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10章 「綾瀬直羽/こはね」
121話 外に出るための服を求めて
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「いやです」
「こはねちゃんさん!」
「いやです」
「こはねさん、良いじゃないですか」
「いや」
「こはねちゃんさん!」
「こはねさん」
「や」
「そんなこと言わずに!」
「それ以上僕を追い詰めないでください。レッサーパンダになりますよ」
「レッサーパンダなこはねちゃんさんならノリノリで来てくれるのでむしろOKです!」
「ぐっ……」
困った。
こういうときの女の子には、手も足も出ない。
「というわけで」
「こはねちゃんさん!」
「……やっ」
【草】
【草】
【レッサーパンダはよ】
【自覚はあるのか……】
【幼児退行するほどのストレスか、それ……?】
【草】
【たかが服を買いに行くだけでなぁ】
【え、なるよ?】
【なるよなぁ】
【こはねちゃんの気持ちが良く分かる】
【引きこもりはな、外に出るための服からして買えない存在なんだ】
【それができたならとっくに引きこもりからニートにランクアップしている】
【外へ出るための気力も度胸も耐性もないのが俺たちなんだぞ】
【それな】
【コメントが急加速してて草】
【こはねちゃんに共感する人が多い配信だからね……】
【気持ちは分からんでもない】
「……交渉により、車で20分ほどの駅前にあります商業ビル、そのファッションフロアの1フロアなら、最大で1時間ほど私たちだけで占有できる見込みですが……」
「さすがです先生!」
「や」
「わぁっ、おしゃれなブランドのお店から私でも買えるお店までそろってますっ」
「や」
「大丈夫です。ちゃんとボーイッシュな服装もそろっていますよ」
「や」
【こはねちゃんが嫌がっているぞ】
【さっきから嫌すぎて「や」としか発声していないぞ】
【そもそも立ち絵ソフトが寝たまんまだし、声は上から聞こえるし……これ、まーた机の上でレッサーパンダしてるんじゃ?】
【それだ】
【草】
【草】
【やっぱ幼児退行するほどのストレスなんじゃねーか!!】
【かわいそう】
【たかが服を買いに行くだけでなぁ】
【気持ちは分かるんだが……】
【部屋の隅に追い詰められて、必死に両手を上げて……まるで命乞いをする被害者じゃないか……】
【草】
【かわいそうで草】
【でもかわいいんだよなぁ】
【わかる】
「ですがこはねさん……そもそも、少しがんばって外に出てみたいと言い出したのは」
「着せ替え人形は、やっ」
【草】
【そっちかよ草】
【あー、かわいいって言ってたもんなぁ】
【※こはねちゃんの周りはみんな女子、しかもこはねちゃんを愛でる集団です】
【着せ替えられる未来がすでに見えているのかこはねちゃん】
【メンタルやらかす前は日常だったかもねぇ……お母さんとかから】
【とりあえずで外出自体のストレスではないらしい】
【ひと安心ではあるな】
【ああ……存分にレッサーパンダを満喫できる】
【草】
【肉体が女子である以上、着飾らないと損だからね】
【女子でおしゃれに興味ないとほんと大変だろうな】
【わかる】
【でも最低限度のおしゃれはしないと噂になってハブられるしなぁ】
【わかる】
【その「最低限度」が男子と比べてとんでもなく高いのになぁ】
【わかる】
【とんでもなくかわいいorとんでもなく上のカーストじゃないと、着る服すら自由じゃないのよ】
【かわいすぎてもNG、芋すぎてもNG、奇抜すぎるのも流行りじゃないのもNGでなぁ】
【わかる】
【ぶわっ】
【ひぇっ】
【俺、男で良かったわ】
【心からそう思う】
【女子のみんながみんな、どんな学校でもそういうわけじゃないだろうけど、女子の人間関係が怖すぎる】
【こわいよー】
「こはねちゃんさんっ」
「や――」
「……私。こはねちゃんさんに、可愛くなってほしいんです」
「む」
ひより先生が、真剣な顔になっている。
【!!】
【やはり母娘の絆よ】
【「ひよ×こは」は最高】
【「こは×ひよ」派はずいぶん前に爆発四散しました】
【草】
【草】
【レッサーパンダ見ちゃったらねぇ……】
「……そうですね。ごめんなさい、私も少し調子に乗りすぎていました。試着は、多くても数着にします」
「ゆうか……」
【※MAXで9着って意味です】
【こはねちゃん……やっぱりちょろい子……】
【これで成人男性扱いは無理だよ】
【草】
【合法ロリって設定がないなってて草】
【あの 飲酒発言】
【あれはジュースだよ?】
【ノンアルのおさけ(アルコールではない)(法律上はお酒です)を呑んで雰囲気で酔っ払ってただけのおしゃまさんだよ?】
【背伸びしたい年頃さんだもんねぇ】
【早熟だったからわりと古い話題とかにもついてけるってのが最近の結論です】
【女子って小学校低学年ですっげぇ落ち着いてる子とかかしこい子とか居るもんな】
【あー】
【それプラス性自認が早い段階から男子&人見知り発症なのがこはねちゃんか】
【男子は大体みんな横並びで馬鹿なのにな】
【男子は、おばかなのがかわいいから……】
【それな】
【何歳になっても本質的には小学生の域を出ないのが男子だからね】
【女子よりも手がかかるけど手がかからないのが男子だからね】
【草】
【いかん、父母会になってきている!】
【完全に合法ロリ設定すらなくなってて草】
【ただのレッサーパンダだからね】
【TSっ子だし法律的には合法TSロリってやつなのになぁ】
【裏切り者!】
【草】
【元気そうでなにより】
【まぁ害はないから……】
「……それなら、いい……みんなに迷惑かけてるのは事実だし、着せ替えられるのでお詫びになればって思ってたのも本当だし……」
のそのそ。
僕は、小さくなったおかげで立ち上がって登ってモニターの裏に隠れられる机の上から、キーボードとかを踏まないように動き出す。
「……というわけです。本格的な交渉を開始してください。……こはねさん、いつごろなら大丈夫そうですか?」
「……今」
一瞬、外へ出る気力がマイナスになってたけども……今すぐなら、なんとか。
僕たちみたいな種族は、そういう気持ちになってる瞬間が短いんだ。
「というわけで、至急買収してください。店員役をする方たちは早いもの順で、到着し次第現地の店員の方から最低限の研修を……」
「地下の駐車場から直通のエレベーターがありますね」
「1時間はかなり短いです……今からお店を手元でもチェックしながら、着てもらうお洋服の組み合わせを……」
【朗報・初めてのおでかけ】
【感動した】
【こはねちゃん……ついに外へ……!】
【草】
【ギャン泣き以降何回も病院行ってるしこの前も温泉行ったし、なにより前とは違ってひより先生とかと近くで話せるようになってるだろ草】
【そう聞くと、前と比べると相当人に慣れてきたね、こはねちゃん】
【ああ……レッサーパンダは警戒心がかなり高い生物だからね】
【びっくりしたり怖すぎてショック死とかするレベルらしいからな……】
【それは大変だ、やはりこはねちゃんが乗り気なタイミングで少しずつ慣らさないといけないな】
【レッサーパンダ飼育員の皆様、いつもお疲れ様です】
【草】
【草】
【完全にこはねちゃん=レッサーパンダで草】
【生態が完璧に類似している】
【こはねちゃんの前世、レッサーパンダだったんじゃない?】
「ではこはねさん、一応お出かけですのでお着替えを」
「……うん」
「大丈夫です! 私もお母さんに何時間も着せ替えられる辛さは知ってるので……がんばってセーブします!」
「うん……」
「げろげろ袋とお薬も持っていきますから安心してくださいね」
「うん……」
【朗報・げろげろ】
【待機】
【前払い \50000】
【えぇ……】
【急に湧いてきたよ、やべーやつら……】
「あ、配信はどうしましょう」
「こはねさんはどうですか?」
「僕は別に……」
「では、こんなこともあろうかと用意してきました機材で、音声だけになりますけど配信を続けましょう」
【!?】
【!?】
【ガタタッ】
【速報・お出かけ中継配信】
【介護班以外も……だと!?】
【待機】
【待機】
「こはねさんのお出かけ準備をしますので、1度配信を終了し……機材の用意ができましたら、新しく――――――」
◇
「――アーカイブの情報から、こはねたんの住んでるエリアは――県――市、――駅と――駅の範囲内……」
「ひよりたんとの会話で、ひよりたんが、そこから公共交通機関で30分以内の距離にある女子校に通っていて――なにより、ゆうかたんの学校までが割れてる」
「――――――だから、こいつらが向かう先の『女性用のファッションフロアがある駅ビル』は、たったの1件しかないわけだ」
「やろうと思えば、介護班とかいうのになんてならなくたってこんくらいは分かるんだぞ」
「……たかがセクハラコメントしまくっただけでBANしやがって」
「炎上系配信者の本気、見せてやる」
「――てことで、メンバーのみなさん」
「こはねたんたちへの凸配信――やります」
「見たい人はメンバーに今すぐ入ってください」
「こはねたんもゆうかたんも、ひよりたんも……あっ」
「――現役V2人の素顔も追加で」
◇
【………………………………】
【■は、ただ】
【あの子に、元気になってもらいたいだけなのにな】
「こはねちゃんさん!」
「いやです」
「こはねさん、良いじゃないですか」
「いや」
「こはねちゃんさん!」
「こはねさん」
「や」
「そんなこと言わずに!」
「それ以上僕を追い詰めないでください。レッサーパンダになりますよ」
「レッサーパンダなこはねちゃんさんならノリノリで来てくれるのでむしろOKです!」
「ぐっ……」
困った。
こういうときの女の子には、手も足も出ない。
「というわけで」
「こはねちゃんさん!」
「……やっ」
【草】
【草】
【レッサーパンダはよ】
【自覚はあるのか……】
【幼児退行するほどのストレスか、それ……?】
【草】
【たかが服を買いに行くだけでなぁ】
【え、なるよ?】
【なるよなぁ】
【こはねちゃんの気持ちが良く分かる】
【引きこもりはな、外に出るための服からして買えない存在なんだ】
【それができたならとっくに引きこもりからニートにランクアップしている】
【外へ出るための気力も度胸も耐性もないのが俺たちなんだぞ】
【それな】
【コメントが急加速してて草】
【こはねちゃんに共感する人が多い配信だからね……】
【気持ちは分からんでもない】
「……交渉により、車で20分ほどの駅前にあります商業ビル、そのファッションフロアの1フロアなら、最大で1時間ほど私たちだけで占有できる見込みですが……」
「さすがです先生!」
「や」
「わぁっ、おしゃれなブランドのお店から私でも買えるお店までそろってますっ」
「や」
「大丈夫です。ちゃんとボーイッシュな服装もそろっていますよ」
「や」
【こはねちゃんが嫌がっているぞ】
【さっきから嫌すぎて「や」としか発声していないぞ】
【そもそも立ち絵ソフトが寝たまんまだし、声は上から聞こえるし……これ、まーた机の上でレッサーパンダしてるんじゃ?】
【それだ】
【草】
【草】
【やっぱ幼児退行するほどのストレスなんじゃねーか!!】
【かわいそう】
【たかが服を買いに行くだけでなぁ】
【気持ちは分かるんだが……】
【部屋の隅に追い詰められて、必死に両手を上げて……まるで命乞いをする被害者じゃないか……】
【草】
【かわいそうで草】
【でもかわいいんだよなぁ】
【わかる】
「ですがこはねさん……そもそも、少しがんばって外に出てみたいと言い出したのは」
「着せ替え人形は、やっ」
【草】
【そっちかよ草】
【あー、かわいいって言ってたもんなぁ】
【※こはねちゃんの周りはみんな女子、しかもこはねちゃんを愛でる集団です】
【着せ替えられる未来がすでに見えているのかこはねちゃん】
【メンタルやらかす前は日常だったかもねぇ……お母さんとかから】
【とりあえずで外出自体のストレスではないらしい】
【ひと安心ではあるな】
【ああ……存分にレッサーパンダを満喫できる】
【草】
【肉体が女子である以上、着飾らないと損だからね】
【女子でおしゃれに興味ないとほんと大変だろうな】
【わかる】
【でも最低限度のおしゃれはしないと噂になってハブられるしなぁ】
【わかる】
【その「最低限度」が男子と比べてとんでもなく高いのになぁ】
【わかる】
【とんでもなくかわいいorとんでもなく上のカーストじゃないと、着る服すら自由じゃないのよ】
【かわいすぎてもNG、芋すぎてもNG、奇抜すぎるのも流行りじゃないのもNGでなぁ】
【わかる】
【ぶわっ】
【ひぇっ】
【俺、男で良かったわ】
【心からそう思う】
【女子のみんながみんな、どんな学校でもそういうわけじゃないだろうけど、女子の人間関係が怖すぎる】
【こわいよー】
「こはねちゃんさんっ」
「や――」
「……私。こはねちゃんさんに、可愛くなってほしいんです」
「む」
ひより先生が、真剣な顔になっている。
【!!】
【やはり母娘の絆よ】
【「ひよ×こは」は最高】
【「こは×ひよ」派はずいぶん前に爆発四散しました】
【草】
【草】
【レッサーパンダ見ちゃったらねぇ……】
「……そうですね。ごめんなさい、私も少し調子に乗りすぎていました。試着は、多くても数着にします」
「ゆうか……」
【※MAXで9着って意味です】
【こはねちゃん……やっぱりちょろい子……】
【これで成人男性扱いは無理だよ】
【草】
【合法ロリって設定がないなってて草】
【あの 飲酒発言】
【あれはジュースだよ?】
【ノンアルのおさけ(アルコールではない)(法律上はお酒です)を呑んで雰囲気で酔っ払ってただけのおしゃまさんだよ?】
【背伸びしたい年頃さんだもんねぇ】
【早熟だったからわりと古い話題とかにもついてけるってのが最近の結論です】
【女子って小学校低学年ですっげぇ落ち着いてる子とかかしこい子とか居るもんな】
【あー】
【それプラス性自認が早い段階から男子&人見知り発症なのがこはねちゃんか】
【男子は大体みんな横並びで馬鹿なのにな】
【男子は、おばかなのがかわいいから……】
【それな】
【何歳になっても本質的には小学生の域を出ないのが男子だからね】
【女子よりも手がかかるけど手がかからないのが男子だからね】
【草】
【いかん、父母会になってきている!】
【完全に合法ロリ設定すらなくなってて草】
【ただのレッサーパンダだからね】
【TSっ子だし法律的には合法TSロリってやつなのになぁ】
【裏切り者!】
【草】
【元気そうでなにより】
【まぁ害はないから……】
「……それなら、いい……みんなに迷惑かけてるのは事実だし、着せ替えられるのでお詫びになればって思ってたのも本当だし……」
のそのそ。
僕は、小さくなったおかげで立ち上がって登ってモニターの裏に隠れられる机の上から、キーボードとかを踏まないように動き出す。
「……というわけです。本格的な交渉を開始してください。……こはねさん、いつごろなら大丈夫そうですか?」
「……今」
一瞬、外へ出る気力がマイナスになってたけども……今すぐなら、なんとか。
僕たちみたいな種族は、そういう気持ちになってる瞬間が短いんだ。
「というわけで、至急買収してください。店員役をする方たちは早いもの順で、到着し次第現地の店員の方から最低限の研修を……」
「地下の駐車場から直通のエレベーターがありますね」
「1時間はかなり短いです……今からお店を手元でもチェックしながら、着てもらうお洋服の組み合わせを……」
【朗報・初めてのおでかけ】
【感動した】
【こはねちゃん……ついに外へ……!】
【草】
【ギャン泣き以降何回も病院行ってるしこの前も温泉行ったし、なにより前とは違ってひより先生とかと近くで話せるようになってるだろ草】
【そう聞くと、前と比べると相当人に慣れてきたね、こはねちゃん】
【ああ……レッサーパンダは警戒心がかなり高い生物だからね】
【びっくりしたり怖すぎてショック死とかするレベルらしいからな……】
【それは大変だ、やはりこはねちゃんが乗り気なタイミングで少しずつ慣らさないといけないな】
【レッサーパンダ飼育員の皆様、いつもお疲れ様です】
【草】
【草】
【完全にこはねちゃん=レッサーパンダで草】
【生態が完璧に類似している】
【こはねちゃんの前世、レッサーパンダだったんじゃない?】
「ではこはねさん、一応お出かけですのでお着替えを」
「……うん」
「大丈夫です! 私もお母さんに何時間も着せ替えられる辛さは知ってるので……がんばってセーブします!」
「うん……」
「げろげろ袋とお薬も持っていきますから安心してくださいね」
「うん……」
【朗報・げろげろ】
【待機】
【前払い \50000】
【えぇ……】
【急に湧いてきたよ、やべーやつら……】
「あ、配信はどうしましょう」
「こはねさんはどうですか?」
「僕は別に……」
「では、こんなこともあろうかと用意してきました機材で、音声だけになりますけど配信を続けましょう」
【!?】
【!?】
【ガタタッ】
【速報・お出かけ中継配信】
【介護班以外も……だと!?】
【待機】
【待機】
「こはねさんのお出かけ準備をしますので、1度配信を終了し……機材の用意ができましたら、新しく――――――」
◇
「――アーカイブの情報から、こはねたんの住んでるエリアは――県――市、――駅と――駅の範囲内……」
「ひよりたんとの会話で、ひよりたんが、そこから公共交通機関で30分以内の距離にある女子校に通っていて――なにより、ゆうかたんの学校までが割れてる」
「――――――だから、こいつらが向かう先の『女性用のファッションフロアがある駅ビル』は、たったの1件しかないわけだ」
「やろうと思えば、介護班とかいうのになんてならなくたってこんくらいは分かるんだぞ」
「……たかがセクハラコメントしまくっただけでBANしやがって」
「炎上系配信者の本気、見せてやる」
「――てことで、メンバーのみなさん」
「こはねたんたちへの凸配信――やります」
「見たい人はメンバーに今すぐ入ってください」
「こはねたんもゆうかたんも、ひよりたんも……あっ」
「――現役V2人の素顔も追加で」
◇
【………………………………】
【■は、ただ】
【あの子に、元気になってもらいたいだけなのにな】
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