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第4章~血を喰らうもの~
第28話 暗雲2~どうなるんだろうねーワクワクしてきた~
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私たちが村を出発し、ウラッドの街に向かったその日の夜、私たちはウラッド現領主であるエリザベートについての話し合いをしていた。
「やはり、一番怪しい人物は現領主だと思います」
領民から支持を受けている領主が、裏ではヤバいことをやっていたことなど物語でのテンプレートとも言える。それに、実際世界、ここで言えば私が来る前の世界でもよく行われた行為だ。日頃の行いをよくすることで、自身に疑いの目が向かうこと避ける。きっと現領主はこの時のために日頃から精力的に領民からの支持を集めていたのだろう。
「だろうね、村長の前ではああ言ったけど、私も現領主が一番怪しいと思っているよ」
アレックスさんが言う。
「あとは、どうしてそんな行為に走ったのか、理由がいまいち判然としないのも気持ちが悪いね」
「そうなると喰らう者が関係してくるのかもしれませんね。サジさん喰らう者ってずっと食べないでいると餓死したりするのですか?」
「空腹感は日増しに大きくなってくるみたいだけど、餓死することはないと思うよ」
「はっきりとわからないのですか?」
「私の喰らう者は骨を喰らう者だからね。比較的に他のイーターと比べても食材の確保がしやすいから、求められたら求められた分だけあげてるんだよ。それにうちのボーンは小食だからね。どっちかと言ったら食材の方が余りがちなんだよ」
喰らう者なのに小食とは、まあ個体差は様々らしいからそういうこともあるのだろう。
「イーターはお腹減ってないの?」
「減っておるわ!!」
イーターが若干怒り気味で言う。やはっぱりお腹が減ると怒りっぽくなるみたいだね。
「その割には、空腹を訴えてこないよね」
「ボーン嬢のことは喰らうなと言われているし、ない者ねだりをするほど俺は子供じゃないからな」
「それはどうも」
「気にするな。これもまた修行だ」
なんの修行だよとツッコミたくなったが、せっかく我慢してくれているのだからここはグッと堪えることにしよう。
「であれば、喰らう者関係の線も薄いですね」
「やはりここはウラッド卿本人を直接問いただすしかないのでしょうか?」
ロレーヌが言うがガルシアさんが、
「いや、そうしたところで否定されるのが目に見えています。それにそんなことをしては姫がウラッド卿に狙われる恐れがあります」
そう言ってロレーヌの案を否定して、言う。
「やはり、何か証拠を掴むしかありませんな」
証拠に関して一番手っ取り早いのは、現領主の喰らう者を見せてもらうことだが、それにはまず現領主が転生者であることを突き止めなくてはならない。おそらくそれは本人も承知の上、そう簡単に尻尾を掴ませるとは思えない。
「証拠か――アレックス、被害者に何か特徴や共通するモノはなかったのか?」
「被害者は性別も身分もバラバラ、あるとすれば全員が夜間に外に出ていた時に襲われた。というくらいのものしかありませんでした。」
「そうか……」
「証拠を探すよりもやっぱり現行犯が一番手っ取り早いんじゃないですか?」
「そうだな、ただ、闇雲に探し回っても見つかる可能性は低いだろう」
ガルシアさんがそう言うと、サジさんが手を挙げる
「私の索敵魔法ならそれが可能だよ」
「ウラッドの街は相当広い街なのですよ。それをサジ殿は完全に索敵魔法で覆うことが出来るのですか?」
「やろうと思えば山一つ覆うことは出来るし、感知する対象を絞り込むことが出来れば割と簡単にできるよ」
サジさんの発言に皆目を丸くする。サジさん貴女こそチートじゃないか。けど……
「でも、私みたいに索敵魔法を感知されたらバレるんじゃないですか?」
「ルナちゃん、言ってなかったけど、私今、念のため索敵魔法をかけてるんだよね」
「でも、私気付きませんでしたよ」
「それは索敵魔法に隠蔽魔法を重ね掛けしてるからなんだよね」
またもやサジさんの発言に皆が唖然とする。サジさん貴女どんだけチートなんだ。
「ウラッド卿には被害報告関係で直接会う予定がります。サジ殿にはその時にウラッド卿に会ってもらいましょう」
「わかりました」
「それと、犯人を突き止めたとしても恐らく抵抗――戦闘になるおそれがある。その場合、もしものことを考えて姫の護衛は護衛隊全員で行いたい。そのため、犯人の捕縛に避ける人員はサジ殿とルナの二人になるがそれでかまわないだろうか?」
「あたしはかまわないよ」
「私も大丈夫です」
サジさんがいてくれれば百人力だ。私一人では不安があるが、サジさんがいてくれるのならば大丈夫だろう。
「ならばそういう手筈で行くとしよう」
ガルシアさんの言葉に全員がコクリと頷く、決行は明日。まあ犯人が明日人を襲うとも限らないのだが、一応の覚悟はしておこう。
そんなわけで私たちの吸血鬼捕縛作戦が決まったのであった。
「やはり、一番怪しい人物は現領主だと思います」
領民から支持を受けている領主が、裏ではヤバいことをやっていたことなど物語でのテンプレートとも言える。それに、実際世界、ここで言えば私が来る前の世界でもよく行われた行為だ。日頃の行いをよくすることで、自身に疑いの目が向かうこと避ける。きっと現領主はこの時のために日頃から精力的に領民からの支持を集めていたのだろう。
「だろうね、村長の前ではああ言ったけど、私も現領主が一番怪しいと思っているよ」
アレックスさんが言う。
「あとは、どうしてそんな行為に走ったのか、理由がいまいち判然としないのも気持ちが悪いね」
「そうなると喰らう者が関係してくるのかもしれませんね。サジさん喰らう者ってずっと食べないでいると餓死したりするのですか?」
「空腹感は日増しに大きくなってくるみたいだけど、餓死することはないと思うよ」
「はっきりとわからないのですか?」
「私の喰らう者は骨を喰らう者だからね。比較的に他のイーターと比べても食材の確保がしやすいから、求められたら求められた分だけあげてるんだよ。それにうちのボーンは小食だからね。どっちかと言ったら食材の方が余りがちなんだよ」
喰らう者なのに小食とは、まあ個体差は様々らしいからそういうこともあるのだろう。
「イーターはお腹減ってないの?」
「減っておるわ!!」
イーターが若干怒り気味で言う。やはっぱりお腹が減ると怒りっぽくなるみたいだね。
「その割には、空腹を訴えてこないよね」
「ボーン嬢のことは喰らうなと言われているし、ない者ねだりをするほど俺は子供じゃないからな」
「それはどうも」
「気にするな。これもまた修行だ」
なんの修行だよとツッコミたくなったが、せっかく我慢してくれているのだからここはグッと堪えることにしよう。
「であれば、喰らう者関係の線も薄いですね」
「やはりここはウラッド卿本人を直接問いただすしかないのでしょうか?」
ロレーヌが言うがガルシアさんが、
「いや、そうしたところで否定されるのが目に見えています。それにそんなことをしては姫がウラッド卿に狙われる恐れがあります」
そう言ってロレーヌの案を否定して、言う。
「やはり、何か証拠を掴むしかありませんな」
証拠に関して一番手っ取り早いのは、現領主の喰らう者を見せてもらうことだが、それにはまず現領主が転生者であることを突き止めなくてはならない。おそらくそれは本人も承知の上、そう簡単に尻尾を掴ませるとは思えない。
「証拠か――アレックス、被害者に何か特徴や共通するモノはなかったのか?」
「被害者は性別も身分もバラバラ、あるとすれば全員が夜間に外に出ていた時に襲われた。というくらいのものしかありませんでした。」
「そうか……」
「証拠を探すよりもやっぱり現行犯が一番手っ取り早いんじゃないですか?」
「そうだな、ただ、闇雲に探し回っても見つかる可能性は低いだろう」
ガルシアさんがそう言うと、サジさんが手を挙げる
「私の索敵魔法ならそれが可能だよ」
「ウラッドの街は相当広い街なのですよ。それをサジ殿は完全に索敵魔法で覆うことが出来るのですか?」
「やろうと思えば山一つ覆うことは出来るし、感知する対象を絞り込むことが出来れば割と簡単にできるよ」
サジさんの発言に皆目を丸くする。サジさん貴女こそチートじゃないか。けど……
「でも、私みたいに索敵魔法を感知されたらバレるんじゃないですか?」
「ルナちゃん、言ってなかったけど、私今、念のため索敵魔法をかけてるんだよね」
「でも、私気付きませんでしたよ」
「それは索敵魔法に隠蔽魔法を重ね掛けしてるからなんだよね」
またもやサジさんの発言に皆が唖然とする。サジさん貴女どんだけチートなんだ。
「ウラッド卿には被害報告関係で直接会う予定がります。サジ殿にはその時にウラッド卿に会ってもらいましょう」
「わかりました」
「それと、犯人を突き止めたとしても恐らく抵抗――戦闘になるおそれがある。その場合、もしものことを考えて姫の護衛は護衛隊全員で行いたい。そのため、犯人の捕縛に避ける人員はサジ殿とルナの二人になるがそれでかまわないだろうか?」
「あたしはかまわないよ」
「私も大丈夫です」
サジさんがいてくれれば百人力だ。私一人では不安があるが、サジさんがいてくれるのならば大丈夫だろう。
「ならばそういう手筈で行くとしよう」
ガルシアさんの言葉に全員がコクリと頷く、決行は明日。まあ犯人が明日人を襲うとも限らないのだが、一応の覚悟はしておこう。
そんなわけで私たちの吸血鬼捕縛作戦が決まったのであった。
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