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第11話「食卓の上の停戦協定」
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魔王軍の陣地は、アルカディアから北へ半日ほど進んだ平原に築かれていた。
黒々とした巨大な天幕が立ち並び、無数の魔族の兵士たちが行き交っている。その光景は、まさしく地獄の軍団といった様相で、凄まじい威圧感を放っていた。
俺たちの乗る荷馬車が陣地に近づくと、すぐに屈強なオークの兵士たちに囲まれた。
「何者だ! ここは魔王様の軍営だぞ!」
「アルカディアからの使者だ。貴軍の将軍、ヴォルガ殿に面会を申し入れたい」
俺が冷静に告げると、兵士たちは顔を見合わせた。たった三人で、しかも非武装でやってきた俺たちが、彼らには奇異に映ったのだろう。やがて、一人の兵士が将軍の天幕へと走っていった。
しばらくして、天幕から大柄な魔族が姿を現した。牛のような二本の角、鋼のような肉体。彼こそが、魔王軍先遣隊を率いる猛将、ヴォルガ将軍だった。
「ほう、お前があの都市の主か。降伏の使者にしては、ずいぶんと悠長なものだな」
ヴォルガは、地響きのような声で言った。その瞳は、俺たちの価値を値踏みするように鋭く光っている。
「降伏しに来たのではありません。交渉に来たのです」
俺は、荷馬車の積み荷を覆っていた布を外した。そこには、湯気の立つ巨大な鍋と、山と積まれた焼きたてのパンがあった。鍋の中身は、豚肉と野菜をふんだんに使った具沢山のシチューだ。食欲をそそる香りが、冷たい北風に乗ってあたりに広がる。
周囲の兵士たちが、ごくりと喉を鳴らすのが聞こえた。彼らの顔には、隠しようのない疲労と空腹の色が浮かんでいる。やはり、俺の読みは当たっていた。
「……面白い。その度胸、気に入った。何が望みだ、言ってみろ」
ヴォルガは、腕を組んで言った。
「我々は、貴軍に食料を提供します。温かい食事はもちろん、長期の遠征に耐えうる、栄養価の高い保存食も用意しましょう。その代わり、アルカディアへの不可侵を約束していただきたい。そして、我々の都市を、中立の交易地として認めていただきたいのです」
俺の提案に、ヴォルガは腹を抱えて笑い出した。
「ククク……ハッハッハ! 食料で、我が魔王軍を買収しようというのか! 小僧、面白い冗談を言う!」
「冗談ではありません。これは、双方にとって利益のある取引のはずです。貴軍は安定した食料供給路を確保でき、我々は平和を守ることができる。戦わずして目的を達することができるなら、それに越したことはないでしょう?」
俺は、熱々のシチューとパンを器によそい、ヴォルガに差し出した。
「まずは、お召し上がりください。話はそれからでも遅くはないはずです」
ヴォルガは、嘲るような笑みを浮かべながらも、俺から器を受け取った。そして、スプーンでシチューをすくい、無造作に口へと運んだ。
その瞬間、彼の動きが、ぴたりと止まった。
見開かれた赤い瞳が、信じられないといったように器の中を見つめている。ゴクリと、一度大きく喉が動いた。そして、次の瞬間には、先ほどまでの威厳も忘れ、獣のように夢中でシチューをかき込み始めた。
「う、うまい……! なんだこれは!? 野菜の甘みと肉の旨味が溶け合って……身体の芯から力がみなぎってくるようだ……!」
あっという間に一杯を平らげた彼は、少し気まずそうにしながらも、俺におかわりの器を差し出した。
その様子を見ていた周りの兵士たちも、もはや我慢の限界だった。俺は、ルナミリアとイザベラに目配せし、兵士たちにも食事を振る舞うよう指示した。
陣地は、さながら炊き出し会場のようになった。武器を置き、パンを片手にシチューをすする魔族たち。その顔に、先ほどまでの険しさはない。誰もが、ただ空腹を満たすことに夢中になっていた。その光景は、どこか滑稽で、そして何よりも平和だった。
食事の後、俺はヴォルガに、試作の栄養バーを渡した。
「これは、我々が開発した携帯食です。これ一つで、一日の活動エネルギーが補給できます。味は保証しませんが、栄養価と保存性だけは、世界一だと自負しています」
ヴォルガは、半信半疑でそれを一口かじり、そして再び目を見開いた。
「……確かに、うまくはない。だが、これだけの栄養が、この小さな塊に詰まっているというのか……。これさえあれば、我が軍の補給問題は、完全に解決する……」
彼は、しばらく腕を組んで考え込んでいた。そして、やがて顔を上げると、俺に向かって深々と頭を下げたのだ。
「……完敗だ、人間の小僧。いや、アルカディアの農園主殿。あなたの言う通り、我々は食糧不足に喘いでいた。このままでは、戦う前に飢えで自滅するところだった」
彼は、決然とした表情で言った。
「いいだろう。あなたの提案を受け入れよう。このヴォルガの名において、アルカディアへの不可侵を約束する。また、中立交易都市としての地位を認め、我が魔王様にもその旨を進言しよう。その代わり、安定した食料供給を、頼めるか?」
「もちろんです。最高の食材を、約束します」
俺たちは、固い握手を交わした。
***
こうして、後に『食卓の上の停戦協定』と呼ばれる歴史的な合意がなされた。俺たちは、一滴の血も流すことなく、最大の危機を乗り越えたのだ。
アルカディアは、人族と魔族の緩衝地帯として、そして世界で唯一の中立交易都市として、新たな一歩を踏み出すことになった。それは、俺が夢見た、全ての種族が手を取り合える理想郷の、確かな実現へと繋がる道だった。
黒々とした巨大な天幕が立ち並び、無数の魔族の兵士たちが行き交っている。その光景は、まさしく地獄の軍団といった様相で、凄まじい威圧感を放っていた。
俺たちの乗る荷馬車が陣地に近づくと、すぐに屈強なオークの兵士たちに囲まれた。
「何者だ! ここは魔王様の軍営だぞ!」
「アルカディアからの使者だ。貴軍の将軍、ヴォルガ殿に面会を申し入れたい」
俺が冷静に告げると、兵士たちは顔を見合わせた。たった三人で、しかも非武装でやってきた俺たちが、彼らには奇異に映ったのだろう。やがて、一人の兵士が将軍の天幕へと走っていった。
しばらくして、天幕から大柄な魔族が姿を現した。牛のような二本の角、鋼のような肉体。彼こそが、魔王軍先遣隊を率いる猛将、ヴォルガ将軍だった。
「ほう、お前があの都市の主か。降伏の使者にしては、ずいぶんと悠長なものだな」
ヴォルガは、地響きのような声で言った。その瞳は、俺たちの価値を値踏みするように鋭く光っている。
「降伏しに来たのではありません。交渉に来たのです」
俺は、荷馬車の積み荷を覆っていた布を外した。そこには、湯気の立つ巨大な鍋と、山と積まれた焼きたてのパンがあった。鍋の中身は、豚肉と野菜をふんだんに使った具沢山のシチューだ。食欲をそそる香りが、冷たい北風に乗ってあたりに広がる。
周囲の兵士たちが、ごくりと喉を鳴らすのが聞こえた。彼らの顔には、隠しようのない疲労と空腹の色が浮かんでいる。やはり、俺の読みは当たっていた。
「……面白い。その度胸、気に入った。何が望みだ、言ってみろ」
ヴォルガは、腕を組んで言った。
「我々は、貴軍に食料を提供します。温かい食事はもちろん、長期の遠征に耐えうる、栄養価の高い保存食も用意しましょう。その代わり、アルカディアへの不可侵を約束していただきたい。そして、我々の都市を、中立の交易地として認めていただきたいのです」
俺の提案に、ヴォルガは腹を抱えて笑い出した。
「ククク……ハッハッハ! 食料で、我が魔王軍を買収しようというのか! 小僧、面白い冗談を言う!」
「冗談ではありません。これは、双方にとって利益のある取引のはずです。貴軍は安定した食料供給路を確保でき、我々は平和を守ることができる。戦わずして目的を達することができるなら、それに越したことはないでしょう?」
俺は、熱々のシチューとパンを器によそい、ヴォルガに差し出した。
「まずは、お召し上がりください。話はそれからでも遅くはないはずです」
ヴォルガは、嘲るような笑みを浮かべながらも、俺から器を受け取った。そして、スプーンでシチューをすくい、無造作に口へと運んだ。
その瞬間、彼の動きが、ぴたりと止まった。
見開かれた赤い瞳が、信じられないといったように器の中を見つめている。ゴクリと、一度大きく喉が動いた。そして、次の瞬間には、先ほどまでの威厳も忘れ、獣のように夢中でシチューをかき込み始めた。
「う、うまい……! なんだこれは!? 野菜の甘みと肉の旨味が溶け合って……身体の芯から力がみなぎってくるようだ……!」
あっという間に一杯を平らげた彼は、少し気まずそうにしながらも、俺におかわりの器を差し出した。
その様子を見ていた周りの兵士たちも、もはや我慢の限界だった。俺は、ルナミリアとイザベラに目配せし、兵士たちにも食事を振る舞うよう指示した。
陣地は、さながら炊き出し会場のようになった。武器を置き、パンを片手にシチューをすする魔族たち。その顔に、先ほどまでの険しさはない。誰もが、ただ空腹を満たすことに夢中になっていた。その光景は、どこか滑稽で、そして何よりも平和だった。
食事の後、俺はヴォルガに、試作の栄養バーを渡した。
「これは、我々が開発した携帯食です。これ一つで、一日の活動エネルギーが補給できます。味は保証しませんが、栄養価と保存性だけは、世界一だと自負しています」
ヴォルガは、半信半疑でそれを一口かじり、そして再び目を見開いた。
「……確かに、うまくはない。だが、これだけの栄養が、この小さな塊に詰まっているというのか……。これさえあれば、我が軍の補給問題は、完全に解決する……」
彼は、しばらく腕を組んで考え込んでいた。そして、やがて顔を上げると、俺に向かって深々と頭を下げたのだ。
「……完敗だ、人間の小僧。いや、アルカディアの農園主殿。あなたの言う通り、我々は食糧不足に喘いでいた。このままでは、戦う前に飢えで自滅するところだった」
彼は、決然とした表情で言った。
「いいだろう。あなたの提案を受け入れよう。このヴォルガの名において、アルカディアへの不可侵を約束する。また、中立交易都市としての地位を認め、我が魔王様にもその旨を進言しよう。その代わり、安定した食料供給を、頼めるか?」
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俺たちは、固い握手を交わした。
***
こうして、後に『食卓の上の停戦協定』と呼ばれる歴史的な合意がなされた。俺たちは、一滴の血も流すことなく、最大の危機を乗り越えたのだ。
アルカディアは、人族と魔族の緩衝地帯として、そして世界で唯一の中立交易都市として、新たな一歩を踏み出すことになった。それは、俺が夢見た、全ての種族が手を取り合える理想郷の、確かな実現へと繋がる道だった。
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