戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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お仕事を始めましょ

第99話

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"心清き少女たちを4人探してサポートせよ。"
 そんなメールが俺の所に届いたのは、去年のクリスマスくらいだった。なぜ俺?とは思わなかった。元ケンカーズ4で理解があるし、俺が今の職務から抜け落ちたところで、世に迷惑がかからないからだ。妖精界にとっては、たかが政治家ひとり。居ても居なくても同じだ。なんて話をしたら、
「違うよ。私たちは、妖精界を守るっていう大切なお仕事を任されたんだよ。きっと、ストロベリー先輩たちみたいに、すごいって事なんだよ。」
って言ったのは、言うまでもなくマロンだ。バナナは、それに同意していた。
「そういう風に考えたら、途端に誇らしくないか?」
ってね。友達に恵まれたんだね、俺は。
 そして俺たちは、約6年ぶりに人間界に降り立った。
き「ねぇ、でも、よく考えたらこれっておかしくない?」
ど「何がだ?」
き「だって、4人の少女を探せって事なのに、なんで妖精は3人だけなの?」
ら「ラズベリーじゃないのか?」
ど「ダメだろ。子育て中だ。」
き「1人足りないよね……?」
ら「これは、魔法少女系でよくある、後々仲間が加わる系じゃない?」
ど「おぉ、かっこいいな、それは。」
き「え、えぇ……。」
マロンは納得いかない様子だったが、とりあえず俺たちは1人につき1人ずつ担当する女の子を探す事に専念しなければならないのだ。

 恒例となった、事務所での暇つぶし。と言っても、俺たちはここで暇をつぶすのはほぼ2度目だ。
き「良さげな女の子なんてそうそう見つけられるもんじゃないよ~。」
ら「それな。ビビッと来る、とかないから。」
ど「でもなんとか見つけないとなぁ。お給料半減だぞ。」
き「半減しても元の給料よりいいわ。」
マロンが酔っている。
ど「そんなことを言うな。」
き「うわぁ~、もう何をしてもうまくいかないんだそういう風にできてるんだ私~。」
頭を抱えるマロン。シラフのバナナは苦笑い。俺は、単純に酒に強い。
き「てかもうね、昼からお酒飲んでる時点でダメ人間なんですよはーい。」

プルルルル

ど「あ、すまない。」
バナナの携帯が鳴り、バナナが外に出た。
き「はぁ、きっと彼女からだ……虚しくなるよね。彼氏もなし、仕事もなし。昼間っから酒に溺れてびーびーびー。もう泣きたいよ、はぁ~。」
俺は、腕を広げた。
ら「来い!俺の胸で泣け!」
マロンはふらふらと俺の方に近づいて、床に俺に向かってしゃがむと、太ももに突っ伏した。うん……本当に来ると思わなかったよ俺びっくりしてる。
き「……らっくん。」
ら「ど、どうした?」
き「……彼女欲しい?」
ら「欲しいね。」
き「……なってあげようか。」
ら「それは……。」
俺から言いたかったなぁ……。バナナが帰ってきた。
ど「すまん。職場から……寝たのか?」
ら「……そうかな。」
バナナが扉を閉めようとした時、外から話し声が聞こえた。
?「え、マジ?」
?「そう。だから買い直さないとなんだ~。」


○本日の出演キャラ
・阿部ライチ(26)
・菊池マロン(27)
・木村バナナ(27)
・謎の2人組



To be continued…
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