こんなんでも小説と呼んでくれ

蜜柑星

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だるい

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今日は朝からだるい。
私の尻を容赦なく冷やしてくるイスは、私の体が地面に倒れ伏すことを勧めているようだ。

「こら、しっかりしなさい」

誰だ?と尋ねたくなるほど低く小さな声が耳に侵入してくる。

「しっかりってなんだ?」

周りにどれくらいの大きさで聞こえてるかも分からないがとりあえず言葉を返した。

「少なくとも今のあなたのことは言わないでしょうね」

「少なくともってのはなんだ?余事象ってやつを求めんのか?全体からどんだけ引くんだかな」

自分でも何を言っているか分からないが会話が途切れてしまえば私の意識も途切れてしまいそうだ。

耳に暖かい吐息がかかり意識の覚醒を感じる。

「この後の予定はあなたに任せるわ」

だるさとはやはり精神的なものなのだろう。人間くよくよだらだらと生きてはならない。

そして、一瞬開いた目を再び薄め、限りなく力を抜いて放つこの言葉でこの話を閉じる。

「少なくとも家に帰る気力はないかな」
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