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第7章~魔法剣士~
第54話 魔法剣士~ルナ姉ちゃんの魔法の才能って規格外だよな~
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「あの、私何かしちゃいました?」
とりあえず言ってみたかったから言って見たが、こんなの周りの反応を見ればどんな奴だってわかるだろう普通。
「ルナちゃん自分が何をしているのかわかってないの?」
案の定、サジさんが定型文の如き返答を返してくる。
「いや、すみません。言いたいから言ってみただけです。サジさんたちの反応を見れば私が相当ヤバいことをしてのけたのはわかります」
「ヤバいって言う範疇を通り越しているけどね。確かにルナちゃんの魔法の才能は飛びぬけているのは知ってたけどここまでくると天才だね」
天才、前の世界では一度も言われたことのない言葉だったが、こうして言われてみてもあまり実感というものが湧かない。だって私にとっては簡単なことなんだもん。まあだけど賞賛された以上何も答えないのも失礼な話だろう。
「ありがとうございます?」
一応お礼を言ってみたつもりだが、私の自覚が薄いため、なんか疑問分みたいな返答になってしまった。それはサジさんもわかってくれた様で、今までとは別の意味で呆れたような表情を私に向ける。
「こういうのは往々にして本人には自覚がないものだからね。今のルナちゃんみたいな返答になるのは仕方のないことだよ」
「なんかすみません」
「別に謝ることなんかじゃないよ。ルナちゃんは自分に出来ることを当たり前にしただけで、それを見たアタシたちが勝手に驚いてるだけの話なんだからさ」
「そう言ってもらえると助かります」
「うん、どういたしまして。それでだけどルナちゃんまだ私たちに隠してることあるよね」
隠し事という程大げさではないが――いや、これもきっと私以外の人には十部に大変なことなのだろう。
「はい、多分ですけど私全属性の魔法が使えます」
「「な!!」」
これまた案の定サジさんと私以外の面々が驚愕して見せる。
「そんなことだろうと思ったよ。だってルナちゃんアタシが得意属性のことを聞いた時にテキトウに決めたような感じがしてたもんね」
「正にその通りです。フィーリングで言いましいた」
私がそう白状すると、それまでそこら辺のモブみたいなリアクションをとっていたガルシアさんが焦ったような表情を私に向ける。
「ちょっと待ってくれルナ、それじゃあお前は本当に全属性の魔法が使えると言うのか!?」
「試してみないことが無いからわかりませんけど、さっき使った風属性のエンチャントを使った感覚で言えばそうなります」
「にわかには信じられん、試しに全属性の魔法を使ってはみてはくれないか?」
「良いですよ別に」
「では、頼む」
「はい、それじゃあ火属性」
私はそう言うとスナック感覚でイーターに炎を纏わせる。
「おお!」
するとガルシアさんが大袈裟に驚いて見せる。
「次に土属性」
土属性のエンチャントはイーターの刃の切っ先部分に岩で出来たハンマーをつけてみる。
「なんと!」
「次は水属性ですね」
水属性は火属性の時と同じようにイーターの刀身部分に水を纏わせる。
「ついでに凍らせることだってできますよ」
そう言って私はイーターに纏わせた水を凍らせる見せる。
「後、光らせたり、逆に真っ黒にして見せたり、あ、重力だって纏わせることだってできます」
ほいほいほいと私はイーターの刀身に様々な魔法を付与させていく。その様子を見ていたガルシアさんたちは最初の方は驚きの表情を見せていたが、最後の方になると驚きを通り越して呆れたような表情を私に向けていた。
「わかったルナ、もういいお前がどんなに規格外な存在なのかよく理解できた」
「そうですか、因みに私ってどれくらい規格外何ですか?」
「まずこの世界の人間は普通地水火風の内1属性から2属性の魔法しか使えない、宮廷魔術師の連中でも多くて3属性もしくは光や闇の属性が使えるものしかいないんだ」
「ああ~それは――」
私が規格外と言われるわけだ。でもそれじゃあ――
「私、魔法をメインに戦った方が良くないですか?」
「それは確かに言えてるな。だが喰らう者使いが喰らう者を使わない手は名良いんだ」
「それは何故でしょう」
「それはだな――」
「ガルシアさん、そこから先は喰らう者使いであるアタシが説明しますよ。良いルナちゃん、この世界において喰らう者という武器程優れた武器は存在しないの。それは強度から魔法の使う触媒としてもどんなモノよりも喰らう者のほうが優れている。それはこの世界の歴史が証明しているわ」
「歴史が……ですか」
「そう、この世界の歴史を勉強すればわかることなんだけどね、この世界では古くから喰らう者使いが存在していて歴史の転換期には必ずと言って良い程喰らう者使いが関わってくるの」
「だから喰らう者を持っているのに使わない手はないと」
「そういうこと」
「だったら私がイーターを使うことは大前提として魔法はどうやって使っていったら良いのでしょう」
「ズバリ魔法剣士を目指すのが良いよ」
「魔法剣士ですか?」
「そう魔法剣士、魔術師と剣士のハイブリット職業この職業を極められれば近中遠距離どの距離にも対応できるし、何よりも隙が無くなる。ルナちゃんは運動神経もかなり良いし、魔法の才能だって規格外だったら魔法剣士を目指すしかないでしょ!」
サジさんが珍しく鼻息を荒くして私に迫る。確かにサジさんの言う通り私には魔法剣士が合っている気がする。
「わかりましたそれじゃあ私は魔法剣士を目指すことにします……それで何ですけどサジさん魔法剣士って具体的にどんな訓練をすればよいのでしょう」
「それは私じゃなくてガルシアさんに聞いた方が良いと思うな」
「ガルシアさんですか?」
「うん、だってガルシアさんは王国一の魔法剣士にして両断のガルシアという二つ名を持つほどの人なんだもん」
「本当なんですかガルシアさん」
「翠の射手殿ほど有名ではないがな」
はえ~、強い強いとは思ってけどガルシアさん王国一の魔法剣士だったんだ。ならばこれ以上の適任はいないだろう。
「それじゃあガルシアさん、私を立派な魔法剣士に育ててください!!」
「それはいいが、今以上に訓練が厳しくなるぞ、覚悟は良いか?」
「はい!!」
こうして、私の魔法剣士としての一歩が始まったのであった。
とりあえず言ってみたかったから言って見たが、こんなの周りの反応を見ればどんな奴だってわかるだろう普通。
「ルナちゃん自分が何をしているのかわかってないの?」
案の定、サジさんが定型文の如き返答を返してくる。
「いや、すみません。言いたいから言ってみただけです。サジさんたちの反応を見れば私が相当ヤバいことをしてのけたのはわかります」
「ヤバいって言う範疇を通り越しているけどね。確かにルナちゃんの魔法の才能は飛びぬけているのは知ってたけどここまでくると天才だね」
天才、前の世界では一度も言われたことのない言葉だったが、こうして言われてみてもあまり実感というものが湧かない。だって私にとっては簡単なことなんだもん。まあだけど賞賛された以上何も答えないのも失礼な話だろう。
「ありがとうございます?」
一応お礼を言ってみたつもりだが、私の自覚が薄いため、なんか疑問分みたいな返答になってしまった。それはサジさんもわかってくれた様で、今までとは別の意味で呆れたような表情を私に向ける。
「こういうのは往々にして本人には自覚がないものだからね。今のルナちゃんみたいな返答になるのは仕方のないことだよ」
「なんかすみません」
「別に謝ることなんかじゃないよ。ルナちゃんは自分に出来ることを当たり前にしただけで、それを見たアタシたちが勝手に驚いてるだけの話なんだからさ」
「そう言ってもらえると助かります」
「うん、どういたしまして。それでだけどルナちゃんまだ私たちに隠してることあるよね」
隠し事という程大げさではないが――いや、これもきっと私以外の人には十部に大変なことなのだろう。
「はい、多分ですけど私全属性の魔法が使えます」
「「な!!」」
これまた案の定サジさんと私以外の面々が驚愕して見せる。
「そんなことだろうと思ったよ。だってルナちゃんアタシが得意属性のことを聞いた時にテキトウに決めたような感じがしてたもんね」
「正にその通りです。フィーリングで言いましいた」
私がそう白状すると、それまでそこら辺のモブみたいなリアクションをとっていたガルシアさんが焦ったような表情を私に向ける。
「ちょっと待ってくれルナ、それじゃあお前は本当に全属性の魔法が使えると言うのか!?」
「試してみないことが無いからわかりませんけど、さっき使った風属性のエンチャントを使った感覚で言えばそうなります」
「にわかには信じられん、試しに全属性の魔法を使ってはみてはくれないか?」
「良いですよ別に」
「では、頼む」
「はい、それじゃあ火属性」
私はそう言うとスナック感覚でイーターに炎を纏わせる。
「おお!」
するとガルシアさんが大袈裟に驚いて見せる。
「次に土属性」
土属性のエンチャントはイーターの刃の切っ先部分に岩で出来たハンマーをつけてみる。
「なんと!」
「次は水属性ですね」
水属性は火属性の時と同じようにイーターの刀身部分に水を纏わせる。
「ついでに凍らせることだってできますよ」
そう言って私はイーターに纏わせた水を凍らせる見せる。
「後、光らせたり、逆に真っ黒にして見せたり、あ、重力だって纏わせることだってできます」
ほいほいほいと私はイーターの刀身に様々な魔法を付与させていく。その様子を見ていたガルシアさんたちは最初の方は驚きの表情を見せていたが、最後の方になると驚きを通り越して呆れたような表情を私に向けていた。
「わかったルナ、もういいお前がどんなに規格外な存在なのかよく理解できた」
「そうですか、因みに私ってどれくらい規格外何ですか?」
「まずこの世界の人間は普通地水火風の内1属性から2属性の魔法しか使えない、宮廷魔術師の連中でも多くて3属性もしくは光や闇の属性が使えるものしかいないんだ」
「ああ~それは――」
私が規格外と言われるわけだ。でもそれじゃあ――
「私、魔法をメインに戦った方が良くないですか?」
「それは確かに言えてるな。だが喰らう者使いが喰らう者を使わない手は名良いんだ」
「それは何故でしょう」
「それはだな――」
「ガルシアさん、そこから先は喰らう者使いであるアタシが説明しますよ。良いルナちゃん、この世界において喰らう者という武器程優れた武器は存在しないの。それは強度から魔法の使う触媒としてもどんなモノよりも喰らう者のほうが優れている。それはこの世界の歴史が証明しているわ」
「歴史が……ですか」
「そう、この世界の歴史を勉強すればわかることなんだけどね、この世界では古くから喰らう者使いが存在していて歴史の転換期には必ずと言って良い程喰らう者使いが関わってくるの」
「だから喰らう者を持っているのに使わない手はないと」
「そういうこと」
「だったら私がイーターを使うことは大前提として魔法はどうやって使っていったら良いのでしょう」
「ズバリ魔法剣士を目指すのが良いよ」
「魔法剣士ですか?」
「そう魔法剣士、魔術師と剣士のハイブリット職業この職業を極められれば近中遠距離どの距離にも対応できるし、何よりも隙が無くなる。ルナちゃんは運動神経もかなり良いし、魔法の才能だって規格外だったら魔法剣士を目指すしかないでしょ!」
サジさんが珍しく鼻息を荒くして私に迫る。確かにサジさんの言う通り私には魔法剣士が合っている気がする。
「わかりましたそれじゃあ私は魔法剣士を目指すことにします……それで何ですけどサジさん魔法剣士って具体的にどんな訓練をすればよいのでしょう」
「それは私じゃなくてガルシアさんに聞いた方が良いと思うな」
「ガルシアさんですか?」
「うん、だってガルシアさんは王国一の魔法剣士にして両断のガルシアという二つ名を持つほどの人なんだもん」
「本当なんですかガルシアさん」
「翠の射手殿ほど有名ではないがな」
はえ~、強い強いとは思ってけどガルシアさん王国一の魔法剣士だったんだ。ならばこれ以上の適任はいないだろう。
「それじゃあガルシアさん、私を立派な魔法剣士に育ててください!!」
「それはいいが、今以上に訓練が厳しくなるぞ、覚悟は良いか?」
「はい!!」
こうして、私の魔法剣士としての一歩が始まったのであった。
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