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王道は傍観しててこそ萌えるんだ!

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う~ん今なんの授業だっけ?

さっきまで考え過ぎて授業聞いてなかったんだもん☆


ちなみにハーベスト先生の担当教科は古代語、魔法学の2つ。

ハーベスト先生から黒板視線を移すと、



『三つ子の魂百まで』
『情けは人の為ならず』



って日本語で書いてあった。

……これの訳と意味を答えればいいのかな?



麗「『三つ子の魂百まで』は、三つ子の魂百までという訳で、幼いときの性質は老年になっても変わらない。という意味です。

『情けは人の為ならず』は、情けは人の為ならずという訳で、他人に対する情けはいつか自分のところへ戻ってくる。という意味です」


ダ「2問とも正解だなー
なんだ、予習でもしたのか?」


麗「……そんなところです」



本当は漢検取る時にしたお勉強の成果ですがねww

ヘラッって笑いながら席に就いて懲りずに寝る体勢に入ろうとしたら、



ダ「今日はここまでー
次回は2章に入るからお前ら予習しとけよー

……あ、HRで伝え忘れてたんだか、3週間後に親睦パーティー開かれることになったぞー
各自用意しとけなー」



ーガラッバタンッ



っていう爆弾発言をハーベスト先生が落として教室から出ていった。



イリアさん達のフラグぅ!!
ここで回収かいな!!

うわぁ……パーティー、か。

ドンヨリしてるとチャイムがなって、それと同時に後ろからムギュッって勢いよく抱きつかれた。


今グエッって!グエッってなったよ!?


こんなことをするのは誰だっ!……ってまぁミアなんだけどwww

ミアちゃん昼休みになると毎回抱きついてくるんだよねwww



麗「ミア~いつも言ってるけどもうちょいソフトな感じで抱きついてきて?

グエッってなったwww」


ミ「うん、分かった!
でもレイカちゃん、カフェテリア早く行こ!」



うん、これは絶対明日もミアに勢いよく抱きつかれるパターンだな(  ̄- ̄)



リ「2人共、いつまでもそうしてないで早く行くわよ?」


エ「ロイが先に席を取りに行ってくれたし」


ミ「はーい」\(’∇’*)♪


麗「りょ~」(^ ^ゞ



席を取りに行ってくれてるロイさんと、風紀の仕事をするために昼は別のレオさんの2人を除いた4人でカフェテリアにレッツらゴー!

って言ってもカフェテリアの扉の前にシュンッって転移だから一瞬なんですけどね~


年季の入った豪華な扉を開ける前に、



ーキュッキュッ



高性能耳栓(笑)を耳に装着です。
じゃないと開けたときにタヒります。

皆に合図して入ると、『キャァァアアア!!』やら、『ウォォオオオ!!』って叫び声をあげる(口の形で認識(笑))たくさんの生徒が目に写った。


うん、王道だねwww


魔武器精製した次の日に初めて来た時は何事かと思ったよ、マジで。


親衛隊の子達とかパーティーのこととかでゲンナリしつつ、忠犬ロイくんが取ってくれてたテーブルの席に皆で就きました。



麗「ロイ、席取りありがと……」


ロ「おう!……ってレイカどうしたんだ?」



席に就くなり突っ伏した私に向かってロイが心配そうに聞いてきたけど……今の私に答える余力はないのさ( ´,_ゝ`)



リ「授業中ハーベスト先生に聞いてたことじゃない?」


ロ「なんで鞭を渡されるかってやつか?」


エ「そう、それだよ。」


リ「別に鞭くらいいいじゃない?って私は思うんだけどね~」



鞭くらいいいじゃない?とかありえないお!?

それに、



麗「私に人を痛め付ける趣味はないもん」


エ「レイカってばよく言うよ……」


ロ「俺も、あれだけやっておいてそれはないと思う……」


何さ!2人して!ヽ( `д´)ノ

私がいつ人を痛め付けたっていうんだ!
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