ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。

あずももも

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3章 珍しいスライムさんをゲット

78話 まずは3人のレベル測定

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配信用のカメラを起動した光宮さんが、普段の2割くらい増しできゃぴっとしながら話し始めている。

「さっきは大変お見苦しいところを……そのお詫びと言ってはなんですけど、今からレベル測定の実況したいと思います!」

レベル測定。
学校の毎年のでやってた、水晶玉でするやつ。

……まぁ適性検査のやつはもっとでっかい水晶だったし、多分普通にレベル測るだけのやつなんだろうね。

その水晶玉は、今見えてるちっちゃいやつでもダンジョン産の貴重品らしい。

だからどのゲート前にあるわけでもなくって、いつでもすぐに測定できるわけじゃないらしい。

そういうのを言ってたのが、また配信始めた光宮さん。
本当、この子はこういうのが合ってるよね。

「助かってすぐに切っちゃったので、次の配信用に作っといた待機所にかなり残ってるんですよー」なんだって。

そういうところもすごい光宮さん。
何かあったらとりあえずあの子に任せよう。

【理央ちゃんの発狂っぷりは大変においしいものでした】
【もはや絶叫キャラとなりつつつある理央ちゃん】
【百合っ子!!】
【百合……百合……】
【貴重な新鮮百合はここね!】

【あ、理央ちゃん理央ちゃん、百合教徒が大量に来るけど気にしないでね  変な鳴き声だけど、害はないから】

【鳴き声!?】
【草】
【うん……まぁ、そうねぇ……】
【理央ちゃんの、ユズちゃん愛の籠もった発言集が拡散されてね……】

こういうのは、人と話すのが得意な光宮さんが最適。
ほら、今も楽しそうにしてるし、盛り上がってるらしいし。

……今は、ただレベル測定するだけの場面だからって、光宮さんのカメラだけで配信してる。

あやさんも「なにもしない時間を雑談で埋めるのなんて……」って言ってたし、僕も同じ気持ち。

ひなたさんは……多分光宮さんみたいに、ひたすらしゃべり続けそうだけど、

「………………………………」

……僕の上着の裾をつかんだままだし。

元気そうに見えても、多分さっきのが響いてるんだろう。
小学生だもん、女の子だもんね。

こういうときこそ年上の男な僕が、気がつかないフリして支えてあげなきゃ。

「私の発言集!? ……忘れてはくれないし、消してもらっても増えちゃうんですよねぇ……はぁー……」

【よく分かってらっしゃる】
【ネットリテラシーが高い理央ちゃん】
【これはリテラシーなのか……?】
【まぁ配信業界とかを他の子たちより知ってるって点では】
【安心できるよな  特にユズちゃんよりは!】
【草】

「でもあんまいじらないでくださいね? ……恥ずかしいので」

【かわいい】
【かわいい】
【百合宣言はあんなに堂々としてたのに】

【だから良いんじゃないか  ユズちゃん以外のことはへっちゃらなのに、ユズちゃんのことになるとこうなるんだぞ……?】

【さすが百合教徒、造詣が深いな】
【うちのサーバーへ来てごらん? <URL>】

【<URL>】
【↑噂のショタ推しサーバーじゃねぇか!!】
【ブラクラ止めろ!!】
【草】

【なんで女子パーティーの配信にコイツらが来てるんだ……?】
【ほら、よく言うだろ  1匹見つけたら100匹隠れてるって】
【退治しなきゃ……】
【ひぇっ】

「あ、用意できたみたいです。 じゃあ行ってきますね!」

順番待ちが終わって、まずは光宮さん。

「配信してるし経験者ですから!」なんだって。
さすがだね。

【理央ちゃん、中級者ダンジョンのモンハウでも普通に戦ってたよな?】
【これでまだ初心者ってことはないだろうけど……】
【レベル測定、ほっとくと全然実力分からなくなるんだよなぁ】

【サボりすぎると、1年でレベルどころかスキルも全然上がってないってことも……】
【やめて  やめて】

イスに座った光宮さんは、職員の人に促されて水晶の上に手を伸ばす。

……なんか占いのみたいな感じ。
ほら、特に占いとか大好きな光宮さんだし?

「……レベルは14。 スキルの方はこれでは見られませんが……戦闘経験がそれなりにあれば、もう充分に中級者ダンジョンに挑んでも良いでしょう。 がんばってくださいね」

「ありがとうございますっ! わー、1年ですっごく伸びてる!」

【おめ】
【今の数値で14か……普通に高いな】
【初心者でも1と15じゃ全然違うしな】
【一般的に10超えたら充分プロになれる資格あるしな】
【今は低くてもなんとかなるからね】
【性格と適性が噛み合ってるっぽいし、理央ちゃん、普通にスカウト来そうね】

「あー、私、柚希先輩の居ないパーティーなら行きませんから。 柚希先輩と一緒、それが条件です。 まぁ当分はこの4人が良いかなって思ってます」

【尊い……】
【百合に全力の百合っ子理央ちゃん】
【それだと大きいパーティーへ一緒に移籍する形かな】
【吸収か合併か  楽しみね】

……そうやって、僕なんかに気を遣ってるから。

そうは思うけども、実際この4人でのパーティー……まだ全員で冒険したのなんてちょっとだけだけど、居心地が良いんだ。

もうちょっと。

もうちょっとだけ、甘えても良いよね。





【ひなたちゃんは7、あやちゃんは5か】
【スタートは同じだったのに】
【まぁ単純に前衛職は上がりやすいし、ひなたちゃんは特にガードもできるし】
【魔法職は回数制限が厄介だしなぁ】

ぴょんぴょん跳ねながら喜んでるひなたさんに、はにかむようにちょっと嬉しそうなあやさん。

ひなたさんは子供だからもちろん、ダンジョンでのレベルアップが楽しくって。

……あやさんは……多分だけど、僕と似た感じ。

大学生さんになってから初心者講習だったんだ、多分適性が分かったのが相当遅かったんだろう。

……みんなに置いてきぼりにされる気持ちは、多分僕なら分かるんだ。

【あとはユズちゃんか】
【ユズちゃーん!】
【残念、今は理央ちゃんの配信だけだ】
【ユズちゃん、さっきからずっと水晶玉かお部屋のすみっこか腕の中しか見てない……】
【草】

【ああうん、ひなたちゃんが抱きついたりしたら構うけど、それ以外はぼーっとして立ったままだよな】
【おまんじゅうちゃんとチョコちゃん?もおとなしいな】
【けど、シルバースライムがチョコって何で……?】
【分からん】
【ユズちゃんなりの理由があるんだろ……知らんけど】
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