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第4章~血を喰らうもの~
第32話 血を喰らう者1~やっぱりねー、あたしは最初っからわかってたよ~
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先手必勝、私はイーターに象形魔法をかけそのリーチを伸ばし、ウラッドさんめがけて襲いかかり、上段の構からの振り下ろしの一撃を叩きこむ。が、
「吐瀉物」
「おぇ」
ウラッドさんが吐瀉物と唱えると私の目の前に赤い壁が出現し、攻撃を阻まれてしまう。
「ルナちゃん下がって!!」
サジさんが言うと同時、私の危機察知スキルが反応。私がその場から飛びのくと同時、赤色の壁が無数の棘に変化し私を襲う。
「シールド!!」
そこで私は象形魔法による防御盾を創り出し無数の棘による攻撃を防御する。
「再食」
ウラッドさんがそう唱えると、ウラッドさんの持っていたレイピアに赤い棘が吸収されていく。何!?吐瀉物って再装填ができるの?
「流石は伊達にロレーヌ姫の身辺警護員を名乗っているわけではないようだ」
「それはどうも」
「ルナちゃんここは二対一の状況を利用するよ」
「はい!!」
言って私は再度ウラッドさんに攻撃をしかける。するとウラッドさんは、
「確かに二対一は不利だな」
と余裕の表情で言う。なんだまだ何か手があるのか?しかし、考えていてもしょうがない。今は攻めあるのみ!!私の繰り出す連撃をウラッドさんは華麗にさばきつつ、サジさんからの矢による攻撃にも吐瀉物を巧みに扱い対応している。この人田中の奴よりもはるかに強い。これが転移者と転生者の違いか。
私はいったん距離を取ってイーターに言う。
「イーター田中の時と同じ手でいくよ」
「応!!」
「爆食!!」
私がそう唱えると、イーターが手甲状に変形する。私はイーターの変形を確認すると同時にウラッドさんに接近すべく距離を詰めようとする。が、
「ウォール」
ウラッドさんは防護壁の象形魔法を唱えて部屋を二分する。
「おっと!」
ウラッドさんの創り出した壁に激突する寸前、私はサジさんに後ろから襟首を引かれ、壁への激突をまぬがれる。危ない、頭から突っ込むところだった。
「サジさんありがとうございます」
「どういたしまして、でもルナちゃん爆食を使ったのは悪手だよ」
サジさんはウラッドさんの動きを警戒しながら私に言う。
「ゲ、マジですか」
「爆食は喰らう者を捕食形態に変化させる呪文だからね。これの使用でイーター君が何を喰らう者か相手に知られる危険性がある。今のところ相手はイーター君の正体がマンイーターあたりだと予測して、不用意に接近させるのを避けた。ってところかな」
マジか、考えなしに行動し過ぎた。でもウラッドさんはまだイーターの本当の正体について勘づいてはいないはずだ。であれば一旦形態変化を解いて、再び接近戦に持ち込むとしよう。
「イーター」
「何だルナ」
「形態変化を解く呪文を教えて」
「納食だ」
「了解、納食」
私がそう唱えると、再びイーターは元の棍棒の形に戻る。
「おや、もう食事は終わりかい?」
挑発するようにウラッドさんが言う。
「このままじゃ、食事をさせてもらえそうにないですからね。食事は貴女を倒した後にします」
「はは、私もそう簡単に食事をさせるわけにはいかないのでね、ここは一旦場所を変えるとしようか」
言ってウラッドさんは私が入ってきた窓とは別の窓を蹴破り屋敷の外に出ていく。
「追うよ、ルナちゃん!!」
「はい!!」
言って私たちは私が入ってダイナミック入室した窓から外に出ると、ウラッドさんは吐瀉物を既に使用して大量の血液を空中に展開し、私たちを待ち受けていた。
「さあ、第二ラウンドといこうじゃないか」
ウラッドさんはそう宣言すると、大量の血液の形状を円錐状に変化させ、私たちに向かって放つ。
「ウォール!!」
今度はサジさんが象形魔法を使い、私たちの前に壁を作り出し放たれた円錐を防御する。すると防御壁に当たった円錐はバシャリと崩れ、防御壁を赤く染めていく、
「しまった。狙いは目隠しか」
「だったら私が壁を回り込んで――」
「それはなし、壁から出た途端狙い撃ちされるよ」
「幸い相手からも私たちの姿は見えていないから、このまま相手の次の攻撃を――」
そう、サジさんが言った瞬間だった。私の危機察知スキルが何かに強く反応した。
「サジさん!!壁から離れて!!」
私がそう言ってサジさんを突き飛ばすと同時、サジさんの創り出した壁が崩壊し、その先から、らせん状の回転のがかかった巨大で鋭い血液の槍が私とサジさんの間を通り抜けて行く。
「サンキュー、ルナちゃん危ないところだった」
「どういたしまして」
しかし、今の血液の槍はサジさんの吐瀉物並みの威力だった。あんな隠し玉まであるとは……本当に油断のならない人だ。
「再食」
そしてウラッドさんは再び血液を自身のイーターにリロードし、
「吐瀉物」
「おぇ」
再度展開する。ちくしょう、このままじゃあジリ貧だ。何かこの状況を打開できる一手が無ければそのうちあの強力な槍によって串刺しにされてしまう。何か良い手は……
私がそう思い悩んでいるとサジさんが私に向かって、
「ルナちゃん、あの血の弾丸は私の方でどうにかするからその間に、ウラッド卿に接近して爆食で彼女の喰らう者を捕食して」
「何か良い手でもあるのですか」
「いや別にないけど……」
「けど?」
「ちょっと本気出す」
そう言い放った。
「吐瀉物」
「おぇ」
ウラッドさんが吐瀉物と唱えると私の目の前に赤い壁が出現し、攻撃を阻まれてしまう。
「ルナちゃん下がって!!」
サジさんが言うと同時、私の危機察知スキルが反応。私がその場から飛びのくと同時、赤色の壁が無数の棘に変化し私を襲う。
「シールド!!」
そこで私は象形魔法による防御盾を創り出し無数の棘による攻撃を防御する。
「再食」
ウラッドさんがそう唱えると、ウラッドさんの持っていたレイピアに赤い棘が吸収されていく。何!?吐瀉物って再装填ができるの?
「流石は伊達にロレーヌ姫の身辺警護員を名乗っているわけではないようだ」
「それはどうも」
「ルナちゃんここは二対一の状況を利用するよ」
「はい!!」
言って私は再度ウラッドさんに攻撃をしかける。するとウラッドさんは、
「確かに二対一は不利だな」
と余裕の表情で言う。なんだまだ何か手があるのか?しかし、考えていてもしょうがない。今は攻めあるのみ!!私の繰り出す連撃をウラッドさんは華麗にさばきつつ、サジさんからの矢による攻撃にも吐瀉物を巧みに扱い対応している。この人田中の奴よりもはるかに強い。これが転移者と転生者の違いか。
私はいったん距離を取ってイーターに言う。
「イーター田中の時と同じ手でいくよ」
「応!!」
「爆食!!」
私がそう唱えると、イーターが手甲状に変形する。私はイーターの変形を確認すると同時にウラッドさんに接近すべく距離を詰めようとする。が、
「ウォール」
ウラッドさんは防護壁の象形魔法を唱えて部屋を二分する。
「おっと!」
ウラッドさんの創り出した壁に激突する寸前、私はサジさんに後ろから襟首を引かれ、壁への激突をまぬがれる。危ない、頭から突っ込むところだった。
「サジさんありがとうございます」
「どういたしまして、でもルナちゃん爆食を使ったのは悪手だよ」
サジさんはウラッドさんの動きを警戒しながら私に言う。
「ゲ、マジですか」
「爆食は喰らう者を捕食形態に変化させる呪文だからね。これの使用でイーター君が何を喰らう者か相手に知られる危険性がある。今のところ相手はイーター君の正体がマンイーターあたりだと予測して、不用意に接近させるのを避けた。ってところかな」
マジか、考えなしに行動し過ぎた。でもウラッドさんはまだイーターの本当の正体について勘づいてはいないはずだ。であれば一旦形態変化を解いて、再び接近戦に持ち込むとしよう。
「イーター」
「何だルナ」
「形態変化を解く呪文を教えて」
「納食だ」
「了解、納食」
私がそう唱えると、再びイーターは元の棍棒の形に戻る。
「おや、もう食事は終わりかい?」
挑発するようにウラッドさんが言う。
「このままじゃ、食事をさせてもらえそうにないですからね。食事は貴女を倒した後にします」
「はは、私もそう簡単に食事をさせるわけにはいかないのでね、ここは一旦場所を変えるとしようか」
言ってウラッドさんは私が入ってきた窓とは別の窓を蹴破り屋敷の外に出ていく。
「追うよ、ルナちゃん!!」
「はい!!」
言って私たちは私が入ってダイナミック入室した窓から外に出ると、ウラッドさんは吐瀉物を既に使用して大量の血液を空中に展開し、私たちを待ち受けていた。
「さあ、第二ラウンドといこうじゃないか」
ウラッドさんはそう宣言すると、大量の血液の形状を円錐状に変化させ、私たちに向かって放つ。
「ウォール!!」
今度はサジさんが象形魔法を使い、私たちの前に壁を作り出し放たれた円錐を防御する。すると防御壁に当たった円錐はバシャリと崩れ、防御壁を赤く染めていく、
「しまった。狙いは目隠しか」
「だったら私が壁を回り込んで――」
「それはなし、壁から出た途端狙い撃ちされるよ」
「幸い相手からも私たちの姿は見えていないから、このまま相手の次の攻撃を――」
そう、サジさんが言った瞬間だった。私の危機察知スキルが何かに強く反応した。
「サジさん!!壁から離れて!!」
私がそう言ってサジさんを突き飛ばすと同時、サジさんの創り出した壁が崩壊し、その先から、らせん状の回転のがかかった巨大で鋭い血液の槍が私とサジさんの間を通り抜けて行く。
「サンキュー、ルナちゃん危ないところだった」
「どういたしまして」
しかし、今の血液の槍はサジさんの吐瀉物並みの威力だった。あんな隠し玉まであるとは……本当に油断のならない人だ。
「再食」
そしてウラッドさんは再び血液を自身のイーターにリロードし、
「吐瀉物」
「おぇ」
再度展開する。ちくしょう、このままじゃあジリ貧だ。何かこの状況を打開できる一手が無ければそのうちあの強力な槍によって串刺しにされてしまう。何か良い手は……
私がそう思い悩んでいるとサジさんが私に向かって、
「ルナちゃん、あの血の弾丸は私の方でどうにかするからその間に、ウラッド卿に接近して爆食で彼女の喰らう者を捕食して」
「何か良い手でもあるのですか」
「いや別にないけど……」
「けど?」
「ちょっと本気出す」
そう言い放った。
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