TSよわよわVtuberはバズっても外には出ません ~かわいくなったら余計他人が怖くなったんだけど!~

あずももも

文字の大きさ
86 / 167
7章 半分バレてない、僕の配信

86話 【こはねちゃんの恋愛相談】2

しおりを挟む
ぷるるるる。

配信中の電話……優花だ。

「もしもし? 優花? 何? え、配信? ちゃんと始める前に連絡したでしょ? 約束は守ってるんだから文句は受け付けないよ」

【草】
【速報・お姉ちゃんのお電話】
【配信中にお姉ちゃんから電話で心配されるこはねちゃん】
【保護者からの電話で中断される配信とか斬新すぎる】
【斬新どころか前代未聞だと思うよ】
【ぶっちゃけ保護者同伴配信ってだけで話題かっさらえそう】
【それはそう】

【多少はあるにしても、この前みたくギャン泣きを通り越したガチ泣き配信にお姉ちゃんが駆けつける配信とかは確かに前代未聞】

【さらには有志が爆撃しにSNSへ飛び立ったり連係プレーで保護者を送り届ける配信なんてのは正真正銘前代未聞だな!】

【草】
【草】
【改めてすごいよな、こはねちゃんは】
【ああ……よわよわさっぷりがな!】
【こはねちゃんはね、みんなの大切なかわいいものだからね】

【かわいいね】
【かわいいね】
【ママになりたくなるね】

【お前がママに……あ、こはねちゃんはかよわすぎるからNGね】

【こはねちゃんは永遠の子供だからね】
【永遠のロリ……それはメンタル面も含めてな】
【これが25の姿だと思うと興奮するね】
【よわよわすぎて、俺たち私たちがママになるしかない存在だからね】
【草】
【ひでぇ】

「心配しすぎだって。え? 今日? うん、なんかね、ちくちくささくれ立ってるっていうかそんな感じなだけで、吐き気は少なめなの。うん、ちょっとちくちくしてる」

この体になってから、機嫌も日替わり、時間替わりでころころと変わりやすい。
んで、今日の僕は……なんとなく、なんにでもつんつんしたくなるんだ。

【そっかー】
【わかるわかる】
【女の子だもん、そういう日もあるよね】
【だから……配信、しよっか……?】
【お姉ちゃんとの電話もそれはそれでいいけど……配信、しようね?】

【あと全部会話が筒抜けなのは良いのかなこはねちゃん】

【「どうせあとで編集カットされるから良いや」って思ってそう】
【それだ】
【ああ、メン限+α配信→やらかしをカットしてのディレクターズカット動画の流れが染みついて……】

【俺たちへは良いのか……いや、どうせもう何もかもさらけ出して恥じらいなどないもんな……保護者だもんな……保護者相手に恥ずかしがる子供なんていないもんな……】

【草】
【草】

【どうしよう、めっちゃ和んできた】
【奇遇だな……私もだよ】
【これが……これが、保護者の気持ち……!】
【準介護班は常に新人を募集しています  条件を満たしたら介護班への昇格も可能です】
【よし……昇格試験、受けるか……】
【草】

【(こはねちゃんがお電話に夢中だから言うけどさ  お姉ちゃんの声とかいろいろ、ぶっちゃけもうロリ声=ボイチェンっていう設定がないなってるよな)】

【(それな)】
【(まぁそれでも安定してるっぽいし)】
【(いざとなれば第二第三のエスコート作戦があるからな!)】
【(安心するよね)】
【(ちょうちょ)】

【(本当に……おい誰だ今の)】
【(脳が……よわよわになる……)】
【(脳のしわが増えて進化してそう)】
【(なにそれすごい)】
【(進化したら環境適応で見かけ上は退化してそう)】
【(かわいくはなるよ?)】
【(草)】





「……まったく、優花も心配性だよなぁ……えっと? どこまで……ああそうだった」

どうやら、ただヒマだっただけらしい優花に付き合わされ、彼女の休み時間をまるまる会話に付き合わされた僕。

「コメント欄の人たち、怒って……ないね。良かった」

なんだか話の流れがわからない感じになってるけども、とりあえず怒っている雰囲気はない。

【おかえり】
【ただいま】
【↑お前は誰なんだよ】
【草】
【雑談が捗ったから、これはこれで】

【とりあえず俺たちの総意としては、こはねちゃんはエターナルロリキャラとしてがんばってほしいってところ】

「どんな流れでそうなった……!? まぁいいや」

こんな平日の昼間に配信なんか見てる人たちだ、優花と同じくヒマなんだろうし。

「えーっと……あ、そうだ。モテたいって相談だったけど……そもそもさっきの人、まだ居るの……?」

【居るよ】
【居るぞ!】
【居るわよ!】
【居ましてよ!】

「うわっ……居た……そして増えてる……まるでじとじとした日にふと見てみたら部屋の隅で動いてる……くぴっ」

僕はお酒を飲む。
やつらは天敵なんだ。

【草】
【悲報・俺たち、G扱い】
【朗報・俺たち、G扱い】

【えぇ……】
【わかる】
【興奮するよね】
【本気でおぞましいものを見る目で怯えられたいんだ】
【えぇ……】

「……思わず気持ち悪かったからって言いすぎたって思ったけど、もういいや……喜んでるんなら……」

うん、まあ、気持ちはわかる。

かわいい声でけなされると……いけないいけない、ぞくぞくしたら危ないんだ。


「……とにかく。僕はさ、『今』は顔が良くとも、それでも学校を中退して引きこもってニート三昧して家族に迷惑掛けて荷物になってゴミになってるような存在なんだぞ? 顔だけが良くったって何の意味もないんだ。そりゃあ、外に出たらプラスには働くけど……出ないなら、何の意味もないよね? 顔なんか、さ。誰にも見られないんだから」

話を強引に戻す。
だって、黒くてかさかさするアレの話題になりそうだったから。

【草】
【それはそう】
【とうとう自分のかわいいを認めたか】
【まぁ表に出ないんなら見た目は関係ないわなぁ】

【TSっ子だから、元の男の子と今の女の子のギャップがあるんだよ】

【そうか】
【なるほど】
【裏切り者、お前……】
【こいつがBANされない不思議】
【こいつ、暴言しかしないのにこはねちゃんが吐かないなんて……】

「そいつは子供だから良いの。吐き気もしないし……ともかく、僕の顔のことは置いといて、だ。……モテたいって言った人。なんでモテたいの?」

【男だからモテたい  それじゃダメ?】

「納得しかしない主張だから良いけど……でもさ。冷静になってみようよ。それ、具体的に誰からモテたいの?」

僕は人生で一度も――嘘ついた、ちょっとしかそうは思ったことがない。

それは、今から言うような考えがあるから。
……ちょっとこじらせてるとは思うけどね。

「モテたい。ハーレムしたい――なるほど、それは男の夢だ。ロマンだ。男の本能だ。それには文句つけることもない。ここに居るみんなも同じだと思うけどさ? ……誰にモテたいの? 具体的に居るの? 好きな子とか」

【え】
【いや、特に……】
【かわいい子とおっぱいな子とおっぱいな子へは目が引かれるけど】
【草】

【正直でよろしい】
【かわいいとおっぱいには勝てないよな!】
【男子サイテー】
【仕方ないよ、男だもん】
【男はな、生まれてから死ぬまでおっぱいには敵わないんだ】
【女子だっておっぱいとふとももには負けるからしょうがないね】

「うんうん、男だからね。おっぱいには勝てない。現に優花も大きいせいで、会話する男子の視線が胸元にしか来ないから困るっていつも愚痴ってきて……あ、電話。今度は何?」

【草】
【草】
【こはねちゃん!! 個人情報!!】
【まぁ気持ちはわかる】
【あのおっぱいはなぁ】

【※こはねちゃんをハグしてるとき、こはねちゃんの顔がすっぽり……ふぅ……】

【草】
【あのサイズが良いんだ】
【わかる】

【こはねちゃんのひんぬーもお姉ちゃんのおっぱいも好き  男だもん】
【あの  昼間っから猥談になってるんですけど】
【だってこはねちゃんがそういうの、ある程度OKなんだもん……】

「おこられた……ぐす……くぴ」

電話口の優花は、さっきとは全然違って怒ってた。

「こわかった……ぐす……くぴくぴ……」

とっとっとっ。
酒瓶の中で、気泡が浮かんでいく。

【(OKこのへんでやめておこう)】
【(了解した)】
【(常にこはねちゃんのメンタルを気にする必要がある配信)】
【(まるで子育てだね)】
【(小学生までのな!)】
【(草)】

優花って、怒ると怖いんだ。
男のときならへっちゃらでも、今の僕だとおなかがきゅってなるんだ。

「……ふぅ。なんか落ち込んできたからさっさと終わらせるとさ」

【うわぁぁぁぁ急に戻るなぁ!?】
【草】
【こはねちゃんってテンションの乱高下激しいよね……】
【子供と同じだね  数秒でコロコロ変わるんだ】
【女心よりも不安定で俊敏で手に負えないのが子供の機嫌だぞ】
【ママぁ……】

「……モテたい子相手にモテれば良いだけだから、モテたいんならその子たちについて調べて、その子たちが喜びそうな見た目とか趣味とかをがんばれば良いんじゃないかなって。女の子全員にモテたいとかさ、さっき話したイケメンさんじゃなきゃまず無理だしさ。そもそも正直趣味じゃないけど女子だから振り向かせたいだけの子とか居るだろうけど、そういう子にモテても、ずっと付き合うのは……ねぇ?」

【なるほど】
【確かに】
【思ったよりまともな意見だった】
【普通だけど大切よね】
【女子全員にモテる  そら無理だわな】
【思ったり妄想する分には良いんだがな】

「そうそう。モテたいって言っても、それを実行しないと何の意味もないんだ。イケメンさんならともかく、僕たちみたいなのは女の子から言い寄られるだけの……ましてや僕たちが好きって思うレベルの子からすれば道ばたの石ころなんだからさ、石ころなら石ころなりに自分を磨いてみなきゃダメなんじゃないかなって。まずはアピって目に留めてもらわないと。良い感じの雰囲気を醸し出してる、磨かれてすべすべになってて、石ころの中でもちょっとは見所がある石ころだって」

【それはそう】
【めっちゃそう】
【でも石ころ連呼は草】
【草】
【そんなに石ころが好きなの? こはねちゃん】

【(もしかして、こはねちゃんって実はかしこい?)】

【(賢かったよ? ちょっと前までは)】
【(今は?)】
【(かわいいけど?)】
【(草)】

僕は、かつての学生時代を回顧しながら話す。

「男女ってのはさ、やっぱ男からアプローチするもので、女はアプローチを待つものなんだよ。それはどの時代どこの地域でも、僕たちの祖先とかと同じ動物だってそうじゃん? メスはオスより魅力的で、オスはみんな一生懸命にアピール合戦して……勝ったオスだけが。そういう仕組みなの。今の時代は必ずしもアピールに負ける=敗残者じゃないってだけで、すっごく恵まれてる方なの」

例えば僕みたいにね。

男として女にアピールしたこともなくって、モテたこともなくって――最後は男としての本懐を果たす前に男ですらなくなったってので。

「んで、メスもまた本能的に、同じメス同士で人気があるオスになびくし、他のオスに尊敬されてるオスにもなびく。だから、なにもしないでいるとコミュ力とか運動神経とかバイタリティーとか顔とか背丈とか、そういう外から見ても分かるし自慢になる素質を持ってる男しかモテない。少なくとも本能だとそうなるよね」

【悲報・こはねちゃんがガチ】
【これはかしこい成人男性】
【こはねちゃんさんの思考回路って現実的よねぇ】
【このへんは配信初期から変わらないなぁ】

【そうなの?】

【っアーカイブ何百】

【っ×2時間~8時間コースずつ】

【それはちょっと……】
【草】
【それはそう】
【なまじ積み重ねがあるから追うのが大変なんだよなぁ】
【切り抜き師が全力でカット版作成してくれてはいるけど、全然追いつかないんだよなぁ】

「だから、モテたいってだけ思いながら悲しい生活するんじゃなくって、モテるための生活にしてみたら良いんじゃないかなって。見た目をそれっぽくしてさ、トークも今どきはそういう講座とか……ムーチューブでも優しい人が無料でとか、有料でも1回数千円からマンツーマンの指導とかあるしさ。君が今、学生さんなのか社会人なのか僕みたいなプー太郎なのかはともかく、周りに女性は居るだろうし、彼女たちの中で興味がある人が居たら……って、そんな感じ。モテたい人が居たら、その人に向けてアピールしないと、いつまで経ってもモテないままなんじゃないかなってさ」

ぷはっ。

思ったよりも口が回った気がする。

やっぱり得意分野――僕の思ってることを吐き出すだけの独壇場――なら饒舌になれるんだね。

【わかった】

【本当にありがとう】

【誰にモテたい――好かれたいか】

【もう一度、考えてみる】

【\40000】

【えらい】
【感動した】
【これは良い話】
【これで彼女できたらガチで投げ銭分の価値はある】

【言ってるのがよわよわなこはねちゃんだからこそ……ね】
【まぁ準でも介護班な時点で入れ込んでるわけだし】
【推しから十数分も真剣に考えてもらったら嬉しいよなぁ】
【しかも割と本人には届いたらしい話がな】
【ぶわっ】

「うぇ、よんまん……!? そ、そこまで投げなくても……や、嬉しいけど、みんな、自分の懐具合には気をつけてね……? お金は本当に大事だって、1円も稼いでない僕だからこそはっきり言っとくからね……?」

【草】
【草】
【オチで草】
【こはねちゃん?? もう稼いでるでしょ??】

「良いか? ――配信者はね、こうやって幸運にも投げ銭とかメンバーシップとか受け取れるようになってもね? ……やつらは常に何割かを抜いてくるし、抜き取ったのも3ヶ月とか待たせてから渡してくるんだ。つまり現状ではあいかわらず僕はただのニートで、1円どころか1銭も稼いでないって寸法なんだよ」

悲しいね。
でもそれがプラットフォームってのに乗っかってるありんこの宿命だから。

【草】
【かわいそう】
【あー】

【こはねちゃん……ファンボ、お姉ちゃんに頼んだって】
【あっちなら1ヶ月おきに受け取れるとか割が良いとか】
【なるほど】
【限定コンテンツはよ】
【R-18はありますか?】

「無いよバカ。……ふぅ」

ぎしっとも言わないイスさんの背もたれで、ほっとひと息。

……僕は男で、男からおごられたりプレゼントされたり貢がれたりする女子の生態的感覚を持ち合わせていない。

だから……こうやって、感謝されるお返しにお金ってのには……未だに慣れないんだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

辺境ギルドの受付嬢ですが、冒険者の嘘は帳簿でぜんぶバレます

蒼月よる
ファンタジー
素材の重さが申告と合わない。鑑定書の書式がおかしい。冒険者が持ち込む報告書には、いつもどこかに嘘がある。 辺境の小さなギルド支部で、受付嬢ナタリアは今日も一人、帳簿を武器に冒険者たちの嘘と向き合っている。剣も魔法も使えない。でも素材を見る目と、数字の辻褄を見抜く勘だけは、誰にも負けない。 持ち込まれた棘鱗の産地が違う。新人冒険者の目が妙に鋭い。腕のいい薬師が素性を隠している。書類を処理するだけの毎日のはずが、カウンターの向こうには不思議な人々と、小さな謎が絶えない。 一話完結の日常謎解き。辺境の受付カウンターから覗く、冒険者たちの嘘と真実の物語。 この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。 ・世界観・設定の管理補助 ・プロット段階の壁打ち ・作者による執筆後の校正

しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる

長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。 ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。 そこは魔法がすべての世界。 スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。 でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて── 「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」 そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに…… 家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば── 「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」 えぇ……なんでそうなるの!? 電気と生活の知恵で異世界を変える、 元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!

無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件

fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。 実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。 追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。 そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。 これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。

ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~

厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」 ダンジョン出現から10年。 攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。 かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。 ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。 すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。 アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。 少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。 その結果―― 「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」 意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。 静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。

強制ハーレムな世界で元囚人の彼は今日もマイペースです。

きゅりおす
SF
ハーレム主人公は元囚人?!ハーレム風SFアクション開幕! 突如として男性の殆どが消滅する事件が発生。 そんな人口ピラミッド崩壊な世界で女子生徒が待ち望んでいる中、現れる男子生徒、ハーレムの予感(?) 異色すぎる主人公が周りを巻き込みこの世界を駆ける!

ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています

紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、 ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。 「もう君は、僕の管理下だよ」 退院と同時に退職手続きは完了。 住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。 外出制限、健康管理、過保護な独占欲。 甘くて危険な“保護生活”の中で、 私は少しずつ彼に心を奪われていく――。 元社畜OL×執着気味の溺愛社長 囲い込み同棲ラブストーリー。

異世界で鍛冶屋をやってるだけのはずが、神々に最強認定されてハーレムができてた件

えりぽん
ファンタジー
平凡な青年リクは、異世界に転生して鍛冶屋として静かに暮らしていた――はずだった。 だが、彼が何気なく作った剣は竜を貫き、魔王をも滅ぼすほどの威力を秘めていた。本人はただの職人のつもりでも、周囲からは「神の使徒」として崇められ、王女や聖女、果ては魔族までが次々と彼の元に集う。 「俺、本当にただの鍛冶屋なんですが……?」 気づけば彼は、闇の勢力も聖なる教団も巻き込む世界最大の戦争の鍵を握る存在に――。 これは、無自覚に最強となった青年が世界を変える、“作るだけ無双ファンタジー”。

たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―

佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。 19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。 しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。 突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。 「焦らず、お前のペースで進もう」 そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。 けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。 学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。 外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。 「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」 余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。 理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。 「ゆっくり」なんて、ただの建前。 一度火がついた熱は、誰にも止められない。 兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。

処理中です...