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第一部
第1話 「ヒーローは俺だ!」Aパート
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最初は期待をしていた。きっと何もかもが上手くいく。自分が思っていたとおりになるはずなんだと最初はそう予想していたのだ。だけどどうしてこうも上手くいかないのか、どうして自分だけこうなるのだろうか、そう思ってしまうことが何度もあった。
桜宮斗真は自分が通う高校天竜ライジン高校に期待を胸にしていた。中学の時はパソコン部に所属しており、大会にも何も力は入れていないいわばアマチュア感覚な文化部に所属していた。毎日飽きるくらいタイピング練習をし正直なんの意味があるかはわからない初心者向けのプログラミングを行いながら2時間も3時間も過ごしていた。やがて入部してから行ってきたタイピング練習やプログラミングも2ヶ月後には飽きを感じ、部活に来たらすぐにYouTubeを見る人が多くなった。先輩も部活に来てすぐYouTubeを見るので誰も怒る人がいないのだ。
斗真自身も例外ではなく、部活に来て最初にやるべきはずのタイピング練習もプログラミングもすっぽかし小説の執筆に集中していた。来るたび来るたびに小説を執筆していたため、将来は小説家や脚本家になろうかと考えていたが自分にはプロになれるくらいな想像力はないし、知恵袋に悩み事を書いたとしても「日本語をもうちょっと上手になりましょうね」と馬鹿にしてくるかのように指摘してくる。それを見てると「こんな文章に構ってないで仕事しろよこのニート」とちょっと逆ギレ気味に思うのが当たり前。だけど自分は小説家や脚本家には向いてないかもと痛感できる。
そもそももし執筆しても売れなくてずっともやし生活だったらどうしようと考えてしまう不安もあるし、このままこれからできるかもしれない未来の奥さんや未来の子供を食っていけるのかと考えてしまうこともある。正直小説家や脚本家は安定のある仕事なのかと疑わしい部分もある。なんせ中学生がなりたい職業ランキングに小説家も脚本家も上位に入っていないのだ。中にはユーチューバー、芸能人、スポーツ選手になりたいと夢のあるような職業を挙げられるが、高校生になると現実を見るような年頃なのか公務員が1位として挙げられ、やはり今の時代の高校生でも安定した職業や将来性のことを考えるんだなと実感できる。
だが小説家と脚本家は中学生のなりたい職業ランキングにすら載っていないのだ。しかも男子も女子にも。やっぱりこんな地味な作業はやりたくないのだろう。
そんな考えをしている日々が続きとうとう中学卒業の時期まで経ってしまい、いつのまにか高校に入学して高校生になっていたのだった。
桜宮斗真が通う天竜ライジン高校は偏差値が38から56の私立高校だ。3つのコースに分かれており、就職・専門・私立大学進学を目指しているコースが偏差値が低い総合コースで、勉強も部活もどっちも力に入れたいコースが両道コースで、旧帝大学やMARCHや早慶など有名大学を目指したい完全に勉強がガチなコースが特別進学コースだ。だが特別進学コースにしては進学実績が微妙だ。
桜宮斗真は中学の頃から勉強を一切しておらず、入れる高校がここの総合コースの自己推薦しかなかったので、仕方なく天竜ライジン高校を選んだのだ。
入学早々は良好だった。入学してからすぐに友達ができてすぐに遊びに出かけることもあった。部活は運動部をやってみたいと思い少林寺拳法部に入部して、高校生から始める初心者同士とノリよくいけるはずだった。次第になぜかと空回りしていくことが増えていった。部活関係もクラスメイトの関係性もどんどん悪化していくようになり、それから…もう何もかもがわからなくなってきた。どうして人間関係が急に悪くなったのか。どうして自分は昼の時間弁当を1人で食べるようになってしまったんだ。そんな日々が続きようやく2年生になれたんだ。もうわけがわからないまま、自分はそのまま2年生になって、新しいクラスでなんとか友達はできた。友達はね。
桜宮斗真は自分が通う高校天竜ライジン高校に期待を胸にしていた。中学の時はパソコン部に所属しており、大会にも何も力は入れていないいわばアマチュア感覚な文化部に所属していた。毎日飽きるくらいタイピング練習をし正直なんの意味があるかはわからない初心者向けのプログラミングを行いながら2時間も3時間も過ごしていた。やがて入部してから行ってきたタイピング練習やプログラミングも2ヶ月後には飽きを感じ、部活に来たらすぐにYouTubeを見る人が多くなった。先輩も部活に来てすぐYouTubeを見るので誰も怒る人がいないのだ。
斗真自身も例外ではなく、部活に来て最初にやるべきはずのタイピング練習もプログラミングもすっぽかし小説の執筆に集中していた。来るたび来るたびに小説を執筆していたため、将来は小説家や脚本家になろうかと考えていたが自分にはプロになれるくらいな想像力はないし、知恵袋に悩み事を書いたとしても「日本語をもうちょっと上手になりましょうね」と馬鹿にしてくるかのように指摘してくる。それを見てると「こんな文章に構ってないで仕事しろよこのニート」とちょっと逆ギレ気味に思うのが当たり前。だけど自分は小説家や脚本家には向いてないかもと痛感できる。
そもそももし執筆しても売れなくてずっともやし生活だったらどうしようと考えてしまう不安もあるし、このままこれからできるかもしれない未来の奥さんや未来の子供を食っていけるのかと考えてしまうこともある。正直小説家や脚本家は安定のある仕事なのかと疑わしい部分もある。なんせ中学生がなりたい職業ランキングに小説家も脚本家も上位に入っていないのだ。中にはユーチューバー、芸能人、スポーツ選手になりたいと夢のあるような職業を挙げられるが、高校生になると現実を見るような年頃なのか公務員が1位として挙げられ、やはり今の時代の高校生でも安定した職業や将来性のことを考えるんだなと実感できる。
だが小説家と脚本家は中学生のなりたい職業ランキングにすら載っていないのだ。しかも男子も女子にも。やっぱりこんな地味な作業はやりたくないのだろう。
そんな考えをしている日々が続きとうとう中学卒業の時期まで経ってしまい、いつのまにか高校に入学して高校生になっていたのだった。
桜宮斗真が通う天竜ライジン高校は偏差値が38から56の私立高校だ。3つのコースに分かれており、就職・専門・私立大学進学を目指しているコースが偏差値が低い総合コースで、勉強も部活もどっちも力に入れたいコースが両道コースで、旧帝大学やMARCHや早慶など有名大学を目指したい完全に勉強がガチなコースが特別進学コースだ。だが特別進学コースにしては進学実績が微妙だ。
桜宮斗真は中学の頃から勉強を一切しておらず、入れる高校がここの総合コースの自己推薦しかなかったので、仕方なく天竜ライジン高校を選んだのだ。
入学早々は良好だった。入学してからすぐに友達ができてすぐに遊びに出かけることもあった。部活は運動部をやってみたいと思い少林寺拳法部に入部して、高校生から始める初心者同士とノリよくいけるはずだった。次第になぜかと空回りしていくことが増えていった。部活関係もクラスメイトの関係性もどんどん悪化していくようになり、それから…もう何もかもがわからなくなってきた。どうして人間関係が急に悪くなったのか。どうして自分は昼の時間弁当を1人で食べるようになってしまったんだ。そんな日々が続きようやく2年生になれたんだ。もうわけがわからないまま、自分はそのまま2年生になって、新しいクラスでなんとか友達はできた。友達はね。
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