ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。

あずももも

文字の大きさ
43 / 533
2章 ダンジョン配信、始めます

43話 助かって、なんだか眠くって

しおりを挟む
「――君たち大丈夫か! 先ほど外のモニターで、君たちがモンハウに遭遇したのが映っていたから……あ、あれ?」

【イケメン死すべし】
【帰れ】
【あっち行け】
【しっしっ】
【百合の園に男はお呼びでない】

【落ち着け、救助要請で駆け付けてくれたイケメンだぞ】
【良いイケメンか、ならば良し】
【追いついて来たパーティーに女の子もいるぞ】
【ハーレムとかうらやまけしからん】
【まぁ女に餓えててユズちゃんたちに襲いかからないだろうからマシか】

【なら無害か、通って良し】
【うむ、許可しよう】
【ただしこの子たちには指1本触れるなよ?】
【俺たちのだからな】
【草】
【偉そうで草】

【でもさ  危険なときに駆け付けてくれたイケメンに、この子たちも……】
【とくんって】
【ああああああああ】
【ときめいちゃう?】
【やめて】
【やめろ】
【そうして4人で、このイケメンの取り合いでぐちゃぐちゃに……】
【どうしてそんなこというの!!!】

【止めてくれ……こんなに初々しい女の子パーティーが男のせいで崩壊するのは止めてくれ……】
【流れ弾で草】
【だって、それなりにあるもんなぁ……】
【助けられてとくんってなっちゃってあああああ】
【イケメンのパーティーに吸収されちゃってああああああ】
【ユズちゃんたちがこのイケメンのハーレム要因として女の顔してああああああ】
【草】
【被害妄想過ぎて草】

あれからまだ何体か、モンスターが出て来て。

それをみんなで倒し続けていたら、いつの間にか周りはモンスターの結晶とかドロップ品だらけに。

で、気が付いたらしんとしてて。
みんながはあはあ言うのしか聞こえなくなってて。

みんなでお互いを何回も見て、何が起きたのか分からなくって。

でもなんだかみんな嬉しそうな顔して……。

そうしてみんなしてぽけーってしてたところに、がちゃがちゃと走ってきたお兄さんたちが居た。

「ケガは!?」

そのお兄さんは、背が高くって。
とりあえずで1番近くに居た僕に話しかけて来る。

「……あ、はい、僕たちの治癒魔法で治せる程度です……」

「そうか、良かった……うん、目立った外傷も……」

【ああああああ】
【ユズちゃんがとろんとしてるぅぅぅぅ】
【イケメンに至近距離でのぞき込まれてるぅぅぅぅ】
【ユズちゃんが見上げてるぅぅぅぅぅ】
【腕を取られてるぅぅぅぅぅ】

【ユズちゃんのおててを両手で持ち上げてるぅぅぅぅ】
【あああああああ】
【あああああああ】
【やめて……まさかの初回配信でNTRはやめて……】
【俺たちユズちゃんが好きで来たの……お願い……お願い……】
【草】

【何この地獄】
【悲惨すぎる】
【推しの突発配信で初回ダンジョン。 その結果はまさかの颯爽と現れたイケメンに横取りとか】
【炎上どころか伝説になりそう】
【なりそう】
【もうなってるよ、SNSで】
【ああ……盛大に弾けてるな……】
【草】

僕の片手を握って「良かった……」って言ってる、背も高くてかっこいいお兄さん。

なんかくらくらするけど、多分緊張が抜けたからなんだろう。
さっきからひなたさんも夢月さんも座り込んでるもんね。

だって、僕たちがんばったから。

【ユズちゃんが雌の顔しててああああ】
【やめて……やめて……】
【なんかぞくぞくしてきた】
【お前……】
【戻って来い、その先は闇だぞ】

【いや、これ魔力切れだわ……こういう顔になるんだよ】
【そういやそうだな】
【あー】
【とろんってしてるの、イケメンに惚れたからじゃないんだな!?】

【いやまぁその可能性は極めて大だが】
【田舎の純朴で純粋でピュアなユズちゃんだもんな】
【そんなところにイケメンが助けに来て、おてて握ってきたら……】
【ああああああ】
【ああああああ】
【ひでぇ】
【草】

【冗談はさておき、多少の経験があるとは言っても、理央ちゃんだってぎりぎりなレベルのモンスターに囲まれたわけで】

【多分レベルアップしてるだろうけど、さっきまではレベル1だった3人は体力も魔力もすっからかんだろうしなぁ】

【だよな】
【レベル1でモンハウと、廊下からおかわりだもんなぁ】
【しかも数体強いの混じってたろ?】
【初心者向けダンジョンって思ってたところにあれだもんな】

【でもユニコーンのレーザーでさくさくだったじゃん?】
【お前、テイムされたモンスターはテイマーの魔力使うんだぞ】
【あっ……】
【つまり、あやちゃんと同じく魔法使い続けたようなもんか】

【ひなたちゃんもあやちゃんも途中から戦ってたし、ユズちゃんも何発かレーザー使わせてたし。 むしろよく持ったよ、ここまで】

だーっと流れてるコメントも、さっきがんばって見ようとしたけども無理だった。

もう頭が回らないんだ。

「……念のために全員に治癒を掛けるね。 ドロップや結晶は俺たちが拾っておくから、今はすぐに出口に行こう」
「ふぁい……」

お兄さんたち……多分近くに居たパーティーの人たちなんだろう……けど装備とか高そうだし、なんでそんな強そうな人が居るんだろ……のヒーラーさんが僕たちに駆け寄ってきて、ほわんってあったかい治癒魔法を掛けてくれる。

「おまんじゅう……あ、寝ちゃってる……」

そういえば静かになってる胸元を見てみると、おまんじゅうが本気で寝てる。

完全に脱力して、もう吸い付こうとすらしないで、すやすやとあったかくなってる。

「……君も眠かったら運ぼうか? 倒れてケガをしては意味がない」
「ふぁい……お願いしまぁす……」

【ユズちゃんだめぇぇぇ】
【らめえええええ】
【あああああああ】
【俺は……俺は!】
【嫌だ、応援したいって思った子がいきなり寝取られるのは嫌だ……】
【どうして世界は理不尽なんだ……】
【もうだめだ……】

【なんでこの野郎はユズちゃん誘惑してるんだ!】
【だめぇぇぇぇ俺たちの推しなのぉぉぉぉぉ】
【取らないでぇぇぇぇ】
【どうせ……どうせ女の子はみんなイケメンに……うう……】

【阿鼻叫喚で草】
【しゃあない】

周りを見ると、ひなたさんはお兄さんの仲間の女の子に抱っこしてもらっていて、夢月さんも女の人に肩を貸してもらっている。

……良かったぁ、無事みたいで。

【ユズちゃん離れてぇぇぇぇ】
【あああああ】
【あああああ手が触れてるぅぅぅぅ】
【もうだめだ……】

【お前ら、一応救助活動だぞ……】
【緊急事態なんだ、諦めろ】
【え、無理】
【俺たちの豆腐メンタルを舐めるな!】

【ユニコーンの異名は伊達じゃないぞ!】
【男と会話するだけでもNGなんだ! 触るだけでもっとNGなんだぞ!】
【何いばってるんだよ】
【開き直りすぎて草】

【ユニコーン先輩! 何寝てるんだ、乙女の貞操の危機だぞ貴様!】
【肝心なときに役に立たないなこのユニコーン!】
【でも寝顔はかわいいなちくしょうこの畜生め!】

【その角は飾りか!? 飾りなのか!?】
【草】
【しょうがないだろ、おまんじゅうちゃんもがんばってたじゃんか】
【さっきのピンチのときの何倍のコメントで草】
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!

海夏世もみじ
ファンタジー
 旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました  動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。  そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。  しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!  戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

田舎おじさんのダンジョン民宿へようこそ!〜元社畜の俺は、民宿と配信で全国初のダンジョン観光地化を目指します!〜

咲月ねむと
ファンタジー
東京での社畜生活に心身ともに疲れ果てた主人公・田中雄介(38歳)が、故郷の北海道、留咲萌町に帰郷。両親が遺したダンジョン付きの古民家を改装し、「ダンジョン民宿」として開業。偶然訪れた人気配信者との出会いをきっかけに、最初の客を迎え、民宿経営の第一歩を踏み出す。 笑えて、心温かくなるダンジョン物語。 ※この小説はフィクションです。 実在の人物、団体などとは関係ありません。 日本を舞台に繰り広げますが、架空の地名、建造物が物語には登場します。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

処理中です...