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第11話「崩壊する領主の市場とレトルトハンバーグ」
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タケシの予言通り、領主の支配する街の市場は、数週間のうちに劇的な変貌を遂げていた。
かつては近隣の農村から運び込まれる麦や野菜、職人が作る粗末な日用品が並んでいた露店は、今やすっかり様変わりしている。どの店の店頭にも、色鮮やかなプラスチックのパッケージや、銀色のレトルトパウチ、見慣れない文字が印刷された缶詰がうず高く積まれていた。
「さあさあ、買った買った。お湯で温めるだけで肉汁があふれ出す、ハンバーグだよ。領主様の蔵にある干し肉なんかより百倍美味くて安いぜ」
威勢の良いダミ声を上げているのは、かつてはタケシを怪しんでいた街の古株商人だ。彼の足元には、タケシ商会から大量に卸されたレトルトハンバーグの段ボール箱が置かれている。街の住人たちは、吸い寄せられるようにその箱に群がり、銀貨や銅貨を握りしめて先を争うようにパウチを買い求めていた。
「母ちゃん、今日はデミグラスソース味にして」
「私は和風おろしが良いわ」
子供たちや主婦たちの歓声が市場に響き渡る。タケシ商会の商品、すなわち地球の廃棄予定品は、もはやこの街の食卓になくてはならない生命線と化していた。
安価で、長期保存ができ、何より圧倒的に美味い。化学調味料と食品工場の徹底した品質管理が生み出す味の暴力の前に、異世界の伝統的な食文化は為す術もなく駆逐されていった。街のパン屋はタケシから卸された強力粉でコッペパンを焼き始め、鍛冶屋は武器を打つよりも、タケシ商会のフライパンや鍋の修理をする方が儲かることに気づいていた。
その異様な光景を、市場の片隅から血走った目で見つめている男たちがいた。領主の兵士たちと、あの小役人である。
「おのれ……おのれ、あの忌々しいタケシという商人め」
小役人は歯ぎしりをして、ギリッと拳を握りしめた。彼の足元は小刻みに震えている。彼らが恐れているのは、市場の活気ではない。その活気が生み出している、致命的な異常事態だった。
「隊長……このままでは、今月の税収も足りません。街の職人たちが仕事を辞め、皆タケシ商会の転売で日銭を稼いでいます。自前の生産品がないため、領主様が課した物品税が全く入ってこないのです、先月から兵士たちの給料も支払えておらず、彼らの不満はすでに爆発寸前です」
兵士の一人が、青ざめた顔で報告した。タケシの狙いはまさにそこにあった。街の産業を破壊し、すべての消費を自分の商品に依存させる。領主がどれだけ税率を上げようとも、市民はタケシの商品を買い続けるため、富は最終的にタケシ商会、すなわちエルフの村と魔王領へと流出していくのだ。
「ええい、わかっている。だが、手が出せんのだ。街道の関所を魔王軍の正規兵が合法的な護衛と称して塞いでいるせいで、強引な差し押さえもできん」
小役人は頭を抱え、半狂乱のように叫んだ。魔王軍が人間を襲うのではなく、ただ道端に立って商品の安全を守っているだけという状況は、人間側の法や軍事行動の口実を完全に奪っていた。迂闊に手を出せば、それが魔王軍との全面戦争の引き金となる。その恐怖が、領主の軍事力を完全に無力化していた。
そして何より、小役人自身もまた、タケシ商会の毒に深く冒されていた。彼の屋敷の戸棚には、タケシから賄賂として受け取った高級インスタントコーヒーや、最高級のレトルトビーフシチューが隠されている。あれらの味を知ってしまった以上、もはや異世界の粗食には絶対に戻れないという肉体的な依存が、彼の反逆心を内側から腐らせていた。
「もう……終わりだ。領主様はお怒りで、私に全責任を押し付けようとしている。給料の支払いも滞っているし、兵士たちの士気も最悪だ」
小役人が絶望に打ちひしがれているその時、背後から静かな足音が近づいてきた。
「お困りのようだな、役人殿」
振り返ると、そこには仕立ての良いスーツをビシッと着こなし、眼鏡の奥で知的な光を放つタケシが立っていた。彼の隣には、タケシ商会の制服であるエプロンを身につけたリリアが、少し緊張した面持ちで控えている。
「き、貴様っ……。タケシ」
小役人は腰の剣に手をかけたが、その手は恐怖と疲労でカタカタと震えていた。タケシの背後には、市場の影に潜むようにして、威圧的な巨体を隠しきれていないオークの護衛が数人控えているのが見えた。
「剣を収めたほうがいい。今日は喧嘩をしに来たわけじゃない。あんたたちに、一つ救済措置を提案しに来たんだ」
タケシは落ち着き払った声で言いながら、スーツの内ポケットから一枚の羊皮紙を取り出し、小役人の鼻先に突きつけた。そこには、びっしりと異世界の文字で契約の条項が書き込まれている。
「こ、これは」
「領主からこの街の経済的な統治権をタケシ商会に譲渡する契約書だ。もちろん、形式上は領主の顔を立ててやる。だが、税の徴収から市場の管理、物流の全権は俺たちが握る」
小役人は契約書の内容を読み、目を剥いた。それは実質的な降伏勧告であり、無血開城の要求だった。
「ふざけるな。領主様がこんなものに判を押すはずが」
「押すさ」
タケシは冷たく言い放ち、小役人の言葉を遮った。
「あんたもわかっているだろう。領主の蔵には、もう兵士の給料を払う金すらない。明日にも暴動が起きるかもしれないんだぞ。この契約書にサインすれば、俺の商会が兵士たちの未払い給料をすべて肩代わりし、さらに領主の屋敷には一生遊んで暮らせるだけの地球の高級食材を送り続けてやる」
タケシの言葉は、小役人の急所を正確に突いていた。彼らの目的は権力を維持することではなく、美味しいものを食べ、安全で快適な生活を送ることだ。その欲望を、タケシは圧倒的な物量で完全に満たしてやると約束しているのだ。
「……兵士たちの給料を、肩代わり」
小役人の背後にいた兵士たちの顔色が変わった。彼らにとって、タケシは憎むべき敵であると同時に、最高に美味い飯と安全な暮らしを約束してくれる救世主に見え始めていた。領主への忠誠心など、空腹と未払いの前には塵芥に等しい。
「役人殿。これはビジネスだ。無駄な血を流す必要はない。美味しいハンバーグを食べて、温かい布団で眠る。ただそれだけの簡単な選択だ」
タケシはニコリと笑い、契約書と一本のボールペンを小役人に手渡した。小役人の震える指が、ゆっくりとペンを握りしめる。市場の喧騒の中、異世界の力関係が完全に逆転した瞬間だった。
かつては近隣の農村から運び込まれる麦や野菜、職人が作る粗末な日用品が並んでいた露店は、今やすっかり様変わりしている。どの店の店頭にも、色鮮やかなプラスチックのパッケージや、銀色のレトルトパウチ、見慣れない文字が印刷された缶詰がうず高く積まれていた。
「さあさあ、買った買った。お湯で温めるだけで肉汁があふれ出す、ハンバーグだよ。領主様の蔵にある干し肉なんかより百倍美味くて安いぜ」
威勢の良いダミ声を上げているのは、かつてはタケシを怪しんでいた街の古株商人だ。彼の足元には、タケシ商会から大量に卸されたレトルトハンバーグの段ボール箱が置かれている。街の住人たちは、吸い寄せられるようにその箱に群がり、銀貨や銅貨を握りしめて先を争うようにパウチを買い求めていた。
「母ちゃん、今日はデミグラスソース味にして」
「私は和風おろしが良いわ」
子供たちや主婦たちの歓声が市場に響き渡る。タケシ商会の商品、すなわち地球の廃棄予定品は、もはやこの街の食卓になくてはならない生命線と化していた。
安価で、長期保存ができ、何より圧倒的に美味い。化学調味料と食品工場の徹底した品質管理が生み出す味の暴力の前に、異世界の伝統的な食文化は為す術もなく駆逐されていった。街のパン屋はタケシから卸された強力粉でコッペパンを焼き始め、鍛冶屋は武器を打つよりも、タケシ商会のフライパンや鍋の修理をする方が儲かることに気づいていた。
その異様な光景を、市場の片隅から血走った目で見つめている男たちがいた。領主の兵士たちと、あの小役人である。
「おのれ……おのれ、あの忌々しいタケシという商人め」
小役人は歯ぎしりをして、ギリッと拳を握りしめた。彼の足元は小刻みに震えている。彼らが恐れているのは、市場の活気ではない。その活気が生み出している、致命的な異常事態だった。
「隊長……このままでは、今月の税収も足りません。街の職人たちが仕事を辞め、皆タケシ商会の転売で日銭を稼いでいます。自前の生産品がないため、領主様が課した物品税が全く入ってこないのです、先月から兵士たちの給料も支払えておらず、彼らの不満はすでに爆発寸前です」
兵士の一人が、青ざめた顔で報告した。タケシの狙いはまさにそこにあった。街の産業を破壊し、すべての消費を自分の商品に依存させる。領主がどれだけ税率を上げようとも、市民はタケシの商品を買い続けるため、富は最終的にタケシ商会、すなわちエルフの村と魔王領へと流出していくのだ。
「ええい、わかっている。だが、手が出せんのだ。街道の関所を魔王軍の正規兵が合法的な護衛と称して塞いでいるせいで、強引な差し押さえもできん」
小役人は頭を抱え、半狂乱のように叫んだ。魔王軍が人間を襲うのではなく、ただ道端に立って商品の安全を守っているだけという状況は、人間側の法や軍事行動の口実を完全に奪っていた。迂闊に手を出せば、それが魔王軍との全面戦争の引き金となる。その恐怖が、領主の軍事力を完全に無力化していた。
そして何より、小役人自身もまた、タケシ商会の毒に深く冒されていた。彼の屋敷の戸棚には、タケシから賄賂として受け取った高級インスタントコーヒーや、最高級のレトルトビーフシチューが隠されている。あれらの味を知ってしまった以上、もはや異世界の粗食には絶対に戻れないという肉体的な依存が、彼の反逆心を内側から腐らせていた。
「もう……終わりだ。領主様はお怒りで、私に全責任を押し付けようとしている。給料の支払いも滞っているし、兵士たちの士気も最悪だ」
小役人が絶望に打ちひしがれているその時、背後から静かな足音が近づいてきた。
「お困りのようだな、役人殿」
振り返ると、そこには仕立ての良いスーツをビシッと着こなし、眼鏡の奥で知的な光を放つタケシが立っていた。彼の隣には、タケシ商会の制服であるエプロンを身につけたリリアが、少し緊張した面持ちで控えている。
「き、貴様っ……。タケシ」
小役人は腰の剣に手をかけたが、その手は恐怖と疲労でカタカタと震えていた。タケシの背後には、市場の影に潜むようにして、威圧的な巨体を隠しきれていないオークの護衛が数人控えているのが見えた。
「剣を収めたほうがいい。今日は喧嘩をしに来たわけじゃない。あんたたちに、一つ救済措置を提案しに来たんだ」
タケシは落ち着き払った声で言いながら、スーツの内ポケットから一枚の羊皮紙を取り出し、小役人の鼻先に突きつけた。そこには、びっしりと異世界の文字で契約の条項が書き込まれている。
「こ、これは」
「領主からこの街の経済的な統治権をタケシ商会に譲渡する契約書だ。もちろん、形式上は領主の顔を立ててやる。だが、税の徴収から市場の管理、物流の全権は俺たちが握る」
小役人は契約書の内容を読み、目を剥いた。それは実質的な降伏勧告であり、無血開城の要求だった。
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タケシは冷たく言い放ち、小役人の言葉を遮った。
「あんたもわかっているだろう。領主の蔵には、もう兵士の給料を払う金すらない。明日にも暴動が起きるかもしれないんだぞ。この契約書にサインすれば、俺の商会が兵士たちの未払い給料をすべて肩代わりし、さらに領主の屋敷には一生遊んで暮らせるだけの地球の高級食材を送り続けてやる」
タケシの言葉は、小役人の急所を正確に突いていた。彼らの目的は権力を維持することではなく、美味しいものを食べ、安全で快適な生活を送ることだ。その欲望を、タケシは圧倒的な物量で完全に満たしてやると約束しているのだ。
「……兵士たちの給料を、肩代わり」
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