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2話 忌み子の持つ違和
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「新築は、次に式を行う新婚夫婦へ送ろう。俺の元の家は町の外れにあるんだ。そこには大きな竈も井戸もある」
「あそこか……」
かつてルクスエに与えられた家は、見張りを務める戦士たちの休憩小屋だ。彼が町に捨てられる一年前に高台付きの新しい見張り小屋が出来た為、倉庫として利用されていた。住民がルクスエを受け入れるまで適度な距離を保つだけでなく、彼に生活の仕方を教える為にも設備が整っていたので、町長は旧見張り小屋を宛がった。成人したあかつきには新しい家へ移り住む予定だったが、彼の秘めたよそ者気質も相まって、ずっと暮らしていた。
「俺の許可が下りない限り、彼は外に出ない様に躾ける。それで良いな?」
ラダンの村の美しい娘を守るために、町の中央に新しく家を建てた。しかし、青年があの家に住めば、住民から石を投げられかねない。彼の療養のためにも、静かな場所が適切であるとルクスエは判断した。
「……わかった。御婆様が帰って来たら、伝える」
ルクスエの意思は固い。テムンは折れるしかなく、ため息交じりにそう言った。
3度目の聖地巡礼の旅をしている町長は、一か月もすれば帰って来る。付き人を2人連れている為、彼らが風の噂でルクスエの武功と共に、嫁の話を聞く事となるだろう。
尾ひれが付き、話が大きくならない事を願うばかりだ。
「まずは彼らを家で休ませたい。あとで新居に置いてある家具類を持ち帰りたいんだが、良いか?」
「そうしてくれ。荷車を用意しておく」
「ありがとう。後で、町の皆に謝罪と祝い金を返して回る」
「その方が、穏便に済むな。俺からも、一通り言っておく」
最も非があるのは忌み子である青年では無く、ラダンの者たちである。冷静さを取り戻したテムンは、ルクスエの行動に一定の理解を示した。
村で最も美しい娘を渡す、と様々な村や町で大々的に宣言しておきながら、約束を違えた。命がけで戦ったルクスエに対する不敬は、忌み子よりもラダンの方が重い。
「俺の家に案内する。走竜にもう一度乗ってくれ」
「はい」
青年が走竜の首筋を軽く叩く。すると走竜は後ろ足を曲げて地面に座り、青年が乗ると彼が大勢を崩さないようにゆっくりと立ち上がった。
その賢さと互いの信頼関係に感心するルクスエは、走竜の手綱を持たせてもらい、共に町はずれの家へと歩き始める。
「あの忌み子のせいで、町に災厄が訪れるかもしれないぞ」
「テムン。今後はどうするんだ?」
様子を窺っていた中年の男性二人が、テムンに話しかける。
一定の理解はすれども、忌み子に関しては厄介であるとテムンは考えている。各地で語り継がれる昔話に登場する忌み子が引き起こした災厄は、様々なものがあるからだ。片や疫病、片や竜の群れの襲来、大地震などの自然災害、中には人食いなんて話もある。
何が起きるか分からない以上、住民の不安は拭いきれない。
「ルクスエがあんな調子なんだ。まずは様子見をしよう」
忌み子を迫害すれば、ルクスエが怒り、一緒に町を出て行かれかねない。
守りの要の1人である彼を失っては、今後の町の存続に関わる。なにより彼が旅立つとしても、そんな形で友人と別れたくはないとテムンは思った。
「改めて考えてみれば、あれが災厄をもたらすとして、それを送り込んだラダンにも問題がある。あの村で何が起きたのか調べ、抗議するべきだと俺は思う」
「あいつが竜を呼び寄せたから、二度と村に来ない様にこっち押し付けたに決まってる!」
「そうだな。あんな酷い扱いを受けちゃ、竜も呼びたくなる。ルクスエなら、待遇を良くしてくれるはずだ」
竜を呼んだ前提であるが、ほぼ同時に発せられた二人の男の意見は見事に分れた。
「忌み子に同情する気か!?」
「だ、だってよ。忌み子の話って、大抵が恋人に裏切られたり、約束を守らなかったばかりだろ」
一方は怒り、一方は驚きながらも説明をする。
「妻が他の男と逢引きしてたり、大事に扱うって約束して渡した壺や弓が壊されたら、俺だって頭にきて、大暴れしそうだ」
昔話の中で忌み子の行いは酷いものだが、そのきっかけも様々だ。最初から最後まで悪の時もあれば、浮気や住処を荒らされる等をきっかけに災厄が発生する。丁重に扱えば何も起きない、と考えるのも一理ある。
「何か気になるのか?」
テムンは、柔和な態度を示す男に問いかけた。
「いやぁ、さっき走竜に乗ったろ? 走竜の賢さにも驚いたが、彼も随分と手馴れているからさ。あまり日焼けしてないから、ずっと牢か納屋に閉じ込められただろうが、そのわりに走竜との信頼関係が厚い。それに、ここまで無事に辿り着けたって事は、竜術と地理の知識がきちんと備わってる証拠だ。忌み子としては、なんか育ちが良さそうだから、不思議で」
「確かにそうだな」
彼は行商人達の泊まる宿を経営し、他の町の住民に比べて人を見る目が養われている。テムンもまた、青年の行動を思い返し、それに納得をした。
エンテムの町までの道中には、幾つかの町や村、集落が点在している。そこをエンテムと誤認せず、正確な方角を読み取り、竜に襲われかねない道を一匹と1人で歩き続けた。
行商人のように、慣れた人しか出来ない行動だ。
「忌み子だぞ。きっと、見ただけで人の真似事が出来るんだ」
「走竜や飛竜を操る為の竜術は、体で覚えるものだ。見て出来るものではない。それに、エンテムの町の場所をどうやって知るんだ?」
青年を嫌悪する男は、テムンの問いに答えられなかった。
忌み子である青年は長年牢に閉じ込められ、村の人々は災厄の激化を恐れて殺す事も出来なかった。そう仮定し、牢の小さな窓から外の景色を日々眺め、行き交う人々の行動を学び、真似事ができるようになったと説を加えても、疑問しか残らない。
それに、自分の扱いを身に染みて理解していながら、逃げもせずにエンテムの町へ来たのだ。ラダンよりマシな扱いを受けられると期待するならば、〈殺すなら、一瞬でお願いします〉なんて言葉は出てこないはずだ。
何が彼を突き動かしたのか、知る必要がありそうだ。
「ここで言い争っても埒が明かない。ルクスエが躾ける以上、俺達は口を出さずに、警戒を続ける。それで今は収めよう」
「あ、あんな忌み子に怯えたのか!?」
「ルクスエの言葉を忘れたのか。短気で物事を決めては、余計に災いが降りかかる」
話が繰り返しそうになり、テムンは強い口調で言い切った。
「御婆様が町に戻り次第、改めて話し合おう。その間に忌み子が何か悪さをしたら、追放する。それでいいな?」
「わ、わかった」
体格の良いテムンの気迫に押され、男は黙った。
野次馬だった町の住民達にも、テムンは大きな声でそう伝え、集まりはいったん解散となった。
本来の結婚式は、町ぐるみで祝うものだ。盛大な宴が催され、数多くの祝福を新郎新婦は受け、新たな門出を迎える。
しかし、今回は違う。
「料理は美味いな」
「えぇ、そうね……」
初老を迎えようとしている夫婦は、重苦し雰囲気に耐えかねていた。
新居の周りで結婚式の宴が開かれる予定だったが、中止となった。しかし料理を無駄にするわけにはいかず、会場で待っていた町の住民達は静かに食べ進めた。
この日の為に羊を14頭買い、男性達の手によって解体され、女性達によって調理された。羊は、串焼きは勿論、モツ煮込み、包み揚げ、スープなど、余すことなく料理に使われた。それ以外にも珍しい果実や貴重な砂糖を使った菓子が用意された。
町の中でも一番の盛大な結婚式となるはずだった。
皆が笑顔で食べ勧め、朝から晩まで歌い、踊り明かすはずだった。
どうして、こうなってしまったのか。
町の住民一同はそう思いながらも、ルクスエに考えがあると大半は黙った。しかし、好奇心旺盛な子供は忌み子が何なのか知りたがり、自己主張が強く偏った考えの者達は集まり愚痴を溢し続けた。居た堪れなくなった若者3人が、帰った。それに続いて、赤子を抱えた夫婦も立ち上がる。
「帰りましょうか」
「あぁ、そうだな」
2人もまた立ち上がり、家路についた。
その後、大量の料理は何だかんだで片付いたものの、何とも言えぬ気まずい雰囲気が町の中をしばらく漂っていた。
「あそこか……」
かつてルクスエに与えられた家は、見張りを務める戦士たちの休憩小屋だ。彼が町に捨てられる一年前に高台付きの新しい見張り小屋が出来た為、倉庫として利用されていた。住民がルクスエを受け入れるまで適度な距離を保つだけでなく、彼に生活の仕方を教える為にも設備が整っていたので、町長は旧見張り小屋を宛がった。成人したあかつきには新しい家へ移り住む予定だったが、彼の秘めたよそ者気質も相まって、ずっと暮らしていた。
「俺の許可が下りない限り、彼は外に出ない様に躾ける。それで良いな?」
ラダンの村の美しい娘を守るために、町の中央に新しく家を建てた。しかし、青年があの家に住めば、住民から石を投げられかねない。彼の療養のためにも、静かな場所が適切であるとルクスエは判断した。
「……わかった。御婆様が帰って来たら、伝える」
ルクスエの意思は固い。テムンは折れるしかなく、ため息交じりにそう言った。
3度目の聖地巡礼の旅をしている町長は、一か月もすれば帰って来る。付き人を2人連れている為、彼らが風の噂でルクスエの武功と共に、嫁の話を聞く事となるだろう。
尾ひれが付き、話が大きくならない事を願うばかりだ。
「まずは彼らを家で休ませたい。あとで新居に置いてある家具類を持ち帰りたいんだが、良いか?」
「そうしてくれ。荷車を用意しておく」
「ありがとう。後で、町の皆に謝罪と祝い金を返して回る」
「その方が、穏便に済むな。俺からも、一通り言っておく」
最も非があるのは忌み子である青年では無く、ラダンの者たちである。冷静さを取り戻したテムンは、ルクスエの行動に一定の理解を示した。
村で最も美しい娘を渡す、と様々な村や町で大々的に宣言しておきながら、約束を違えた。命がけで戦ったルクスエに対する不敬は、忌み子よりもラダンの方が重い。
「俺の家に案内する。走竜にもう一度乗ってくれ」
「はい」
青年が走竜の首筋を軽く叩く。すると走竜は後ろ足を曲げて地面に座り、青年が乗ると彼が大勢を崩さないようにゆっくりと立ち上がった。
その賢さと互いの信頼関係に感心するルクスエは、走竜の手綱を持たせてもらい、共に町はずれの家へと歩き始める。
「あの忌み子のせいで、町に災厄が訪れるかもしれないぞ」
「テムン。今後はどうするんだ?」
様子を窺っていた中年の男性二人が、テムンに話しかける。
一定の理解はすれども、忌み子に関しては厄介であるとテムンは考えている。各地で語り継がれる昔話に登場する忌み子が引き起こした災厄は、様々なものがあるからだ。片や疫病、片や竜の群れの襲来、大地震などの自然災害、中には人食いなんて話もある。
何が起きるか分からない以上、住民の不安は拭いきれない。
「ルクスエがあんな調子なんだ。まずは様子見をしよう」
忌み子を迫害すれば、ルクスエが怒り、一緒に町を出て行かれかねない。
守りの要の1人である彼を失っては、今後の町の存続に関わる。なにより彼が旅立つとしても、そんな形で友人と別れたくはないとテムンは思った。
「改めて考えてみれば、あれが災厄をもたらすとして、それを送り込んだラダンにも問題がある。あの村で何が起きたのか調べ、抗議するべきだと俺は思う」
「あいつが竜を呼び寄せたから、二度と村に来ない様にこっち押し付けたに決まってる!」
「そうだな。あんな酷い扱いを受けちゃ、竜も呼びたくなる。ルクスエなら、待遇を良くしてくれるはずだ」
竜を呼んだ前提であるが、ほぼ同時に発せられた二人の男の意見は見事に分れた。
「忌み子に同情する気か!?」
「だ、だってよ。忌み子の話って、大抵が恋人に裏切られたり、約束を守らなかったばかりだろ」
一方は怒り、一方は驚きながらも説明をする。
「妻が他の男と逢引きしてたり、大事に扱うって約束して渡した壺や弓が壊されたら、俺だって頭にきて、大暴れしそうだ」
昔話の中で忌み子の行いは酷いものだが、そのきっかけも様々だ。最初から最後まで悪の時もあれば、浮気や住処を荒らされる等をきっかけに災厄が発生する。丁重に扱えば何も起きない、と考えるのも一理ある。
「何か気になるのか?」
テムンは、柔和な態度を示す男に問いかけた。
「いやぁ、さっき走竜に乗ったろ? 走竜の賢さにも驚いたが、彼も随分と手馴れているからさ。あまり日焼けしてないから、ずっと牢か納屋に閉じ込められただろうが、そのわりに走竜との信頼関係が厚い。それに、ここまで無事に辿り着けたって事は、竜術と地理の知識がきちんと備わってる証拠だ。忌み子としては、なんか育ちが良さそうだから、不思議で」
「確かにそうだな」
彼は行商人達の泊まる宿を経営し、他の町の住民に比べて人を見る目が養われている。テムンもまた、青年の行動を思い返し、それに納得をした。
エンテムの町までの道中には、幾つかの町や村、集落が点在している。そこをエンテムと誤認せず、正確な方角を読み取り、竜に襲われかねない道を一匹と1人で歩き続けた。
行商人のように、慣れた人しか出来ない行動だ。
「忌み子だぞ。きっと、見ただけで人の真似事が出来るんだ」
「走竜や飛竜を操る為の竜術は、体で覚えるものだ。見て出来るものではない。それに、エンテムの町の場所をどうやって知るんだ?」
青年を嫌悪する男は、テムンの問いに答えられなかった。
忌み子である青年は長年牢に閉じ込められ、村の人々は災厄の激化を恐れて殺す事も出来なかった。そう仮定し、牢の小さな窓から外の景色を日々眺め、行き交う人々の行動を学び、真似事ができるようになったと説を加えても、疑問しか残らない。
それに、自分の扱いを身に染みて理解していながら、逃げもせずにエンテムの町へ来たのだ。ラダンよりマシな扱いを受けられると期待するならば、〈殺すなら、一瞬でお願いします〉なんて言葉は出てこないはずだ。
何が彼を突き動かしたのか、知る必要がありそうだ。
「ここで言い争っても埒が明かない。ルクスエが躾ける以上、俺達は口を出さずに、警戒を続ける。それで今は収めよう」
「あ、あんな忌み子に怯えたのか!?」
「ルクスエの言葉を忘れたのか。短気で物事を決めては、余計に災いが降りかかる」
話が繰り返しそうになり、テムンは強い口調で言い切った。
「御婆様が町に戻り次第、改めて話し合おう。その間に忌み子が何か悪さをしたら、追放する。それでいいな?」
「わ、わかった」
体格の良いテムンの気迫に押され、男は黙った。
野次馬だった町の住民達にも、テムンは大きな声でそう伝え、集まりはいったん解散となった。
本来の結婚式は、町ぐるみで祝うものだ。盛大な宴が催され、数多くの祝福を新郎新婦は受け、新たな門出を迎える。
しかし、今回は違う。
「料理は美味いな」
「えぇ、そうね……」
初老を迎えようとしている夫婦は、重苦し雰囲気に耐えかねていた。
新居の周りで結婚式の宴が開かれる予定だったが、中止となった。しかし料理を無駄にするわけにはいかず、会場で待っていた町の住民達は静かに食べ進めた。
この日の為に羊を14頭買い、男性達の手によって解体され、女性達によって調理された。羊は、串焼きは勿論、モツ煮込み、包み揚げ、スープなど、余すことなく料理に使われた。それ以外にも珍しい果実や貴重な砂糖を使った菓子が用意された。
町の中でも一番の盛大な結婚式となるはずだった。
皆が笑顔で食べ勧め、朝から晩まで歌い、踊り明かすはずだった。
どうして、こうなってしまったのか。
町の住民一同はそう思いながらも、ルクスエに考えがあると大半は黙った。しかし、好奇心旺盛な子供は忌み子が何なのか知りたがり、自己主張が強く偏った考えの者達は集まり愚痴を溢し続けた。居た堪れなくなった若者3人が、帰った。それに続いて、赤子を抱えた夫婦も立ち上がる。
「帰りましょうか」
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