27 / 32
27、前世の自分(魂)の秘密の話
しおりを挟む
『じゃ、本題に入るね。僕が最初の神子で、神様の愛し子ってやつだったんだ。この世界の穢れを浄化するために召喚されたの。頑張って浄化したから、全部いけたと思ったんだけど、ここだけ魔族の核が残っちゃったんだ』
「もしかして、あの苗床か?」
『そう。魔族の最後のひとりのね』
「あんたが倒したのか?」
『いや。彼はとっくにこの世には居なかった。たぶん、最後の最後まで魔族である事を恨んでいた。だから自分を贄にした』
よく分からないが、あの神殿は人間が建てたのではなく、魔族のものだったのだろうか。
「浄化に力が足りなかったのか?」
ずっと気になっていた疑問だ。
『ううん。王家に……というか、当時の国王が魔術師に、変なこと吹きこまれてさ。浄化の邪魔されちゃったんだよね』
「はぁあ⁉︎ 浄化の為に召喚しておいて、勝手すぎだろ!」
『んー、国王は僕と王子を結婚させたがっていたからね。あの魔術師、男でも子を孕む術を完成させたとかでさ。冗談じゃないよね。浄化が終われば、僕は彼女と結婚する予定だったのに。終わらなければ、僕も彼女も呪縛から逃げられないし』
「ちょっと待て! なんだそれっ⁉︎」
てか、彼女だと? しかも結婚? こいつが? 俺は魔法使い一直線だったのに?
『ちょっと、理不尽な理由で睨まないでくれるかな? 怒るとこそこじゃないでしょ』
なぜバレた……。
『彼女は、君が大好きなエグベアートの祖先だよ。彼女にそっくりな彼は素敵だよね、くふっ』
「そっくり?」
『うん! 燃えるような赤い髪も、逞しい体躯もね。彼女の方がほんの少しだけ小柄だったけど』
「……ほんの少し、だけ?」
『よく僕を抱っこして、全速力で移動してくれたんだ。ドレスの時は多少スピードが落ちるけど、スリリングでなかなか楽しかったよ』
だめだ、想像が追いつかない。そこを気にしていたら、話が進まない……聞き流すにかぎるな。
「それより、呪縛って?」
『彼女の場合は先祖が魔族に受けた呪いがあって、穢れに呑まれると、闇の力が暴走してしまう。僕の方は、王家に繋がれた聖痕で自由を得られない。本来、聖痕てそういうものじゃないのにね。誰かが、仕組みに干渉したみたい』
「でも、神様と話せるなら、どうにか出来たんじゃないのか?」
『それが駄目なんだよね。神様は直接世界に干渉できないから。できるなら、最初から自分で穢れを消せるでしょ?』
「……なるほど」
『だから、伝えられる者を選ぶんだ』
それが、神子ってことか。
「でも、召喚された神子は神様と話せないよな?」
『彼らは贖罪を兼ねた神子だからね。僕の魂が戻るまで、穢れを浄化する為に選ばれた異世界人なの。僕が、神様にゴネまくって頼んだからね』
ゴネた……神様は愛し子に甘いのか? いや、それよりも。
「贖罪?」
『愛し子だったのに、愛の求め方を間違えて道を違えちゃった人たち。聖痕の力が消えるまで浄化を頑張れば、魂は解放されて神様が向こうの世界に戻してくれる。だけど、それを望む者と望まない者がいた』
「もしかして……当人以外にも?」
ふと、この旅を提案した王太子の顔が思い浮かんだ。
『うん。僕がいなくなった後、王家は神子を伴侶にするって変な決まり事を作った。神に選ばれた神子を、王族はたまに愛しすぎちゃうんだ。だから、贖罪であることを隠し、穢れの浄化の邪魔をする』
「うわぁ……最低すぎないか?」
『だよねー、僕もドン引きさ。まさか、僕と神様の決め事をこんな風に扱うとは思わなかったよ。まあ、当時の王子は、結果的には僕らの味方で、国王と魔術師の件も、彼が彼女に教えてくれたから。女侯爵で僕の護衛騎士だった彼女は、僕にだけ忠誠を誓い、僕が戻るまで王家と神子の監視を約束してくれたけど』
エグベアートの先祖――彼女の情報量が多いなぁ。
『あ、話を戻すね。本来なら、浄化の魔力が足りなくなったら、回復する為に神殿に戻って再度浄化に来るのだけど。もう、僕の力は限界で回復不可能だったんだ。だからね、彼女のために作ったそのオーブに、残りの僕の力を聖痕が壊れるまで入れておいたんだ。呪われたままの彼女や彼女の子孫が、穢れから逃れられるように。僕の魂は、元の世界に戻されちゃうからね』
ん?
「ちょっと待て。闇属性持ちが、穢れに呑まれるのは呪いなのか? じゃあ何で、エグベアートだけは、穢れに耐性があるんだ?」
エグベアートは異端児と言っていたが――。体質的ものでなく呪いだとしたら、ひとりだけ回避できているのは、どう考えても変だ。
『あ、気づいちゃった? それは僕の力を引き継いだんだよね。実はね……聖痕が壊れてからも、数時間だけ僕は生きてたんだ。だからね……その間にちょっと、彼女とね……えへっ』
えへっ……じゃない‼︎
「侯爵家の子孫は、お前の子孫でもあるってことか?」
『大正解~!』
俺より若かったくせに、魔法使いの道ではなく、大人の階段を登ったのか。くそっ!
『王家はもちろん知らない。彼女はすぐに、僕らのことを見守ってくれていた忠臣と、形だけの婚姻をしたからね。王子が色々と手を回してくれたんだ。エグベアートは、特に僕たちの血が濃く出たんだよ。見た目や能力は彼女に、穢れを寄せ付けないのは僕に似た』
耐性ではなく、穢れが体に入れなかったのか。
「隔世遺伝か?」
『そう。彼の父親は家から独立させて、神子に近い騎士団に入れたんだ。闇耐性がある者として。エグベアートが生まれた時点で、僕の魂が戻ると信じてね。それが、魔術師に狙われた彼を助ける道だと』
「エグベアートに……せめて、少しでも伝えてくれたら」
ひとりで、あんなに辛い思いをしなくて済んだはずなのに――。
『それは仕方がないよ。侯爵家の当主にしか事実は伝えられないからね。彼女の家って、そういうの徹底してるから。だからさ、君がちゃんと彼に教えてあげたらいい。君にも、家族にもエグベアートはちゃんと愛されているって』
「わかった。みんなに愛されているって……。ん? 俺も?」
『君のは愛情じゃないやつだろうけど。そこは自分で気づいた方がいいよ。あっ、そろそろ話は終わりかも……オーブの力がもう残ってないや』
前世の俺が、どんどんと透けていく。
「おいっ、ちょっと待て! 魔術師って、もしかして、神殿長か?」
『どうやったのか、まだ生きてるなんてね。ただ、昔ほど力は……無いね』
「あ、あと、オーブは何で闇を吸収したんだ?」
『あー……、あれは僕の力だけで意思はないからね。僕の想いの残余かな。彼女が持っていた……闇を求めたのかも』
魔力までもって……どんだけ彼女が好きなんだよ!
『あとは君しだい……だから、頑張ってね、フーマ。そうそう……あと……なんだ……えへっ』
姿が消えると同時に、花畑も霧散した。
「もしかして、あの苗床か?」
『そう。魔族の最後のひとりのね』
「あんたが倒したのか?」
『いや。彼はとっくにこの世には居なかった。たぶん、最後の最後まで魔族である事を恨んでいた。だから自分を贄にした』
よく分からないが、あの神殿は人間が建てたのではなく、魔族のものだったのだろうか。
「浄化に力が足りなかったのか?」
ずっと気になっていた疑問だ。
『ううん。王家に……というか、当時の国王が魔術師に、変なこと吹きこまれてさ。浄化の邪魔されちゃったんだよね』
「はぁあ⁉︎ 浄化の為に召喚しておいて、勝手すぎだろ!」
『んー、国王は僕と王子を結婚させたがっていたからね。あの魔術師、男でも子を孕む術を完成させたとかでさ。冗談じゃないよね。浄化が終われば、僕は彼女と結婚する予定だったのに。終わらなければ、僕も彼女も呪縛から逃げられないし』
「ちょっと待て! なんだそれっ⁉︎」
てか、彼女だと? しかも結婚? こいつが? 俺は魔法使い一直線だったのに?
『ちょっと、理不尽な理由で睨まないでくれるかな? 怒るとこそこじゃないでしょ』
なぜバレた……。
『彼女は、君が大好きなエグベアートの祖先だよ。彼女にそっくりな彼は素敵だよね、くふっ』
「そっくり?」
『うん! 燃えるような赤い髪も、逞しい体躯もね。彼女の方がほんの少しだけ小柄だったけど』
「……ほんの少し、だけ?」
『よく僕を抱っこして、全速力で移動してくれたんだ。ドレスの時は多少スピードが落ちるけど、スリリングでなかなか楽しかったよ』
だめだ、想像が追いつかない。そこを気にしていたら、話が進まない……聞き流すにかぎるな。
「それより、呪縛って?」
『彼女の場合は先祖が魔族に受けた呪いがあって、穢れに呑まれると、闇の力が暴走してしまう。僕の方は、王家に繋がれた聖痕で自由を得られない。本来、聖痕てそういうものじゃないのにね。誰かが、仕組みに干渉したみたい』
「でも、神様と話せるなら、どうにか出来たんじゃないのか?」
『それが駄目なんだよね。神様は直接世界に干渉できないから。できるなら、最初から自分で穢れを消せるでしょ?』
「……なるほど」
『だから、伝えられる者を選ぶんだ』
それが、神子ってことか。
「でも、召喚された神子は神様と話せないよな?」
『彼らは贖罪を兼ねた神子だからね。僕の魂が戻るまで、穢れを浄化する為に選ばれた異世界人なの。僕が、神様にゴネまくって頼んだからね』
ゴネた……神様は愛し子に甘いのか? いや、それよりも。
「贖罪?」
『愛し子だったのに、愛の求め方を間違えて道を違えちゃった人たち。聖痕の力が消えるまで浄化を頑張れば、魂は解放されて神様が向こうの世界に戻してくれる。だけど、それを望む者と望まない者がいた』
「もしかして……当人以外にも?」
ふと、この旅を提案した王太子の顔が思い浮かんだ。
『うん。僕がいなくなった後、王家は神子を伴侶にするって変な決まり事を作った。神に選ばれた神子を、王族はたまに愛しすぎちゃうんだ。だから、贖罪であることを隠し、穢れの浄化の邪魔をする』
「うわぁ……最低すぎないか?」
『だよねー、僕もドン引きさ。まさか、僕と神様の決め事をこんな風に扱うとは思わなかったよ。まあ、当時の王子は、結果的には僕らの味方で、国王と魔術師の件も、彼が彼女に教えてくれたから。女侯爵で僕の護衛騎士だった彼女は、僕にだけ忠誠を誓い、僕が戻るまで王家と神子の監視を約束してくれたけど』
エグベアートの先祖――彼女の情報量が多いなぁ。
『あ、話を戻すね。本来なら、浄化の魔力が足りなくなったら、回復する為に神殿に戻って再度浄化に来るのだけど。もう、僕の力は限界で回復不可能だったんだ。だからね、彼女のために作ったそのオーブに、残りの僕の力を聖痕が壊れるまで入れておいたんだ。呪われたままの彼女や彼女の子孫が、穢れから逃れられるように。僕の魂は、元の世界に戻されちゃうからね』
ん?
「ちょっと待て。闇属性持ちが、穢れに呑まれるのは呪いなのか? じゃあ何で、エグベアートだけは、穢れに耐性があるんだ?」
エグベアートは異端児と言っていたが――。体質的ものでなく呪いだとしたら、ひとりだけ回避できているのは、どう考えても変だ。
『あ、気づいちゃった? それは僕の力を引き継いだんだよね。実はね……聖痕が壊れてからも、数時間だけ僕は生きてたんだ。だからね……その間にちょっと、彼女とね……えへっ』
えへっ……じゃない‼︎
「侯爵家の子孫は、お前の子孫でもあるってことか?」
『大正解~!』
俺より若かったくせに、魔法使いの道ではなく、大人の階段を登ったのか。くそっ!
『王家はもちろん知らない。彼女はすぐに、僕らのことを見守ってくれていた忠臣と、形だけの婚姻をしたからね。王子が色々と手を回してくれたんだ。エグベアートは、特に僕たちの血が濃く出たんだよ。見た目や能力は彼女に、穢れを寄せ付けないのは僕に似た』
耐性ではなく、穢れが体に入れなかったのか。
「隔世遺伝か?」
『そう。彼の父親は家から独立させて、神子に近い騎士団に入れたんだ。闇耐性がある者として。エグベアートが生まれた時点で、僕の魂が戻ると信じてね。それが、魔術師に狙われた彼を助ける道だと』
「エグベアートに……せめて、少しでも伝えてくれたら」
ひとりで、あんなに辛い思いをしなくて済んだはずなのに――。
『それは仕方がないよ。侯爵家の当主にしか事実は伝えられないからね。彼女の家って、そういうの徹底してるから。だからさ、君がちゃんと彼に教えてあげたらいい。君にも、家族にもエグベアートはちゃんと愛されているって』
「わかった。みんなに愛されているって……。ん? 俺も?」
『君のは愛情じゃないやつだろうけど。そこは自分で気づいた方がいいよ。あっ、そろそろ話は終わりかも……オーブの力がもう残ってないや』
前世の俺が、どんどんと透けていく。
「おいっ、ちょっと待て! 魔術師って、もしかして、神殿長か?」
『どうやったのか、まだ生きてるなんてね。ただ、昔ほど力は……無いね』
「あ、あと、オーブは何で闇を吸収したんだ?」
『あー……、あれは僕の力だけで意思はないからね。僕の想いの残余かな。彼女が持っていた……闇を求めたのかも』
魔力までもって……どんだけ彼女が好きなんだよ!
『あとは君しだい……だから、頑張ってね、フーマ。そうそう……あと……なんだ……えへっ』
姿が消えると同時に、花畑も霧散した。
525
あなたにおすすめの小説
オメガだと隠して魔王討伐隊に入ったら、最強アルファ達に溺愛されています
水凪しおん
BL
前世は、どこにでもいる普通の大学生だった。車に轢かれ、次に目覚めた時、俺はミルクティー色の髪を持つ少年『サナ』として、剣と魔法の異世界にいた。
そこで知らされたのは、衝撃の事実。この世界には男女の他に『アルファ』『ベータ』『オメガ』という第二の性が存在し、俺はその中で最も希少で、男性でありながら子を宿すことができる『オメガ』だという。
アルファに守られ、番になるのが幸せ? そんな決められた道は歩きたくない。俺は、俺自身の力で生きていく。そう決意し、平凡な『ベータ』と身分を偽った俺の前に現れたのは、太陽のように眩しい聖騎士カイル。彼は俺のささやかな機転を「稀代の戦術眼」と絶賛し、半ば強引に魔王討伐隊へと引き入れた。
しかし、そこは最強のアルファたちの巣窟だった!
リーダーのカイルに加え、皮肉屋の天才魔法使いリアム、寡黙な獣人暗殺者ジン。三人の強烈なアルファフェロモンに日々当てられ、俺の身体は甘く疼き始める。
隠し通したい秘密と、抗いがたい本能。偽りのベータとして、俺はこの英雄たちの中で生き残れるのか?
これは運命に抗う一人のオメガが、本当の居場所と愛を見つけるまでの物語。
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
魔力ゼロの無能オメガのはずが嫁ぎ先の氷狼騎士団長に執着溺愛されて逃げられません!
松原硝子
BL
これは魔法とバース性のある異世界でのおはなし――。
15歳の魔力&バース判定で、神官から「魔力のほとんどないオメガ」と言い渡されたエリス・ラムズデール。
その途端、それまで可愛がってくれた両親や兄弟から「無能」「家の恥」と罵られて使用人のように扱われ、虐げられる生活を送ることに。
そんな中、エリスが21歳を迎える年に隣国の軍事大国ベリンガム帝国のヴァンダービルト公爵家の令息とアイルズベリー王国のラムズデール家の婚姻の話が持ち上がる。
だがヴァンダービルト公爵家の令息レヴィはベリンガム帝国の軍事のトップにしてその冷酷さと恐ろしいほどの頭脳から常勝の氷の狼と恐れられる騎士団長。しかもレヴィは戦場や公的な場でも常に顔をマスクで覆っているため、「傷で顔が崩れている」「二目と見ることができないほど醜い」という恐ろしい噂の持ち主だった。
そんな恐ろしい相手に子どもを嫁がせるわけにはいかない。ラムズデール公爵夫妻は無能のオメガであるエリスを差し出すことに決める。
「自分の使い道があるなら嬉しい」と考え、婚姻を大人しく受け入れたエリスだが、ベリンガム帝国へ嫁ぐ1週間前に階段から転げ落ち、前世――23年前に大陸の大戦で命を落とした帝国の第五王子、アラン・ベリンガムとしての記憶――を取り戻す。
前世では戦いに明け暮れ、今世では虐げられて生きてきたエリスは前世の祖国で平和でのんびりした幸せな人生を手に入れることを目標にする。
だが結婚相手のレヴィには驚きの秘密があった――!?
「きみとの結婚は数年で解消する。俺には心に決めた人がいるから」
初めて顔を合わせた日にレヴィにそう言い渡されたエリスは彼の「心に決めた人」を知り、自分の正体を知られてはいけないと誓うのだが……!?
銀髪×碧眼(33歳)の超絶美形の執着騎士団長に気が強いけど鈍感なピンク髪×蜂蜜色の目(20歳)が執着されて溺愛されるお話です。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。
悪役令嬢の兄に転生!破滅フラグ回避でスローライフを目指すはずが、氷の騎士に溺愛されてます
水凪しおん
BL
三十代半ばの平凡な会社員だった俺は、ある日、乙女ゲーム『君と紡ぐ光の協奏曲』の世界に転生した。
しかも、最推しの悪役令嬢リリアナの兄、アシェルとして。
このままでは妹は断罪され、一家は没落、俺は処刑される運命だ。
そんな未来は絶対に回避しなくてはならない。
俺の夢は、穏やかなスローライフを送ること。ゲームの知識を駆使して妹を心優しい少女に育て上げ、次々と破滅フラグをへし折っていく。
順調に進むスローライフ計画だったが、関わると面倒な攻略対象、「氷の騎士」サイラスになぜか興味を持たれてしまった。
家庭菜園にまで現れる彼に困惑する俺。
だがそれはやがて、国を揺るがす陰謀と、甘く激しい恋の始まりを告げる序曲に過ぎなかった――。
記憶喪失のフリをしたあざといスパイですが、全部お見通しの皇帝陛下に「嘘の婚約者」として閉じ込められています
たら昆布
BL
処刑寸前のスパイが事故にあった後、記憶喪失のフリをして皇帝の婚約者だと偽る話
【8話完結】効率厨の転生魔導師は、あふれ出る魔力を持て余す騎士団長を「自律型・魔力炉」として利用したいだけ
キノア9g
BL
「貴方は私の『生命維持基盤』です。壊れたら困ります」
「ああ、俺もお前なしでは生きていけない……愛している」
(※会話は噛み合っていません)
あらすじ
王宮魔導師レイ・オルコットには、前世の記憶がある。
彼の目的はただ一つ。前世の知識(エアコン・冷蔵庫・温水洗浄便座)を再現し、快適な引きこもりライフを送ること。
しかし、それらを動かすには自身の魔力が絶望的に足りなかった。
そんなある日、レイは出会う。
王国の騎士団長にして「歩く天変地異」と恐れられる男、ジークハルトを。
常に魔力暴走の激痛に苦しむ彼を見て、レイは歓喜した。
「なんて燃費の悪い……いや、素晴らしい『自律型・高濃度魔力炉(バッテリー)』だ!」
レイは「治療」と称して彼に触れ、溢れ出る魔力を吸い取って家電を動かすことに成功する。
一方、長年の痛みから解放されたジークハルトは、レイの事務的な接触を「熱烈な求愛」と勘違いし、重すぎる執着を向け始めて――?
【ドライな効率厨魔導師(受) × 愛が重たい魔力過多な騎士団長(攻)】
利害の一致から始まる、勘違いと共依存のハッピーエンドBL。
※主人公は攻めを「発電所」だと思っていますが、攻めは結婚する気満々です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる