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咲と先輩と(2)
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咲は本当にすごい。
さっき初めて会ったはずの先輩ともう仲良くなってる。
すごいなぁ。
あ、ボディタッチしてる。うわぁ、すごい
そして私完璧邪魔者臭。
「センパーイ。かっこいいですね。絶対モテるでしょー。」
「いや、そんなことないよ。」
「嘘だぁー。じゃあ彼女いますか?」
「いないよ。」
「えー。そうなんですかぁ?じゃあ、私彼女になりたいかも、なんて」
「ははは」
すごい、私が聞きたかったこと全部聞いてくれてる!
咲はなんていいひとなんだろうか。
そんなことをボーッと考えていたらいつのまにかカウンターに本を借りに二人の男子生徒が来ていた。
先輩に手順を聞かないと、、、
でも、先輩は咲と話してるし邪魔したら悪いかなって思ってあたふたしていたら、男子生徒の一人が咲に向かって声をかけた
たぶん二人とも坊主だから野球部の人かな?
「咲、お前何してんの。」
「え!?山下くん!?うっわー何してんの図書室なんか来て。」
「古文でやった更級日記の本、テスト前に役立つかなって思って...駿は俺の付き添い。」
恐らく隣の無口そうな男の子が駿君だろう
途中から咲と山下くんの話ガン無視してるよこの人!すごい
先輩と咲と山下くんの話に入れない私は
本をパラパラとめくっている駿君を見つめていたら、あることに気がついてしまった。言ってしまおうか迷っていると駿君と目があってしまう。
「何?」
うわぁ、不機嫌そう、
「あっ....あっと、えっと...そ、その本訳がないから、あるやつじゃなくていいのかなって...」
「あるやつ?」
「うん。手前の右棚が古文特集の棚なんだけどそっちの棚にある更級日記は絵とか現代口調とかで分かりやすいんだ。」
「まじか、どっちも借りていい?」
「うん。」
「てか、君すごいね。」
「?」
「いや、なんでもない。」
駿君怖い人かと思ったけど最後にちょっと笑ってくれた。全然大丈夫なひとだった。
安心した私は全然気づかなかった。
咲がこっちを見ていたこと、そして山下くんが「駿が笑った...。」と呟いていたことに
さっき初めて会ったはずの先輩ともう仲良くなってる。
すごいなぁ。
あ、ボディタッチしてる。うわぁ、すごい
そして私完璧邪魔者臭。
「センパーイ。かっこいいですね。絶対モテるでしょー。」
「いや、そんなことないよ。」
「嘘だぁー。じゃあ彼女いますか?」
「いないよ。」
「えー。そうなんですかぁ?じゃあ、私彼女になりたいかも、なんて」
「ははは」
すごい、私が聞きたかったこと全部聞いてくれてる!
咲はなんていいひとなんだろうか。
そんなことをボーッと考えていたらいつのまにかカウンターに本を借りに二人の男子生徒が来ていた。
先輩に手順を聞かないと、、、
でも、先輩は咲と話してるし邪魔したら悪いかなって思ってあたふたしていたら、男子生徒の一人が咲に向かって声をかけた
たぶん二人とも坊主だから野球部の人かな?
「咲、お前何してんの。」
「え!?山下くん!?うっわー何してんの図書室なんか来て。」
「古文でやった更級日記の本、テスト前に役立つかなって思って...駿は俺の付き添い。」
恐らく隣の無口そうな男の子が駿君だろう
途中から咲と山下くんの話ガン無視してるよこの人!すごい
先輩と咲と山下くんの話に入れない私は
本をパラパラとめくっている駿君を見つめていたら、あることに気がついてしまった。言ってしまおうか迷っていると駿君と目があってしまう。
「何?」
うわぁ、不機嫌そう、
「あっ....あっと、えっと...そ、その本訳がないから、あるやつじゃなくていいのかなって...」
「あるやつ?」
「うん。手前の右棚が古文特集の棚なんだけどそっちの棚にある更級日記は絵とか現代口調とかで分かりやすいんだ。」
「まじか、どっちも借りていい?」
「うん。」
「てか、君すごいね。」
「?」
「いや、なんでもない。」
駿君怖い人かと思ったけど最後にちょっと笑ってくれた。全然大丈夫なひとだった。
安心した私は全然気づかなかった。
咲がこっちを見ていたこと、そして山下くんが「駿が笑った...。」と呟いていたことに
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