異世界でいっぱいH!

ゆめゆき

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07 静かな宿屋の一室で…!

 ボタンと襟のついた白いシャツ、深緑色のダボっとしていないズボン、ベストとジャケット、高級感のあるコート。

「これなら、商人とか上流家庭の息子って感じに見える。無難じゃないか」

 何着か服を購入して、今夜はサユの逗留している宿に泊まることになった。何から何まで世話になっている。だが、サユの他に、今は頼れる人がいないのだ。
 空き部屋はなかったので、サユの部屋に泊まらせてもらうことになった。
 質素な部屋である。賞金首の情報を追ってこの街に来て、前払いでひと月分払ってあるという。

「サユの家というか、拠点にしてるのはどこなの?」
「いや、特にないな。実家はあるけど兄が継いでてあまり帰ってないし…しばらく遊んで暮らせるだけ稼げたから、これからシラバの街にいこうと思ってたんだけど…」
「それってどんな街?」
「温泉地だな。カジノなんかもある」
「温泉!いいなあ~」

 そういえば、色々あったのに、風呂に入れていないことに気がついた。

「ああ…湯浴みがしたいのか…。この時間からじゃ無理だな。明日、沸かしてもらおう。体を拭く湯ぐらいは頼めるかな」
「え、そんな。いいよ…」
「俺も返り血くらいは拭いたいし…」

 サユは部屋を出ていくと、しばらくして湯気の立つたらいを持って帰って来た。

「あちちち…」
「もらえたの?!」
「チップをはずんだから」

 サユから手ぬぐいを借りて、お湯につけて絞り、顔を拭う。

「わあ…気持ちいい…」

 それから、首、腕、胸なども拭いていく。足まで拭うと、布が真っ黒になった。
 サユも隣で体を拭いていた。
 途中から全く気になっていなかったが、サユが拭った後は確かに血なまぐさかった。俺も汗臭かったと思うけど。

 さっぱりした後は、下着だけの恰好でベッドに二人で横になった。幸い、ベッドはセミダブルサイズだった。
 これで眠って、目が覚めたら家に帰れてたらいいのに…。
 全部、夢だったら…。
 疲れているはずなのに、目が冴えて眠れない。
 時間がやけに長く感じる。

「タクト、寝た?」

 サユが声をかけてきた。

「ううん」
「眠れないか?」
「うん…」
「俺も眠れない。まあ、仕事の後はいつもそうなんだが」
「……」
「タクト、しようか」
「うん…し……したい……」

 セックスしたら、眠れる気がした。
 サユがゆっくりと、俺の上にのしかかってきた。

「うん…っ」

 この重みが好きだ。
 サユは布団の中に潜り込んで、俺の下着をずらすと、口淫を始めた。

「あ…♡や…んんっ♡」
「タクト、静かに…」

 そうだ。ここはカタギの宿屋なのでうるさくするわけにはいかない。
 他の客はもう眠りの中なのだろう。宿屋は静寂に包まれている。

「ん…ん…っ♡」

 サユはしばらく俺のペニスを咥えてしゃぶると、不意にベッドから降りて、荷物の中から何か持って来た。潤滑剤だった。下着を全部脱がすと、小瓶から指に垂らして、俺のアナルに塗り込む。指を入れてきて出し入れする。

「あ…♡ん…♡んん…」

 静かにしなきゃ…でも、指だけでもう気持ちいいのだ。
 充分に柔らかくすると、サユのペニスがあてがわれた。

「…っ!」

 俺はとっさに手で口を塞いだ。

「んく…」

 耳元でひそひそ声でサユが言う。

「入れるよ…静かにできるか?」

 俺はこくこくと頷いた。
 サユはゆっくり、本当にゆっくり入ってくる。

「はっ…♡はあ……♡ん……♡」

 時間をかけて全部挿入すると、ゆっくり動き出す。ゆっくり引き抜き、ゆっくり入って来て、気持ちいいところを押しつぶすようにする。ベッドを軋ませないようにしているのだ。
 声を堪えるのが大変だった。じわじわと体温が上がって、俺もサユも、汗をかいてきた。

「はあ……はあ……」

 全部下ろした銀の髪が垂れさがって来て、さらさらと胸をくすぐる。
 サユが顔を上げて、俺たちの目が合う。
 俺は手を伸ばしてサユの頭をつかんで、強引にひきよせてくちづけた。

「ん…ん…♡ん……♡」
「ん……ん……」

 その間も、サユのペニスはゆっくりと抜き差しを繰り返した。快感がじわじわともどかしく高まっていく。

「ん…………」

 サユは唇を離して、俺の顔の左に顔を押し付けるようにして布団に突っ伏すと、俺の背中に手を回して抱きしめた。
 俺もサユの背中に手を回して抱きつく。
 サユが囁く。

「気持ちいい?」
「うん…」

 ゆっくり、ゆっくり静かに律動を繰り返されていると、その時が急に訪れた。

「う……!んっ…♡」

 俺は射精した。重たいサユの体に押さえつけられながら、キシ…キシ…と少しベッドを軋ませた。

「はあ…あ…♡はあ……はあ……」

 サユはそのままゆっくり律動を続けて、不意にビクッと震えて、俺の中に射精した。ギッと一瞬だけベッドが大きな音を立てた。

「はあ……はあ……」

 サユがどくのも待たずに、俺は心地いい疲労に包まれて眠りに落ちて行った。

 
 
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