戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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第80話『それぞれの未来 マロン編』

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 家に帰って、麻陽さんにマロンちゃんの説明をした。もちろん、快く了承。
麻「リスさんのお布団……はい。」
麻陽さんは、もこもこの小さなひざかけを貸してくれた。そう、マロンちゃんはリスタイプ。
は「お部屋、暖房付けたよ!」
ス「ありがとう。」
はるちゃんのお部屋の、机の上にひざかけを敷き、マロンちゃんを寝かせた。
は「……大丈夫かなぁ。」
ス「どうだろうね……。」
とりあえず私たちは、お風呂やらご飯やらを済ませた。
 お部屋に戻ってくる。私はいつも、はるちゃんのベッドで寝る。妖精の姿だと、全く邪魔じゃない。と言ってくれている。
は「……どうして、悪者になっちゃったのかな?」
ベッドに入って寝ようとした時、はるちゃんがそう言った。
ス「……中学校の時のマロンちゃんは、いわゆるコミュ障というか、ボッチというか……とにかく友達がいないタイプで、しかも嫌われてたの。自己主張は強かったみたい。私はそうは思ってなかったから、普通に話してたけどね。歳も1つしか変わらないし。……絵がすごく上手でね、私は本当に画家になれるだろうなぁって思ってたのよ。私が卒業してからのこの子の様子は知らないけど……頑張って欲しかったなぁ……。」
は「……今はあんなに元気な感じなのに?」
ス「うん。全然想像つかないと思う。暗くて、ネガティブで、病んでて……。」
は「へぇ……。」
その時、はるちゃんの机の引き出しがコトコトと音を立てた。
は「ヒィッ。」
ス「な、何よぉ。」
引き出しが開く。そして、エレファントタイプの妖精が出てきた。
ス「えぇっ!?」
は「誰ーー!」
?「あくまかいちょーだよ。」
は「あ、あくまかいちょー……。」
あ「うちのマロンがごめんね。」
そういって、あくまかいちょーはマロンちゃんに近付いた。
ス「な、何をするんですか!?」
あ「悪いことはしないよ。」
あくまかいちょーは、小さな瓶を取り出し、眠っているマロンちゃんに飲ませた。
あ「……飲めたかな。うん。じゃあ、ぼくは帰るね。あとはよろしく。」
あくまかいちょー、速やかに退散。引き出しから。ドラ○もん感。
マ「けほっけほっ……。」
ス「マロンちゃん!?」
マロンちゃんの目が、微かに開いた。
マ「……ここ、は……?」
ス「はるち…スプリングのお家。」
マ「えっ……。」
ゆっくりと起き上がる。机から降ろしてあげると、人間の姿に変身した。
マ「……助けてくれてありがとうございます……やっぱり先輩は今でも優しいんですね……。」
は「(く、暗い。)」
ス「どうして新割者会に?」
マ「……先輩、私、画家になれませんでした……私の絵は、誰の心にも響かなかった……誰も、私の絵を認めてくれなかった……途方に暮れました……世を恨みました……私の絵の良さが分からない世の中なんて……消えて無くなればいい……そんな私を拾ってくれたのが、新割者会の現会長、あくまさんです。」
ス「そ、それで?」
マ「……復讐しないかって……3人の仲間たちと……でも私には、あくの才能も無かったみたい……。私は……私は!まだ画家になりたいんです!まだ諦められない!新割者会で昇格して、いっぱいお金もらって!それで!それで……。」
マロンちゃんは、床にうずくまった。
ス「はるちゃん、何か飲み物ある?」
は「持ってくるね。」
ス「ありがとう。」
はるちゃんが、紅茶を持って戻ってきた。
マ「ありがとうございます……。」
ス「……マロンちゃん。悪いのは世の中じゃない。マロンちゃんでもない。運命の巡り合わせが悪かったのよ。でも、ケンカーズ4の活動は、あなたに何のメリットもなかったわけではないでしょ?」
マ「……初めて出来た……友達……。」
ス「諦めない気持ちがあるなら、きっと大丈夫よ。私は、あなたの個展が開かれるのを楽しみに待っているから。」


*本日の主要人物*
・佐藤ストロベリー
・菊池マロン
・池田はる
・あくまかいちょー
・池田麻陽

☆次回☆
木村バナナは何故どどんになったのか。



To be continued…
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