剣の長さになった剣に祈りを込めると、剣は光り出した。
光輝く剣を振りかざし、リーミアは一閃、一撃で巨体な魔物を切り倒した。
湿地帯の主を倒して、皆がリーミアの処へと向かった。戦勝を祝おうと皆が集まって話している時だった。
ゾクッとリーミアは、不気味な殺気を感じた。
「皆、危ない!」
リーミアが叫んだ瞬間だった。
ザンッ!
激しい斬撃と共に、巨体な主の亡骸の胴が真っ二つに切り裂かれる。
「何だ?」
フォルサが顔を上げると、裂かれた主の胴体の上には、不気味な漆黒の鎧を身に纏った剣士の姿があった。
顔を隠し角が生えた仮面からは、シュウ…シュウ…と呼吸の音が聞こえる。彼は、ジッとリーミアを見ていた。
「まさか、ヤツが現れるなんて…」
カルファが怯えながら言う。
「アレは何者なの…?貴方達は知っているの?」
アメリは突然現れた異様な気配を巻き散らしている者に、恐怖を感じていた。
「漆黒の魔剣士と異名を持つヤツだ。元々…ギルドのメンバーだったけど、強い敵と戦いたくて、魔法剣を手にしたら、徐々に魔法剣の魔力に心を蝕まれて、何時しか魔法剣を持つ者だけを襲う様になったと言われている、呪われた魔剣士…」
「そんな…」
ティオロが震えながら言う。
そんな周囲の反応を他所に、フォルサが魔剣士の近くまで行く。
「ルディアンス。こんな場所まで何しに来た、お前は既にギルド集会所から永久追放された筈だ。まだ無益な流血を好み、殺戮を繰り返すなら、王国に申し立てて、貴様を処刑させるように申し立てるぞ!」
「俺ハ、貴様ト話二来タノデハ無イ、引ッ込ンデロ!」
魔剣士は、波動でフォルサを弾き飛ばす。
「グワッ!」
巨体な筈のフォルサは、まるで赤子の様に仲間達の近くまで飛ばされる。
「オイ、オ前」
魔剣士はリーミアを指しながら、しゃがれた声で叫ぶ。
「何者なの貴方は…私と決闘するつもりなの?」
「貴様ノ魔法剣ヲ頂クゾ」
「奪えるものなら奪って見なさい!」
彼女が右手を短剣の柄を握りしめた。それを見たフォルサが「ダメだ!」と、叫んだ。
「え…?」
リーミアがフォルサが居る方へと振り向いた。
「ギルドのメンバーは、非公式の決闘は御法度だ。如何なる理由で在ろうと、公式以外で決闘した場合、条件次第では王位継承権すら剥奪されてしまう。武器以外で応戦しなきゃダメだ」
「そ…そんな」
リーミアは唖然とした表情で言う。
「そんなの有りなの?これじゃあ、相手のやり放題じゃない」
「悔しい気持ちは分かるが、この様な決め方をしないと、ギルドで殺戮被害が起きかね無い理由から、対人戦は闘技場か…公式として認められた場所のみでと定められている。だから…ヤツ見たいな者が現れた場合は、我々は逃げるしか無いのだが…。全く嬢ちゃんは、何処まで強気何だ?」
リーミアは、相手との決闘が無理だと気付くと、倒れた魔物の側へ行き、木の盾に魔法を掛けて強化する。
彼女は魔剣士の方へと振り返る。
相手は棒状の柄を取り出して、軽く一振りした。
ボオッ!
一瞬、彼の立っている付近が揺れ出し、それと同時に彼の手元に異様な形状をした魔法剣が現れた。
赤黒く鉈よりも大きな刃で、剣の刃には血管を思わせる様な模様が有り、更に剣から紅いオーラが揺らめいていた。
「あ…あんな武器を見せられても、戦っちゃいけないの?」
ティオロが震えながら言う。
「出来ないものは、出来ないんだよ!ヤツに睨まれた以上。逃げるか殺されるしか無いんだ。俺達は…」
カルファが苛立ちながら言う。
「魔法剣をヨコセ、サモナケレバ殺ス」
「奪ってみなさい」
「フン、デハ行クゾ!」
魔剣士は、そう言うと同時に、主の腹の上からジャンプした。と、同時に物凄い勢いで、リーミアの場所まで近付き、大剣を振りかざす。
カァンッ!
鉄と魔法の壁が激しく衝突し鳴り響いた。
「ホオ…中々ヤルナ」
リーミアは、仮面の中に見える、相手の目を見た。まるで…この世全ての生き物を憎む様に、激しく血走った目…。とても常人とは思えない形相に彼女は悍ましさを感じた。
「フンッ!」
魔剣士の力を込めた打撃にリーミアは押し倒される。無敗と思われたリーミアが始めて難色を見せ出した。
「武器が使えず、力差があるのでは…嬢ちゃんには不利な相手だな」
「ちょっと、感心してないで助けに行かないと…」
「下手にアイツを攻撃すれば、こっちが御法度になる」
「そんな…」
魔剣士は、更に追い打ちを掛けて来た。
「オラァ!」
不気味な大剣を勢い良く振り下ろす。
ガアァーン!
強化した盾にヒビが入る。
「ウグ…」
リーミアは、よろめきながら後退りする。内心敵わない相手だと感じ、焦りの色が見え始めて来た。
「やめろー!」
我慢出来なくなったティオロが魔剣士に向かって走り出す。
「あ、あの野郎!」
カルファアが呆れた口調で叫ぶ。
魔剣士はティオロが突進して来るのに気付くと、手から波動を放ち弾き飛ばす。
「ウワッ」
彼は湿地帯の泥沼の中に落ちる。
「雑魚ハ引ッ込ンデイロ」
ティオロが弾き飛ばされたのを見て、一瞬そちらに気を取られたリーミア。その隙を見逃さなかった魔剣士が、彼女を目掛けて突進して来た。
「ハッ!」
それに気付いたリーミアが急いで盾を構える。
「遅イッ!」
そう叫びながら魔剣士は大剣を振り落とす。
バキイィーン!
魔法で強化した盾が壊れて、リーミアはその反動で弾き飛ばされる。
後方の沼地の樹の側まで飛ばされた彼女は何とか起き上がろうとするが…疲労と魔剣士からのダメージにより、上手く起き上がれなかった。
「ウソ…あんなに強かった、あの子が負けるなんて…」
アメリは震えながら言う。
「いや、彼女が負けて当然だ。ここの湿地帯の魔物を倒し、主をも倒して疲労が溜まっている状態を狙ってヤツは現れたんだ。しかも…こっちは、戦う事が出来ない状態だ。ヤツの一方的な勝利さ」
魔剣士は、倒れたリーミアの側へと行くと、左手のグローブを外す。グローブの下から現れた掌には緑色に光る不思議な紋様が浮かび上がっていた。
洞窟の中…魔剣士が出掛けようとした時、メヌザが彼を呼び止めて、不思議な呪文を唱える。老婆は彼に左手を差し出す様に言うと、彼の左手に不思議な紋様が浮かび上がる。
『良いかルディアンスよ、あの娘を動けなくさせたら、この魔法を使え』
『コレハ?』
『転生者の能力を封印させる魔法だ。良いか1回しか使え無いから気を付けて使え』
『分カッタ』
魔剣士は、リーミアの額にある紋様に左手を当てる、すると…不思議な光が放たれた。
「キャアーッ!」
まるで断末魔の様な悲鳴の叫び声を発してリーミアは苦しみもがく。
「ギャアアーッ!」
耳を塞ぎたくなる様な叫び声が周囲に轟き渡る。やがて光が消えると、リーミアは事切れた様に動かなくなった。
魔剣士は彼女の腰に携えている短剣に手を掛ける。触ろうとした瞬間、バチッと電気が走った。
「クッ…」
彼は、更に短剣に手を掛ける。バチッと短剣から電気が走るが…魔剣士はそのまま短剣を掴む。
短剣はバチバチッと電気を放している、しかし…魔剣士は「ハッ!」と、魔力で短剣を押さえ付けた。
「コレハ頂イタゾ」
勝利した魔剣士は最後の止めとして大剣を振り上げて、リーミアの首を切り落とそう構える。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ある平凡な女、転生する
眼鏡から鱗
ファンタジー
平々凡々な暮らしをしていた私。
しかし、会社帰りに事故ってお陀仏。
次に、気がついたらとっても良い部屋でした。
えっ、なんで?
※ゆる〜く、頭空っぽにして読んで下さい(笑)
※大変更新が遅いので申し訳ないですが、気長にお待ちください。
★作品の中にある画像は、全てAI生成にて貼り付けたものとなります。イメージですので顔や服装については、皆様のご想像で脳内変換を宜しくお願いします。★
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる