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帝さんと脳筋坊主
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しおりを挟む麗「私は医者ではないので断言はできませんけど、旦那さんの病は治ったと思います。
念のために旦那さんのかかりつけ医の方に看てもらいたいので、お医者さんを呼んでもらっても良いですか?」
ヘ「……えぇ、分かりましたわ!!
ジュディス!ジュディス!!」
ジ「はい、ヘレン様」
ヘ「今すぐタム先生を呼びに行きますわよっ」
ジ「畏まりました。」
ヘレンさんはジュディスと呼ばれたメイドさんが部屋に入って来るなり走って部屋を出て行った。
見た目に反してヘレンさんアクティブwww
まぁ、それは置いておいて……私は雪嘩と抱っこされている桃嘩にまとめて抱きついて癒しを補充します。
だって物凄く疲れたんだもの……
雪「レイカ、お疲れさま。」
桃「まぁまおちゅかりぇしゃま!」
麗「ありがと~」(*´-`)
私の頭を撫でる2人に超~萌癒されたww
癒し補充度が50%くらいになったときにバタバタと走る音が聞こえてきて、ヘレンさんとジュディスさん、背がすごく低い白髪・白髭のお爺さんとライラック色の長い髪を後ろで束ねた男の子(めっちゃ無表情ww)がものっそい血相で入ってきてワロタww
?『…………治っとる……治っとるよ!?
これは一体どういうことなんじゃ!?
まさか夢?儂、夢見とるのか?
ジル、ちょいと儂を殴ってくれ!!』
?『……はい。失礼します……フンッ』
ーバキッ
診察してエドワードさんが治っているのを確認して、混乱中のお爺さんに手加減いっさいなしのパンチを繰り出した無表情の男の子は真面目に強いと思いますwww
?『ギョワッ!?!?
ふぁがおりぇた!!にゃにしゅとんじゃ!!
[ビィール]!!
手加減せい!!このアホ弟子!!
しっかし本気で痛かったのう……ということは現実なのか!?』
?『そうですよ師匠。
………チッ…とうとうボケが始まったか(ボソッ』
えっ?
この子本当にお爺さんのお弟子さんな訳?
躊躇いもなくパンチしたり毒舌とか……色々通り越しすぎでしょwww
やっべぇwwwマジでキャラ濃いww
でもこれでエドワードさんがちゃんと治ったのが確認できたので、早く甘いモノを食べに行きたいと思いま~す!!
麗「ルイスさん。もういいよね?
早く甘いモノ食べたい!連れてって!」
ル「……あ、あぁ分かった。
……ジュディス、俺はお嬢ちゃん達を連れて下がる。
ヘレンを宜しく頼むな?」
ジ「はい……ですが、そちらの方達へのお礼等はどう致しましょう?
ヘレン様とエドワード様は必ずお礼をしたいと仰られるはずですので、お名前や住まい等をお聞きしたいのですが。」
私に視線を向けて言ってきたジュディスさん。
あら?これって私が答える系?
ん~どうするか……お礼貰えるんなら貰いたいけど、今は別に何か欲しいっての無いし~
ってか創造であらかた造れるし(笑)
もちろんお金とかを造るズルは致しません!
麗「あ~お礼とか大丈夫です。
逆にこのまま帰してもらう方がいいんで」
ジ「しかし……」
麗「大丈夫ですから…では失礼しま~す
ルイスさん、早く行きましょ!」
まだ何か言いたげなジュディスさんとの会話をぶったぎって、雪嘩と桃嘩と部屋を出るために扉に向かうと、ワンテンポ遅れてルイスさんも付いてきた。
ル「本当にお礼を受け取らなくていいのか?」
部屋を出るなりルイスさんが聞いてきたけど、別に要らないので、『……( - _ -)』って顔だけで返事して、お店に連れて行ってもらいますwww
もちろんルイスさんの転移で(笑)
応援ありがとうございます!
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