ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。

あずももも

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11章 ちょっとだけ大人になった日

326話 【悲報・大混乱】

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【悲報・――町のホテルというホテル、満室】
【速報・――町、末裔で占領される】
【朗報・――町方面の国道が大渋滞】
【悲報・新幹線も格安バスも予約いっぱい】
【速報・各駅の電車で向かう人も徒歩で向かう人も確認される】

【えぇ……】
【まぁ……ねぇ?】
【独り身で寂しい思いしてるなら……ねぇ?】
【普段は興味ないフリしてても、やっぱ寂しいし……】
【実家暮らしだとそもそもプロフすら見てもらえないんだ……】

【出会いがないからねぇ】
【結婚したくないわけじゃないんだ  ただ、相手が居ないんだ】
【相手……どこ……ここ……?】
【マッチングアプリは運悪いと疲れるだけで……】
【ならいっそのこと、ユズちゃんに見守られながら相手見つけたいなって……】

【サキュバスなら間違いないでしょ】
【なんなら配信に出てたサキュバスさんでも可】
【あのインキュバスたちでもいいや……】
【わかる】
【かなしい】

ひゅうひゅうって風が吹き抜ける高所。

「――魔法、解析」

――知らないのに知ってる魔法陣が、可視化される。

「これを……んっと……」

これに手を入れるのはさすがに難しい――って思ったけども、なぜかできそう。

なんでだろ?

なにかと似てる気がする……まぁいいや、できそうだし。

【ひぇっ】
【悲報・――町どころか近隣からも空に浮かんでる魔法陣見える】
【こわいよー】

【え、あの  でっかいどーの端っこ住みなんだけどさ……魔法陣、海の先まで果てしなく浮かんでるんだけど……】

【えっ】

【えっと、なんくるないさーの海からも……うん……見えてるね……】

【えっ  えっ】

【????】
【もしもしエリーちゃん?? 話が違うんだけど??】
【やばくない?】

【あー、定点観測の<URL>で、――町上空を覆う魔法陣の上にでっかいの見えますねー】

【ふぁっ!?】
【なぁにこれぇ……】
【これ、大サバトに戻ってるんじゃ……】
【ユズちゃん……どうして……?】
【なぜか大サバト魔法に戻ってるぅぅぅ!?】

【!!! てことは、――町の外に居ながらにして運命の相手と巡り逢える……!?】

【!?】
【!!!!】
【ちょっと風呂入ってくる】
【あ、外に出る服買わないと】

【え? この国の中、もう逃げ場無し?】
【ま、まぁ、喜んでるのが大半だから……】
【既婚者とかは鍵かけて家族と居ようね  どうなっても知らんぞ】
【そのへんが分からないからなぁ……】

「……ん……電波を通じてこの下に住んでる人たちを包む魔法陣にアクセス……分析……」

「きゅい」
「え? あ、おまんじゅう……ありがと」

おしりの下をなにかでつんつんされて集中が途切れちゃったけども――振り返ると、前にも見た、白いお馬さんになってるおまんじゅう。

……チョコ、おまんじゅうの鎧みたいになってるけど……君、おまんじゅうと僕の両方に体、分裂してるの……?

すごいね。

ありがと。

【!?】
【速報・ユニコーン、覚醒】
【ペガサスモード再び!?】
【あ、一応ユニコーンには羽生えてるバージョンもあるっちゃあるらしい】
【マジで】

【あ、ユズちゃんがまたがってる】

【一瞬ぴくってしてた】
【えっち】
【えっち】
【これで生えてるとかおかしいでしょ……】

【ふぅ……】
【ふぅ……】
【\50000】
【\200000】
【ひぇっ】

「んっ……」

薄すぎる素材の細すぎる紐でぎりぎりしか守られていないぱんつだから、おまんじゅうの背中にあるチョコのイス――鐙って言うんだっけ?――の感覚が、おしりからおまたにかけてぴったりと沿ってくる。

なんか不思議な感覚。

いや、これは会陰の感覚って言って、今の感覚も性交の際に――――――――

「……いらないいらない、そういうのは今はいらない……」

……気を抜くと、すーぐえっちな知識が僕の中に押し入ろうとしてくる。

頭がすっきりしてそういうのもちょっと分かるようになってるけども、そういうのはいらないんだ……欲しがってる理央ちゃんとか田中君にでもあげといて?

【ユニコーンにまたがっている痴女……】
【違うぞ、サキュバスだぞ】
【今はインキュバスでは?】
【いや、でもおっぱいあるし】
【でもおまたの膨らみもあります!!!】
【しっしっ】

【いや、リリスってサキュバスとインキュバスの王なんだろ? じゃあ両方あるんだろ】

【!?】
【!!!!】
【まさか……】
【両性具有……!?】

【ユズちゃんが完璧になってしまったか……】
【ああ……】
【そうだよな  ユズちゃんだもんな】
【ユズちゃんならどっちでもいける】
【分かる】

――おまんじゅうが、空に浮いているのと風からの守り、あと――急速接近してきている数十の飛行機とかも、きっと何とかしてくれる。

だから僕は目をつぶって――もう1回、魔法陣に意識を沈み込ませる。

これさえ、何とかしちゃえば。

そうすれば、このサバトの魔法だってそれほど脅威じゃなくなるはず。

だって、それが「正常な状態」なんだから。

【速報・合衆国軍および国連軍の戦闘機多数】

【ひぇっ】
【なぁにこれぇ……】
【いやまぁ、この国の空を覆い尽くす魔法陣とか……】
【その内容知ってもなぁ……?】

【え? もしかしてユズちゃんやばい?】
【かもしれんな】
【そんなー】
【せめて……せめてサバトの魔法だけは早く……】
【そのあいだだけでも猶予を……】

【てかこれ、本当どうするの……?】
【ユズちゃん……なんでお空飛んじゃったの……?】
【ほんとだよ!!】
【草】


◆◆◆


TS百合ヤンデレハーレムものを集中投稿し始めました。よろしければお楽しみくださいませ。


次の投稿は月曜日となります。
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