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12章 日常に立ちはだかる敵と味方と
167話 【速報・こはねちゃんとハルナちゃんのコラボ配信】2
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「優花様」
「女狐が妹様を誑かして連れ込んでいます」
「車は手配しました……3分お待ちを」
「泥棒猫のハウス、ご存じなのですよね?」
「 」
◇
【すげぇ、今ってスマホだけでVの配信できるのか】
【まぁPCゲーとかするんじゃなきゃできるんだろ】
【雑談配信なら最悪、声だけでもOKだしな】
【別にカクついてもいないし、立ち絵とコメントだけなら充分っぽいな】
「ってわけでこういう形になりましたー! みんなぱちぱちぱちぱちー!」
「くぴくぴくぴくぴ」
――家からここまでは、どれだけ急いでも数十分。
仮に今優花がこれに気づいても、僕はお酒を堪能できる。
コラボ配信って……意外と良いかも。
【ゑ? こはねちゃん、マジで成人してるの? だってお酒って】
【あっ……】
【んなわけないだろ レッサーパンダだぞ?】
【そうだったわ 貢ぎ物の中にジュースでもあったのかな】
【それだ】
【ジュース、お菓子をたんまりと用意してたんだろ】
【それ、保護者の同意取れてなければ今のご時世、同性でも誘拐扱いじゃ……】
【草】
【じ、事務所通してる企画なら大丈夫……だよね……?】
【自称25歳ってのが誰にも信じられてないこはねちゃんかわいそう】
【だって……】
【あのギャン泣きとマジ泣きとレッサーパンダな抵抗っぷりだぞ?】
【あれで成人してるとか無理でしょ……】
【むしろしてたら本気で心配するレベル】
【してる方がやばいっていうね……】
【それな】
【過去にトラウマがあったとしても合法ロリだったとしても、あそこまでかわいく泣きわめいたりやだやだだってだってするのはちょっと……】
【草】
【ひでぇ】
【でもかわいいし……】
【あんな娘を育てる人生を送りたかった】
【分かる】
【また庇護欲をかき立てられてる視聴者が】
「私はいつものPCから配信してるから大丈夫、こはねちゃんはスマホで配信してるから大丈夫。あははっ、全部大丈夫ー!」
「くぴくぴくぴ」
「お、こはねちゃん良いねぇ呑みっぷり。ちょっとちょうだーい」
最近はお酒を呑むときに優花がじとっと見つめてきていた。
だから気楽に好きなだけ吞むことなんてできなかったんだ。
そんなわけで結構呑んでて気づいたらお水が欲しくなってた僕は、ごとりとでかい一升瓶を差し出す。
「おー、すごーい! もう4合くらい呑んでるじゃーん!」
「くぴ」
「私も呑んじゃおー! 帰りはバイクで送らなくて済むしー」
「くぴ」
【草】
【ごきげんなハルナちゃんかわいい】
【こはねちゃんは?】
【ごはんに夢中なレッサーパンダと化している】
【かわいいね】
【かわいいね】
【もしかして:お酒飲んでるのはハルナ姉】
【だろうな】
【それ以外にあるとでも?】
【たとえこはねちゃんが合法ロリだったとしても、大多数に未成年だと思われてるこはねちゃんがおおっぴらに呑むのはね……】
【こんのOL兼業VTuber……昼間っからぐびぐび飲みやがって……】
【酒飲みで笑い上戸な20代女子は嫌いか?】
【大好物だが?】
【それはそう】
【お酒代 \50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【それはそう】
【草】
【まぁ嫌いなら来てないし……】
【酒飲みな女の子って良いよね……】
【いい……】
【ウワバミでも良し、くそ雑魚でもそれはそれで良し】
【ほんとわかる】
【体にさえ気をつけてもらえたらいくらでも呑んでてほしい】
【それな】
【今は若いけどちゃんと定期検診はしてね】
【あと配信事故にもな】
【それな】
【ハルナちゃん、気をつけようね こはねちゃんがやらかしたときみたいにうっかり顔バレとか危険発言しないようにね 当時のこはねちゃんとは違ってガチの大手アイドルなハルナちゃんがあんなのやらかしたら間違いなくトップニュースで大炎上不可避だからね あれは当時のこはねちゃんだからギリセーフ寄りのアウトだったんだからね】
【草】
【結局アウトで草】
【まぁアウトですよねぇ……】
【当時はあの程度で済んでたのが奇跡なレベルだし】
【当時のフォロワーと今のそれとでは明らかに違うし】
【こはねちゃんとは違って同接の人数とかやべーからなぁ】
【当時のこはねちゃんならファンだけで封じ込め可能だったけど、ハルナちゃんは雑談配信ですらウォッチして手元で録画したりする人数がね……】
【まじでこはねちゃん、あれって奇跡だったんだな】
「ねー。持ってるよね、こはねちゃんって。そうよね?」
「くぴ」
「だって!」
【草】
【こはねちゃんのマイク、どこについてんだ草】
「え、胸元っていうかシャツの襟?」
【あー】
【あー】
【だから喉を鳴らした声がこんなに聞こえるのね】
【ふぅ…… \50000】
【わかる】
【ひぇっ……】
【こはねちゃんの細い喉を通る音か……興奮してきたな】
【きもいよー】
あー、楽。
何が楽って、僕が話さなくってもはるなさんが勝手に配信へ――彼女のモニターの前にあるマイクへ、ついでで僕の胸元のぽんぽんしたマイクへも話しかけてくれてるから、僕はただスマホに向かって好きなだけ飲み食いしてればOKってとこ。
僕、もうここに住もうかな。
「女狐が妹様を誑かして連れ込んでいます」
「車は手配しました……3分お待ちを」
「泥棒猫のハウス、ご存じなのですよね?」
「 」
◇
【すげぇ、今ってスマホだけでVの配信できるのか】
【まぁPCゲーとかするんじゃなきゃできるんだろ】
【雑談配信なら最悪、声だけでもOKだしな】
【別にカクついてもいないし、立ち絵とコメントだけなら充分っぽいな】
「ってわけでこういう形になりましたー! みんなぱちぱちぱちぱちー!」
「くぴくぴくぴくぴ」
――家からここまでは、どれだけ急いでも数十分。
仮に今優花がこれに気づいても、僕はお酒を堪能できる。
コラボ配信って……意外と良いかも。
【ゑ? こはねちゃん、マジで成人してるの? だってお酒って】
【あっ……】
【んなわけないだろ レッサーパンダだぞ?】
【そうだったわ 貢ぎ物の中にジュースでもあったのかな】
【それだ】
【ジュース、お菓子をたんまりと用意してたんだろ】
【それ、保護者の同意取れてなければ今のご時世、同性でも誘拐扱いじゃ……】
【草】
【じ、事務所通してる企画なら大丈夫……だよね……?】
【自称25歳ってのが誰にも信じられてないこはねちゃんかわいそう】
【だって……】
【あのギャン泣きとマジ泣きとレッサーパンダな抵抗っぷりだぞ?】
【あれで成人してるとか無理でしょ……】
【むしろしてたら本気で心配するレベル】
【してる方がやばいっていうね……】
【それな】
【過去にトラウマがあったとしても合法ロリだったとしても、あそこまでかわいく泣きわめいたりやだやだだってだってするのはちょっと……】
【草】
【ひでぇ】
【でもかわいいし……】
【あんな娘を育てる人生を送りたかった】
【分かる】
【また庇護欲をかき立てられてる視聴者が】
「私はいつものPCから配信してるから大丈夫、こはねちゃんはスマホで配信してるから大丈夫。あははっ、全部大丈夫ー!」
「くぴくぴくぴ」
「お、こはねちゃん良いねぇ呑みっぷり。ちょっとちょうだーい」
最近はお酒を呑むときに優花がじとっと見つめてきていた。
だから気楽に好きなだけ吞むことなんてできなかったんだ。
そんなわけで結構呑んでて気づいたらお水が欲しくなってた僕は、ごとりとでかい一升瓶を差し出す。
「おー、すごーい! もう4合くらい呑んでるじゃーん!」
「くぴ」
「私も呑んじゃおー! 帰りはバイクで送らなくて済むしー」
「くぴ」
【草】
【ごきげんなハルナちゃんかわいい】
【こはねちゃんは?】
【ごはんに夢中なレッサーパンダと化している】
【かわいいね】
【かわいいね】
【もしかして:お酒飲んでるのはハルナ姉】
【だろうな】
【それ以外にあるとでも?】
【たとえこはねちゃんが合法ロリだったとしても、大多数に未成年だと思われてるこはねちゃんがおおっぴらに呑むのはね……】
【こんのOL兼業VTuber……昼間っからぐびぐび飲みやがって……】
【酒飲みで笑い上戸な20代女子は嫌いか?】
【大好物だが?】
【それはそう】
【お酒代 \50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【それはそう】
【草】
【まぁ嫌いなら来てないし……】
【酒飲みな女の子って良いよね……】
【いい……】
【ウワバミでも良し、くそ雑魚でもそれはそれで良し】
【ほんとわかる】
【体にさえ気をつけてもらえたらいくらでも呑んでてほしい】
【それな】
【今は若いけどちゃんと定期検診はしてね】
【あと配信事故にもな】
【それな】
【ハルナちゃん、気をつけようね こはねちゃんがやらかしたときみたいにうっかり顔バレとか危険発言しないようにね 当時のこはねちゃんとは違ってガチの大手アイドルなハルナちゃんがあんなのやらかしたら間違いなくトップニュースで大炎上不可避だからね あれは当時のこはねちゃんだからギリセーフ寄りのアウトだったんだからね】
【草】
【結局アウトで草】
【まぁアウトですよねぇ……】
【当時はあの程度で済んでたのが奇跡なレベルだし】
【当時のフォロワーと今のそれとでは明らかに違うし】
【こはねちゃんとは違って同接の人数とかやべーからなぁ】
【当時のこはねちゃんならファンだけで封じ込め可能だったけど、ハルナちゃんは雑談配信ですらウォッチして手元で録画したりする人数がね……】
【まじでこはねちゃん、あれって奇跡だったんだな】
「ねー。持ってるよね、こはねちゃんって。そうよね?」
「くぴ」
「だって!」
【草】
【こはねちゃんのマイク、どこについてんだ草】
「え、胸元っていうかシャツの襟?」
【あー】
【あー】
【だから喉を鳴らした声がこんなに聞こえるのね】
【ふぅ…… \50000】
【わかる】
【ひぇっ……】
【こはねちゃんの細い喉を通る音か……興奮してきたな】
【きもいよー】
あー、楽。
何が楽って、僕が話さなくってもはるなさんが勝手に配信へ――彼女のモニターの前にあるマイクへ、ついでで僕の胸元のぽんぽんしたマイクへも話しかけてくれてるから、僕はただスマホに向かって好きなだけ飲み食いしてればOKってとこ。
僕、もうここに住もうかな。
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