スリープしか魔法が使えないんですけど!2【18禁】対立する三国

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ユージ達はオオムカデが切り開いた森を通って
クス王国へ向かった

ユージ「酷い目にあったなぁ」
でも...みんな無事でよかったよ

ガイの里の避難民一行は
諜報員の助けを受け魔物から身を守ってもらいながら
虫の森を進んでいた

元気のないカエデ
「...先生...ムラオサ様...」

コノハ「カエデ...サクラ先生は仕方ないよ...」
サクラはハシシタと共にサイの国へ渡ってしまった

リュウセイ「カエデ姉さん元気だして...」
かつての憧れの人と行動を共にできて若干ウキウキ

子供達「リュウセイ兄ちゃん、顔ニヤケてね?」
遠足気分の子供達、意外と足腰がしっかりしてる爺婆

「森を抜ければ、新しい土と空が待っておる。
命を抱えて歩むその足取りこそ、
この里が守りたかった宝だ!」

ビクっ
コノハ「なんだ~この爺ぃ~」

フジ「ムラオサです」

全員「ムラオサ様~生きてた~」
歓喜でみんながムラオサを囲む

カエデ「ムラオサ様~えーん(泣」
泣きながらムラオサに抱き着く

小さな頃から父親のように甘えていたカエデ
子供達の姉貴としてみんなの前では甘える事は
無かったが、ここでは感情が出てしまう

ムラオサ「みんな、ありがとうな...」

ユージ「ムラオサ様...里をあんなにして申し訳ございません...」
めっちゃ怒られるよな...

ムラオサ「もうよい、大事なのは皆の命だ...
子供たちがいれば歴史は続く、新しい里を用意してくれた
ユージとクス王には感謝している...」
でないと、皆バラバラになる所だった

カエデも元気を取り戻し
足取りも軽くコノハやフジ、リュウセイと
子供の頃のようにふざけ合いながら進んで行った

ユージはそれを横目に
サーチで警戒しながら進む
そしてある反応に目か付いた

オオムカデのフン…
コレ、カリス魔法大臣にお土産で持って帰るか…

子供達「おい、アイツでっかいうんち袋に入れてるぞ」
キモっ、キモっ、使役がスライムだって、弱っ、
コノハ姉さんが言ってたぞ、
アイツ浣腸されると喜ぶんだって~、キモっ、キモっ

お前やってこいよー ジャンケンで負けた奴なー

よからぬ噂が子供達に広がっている…

ワイワイ騒ぎながらムラオサを先頭に
一行はヤミザキ村へ向けて行進した。


炎のように熱い脇腹の傷を押さえながら、
ハシシタはサクラの背に抱かれてサイの国の国境を越えた。
かつて誇り高く進軍したこの道を、
今は血に濡れた体で後退するしかなかった。

サイの国の軍医たちは動揺を隠せなかった。
あれほど強硬だったハシシタ宰相が、
女一人に担がれ、命からがら戻ってきたのだ。

政敵から激しい怒号が飛ぶ

だがサクラは一歩も引かず、
血の滲む衣を握りしめて叫んだ。

「この人は……死ぬ覚悟で前に立っていた!
 それを貶す者がいれば、私が斬る!」

ハシシタは朦朧とした意識の中、
サクラの声を聞いていた。

「……おまえ、変わらないな……」

それが彼の、しばらく最後の言葉となった。

サイの国ではハシシタの失脚が決定的となった

ハシシタの治療が終わった頃、
サイの国の王宮では静かな政変が始まっていた。

「軍に多大な損失を負わした責任は大きい」
「民を守るどころか、混乱を招いた」
「もはや彼に宰相を任せるわけにはいかぬ」

議会では冷ややかな声が飛び交い、
かつて英雄として称えられた男の功績は、
日に日に「過去」として塗り潰されていった。

やがて、ハシシタは宰相の地位を解かれ、
軍の実権もすべて剥奪された。

「……栄光とは儚いものだな」

廃邸に移されたハシシタは、
誰にも語ることなく、
静かに空を見上げる日々を送っていた。

しかしその傍には、変わらずサクラがいた。

「後悔してる?」

「……いや、俺は俺の正義を信じた。だが、目を曇らせていた」

サクラは微笑む。どこか寂しげで、けれどあたたかい表情だった。

ハシシタ「また一からお前と始めるさ」

サイの国は多大な犠牲とハシシタという頭脳を失い
弱体化していった。
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