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第77話『FOREHEAD No.5』
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あの後、結局オレンジは無事で。まぁ、だから今こうして生きてるんだけどさ。俺は、とぼとぼと事務所に向かった。よく考えたら、まだ7、8年しか経ってないんだな。引きずっててもしょうがないだろ?……苦しそうなオレンジを見るのは辛いんだよ……。
事務所のドアに手をかけた時、中からオレンジが出てきた。
「うわぁ。びっくりした。」
ドアが閉まる。オレンジは、俯いた。
「ごめんね……心配させたくなかった……だけだった……。」
「俺も、ごめん……言い過ぎた……心配だっただけなんだ……。」
オレンジが、困った顔で俺の顔を見た。
「それじゃ、何も解決してないね。」
「そうだな。」
「まぁ、それもそうか……グレープは、昔から僕のことを心配しすぎるから。」
「オレンジは昔から心配されるの嫌いだしな。」
「そんなところが、嫌いじゃないよ。」
「……俺も。」
「あ!そうだ。僕はみんなに飲み物を買いに行くところだったんだ。一緒に行こうよ。」
「あ、あぁ。」
「みんなのこと泣かせちゃったからね。」
「え。」
「僕の羽のこと話した。」
「あぁ。」
「……色々あったね。」
「あったな。」
「……これからもよろしくね。」
「うん。」
「……。」
俺は、オレンジのおでこにデコピンをした。
「痛いよ。」
「嘘つけ。」
「まだ覚えてたんだね、それ。」
「さっき思い出したんだよ。」
「……よしっ!!コンビニまで競争だ!」
「え、あ、ちょ、待て!」
元気だなぁ……まったく。
事務所に帰ると、たしかに空気が重かった。
グ「……重いね。」
オ「……申し訳ない。」
グ「あ、あの……みんな。ごめん。」
チ「グレープ、おかえりなさい。」
グ「う、うん。」
ス「あんた達の喧嘩は、久々に見たわよ。」
グ「……そうだろうね。」
オ「僕たちが喧嘩するときは、だいたいお互いを心配してるだけだけどね。」
グ「素直じゃなくてすみません。」
オ「僕たちはもう仲直りしたよ。」
冬音ちゃんが、俺たちを見た。
グ「お、ど、どうした?」
冬「ほんと?ほんとに仲直りできた?」
グ「ほんと。」
冬「……ほんとに?」
オ「ほんとに。」
そう言って、オレンジは俺のシャツを引っ張り、顔を近づけた。
グ「ちょ、な、な、何。」
オレンジは、おでこにおでこを思いっきりぶつけた。
グ「……っ。」
俺は、床にうずくまる。
オ「ね?」
冬「グレープ、大丈夫?」
オ「無視かい。」
グ「……痛いです……。」
オ「えへへ、ごめんね~。」
グ「……許すまじ……。」
け「僕も仲直りしたときは翼に頭突きしよー。」
つ「やめてくれ、それは。賢大も僕も石頭なんだから。頭蓋骨にヒビ入るわ。」
明「そもそも、喧嘩とかしないでしょ?」
夏「たまにはするのもおいしいと思うけど。」
は「おいしいって……。」
武「喧嘩っておいちいんですか?」
翔「いや、美味しくない。」
グ「おいしかったのか、俺たちは。」
オ「あら。それは良かった。」
明夏「……あぁ。」
うわー、微妙な反応するじゃーん。
明「うわ!もうこんな時間!帰んないと!!」
ゾロゾロと事務所を出ていく一行。俺は、最後に鍵を閉めた。
暗い部屋。
?「君たちさぁ……分かってんの?自分たちの立場。次に失敗したら、クビだからね。」
*本日の主要人物*
・高橋グレープ
・渡辺オレンジ
・佐藤ストロベリー
・伊藤チェリー
・池田はる
・宮下翔悟
・谷口夏湖
・田中明乃
・田中賢大
・高畑翼
・中村冬音
・中村武雪
・謎の人物
※作品の雰囲気を守るために、一部「」前の頭文字を割愛いたしました。
☆次回☆
『それぞれの未来』
ついに、物語もクライマックスへ!
『FOREHEAD』完
To be continued…
事務所のドアに手をかけた時、中からオレンジが出てきた。
「うわぁ。びっくりした。」
ドアが閉まる。オレンジは、俯いた。
「ごめんね……心配させたくなかった……だけだった……。」
「俺も、ごめん……言い過ぎた……心配だっただけなんだ……。」
オレンジが、困った顔で俺の顔を見た。
「それじゃ、何も解決してないね。」
「そうだな。」
「まぁ、それもそうか……グレープは、昔から僕のことを心配しすぎるから。」
「オレンジは昔から心配されるの嫌いだしな。」
「そんなところが、嫌いじゃないよ。」
「……俺も。」
「あ!そうだ。僕はみんなに飲み物を買いに行くところだったんだ。一緒に行こうよ。」
「あ、あぁ。」
「みんなのこと泣かせちゃったからね。」
「え。」
「僕の羽のこと話した。」
「あぁ。」
「……色々あったね。」
「あったな。」
「……これからもよろしくね。」
「うん。」
「……。」
俺は、オレンジのおでこにデコピンをした。
「痛いよ。」
「嘘つけ。」
「まだ覚えてたんだね、それ。」
「さっき思い出したんだよ。」
「……よしっ!!コンビニまで競争だ!」
「え、あ、ちょ、待て!」
元気だなぁ……まったく。
事務所に帰ると、たしかに空気が重かった。
グ「……重いね。」
オ「……申し訳ない。」
グ「あ、あの……みんな。ごめん。」
チ「グレープ、おかえりなさい。」
グ「う、うん。」
ス「あんた達の喧嘩は、久々に見たわよ。」
グ「……そうだろうね。」
オ「僕たちが喧嘩するときは、だいたいお互いを心配してるだけだけどね。」
グ「素直じゃなくてすみません。」
オ「僕たちはもう仲直りしたよ。」
冬音ちゃんが、俺たちを見た。
グ「お、ど、どうした?」
冬「ほんと?ほんとに仲直りできた?」
グ「ほんと。」
冬「……ほんとに?」
オ「ほんとに。」
そう言って、オレンジは俺のシャツを引っ張り、顔を近づけた。
グ「ちょ、な、な、何。」
オレンジは、おでこにおでこを思いっきりぶつけた。
グ「……っ。」
俺は、床にうずくまる。
オ「ね?」
冬「グレープ、大丈夫?」
オ「無視かい。」
グ「……痛いです……。」
オ「えへへ、ごめんね~。」
グ「……許すまじ……。」
け「僕も仲直りしたときは翼に頭突きしよー。」
つ「やめてくれ、それは。賢大も僕も石頭なんだから。頭蓋骨にヒビ入るわ。」
明「そもそも、喧嘩とかしないでしょ?」
夏「たまにはするのもおいしいと思うけど。」
は「おいしいって……。」
武「喧嘩っておいちいんですか?」
翔「いや、美味しくない。」
グ「おいしかったのか、俺たちは。」
オ「あら。それは良かった。」
明夏「……あぁ。」
うわー、微妙な反応するじゃーん。
明「うわ!もうこんな時間!帰んないと!!」
ゾロゾロと事務所を出ていく一行。俺は、最後に鍵を閉めた。
暗い部屋。
?「君たちさぁ……分かってんの?自分たちの立場。次に失敗したら、クビだからね。」
*本日の主要人物*
・高橋グレープ
・渡辺オレンジ
・佐藤ストロベリー
・伊藤チェリー
・池田はる
・宮下翔悟
・谷口夏湖
・田中明乃
・田中賢大
・高畑翼
・中村冬音
・中村武雪
・謎の人物
※作品の雰囲気を守るために、一部「」前の頭文字を割愛いたしました。
☆次回☆
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ついに、物語もクライマックスへ!
『FOREHEAD』完
To be continued…
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