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46 ああ、海が見たい…!
それからも、シノと荒淫に耽る日は続いた。
俺はもう目を逸らさなかった。すがるようなシノの視線を受け止めて、ヨルカオ酒を飲んで、求めに応じた。
眠ると、元の世界の夢を見た。
夢の中ではいつも、サユが隣にいる。
デパートに行ったり、遊園地に行ったり、映画を観に行ったり…。
ある日の夢で、海を見に行ったサユは、おおっ!と歓声をあげた。
そういえば、この世界で海を見たことはない。内陸の地方なのだろうか。
元の世界の俺の住んでいる町も海の近くではない。ちょっと足を伸ばせば見に行けるけど。
「海は大きいな…!ずーっと、ずーっと海じゃないか」
「うん…!」
「なんだー!?」
「そうだね!ってー!」
海風が強くて、離れると声が聞こえにくい。
ほとんど叫びながら会話する。サユの近くに行って、足を海につけてみようと提案する。
サユは二つ返事で賛同し、靴と靴下を脱ぎ捨てて、波打ち際に寄っていく。俺も続く。
「冷たい!ああ、ズボンのすそが濡れた!あー!タクトも!早く!」
「サユ…!」
「うわ!大きい波が来た…!」
「うわ…っ!」
サユが俺の脇に手を差し入れ、すくい上げた。
「うわおっと!」
「わあ!サユ、ずぼんびしょびしょじゃん!」
「ははは!タクト、軽いな!」
サユは波打ち際で俺を抱えたままぐるぐる回って、ふと、止まった。
そのまま、サユは唇を重ねてきた。ああ…。
「タクト…本当に軽いぞ…顔色も悪い…」
「…え?」
そこで目が覚めた。まだ明け方だった。
鏡台に向かう。
そこで俺は信じられないものを見た。
俺はひどくやつれていた。
俺はもう目を逸らさなかった。すがるようなシノの視線を受け止めて、ヨルカオ酒を飲んで、求めに応じた。
眠ると、元の世界の夢を見た。
夢の中ではいつも、サユが隣にいる。
デパートに行ったり、遊園地に行ったり、映画を観に行ったり…。
ある日の夢で、海を見に行ったサユは、おおっ!と歓声をあげた。
そういえば、この世界で海を見たことはない。内陸の地方なのだろうか。
元の世界の俺の住んでいる町も海の近くではない。ちょっと足を伸ばせば見に行けるけど。
「海は大きいな…!ずーっと、ずーっと海じゃないか」
「うん…!」
「なんだー!?」
「そうだね!ってー!」
海風が強くて、離れると声が聞こえにくい。
ほとんど叫びながら会話する。サユの近くに行って、足を海につけてみようと提案する。
サユは二つ返事で賛同し、靴と靴下を脱ぎ捨てて、波打ち際に寄っていく。俺も続く。
「冷たい!ああ、ズボンのすそが濡れた!あー!タクトも!早く!」
「サユ…!」
「うわ!大きい波が来た…!」
「うわ…っ!」
サユが俺の脇に手を差し入れ、すくい上げた。
「うわおっと!」
「わあ!サユ、ずぼんびしょびしょじゃん!」
「ははは!タクト、軽いな!」
サユは波打ち際で俺を抱えたままぐるぐる回って、ふと、止まった。
そのまま、サユは唇を重ねてきた。ああ…。
「タクト…本当に軽いぞ…顔色も悪い…」
「…え?」
そこで目が覚めた。まだ明け方だった。
鏡台に向かう。
そこで俺は信じられないものを見た。
俺はひどくやつれていた。
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