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35.スケルトンのサマヨちゃん
しおりを挟む100/7/13(水)12:00 クランハウス近郊の森
俺、サマヨちゃん、アルちゃんの3人で始まった森の探索。
現在、アルちゃんは地面に埋まって休憩中。
ちょうど良い。俺も昼ご飯といこう。
「サマヨちゃーん! ご飯だよー」
周辺を警戒するサマヨちゃんに呼びかけ、ノラ犬獣の解体を始める。
安物ナイフで皮を切り裂き、肉を切り出していく。
カタカタ
サマヨちゃんが戻ってきたようだ。
その手に大きな獣。鹿のような獣を抱えている。
「おお! 初めて見るモンスターだ。どう? 強かった?」
カタカタ
首を左右に振るサマヨちゃん。
なら安心か。
もっとも、サマヨちゃんの弱いは当てにならないが。
それにしてもと、俺は手元のノラ犬獣を見たあと、サマヨちゃんの捕まえたシカ獣を見る。
せっかくノラ犬獣の肉を解体したが、あっちの方が美味しそうだ。
お昼はシカ獣料理に変更だ。
このノラ犬獣の肉は……アルちゃんにあげよう。
アルちゃんの埋まる地面、その穴へノラ犬獣を丸ごと埋めこむ。
死体の近くは草木が育つと聞いた記憶がある。本当だろうか?
とにかく、これもアルちゃん育成のため。しっかり育って欲しい。
俺はシカ獣料理に取り掛かる。
安物ナイフでシカ獣の肉を切り出す。
ショップから携帯魔法コンロを購入。
そして、フライパンも購入だ。
最後に忘れてはならない焼肉ソース。
携帯魔法コンロに火を入れ、切り出した肉をフライパンで焼いていく。
しっかり焼けたところで、焼肉ソースを振りかけた。
ジュワー
料理は匂いだ。美味しそうな匂いだけで、ご飯三杯はいける。
いざ実食といこう。モグモグ。うまい!
だというのに、シカ獣を捕まえたサマヨちゃん本人は、料理を食べることができない。
死者である、アンデッドであるサマヨちゃんは、人間の欲求である食欲、性欲、睡眠欲を必要としない。
もっとも、余計なお世話かもしれない。
食べる必要がない。その方が合理的といえるからだ。
それでも、やっぱり美味しい料理を楽しめないのは寂しいことだと思う。
なにより俺が寂しい。
俺が食事をする中、今も立ったまま警戒を続けるサマヨちゃん。
美味しい、美味しくない関係なく、一緒に食事を楽しみたい。
作った料理を、うまいうまいと食べてほしい。
だが、死んだ者が蘇ることはない。
だからこそ命は尊く大切なもの。
それは分かるが、今俺がいるのはゲームのような異世界。
レベルやステータスの存在する世界だ。
死者の蘇生。存在してもおかしくはない。
サマヨちゃんが骨のままでは、食事、睡眠、そしてなんといってもアレが楽しめない。
それはとっても悲しいことだ。主に俺が。
食事を終えた俺は、残るノラ犬獣の死体を処理にかかる。
魔石を取りだした後、全て焼き払う。
森の樹々に燃え移らないよう、少し開けた場所で燃やしていった。
モンスターを倒すのは良いが、後の処理が面倒だな。
持ち帰るにもスマホに収納できるアイテム数は限られている。
ノラ犬獣のような金にならないモンスターを収納する余裕はない。
処理を終えたところで、埋めておいたアルちゃんを掘り出した。
休憩は終わりだ。
「アウッ」
地面から出たアルちゃんは俺の足へとしがみついていた。
子犬みたいだな。妙に懐かれたようだ。
それは嬉しいが、今のアルちゃんは俺のアレとアレ、おまけにノラ犬獣の血で塗まみれているんだよなあ。
心なしかその表面はツヤツヤして見える。
俺はショップから、リュックサックを購入。
しがみつくアルちゃんをリュックサックに放り込み背負う。
「アルちゃん。見ることも訓練だ。昼からは俺たちの戦いを見ていてくれ」
「アウッ!」
アルちゃんは午前中に頑張ってくれたことだし、午後からは半休だ。
これなら直接触れることもない。
リュックサックの口から頭の葉っぱだけを出したアルちゃん。
これで見えているのか不安だが、返事するからには大丈夫なんだろう。きっと。
俺とサマヨちゃん。2人で森の探索を再開する。
魔王になったサマヨちゃんと2人で出かけるのは初めてだ。
リオンさんとの戦いでは、魔王になった瞬間に勝負が決まった。
どの程度強くなったのだろう?
少しサマヨちゃんの戦闘を見せてもらうとしよう。
森を行進する。
道中、何かが飛来する気配を感じた俺は、その方向に盾を身構えた。
ガキーン
飛来する物体を俺は盾で弾き飛ばし、サマヨちゃんはヒラリと回避する。
樹の上からの攻撃。これは木の実だ。
ということは、サル獣か。
木の葉の影に見え隠れするのは3匹のサル獣。
樹上からの不意打ちとは相変わらず卑怯な奴め。
だが、ちょうど良い。
樹上から木の実を投げるサル獣相手に、なすすべもなかった以前のサマヨちゃん。
あれから、どれだけ成長したのか。
「見せてくれ! サマヨちゃん!」
一瞬その身を屈めたサマヨちゃんは、矢のような勢いで空中へ。
樹上へと飛び上がる。
ドカッ
「ウギャーッッ」
サル獣へと一直線で飛び込んだサマヨちゃん。
まず1匹のサル獣を棍棒で叩き落としていた。
そのまま樹を蹴り飛ばして、2匹目のサル獣へと向きを変える。
ドカッ
「ウギャーッッ」
これで2匹。
残されたサル獣が、宙を舞うサマヨちゃんを狙う。
空中。身をかわす事のできない瞬間を狙って投げられた木の実。
カキーン
サマヨちゃんは、木の実を棍棒で打ち返していた。
投げる以上の速度で打ち返された木の実が、サル獣のお腹を直撃する。
ドスッ
「ウキーッッ!」
吹き飛び地面へと落下するサル獣。
力なく顔を上げる目の前に、棍棒を振りかぶるサマヨちゃんがいた。
グシャッ
1分。わずか1分で3匹のサル獣が全滅していた。
魔王となったサマヨちゃん。圧倒的ではないか。
なんといっても目を引くのはそのスピード。
とてもスケルトンとは思えない。
俺ですら目で追うのがやっとという有様だ。
若干の力不足を感じていた攻撃力も、鋼の棍棒により補強されている。
俺が5回6回と殴らなければ倒せなかったサル獣を、サマヨちゃんは一撃で仕留めていた。
もはや攻守両面において隙がない。
「やった! 凄いよサマヨちゃん!」
サル獣を打ち倒し、俺の元まで戻るサマヨちゃん。
そのフードに手を差し込み頭を撫でる。
魔王となり全身の骨が真っ黒に変化したサマヨちゃん。
相変わらず見た目は村娘といった服装だが、相手を威圧する魔王のオーラ、闇気あんきをまとい薄っすら暗い闇に包まれている。
常人なら近寄るだけで、触れるだけで力を吸い取られるという闇気。
サマヨちゃんを撫でることができるのは、勇者スキルで闇気抵抗を手に入れた俺だけだ。
だから俺は撫でる。
いくらサマヨちゃんが活躍しても、他の人から褒めてもらう、撫でてもらえることはない。
だから俺は一心不乱に頭を撫でる。
活躍にふさわしい正当な評価として。
俺は抱き付き頬ずりしながら撫でる。
サマヨちゃん。俺が他の人の分も褒めてやる。君は俺の最高の相棒だと。
「アウッアウッ!」
背中のアルちゃんが警告するかのように吠えていた。
なんだろうと思えば、樹々の間から白い巨体が覗いている。
葉っぱだけでもしっかり周囲が見えているようだ。
のそりと樹々から這い出してきたのは、巨大なイモ虫。
子牛ほどの大きさで白くてネバネバの体表をした、キモイ見た目のイモ虫だ。
地面に散乱するサル獣。その死体へと近づき捕食している。
死体あさり専門なのか、俺たちには目もくれない。
それなら放置しても脅威はない。
だが、イモ虫獣がどの程度の力を持つのか?
今後のためにも確かめておきたい。
「サマヨちゃん。殺るよ」
俺の合図でいち早く近づいたサマヨちゃんが棍棒を叩きつける。
ボヨン
ゴムのような表皮をしているのか、身体にめり込んだ棍棒は、その勢いのまま弾き返されていた。
ブシャー
イモ虫獣が口から白い液体を吐きかける。
素早く身をかわしたサマヨちゃんの背後。
樹々へとまき散らされた白い液体は、煙を上げて樹々を溶かしていた。
強酸か? 何か分からんが触れた物を溶かす液体のようだ。
ズバッ
俺の振り下ろした剣が、イモ虫獣の体表を切り裂いた。
ゴムのような表皮は打撃を受け付けない。
その分、斬撃が有効のようだ。
魔王となったサマヨちゃんだが、攻撃手段は相変わらず棍棒で殴るだけ。
別にそれが悪いわけじゃない。
サマヨちゃんのスピードと棍棒の破壊力は、単純にして強力。
すでに完成されている。
だが、本当にそうだろうか?
サマヨちゃんは右腕に棍棒を持つが、左腕には何も持たない。
これは俺の骨術のためだ。
俺はサマヨちゃんの左腕を借りて武器にする。
そのため、普段からサマヨちゃんは片腕だけで戦う癖がついていた。
しかし今は。
予備の腕としてナオンさんの左腕がある今、サマヨちゃんが片腕だけで戦う必要はない。
「サマヨちゃん。俺のことは気にせず、これを使ってくれ」
俺はサマヨちゃんの左腕に、野盗の剣を握らせる。
リオンさんが召喚していた竜人。
2本の腕に2本の刀を持つ二刀流のモンスター。
間近で二刀流を相手にしたサマヨちゃんなら。
竜人以上にスピードがあり器用なサマヨちゃんなら。
二刀流……行けるんじゃないか?
ズバッ
サマヨちゃんは、左腕に握る剣でイモ虫獣を斬りつける。
ゴム質の表皮を切り裂かれ、肉質をあらわにするイモ虫獣。
ドカッ
すかさず右腕の棍棒を叩きつける。
切り裂いた表皮から、肉質の覗く体内を狙って振るわれた棍棒。
イモ虫獣の体内深くまでめり込み、ダメージを与えていた。
ズバッ ドカッ
間断おかず2本の武器を続けざまに叩きつけるサマヨちゃん。
その黒い眼窩に火が灯ると同時に、全身から黒い光が溢れ出す。
俺の勇者パワーに対する、サマヨちゃんの魔王パワー。
黒い光、闇気に触れた相手の士気を低下、戦闘力を低下させる。
そして、自身の戦闘力を飛躍的に上昇させるという。
ズバッドカッ ズバッドカッ ズバッドカッ
魔王パワーを発動させたサマヨちゃんは、その身体をコマのように回転させていた。
圧倒的速度で切り裂き叩き潰す。その姿はまるで竜巻。
名付けるなら、魔王回転めった斬り。
ズバッバッバッ【斬撃打撃回転撃】ドカッカッカッ
全身を切り裂かれ叩き潰され、原型を留めない姿と化してイモ虫獣は息絶えた。
うむ……死体を漁っていただけなのに悪いことをした。
イモ虫獣を倒したサマヨちゃんが俺の前まで戻ってくる。
何かを期待しているのか、その顔は真っ直ぐ俺を見ていた。
「ナイスだサマヨちゃん!」
俺はサマヨちゃんを褒めちぎる。
「魔王回転めった斬り。これはもう最強闘技といってよい威力だよ」
抱きしめて撫でまくる。
「強くて美人だなんて。サマヨちゃんは俺の女神だよ!」
何しろ褒めるだけなら無料だ。
なんとなくサマヨちゃんも喜んでいるようだし、ここは全力。
「サマヨちゃん。好きだ。結婚しよう」
「アウッ!」
ゴソゴソ背中のアルちゃんがうるさい。
なんだ? 邪魔するんじゃない。
もう周囲にモンスターは居ないぞ?
それとも、まさか自分も褒めろとでも言っているのか?
たかが1回発射しただけの関係で勘違いされては困る。
しょせんアルちゃんはカモナーの課金モンスター。
俺の課金モンスターであるサマヨちゃんとは立場が違う。
いわば正妻と愛人。残念だが、アルちゃんとは遊びでしかない。
なにより、クランを、ハーレムを運営するとなれば序列が大事。
仲良し集団というだけでは、この先やっていけない。
ブレイブ・ハーツのナンバー2は、サマヨちゃん。
アルちゃんにもしっかり教えておかねばならない。
「もちろんアルちゃんも凄いよー。よくモンスターの接近を教えてくれたね」
もちろんフォローも必要だ。
釣った魚にもエサを与えなければならない。
やれやれ。勇者の責務とはいえハーレムを運営するのも大変だ。
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