5 / 16
第4話「森の迷い人とドワーフの行商人」
しおりを挟む
助けを求める声は、森の東、少し開けた獣道の方から聞こえてきた。
俺はリアを背中に乗せて走っていた。
彼女の足では間に合わないし、何よりこの方が速い。
フェンリル種としての成長のおかげか、小柄なリアを一人乗せても重さを全く感じない。
むしろ背中に彼女の温もりがあることで、力が湧いてくるようだ。
「フェン、あそこ!」
リアが指差した先には、ひっくり返った荷車と、それを囲む数匹の『ゴブリン』の姿があった。
ゴブリンたちは手に粗末な棍棒や錆びたナイフを持ち、荷車の下に隠れている人物を威嚇している。
「ひぃぃ! こっちに来るな! わしの肉は不味いぞ!」
聞こえてきたのは、しわがれた、しかし力強いオッサンの声だ。
ゴブリンの一匹が荷車の下に手を伸ばす。
「やめなさい!」
リアが俺の背中から飛び降りながら叫んだ。
空中で杖(森の枝で作った即席品だ)を振りかざす。
「ファイアボール!」
彼女の手から放たれた火球が、先頭のゴブリンの足元で炸裂した。
ゴブリンたちは驚いて飛び退く。
突然現れた強力な魔法使いと、その横に立つ巨大な白い獣を見て、奴らは恐怖に顔を歪めた。
俺は一歩前に出て、『威圧』スキルを発動させながら咆哮を上げた。
「ガァァァウッ!」
空気がビリビリと震える。
ゴブリンたちは蜘蛛の子を散らすように森の奥へと逃げ去っていった。
雑魚には用はない。
俺たちは荷車の方へ駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
リアが荷車の下を覗き込む。
そこから這い出してきたのは、背の低い、髭もじゃの老人だった。
ずんぐりむっくりとした体型に、立派な髭。
間違いなくドワーフだ。
「おぉ……助かったわい。もうダメかと思ったぞ」
老ドワーフは土埃を払いながら立ち上がり、俺とリアを交互に見た。
そして俺を見て目を丸くする。
「なんと……これは聖獣様か? いや、まさかフェンリル?」
見る目があるな、このじいさん。
「私はリア。この子はフェンよ。お怪我はありませんか?」
「わしゃあガルドというしがない行商人じゃ。怪我はないが、商売道具の荷車がこの有様でな」
ガルドと名乗ったドワーフは、車輪の外れた荷車を見てため息をついた。
荷台には様々な鉱石や金属製品、そして珍しい調味料などが積まれている。
【クエスト発生:ガルドの荷車を修理し、拠点へ招待せよ】
【報酬:建築資材一式、鍛冶スキル(初級)、ガルドの信頼】
よし、きた。
このドワーフ、ただの行商人じゃない気がする。
建築や鍛冶の知識があるなら、国作りには喉から手が出るほど欲しい人材だ。
俺はリアに目配せをし、荷車の車輪の方へ鼻先を向けた。
「フェン、直してあげろってこと?」
リアは少し考え、頷いた。
「やってみるわ。ガルドさん、少し離れていてください」
リアは車輪と車軸の接合部に手をかざし、土魔法で仮の固定を行う。
さらに、折れた木材部分に魔力を流し込み、植物魔法で繊維を結合させて補強した。
「なんと……! 土と植物の複合魔法か!?」
ガルドが驚愕の声を上げる。
普通、魔法使いは一つの属性に特化するものだ。
異なる属性を同時に操り、しかも修理に応用するなんて芸当は、宮廷魔導師クラスでも難しい。
リアにとっては「ただ直したい」というイメージの結果なのだが、その無自覚なチートぶりが恐ろしい。
数分とかからず、荷車は元通り、いや元よりも頑丈になって復活した。
「すげぇ……嬢ちゃん、あんた何者だ?」
「えっと、ただの追放された令嬢です」
「追放された令嬢がこんな森の奥で聖獣連れて高度な魔法使うか!?」
ガルドのツッコミはもっともだ。
俺たちはガルドを拠点の洞窟へと案内した。
途中、彼が持っていた『岩塩』や『香辛料』の話で盛り上がる。
食事が豊かになる予感しかしなくて、俺の尻尾は振りっぱなしだ。
拠点に着くと、ガルドは整備された洞窟と温泉を見て、また腰を抜かした。
「こりゃあ……天然の温泉か! しかも結界まで張ってある!」
「よかったらゆっくりしていってください。お食事も用意しますわ」
その夜は宴会となった。
ガルドが提供してくれた調味料で味付けしたボアのステーキは、涙が出るほど美味かった。
ガルドは酒(ドワーフ秘伝のエールだ!)を取り出し、上機嫌で語り始めた。
「実はな、わしゃあ国一番の建築士と呼ばれてたんだが、酒癖が悪くてな。ギルドを追い出されちまって、行商人に転職したんだ」
やはり当たりだ。
「だが、こんな森の中にこんな理想的な場所があるとはな。嬢ちゃん、ここに住んでるなら、ちゃんとした家が欲しくねぇか?」
ガルドの目が職人の光を帯びている。
「家……そうですね、洞窟も快適ですけど、木の家とか憧れます」
「よし! 命の恩人への礼だ。わしが設計して建ててやる! その代わり、この温泉と美味い飯を保証してくれ!」
交渉成立だ。
【クエスト達成!】
【報酬を獲得しました】
【新たな住民:ガルド(建築士/鍛冶師)が加入しました】
俺の目の前に、ガルドの頭上に『住民Lv.1』というステータス表示が浮かんだ。
これで建築が可能になる。
俺はガルドの持っていた設計図の束を覗き込み、「わん!(ここはこうしよう!)」と前足で指示を出した。
「ん? なんだフェン、お前図面が読めるのか? ……ほう、そこを通気口にする? お前、天才か!?」
元現代人の知識をフル動員して、快適な住環境を提案する。
床暖房の仕組み(温泉熱利用)を地面に描いて伝えると、ガルドは興奮して髭を震わせた。
こうして、森の奥地に、人間とドワーフと犬による奇妙な共同生活が始まった。
まだ国と呼ぶには小さすぎるが、確かに『始まり』の音がした。
俺はリアを背中に乗せて走っていた。
彼女の足では間に合わないし、何よりこの方が速い。
フェンリル種としての成長のおかげか、小柄なリアを一人乗せても重さを全く感じない。
むしろ背中に彼女の温もりがあることで、力が湧いてくるようだ。
「フェン、あそこ!」
リアが指差した先には、ひっくり返った荷車と、それを囲む数匹の『ゴブリン』の姿があった。
ゴブリンたちは手に粗末な棍棒や錆びたナイフを持ち、荷車の下に隠れている人物を威嚇している。
「ひぃぃ! こっちに来るな! わしの肉は不味いぞ!」
聞こえてきたのは、しわがれた、しかし力強いオッサンの声だ。
ゴブリンの一匹が荷車の下に手を伸ばす。
「やめなさい!」
リアが俺の背中から飛び降りながら叫んだ。
空中で杖(森の枝で作った即席品だ)を振りかざす。
「ファイアボール!」
彼女の手から放たれた火球が、先頭のゴブリンの足元で炸裂した。
ゴブリンたちは驚いて飛び退く。
突然現れた強力な魔法使いと、その横に立つ巨大な白い獣を見て、奴らは恐怖に顔を歪めた。
俺は一歩前に出て、『威圧』スキルを発動させながら咆哮を上げた。
「ガァァァウッ!」
空気がビリビリと震える。
ゴブリンたちは蜘蛛の子を散らすように森の奥へと逃げ去っていった。
雑魚には用はない。
俺たちは荷車の方へ駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
リアが荷車の下を覗き込む。
そこから這い出してきたのは、背の低い、髭もじゃの老人だった。
ずんぐりむっくりとした体型に、立派な髭。
間違いなくドワーフだ。
「おぉ……助かったわい。もうダメかと思ったぞ」
老ドワーフは土埃を払いながら立ち上がり、俺とリアを交互に見た。
そして俺を見て目を丸くする。
「なんと……これは聖獣様か? いや、まさかフェンリル?」
見る目があるな、このじいさん。
「私はリア。この子はフェンよ。お怪我はありませんか?」
「わしゃあガルドというしがない行商人じゃ。怪我はないが、商売道具の荷車がこの有様でな」
ガルドと名乗ったドワーフは、車輪の外れた荷車を見てため息をついた。
荷台には様々な鉱石や金属製品、そして珍しい調味料などが積まれている。
【クエスト発生:ガルドの荷車を修理し、拠点へ招待せよ】
【報酬:建築資材一式、鍛冶スキル(初級)、ガルドの信頼】
よし、きた。
このドワーフ、ただの行商人じゃない気がする。
建築や鍛冶の知識があるなら、国作りには喉から手が出るほど欲しい人材だ。
俺はリアに目配せをし、荷車の車輪の方へ鼻先を向けた。
「フェン、直してあげろってこと?」
リアは少し考え、頷いた。
「やってみるわ。ガルドさん、少し離れていてください」
リアは車輪と車軸の接合部に手をかざし、土魔法で仮の固定を行う。
さらに、折れた木材部分に魔力を流し込み、植物魔法で繊維を結合させて補強した。
「なんと……! 土と植物の複合魔法か!?」
ガルドが驚愕の声を上げる。
普通、魔法使いは一つの属性に特化するものだ。
異なる属性を同時に操り、しかも修理に応用するなんて芸当は、宮廷魔導師クラスでも難しい。
リアにとっては「ただ直したい」というイメージの結果なのだが、その無自覚なチートぶりが恐ろしい。
数分とかからず、荷車は元通り、いや元よりも頑丈になって復活した。
「すげぇ……嬢ちゃん、あんた何者だ?」
「えっと、ただの追放された令嬢です」
「追放された令嬢がこんな森の奥で聖獣連れて高度な魔法使うか!?」
ガルドのツッコミはもっともだ。
俺たちはガルドを拠点の洞窟へと案内した。
途中、彼が持っていた『岩塩』や『香辛料』の話で盛り上がる。
食事が豊かになる予感しかしなくて、俺の尻尾は振りっぱなしだ。
拠点に着くと、ガルドは整備された洞窟と温泉を見て、また腰を抜かした。
「こりゃあ……天然の温泉か! しかも結界まで張ってある!」
「よかったらゆっくりしていってください。お食事も用意しますわ」
その夜は宴会となった。
ガルドが提供してくれた調味料で味付けしたボアのステーキは、涙が出るほど美味かった。
ガルドは酒(ドワーフ秘伝のエールだ!)を取り出し、上機嫌で語り始めた。
「実はな、わしゃあ国一番の建築士と呼ばれてたんだが、酒癖が悪くてな。ギルドを追い出されちまって、行商人に転職したんだ」
やはり当たりだ。
「だが、こんな森の中にこんな理想的な場所があるとはな。嬢ちゃん、ここに住んでるなら、ちゃんとした家が欲しくねぇか?」
ガルドの目が職人の光を帯びている。
「家……そうですね、洞窟も快適ですけど、木の家とか憧れます」
「よし! 命の恩人への礼だ。わしが設計して建ててやる! その代わり、この温泉と美味い飯を保証してくれ!」
交渉成立だ。
【クエスト達成!】
【報酬を獲得しました】
【新たな住民:ガルド(建築士/鍛冶師)が加入しました】
俺の目の前に、ガルドの頭上に『住民Lv.1』というステータス表示が浮かんだ。
これで建築が可能になる。
俺はガルドの持っていた設計図の束を覗き込み、「わん!(ここはこうしよう!)」と前足で指示を出した。
「ん? なんだフェン、お前図面が読めるのか? ……ほう、そこを通気口にする? お前、天才か!?」
元現代人の知識をフル動員して、快適な住環境を提案する。
床暖房の仕組み(温泉熱利用)を地面に描いて伝えると、ガルドは興奮して髭を震わせた。
こうして、森の奥地に、人間とドワーフと犬による奇妙な共同生活が始まった。
まだ国と呼ぶには小さすぎるが、確かに『始まり』の音がした。
0
あなたにおすすめの小説
スキル『農業』はゴミだと追放されたが、実は植物の遺伝子を書き換える神スキル【神農】でした。荒野を楽園に変えて異世界万博を開催します!
黒崎隼人
ファンタジー
「そのスキル『農業』?剣も魔法も使えないクズはいらん、失せろ!」
勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転生した植物オタクの青年カイルは、地味なスキルを理由に王都を追放され、死の荒野へと捨てられた。
しかし、誰も知らなかったのだ。
彼のスキルが、ただの農業ではなく、植物の遺伝子さえ書き換え、不毛の大地を瞬く間に聖域に変える神の力【神農】であることを。
荒野を一瞬で緑豊かな楽園に変えたカイルは、伝説の魔獣フェンリルを餌付けして相棒にし、傷ついた亡国の美姫ソフィアを助け出し、自由気ままなスローライフを開始する。
やがて彼が育てた作物は「エリクサーより効く」と評判になり、その噂を聞きつけた商人によって、彼の領地で世界規模の祭典――『異世界万博』が開催されることに!?
一方、カイルを追放した王国は深刻な食糧難に陥り、没落の一途をたどっていた。
「今さら戻れと言われても、この野菜は全部、俺とソフィアのとフェンのものですから」
最強の農民が送る、世界を揺るがす大逆転・万博ファンタジー、ここに開幕!
神獣転生のはずが半神半人になれたので世界を歩き回って第二人生を楽しみます~
御峰。
ファンタジー
不遇な職場で働いていた神楽湊はリフレッシュのため山に登ったのだが、石に躓いてしまい転げ落ちて異世界転生を果たす事となった。
異世界転生を果たした神楽湊だったが…………朱雀の卵!? どうやら神獣に生まれ変わったようだ……。
前世で人だった記憶があり、新しい人生も人として行きたいと願った湊は、進化の選択肢から『半神半人(デミゴット)』を選択する。
神獣朱雀エインフェリアの息子として生まれた湊は、名前アルマを与えられ、妹クレアと弟ルークとともに育つ事となる。
朱雀との生活を楽しんでいたアルマだったが、母エインフェリアの死と「世界を見て回ってほしい」という頼みにより、妹弟と共に旅に出る事を決意する。
そうしてアルマは新しい第二の人生を歩き始めたのである。
究極スキル『道しるべ』を使い、地図を埋めつつ、色んな種族の街に行っては美味しいモノを食べたり、時には自然から採れたての素材で料理をしたりと自由を満喫しながらも、色んな事件に巻き込まれていくのであった。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
無能と追放された鑑定士の俺、実は未来まで見通す超チートスキル持ちでした。のんびりスローライフのはずが、気づけば伝説の英雄に!?
黒崎隼人
ファンタジー
Sランクパーティの鑑定士アルノは、地味なスキルを理由にリーダーの勇者から追放宣告を受ける。
古代迷宮の深層に置き去りにされ、絶望的な状況――しかし、それは彼にとって新たな人生の始まりだった。
これまでパーティのために抑制していたスキル【万物鑑定】。
その真の力は、あらゆるものの真価、未来、最適解までも見抜く神の眼だった。
隠された脱出路、道端の石に眠る価値、呪われたエルフの少女を救う方法。
彼は、追放をきっかけに手に入れた自由と力で、心優しい仲間たちと共に、誰もが笑って暮らせる理想郷『アルカディア』を創り上げていく。
一方、アルノを失った勇者パーティは、坂道を転がるように凋落していき……。
痛快な逆転成り上がりファンタジーが、ここに開幕する。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
「人の心がない」と追放された公爵令嬢は、感情を情報として分析する元魔王でした。辺境で静かに暮らしたいだけなのに、氷の聖女と崇められています
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は人の心を持たない失敗作の聖女だ」――公爵令嬢リディアは、人の感情を《情報データ》としてしか認識できない特異な体質ゆえに、偽りの聖女の讒言によって北の果てへと追放された。
しかし、彼女の正体は、かつて世界を支配した《感情を喰らう魔族の女王》。
永い眠りの果てに転生した彼女にとって、人間の複雑な感情は最高の研究サンプルでしかない。
追放先の貧しい辺境で、リディアは静かな観察の日々を始める。
「領地の問題点は、各パラメータの最適化不足に起因するエラーです」
その類稀なる分析能力で、原因不明の奇病から経済問題まで次々と最適解を導き出すリディアは、いつしか領民から「氷の聖女様」と畏敬の念を込めて呼ばれるようになっていた。
実直な辺境伯カイウス、そして彼女の正体を見抜く神狼フェンリルとの出会いは、感情を知らない彼女の内に、解析不能な温かい《ノイズ》を生み出していく。
一方、リディアを追放した王都は「虚無の呪い」に沈み、崩壊の危機に瀕していた。
これは、感情なき元魔王女が、人間社会をクールに観測し、やがて自らの存在意義を見出していく、静かで少しだけ温かい異世界ファンタジー。
彼女が最後に選択する《最適解》とは――。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
悪役令嬢は廃墟農園で異世界婚活中!~離婚したら最強農業スキルで貴族たちが求婚してきますが、元夫が邪魔で困ってます~
黒崎隼人
ファンタジー
「君との婚約を破棄し、離婚を宣言する!」
皇太子である夫から突きつけられた突然の別れ。
悪役令嬢の濡れ衣を着せられ追放された先は、誰も寄りつかない最果ての荒れ地だった。
――最高の農業パラダイスじゃない!
前世の知識を活かし、リネットの農業革命が今、始まる!
美味しい作物で村を潤し、国を救い、気づけば各国の貴族から求婚の嵐!?
なのに、なぜか私を捨てたはずの元夫が、いつも邪魔ばかりしてくるんですけど!
「離婚から始まる、最高に輝く人生!」
農業スキル全開で国を救い、不器用な元夫を振り回す、痛快!逆転ラブコメディ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる