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第5章~罰の所在~
第40話 新たなる力~でもカズキの被害者はこの人たちだけじゃないんだよね~
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「形状変化って、それでこの状況を打開できるの?」
「十分に可能――のはずだ」
歯切れの悪いイーターの返事に私は一抹の不安を覚える。が、現状を打開する術がない以上ここはイーターの形状変化に頼る他はない。
「わかったイーターそれじゃあ形状変化して」
「了解した。それでは食事作法と唱えるんだ」
言われて私はイーターを突き出すように目の前に掲げる。その姿に盗賊の頭は警戒したのかその動きを止めた。
「食事作法!!」
「応!!」
私がそう唱えると私のイーターが強く発光し、その姿が変形しだす。
「なんだぁ!?」
イーターの放つまばゆい光に盗賊の頭は困惑する。
そして、ややあってイーターの形態変化が完了したのか、強い光は段々とおさまっていった。私はイーターの新しい姿を確認すると、イーターは私の右手の肘までを覆うような形――白色手甲状に変わっていた。
「って手甲かい!!」
メリケンサックは勘弁してくれと言ったがだからと言って手甲に変わりやがった。その上指全体まで覆っているから指の開閉も出来なくなっている。
「イーター、メリケンサックは嫌だって言ったからって手甲はないでしょ」
「ただの手甲ではないわ!!ルナ、私に魔力を込めてみろ」
「?わかった」
言われて私はイーターに魔力を込める。するとイーターは更に変形し、手甲の手部分の側面から鋭い刃を形成させる。
「おお、ナイフが出てきた」
「ふっふっふ、しかもこの刃込める魔力量に応じて長さが変わる」
言われて私は更に魔力を込めると、イーターは刃部分を伸ばし剣程の長さになる。おお!!これはかなり使えそうだ。これなら何とかなるかもしれない。
「なんだ手前ぇら、形状変化してなかったのかよ。俺はてっきり前の形が形状変化した後の姿だと思っていたぜ」
「誰が好き好んで棍棒なんか使うのよ。原始人でもあるまいし」
「そりゃあ確かにそうだ。だが、形状変化したくらいで俺に勝てると思うなよ」
「そりゃあやって見なけりゃわからないでしょう――が!!」
言って私はイーターの刃部分を盗賊の頭に突き出しイーターに魔力を込めながら言う
「伸びろイーター!!」
「応!!」
するとイーターが急速に伸長し、盗賊の頭まで伸びて行く。
「おわっ!!」
盗賊の頭は突然襲いかかってきた刃に驚くが、反射的に突き出された刃を避ける。くそうそう簡単にはやられないか。
「おいおい、形状変化からの形状変化なんて聞いたことないぞ」
「へっへんうちのイーターは吐瀉物なんて下品な技が使えないからその分の補填だよ」
たぶん、きっと、おそらくね。
「その通りだ」
その通りだった。
「なるほど、手前ぇのイーターは吐瀉物が使えねぇのか」
あ、ヤバイ、余計なこと言ったかも。
「つまり、これで五分と五分ってことだなぁ!!」
盗賊の頭はそう言うと私の方に突進するように走ってくる。ヤバイ、イーターを縮めるのを忘れてた。
「ルナそのまま俺を横に振るえ!!」
言われて私は反射的にイーターの刃部分を横に振るう。すると盗賊の頭は咄嗟に自身の持つ喰らう者の柄の部分で私の攻撃を防御する。ならば、私は全身に追加で魔力を充填し、身体強化魔法を更に強化させる。
「そのまま吹っ飛べ!!」
「ぐおぉぉぉ」
盗賊の頭は私の攻撃を防御した体勢のまま、10メートル程吹っ飛ばされそのままの状態で地面に倒れこむ。これはチャンスだ。
「イーター短くなって!!」
「応!!」
私はイーターに流していた魔力を断ち、刃消すと、このチャンスをものにするべく盗賊の頭に接近
右拳による打突の体勢に入る。すると盗賊の頭は打突を防御するべく、私の拳の前に自身の喰らう者の柄を突き出した。よし!!狙い通り!!
「爆食」
「なにぃ!?」
私がそう唱えるとイーターはすぐさま捕食形態へ変化し、私はイーターを盗賊の頭の喰らう者に向けて攻撃を加えた。するとイーターは盗賊の頭の喰らう者の柄の部分を捕食。
「ぎゃああ」
「ガイア!!」
すると盗賊の頭のイーターは悲鳴を上げる。
「くそ!!」
盗賊の頭は私に向かって蹴りを放つが、私はそれをバックステップで回避し、一度距離を開けるが再度の攻撃をすべく盗賊の頭に接近しようとしたその時だった。
「っくそ!!吐瀉物!!」
「おげあぁ」
先ほどの砂礫とは比べることの出来ないほどの岩塊が私に向かって飛んで来る。今の体勢では回避は間に合わない。ならば
「納食」
イーターを捕食形態から元の手甲形態に戻し、イーターに魔力込めて剣程の長さの刃を形成、そして、飛んできた岩塊を振り下ろしによる斬撃で、真っ二つに切り裂いた。
「なにぃ!?」
奥の手だったのだろう。盗賊の頭は驚愕の表情のまま固まり、座ったまま動けないでいた。そんな盗賊の頭に私は近づき、イーターを盗賊の頭に突きつける。
「チェックメイトってやつだね」
私がそう言うと盗賊の頭はハッと我に返り、怒りの表情を私に向ける。
「まだだ!!まだ俺は生きてる!!俺が生きてる限り終わりじゃねぇ!!」
盗賊の頭はそう言うと、私に向けて柄の喰われた喰らう者を向ける。ならば仕方ない。
「爆食」
そう唱えて私はイーターを突き付けられた喰らう者に振るい喰らわせる。するとその大部分を喰われた喰らう者は絶命し、盗賊の頭の手元から完全に消え去った。
「これでも続けるの?」
私は努めて冷たい目をして盗賊の頭にそう告げる。しかし、
「だから言っただろうが、俺が生きてる限り終わりじゃねぇって!!」
そう言って盗賊の頭は立ち上がり私に向かって殴りかかってくる。
「ルナ、終わらせてやれ」
「っ!!わかった……納食」
唱えて私は再びイーターを元の形態に戻して、イーターに魔力を通して刃を剣状の長さまで形成させ、盗賊の頭を袈裟切りに斬り倒した。感触はいつもの狩りと似てはいた。しかし、人を斬ったという事実が、現実がそこにはあった……
「十分に可能――のはずだ」
歯切れの悪いイーターの返事に私は一抹の不安を覚える。が、現状を打開する術がない以上ここはイーターの形状変化に頼る他はない。
「わかったイーターそれじゃあ形状変化して」
「了解した。それでは食事作法と唱えるんだ」
言われて私はイーターを突き出すように目の前に掲げる。その姿に盗賊の頭は警戒したのかその動きを止めた。
「食事作法!!」
「応!!」
私がそう唱えると私のイーターが強く発光し、その姿が変形しだす。
「なんだぁ!?」
イーターの放つまばゆい光に盗賊の頭は困惑する。
そして、ややあってイーターの形態変化が完了したのか、強い光は段々とおさまっていった。私はイーターの新しい姿を確認すると、イーターは私の右手の肘までを覆うような形――白色手甲状に変わっていた。
「って手甲かい!!」
メリケンサックは勘弁してくれと言ったがだからと言って手甲に変わりやがった。その上指全体まで覆っているから指の開閉も出来なくなっている。
「イーター、メリケンサックは嫌だって言ったからって手甲はないでしょ」
「ただの手甲ではないわ!!ルナ、私に魔力を込めてみろ」
「?わかった」
言われて私はイーターに魔力を込める。するとイーターは更に変形し、手甲の手部分の側面から鋭い刃を形成させる。
「おお、ナイフが出てきた」
「ふっふっふ、しかもこの刃込める魔力量に応じて長さが変わる」
言われて私は更に魔力を込めると、イーターは刃部分を伸ばし剣程の長さになる。おお!!これはかなり使えそうだ。これなら何とかなるかもしれない。
「なんだ手前ぇら、形状変化してなかったのかよ。俺はてっきり前の形が形状変化した後の姿だと思っていたぜ」
「誰が好き好んで棍棒なんか使うのよ。原始人でもあるまいし」
「そりゃあ確かにそうだ。だが、形状変化したくらいで俺に勝てると思うなよ」
「そりゃあやって見なけりゃわからないでしょう――が!!」
言って私はイーターの刃部分を盗賊の頭に突き出しイーターに魔力を込めながら言う
「伸びろイーター!!」
「応!!」
するとイーターが急速に伸長し、盗賊の頭まで伸びて行く。
「おわっ!!」
盗賊の頭は突然襲いかかってきた刃に驚くが、反射的に突き出された刃を避ける。くそうそう簡単にはやられないか。
「おいおい、形状変化からの形状変化なんて聞いたことないぞ」
「へっへんうちのイーターは吐瀉物なんて下品な技が使えないからその分の補填だよ」
たぶん、きっと、おそらくね。
「その通りだ」
その通りだった。
「なるほど、手前ぇのイーターは吐瀉物が使えねぇのか」
あ、ヤバイ、余計なこと言ったかも。
「つまり、これで五分と五分ってことだなぁ!!」
盗賊の頭はそう言うと私の方に突進するように走ってくる。ヤバイ、イーターを縮めるのを忘れてた。
「ルナそのまま俺を横に振るえ!!」
言われて私は反射的にイーターの刃部分を横に振るう。すると盗賊の頭は咄嗟に自身の持つ喰らう者の柄の部分で私の攻撃を防御する。ならば、私は全身に追加で魔力を充填し、身体強化魔法を更に強化させる。
「そのまま吹っ飛べ!!」
「ぐおぉぉぉ」
盗賊の頭は私の攻撃を防御した体勢のまま、10メートル程吹っ飛ばされそのままの状態で地面に倒れこむ。これはチャンスだ。
「イーター短くなって!!」
「応!!」
私はイーターに流していた魔力を断ち、刃消すと、このチャンスをものにするべく盗賊の頭に接近
右拳による打突の体勢に入る。すると盗賊の頭は打突を防御するべく、私の拳の前に自身の喰らう者の柄を突き出した。よし!!狙い通り!!
「爆食」
「なにぃ!?」
私がそう唱えるとイーターはすぐさま捕食形態へ変化し、私はイーターを盗賊の頭の喰らう者に向けて攻撃を加えた。するとイーターは盗賊の頭の喰らう者の柄の部分を捕食。
「ぎゃああ」
「ガイア!!」
すると盗賊の頭のイーターは悲鳴を上げる。
「くそ!!」
盗賊の頭は私に向かって蹴りを放つが、私はそれをバックステップで回避し、一度距離を開けるが再度の攻撃をすべく盗賊の頭に接近しようとしたその時だった。
「っくそ!!吐瀉物!!」
「おげあぁ」
先ほどの砂礫とは比べることの出来ないほどの岩塊が私に向かって飛んで来る。今の体勢では回避は間に合わない。ならば
「納食」
イーターを捕食形態から元の手甲形態に戻し、イーターに魔力込めて剣程の長さの刃を形成、そして、飛んできた岩塊を振り下ろしによる斬撃で、真っ二つに切り裂いた。
「なにぃ!?」
奥の手だったのだろう。盗賊の頭は驚愕の表情のまま固まり、座ったまま動けないでいた。そんな盗賊の頭に私は近づき、イーターを盗賊の頭に突きつける。
「チェックメイトってやつだね」
私がそう言うと盗賊の頭はハッと我に返り、怒りの表情を私に向ける。
「まだだ!!まだ俺は生きてる!!俺が生きてる限り終わりじゃねぇ!!」
盗賊の頭はそう言うと、私に向けて柄の喰われた喰らう者を向ける。ならば仕方ない。
「爆食」
そう唱えて私はイーターを突き付けられた喰らう者に振るい喰らわせる。するとその大部分を喰われた喰らう者は絶命し、盗賊の頭の手元から完全に消え去った。
「これでも続けるの?」
私は努めて冷たい目をして盗賊の頭にそう告げる。しかし、
「だから言っただろうが、俺が生きてる限り終わりじゃねぇって!!」
そう言って盗賊の頭は立ち上がり私に向かって殴りかかってくる。
「ルナ、終わらせてやれ」
「っ!!わかった……納食」
唱えて私は再びイーターを元の形態に戻して、イーターに魔力を通して刃を剣状の長さまで形成させ、盗賊の頭を袈裟切りに斬り倒した。感触はいつもの狩りと似てはいた。しかし、人を斬ったという事実が、現実がそこにはあった……
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