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青年期編
『可能性』
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「レオンハルト公子!怪我はありませんか!?」
カイルが彼の父によって広い侯爵邸の玄関ホールの端にまで吹き飛ばされたのを、僕は呆然と見ていた。
カイルのフェロモンが止まったことで、彼が気を失ったことを知る。
あぁ、あともう少しだったのに。
ようやくカイルが僕を求めてくれたのに。
カイルはギラギラとした熱を宿した目で、深みの増したそのフェロモンで、僕をいつだって全力で欲しがってくれていた。
それなのに、何を怖がっていたのか知らないが、理性なんてものでそれらの衝動にストップをかけていた。
高位貴族にしては大雑把なところがあり、たとえ爵位が下の相手だとしても気やすい関係を築くことのできるカイルだが、あれでいてとても貴族的で理性的で面倒くさい男なのだ。
そんなカイルが、自らに課した枷をようやく引きちぎって僕を求めてくれたのに。
ラジェルド侯爵の行動は正しい。
たとえつがいになる心配がないアルファ同士とは言え、公爵子息である僕の首に傷をつけるわけにはいかない。
だから、ラジェルド侯爵の行いは正しいのだが。
たとえそうだとしても。たとえ、つがいになれなかったとしても。
それでも……。
僕は、この首筋にカイルの歯形を付けてほしかった。
カイルの歯形を首に付け、僕もカイルの首筋に噛み跡を刻みたかった。
それが、何も生まなかったとしても。
「……ありがとうございます、ラジェルド侯爵」
「いえ……。レオンハルト公子にお怪我がなくてよかったです」
僕の表情を見て、ラジェルド侯爵はほんの少し顔を気の毒そうにゆがめた。
しかし、すぐにラジェルド侯爵はホールの端まで飛ばされた影響で意識を飛ばしたカイルに近づき、その体を抱き上げる。
「レオンハルト公子。どうぞ本日は我が屋敷でおくつろぎください。明日、エルヴェール公爵閣下にご連絡差し上げますので、それから、この愚息とのお話をしましょう」
「……わかりました」
あぁ、僕の恋はここで終わるのか。
明日父が来たら。その時が僕のこの不毛な恋の終着点になるのだろう。
オメガか女を迎えるまでの間、僕には侍従のユーリがぴったり付き纏うことになるだろう。
二度と勝手な行動ができないように。
そうして、僕の血を継ぐ子が複数人生まれるまでそれらを孕ませることを強要される。
二度と、僕は心からの笑みを浮かべることはないだろう。
目からは不思議と涙が溢れなかった。
まだ、実感がないからかもしれない。
しかし、そんな僕の顔を見て、ラジェルド侯爵はほんの少しのその大きな背をかがめて僕と目を合わす
「レオンハルト公子。私も、カイルの父です。悪いようには致しませんので、どうぞ信じてください」
暖かな目がカイルとそっくりだ。
僕をただの公爵子息と言う記号で見ていない。
その事実にほんの少し心が救われた気がする。
抱き上げたレオンを腕に、笑顔で会釈をしたラジェルド侯爵がホールを出るのを見送った後、僕も使用人の案内で客室へと向かった。
翌日、ダイニングで朝食をいただいている時にラジェルド侯爵の侍従から侯爵の言伝が告げられた。
なんでも、『今日の昼すぎに公爵閣下がいらっしゃるから今日は見習い先を休んでこのまま家にいなさい』と言うことらしい。
「カイルに、会えますか?」
「今はおやめになられた方がいいかと存じます。カイル坊ちゃまは昨日のあれからずいぶん気が立っておられますので」
「そうですか……」
ラジェルド侯爵の言伝を伝えに来てくれた侍従に聞くがそう言われてしまう。
じゃあ、昨日のあれがカイルとの最後の会合となるのだろうか。
刻一刻と迫るタイムリミットに、心の奥底にずしりと重く冷たいものがのしかかる。
昼過ぎになると、ラジェルド侯爵邸の玄関ポーチにエルヴェール公爵家の馬車が停まり、そこから父が降りてくる。
その様子を二階の客間の窓から窺っていた僕は、そっとカーテンを閉めた。
僕の恋が、終わる。
最後にもう一度カイルに会うこともできず。このまま終わるんだ。
目から溢れた涙が頬を伝い、ぽたぽたと地面に落ちていく。
部屋をノックするラジェルド侯爵邸の使用人に声をかけられ、僕は涙をぬぐい部屋を出た。
応接間までの廊下を、まるで断頭台に続く道のように感じる。
ある意味では間違いではない。僕の恋はこの後殺されるのだから。
使用人のノックと共に応接間に入り、目を見開いた。
貴人を迎えるはずの応接間の中は書類で溢れ返っており、その中央にくたびれた姿のラジェルド侯爵と父の姿があった。
無精ひげを伸ばしっぱなしで目の下に隈をこさえたラジェルド侯爵に目を丸くしていっると、父がフンと鼻を鳴らした。
「レオンハルト、貴様なぜ逃げなかった」
開口一番そういう父に、僕はもう何も言えなかった。
一晩行方をくらませた息子に対する心配ではないのだと思うと、やはり自分には跡取り以上の情がないのだろうと思えてしまう。
「ラジェルドの子息と逃げればよかったものを」
父には、そちらの方が都合がよかったのだろう。
そうすれば、父は大手を振ってラジェルド侯爵家を糾弾できる。
僕とカイルには追手がかけられ、無力な僕らはすぐにつかまったことだろう。
そして、僕は誘拐被害者として、カイルは誘拐犯としてつるし上げられたことだろう。
カイルに促され、あの雨の中ここに戻ってこなければそうなっていた。
一晩経ち、冷静になった頭で考えれば僕にだってすぐにわかる。
危うく、カイルの人生をめちゃくちゃにするところだったわけだ。
愛していると言っておきながら、随分僕は身勝手だ。
尤も、父はそれを望んでいたのだろうが。
心を殺すんだ。もう、何も感じなくて済むように。
これ以上、カイルを巻き込むことがないように。
凍った血が通ったように冷え込む心とは裏腹に、トクトクと熱く脈打つ心臓が気持ち悪い。
「こらこら、エルヴェール公爵閣下。そのような物言いでは勘違いされますよ」
「何が勘違いか。この愚息が逃げてさえいれば、貴様もこのような面倒なことをせずに済んだだろうに」
「ま、うちの愚息も逃げたところで幸せになれる性質でもないんでね。私に相談しに来てくれてむしろ良かったと思ってます」
「うちのはむしろ、逃げたほうがいくらか気楽だったろう」
二人は、そうポンポンと軽口を言い合いながら、部屋に散乱する書類へと目を通している。
まるで、僕をどうとも思っていないはずの父の『逃げていてくれたほうがよかった』の言葉の意味が違って聞こえた。
バクバクと、心臓が早鐘を打つ。期待させないでほしい。どうせ、叶わないのなら、いっそひと息に殺してほしい。それなのに。
トントンと自分の後ろ、応接間の扉がノックされる。
ラジェルド侯爵の「入りなさい」の言葉の後に開いた先に、カイルがいた。
「れおん……?」
まさか目の前に僕がいると思っていなかったのだろう。呆然と僕を呼ぶその声に、凍ったはずの心臓が無理に動こうとして痛む。
ああ、どうして。どうしてすっぱり諦めさせてくれないんだ。
クシャリと顔をゆがめた僕に、カイルが咄嗟に手を伸ばそうとして、止める。
僕の顔の上の空を撫で、そのまま腕を下ろしてしまった。
「よし、カイルも来たな。二人とも座りなさい」
ラジェルド侯爵の声にカイルと目を見合わせた後、素直にソファに腰掛ける。
普段ならぴったりひっついて座るのに、今は腕半本分開けている。たったそれだけの距離が今は遠い。
「カイルには昨日漏らした話だが。男同士アルファ同士ではどうやったって立ち行かない。我々が貴族である以上、なおさらな」
いまさら言われずともわかり切っていることだ。
顔を俯かせ、ついに断罪される瞬間を待っている僕にかけられた言葉は、想像とは違うものだった。
「我が家は代々王国騎士団統括団長をしているだろう?だから、国境騎士団の文献をひっくり返していろいろ探したんだ。国境では、ごくまれにだがバース性が後天的にオメガへと変わるものがいてね。そこで、ようやく『転化』の条件がわかってきた!」
ラジェルド侯爵が、寝不足で爛々として目を少年のように輝かせながら、言葉を紡ぐ。
侯爵が、何を言っているのかわからない。
まさか。そんな都合のいい話があるわけない。
そう思うのに、無駄に優秀な脳がある一つの可能性を見い出してしまう。
「結論から言うと、アルファも後天的にオメガへ転化する可能性が十分にあるということだ!」
カイルが彼の父によって広い侯爵邸の玄関ホールの端にまで吹き飛ばされたのを、僕は呆然と見ていた。
カイルのフェロモンが止まったことで、彼が気を失ったことを知る。
あぁ、あともう少しだったのに。
ようやくカイルが僕を求めてくれたのに。
カイルはギラギラとした熱を宿した目で、深みの増したそのフェロモンで、僕をいつだって全力で欲しがってくれていた。
それなのに、何を怖がっていたのか知らないが、理性なんてものでそれらの衝動にストップをかけていた。
高位貴族にしては大雑把なところがあり、たとえ爵位が下の相手だとしても気やすい関係を築くことのできるカイルだが、あれでいてとても貴族的で理性的で面倒くさい男なのだ。
そんなカイルが、自らに課した枷をようやく引きちぎって僕を求めてくれたのに。
ラジェルド侯爵の行動は正しい。
たとえつがいになる心配がないアルファ同士とは言え、公爵子息である僕の首に傷をつけるわけにはいかない。
だから、ラジェルド侯爵の行いは正しいのだが。
たとえそうだとしても。たとえ、つがいになれなかったとしても。
それでも……。
僕は、この首筋にカイルの歯形を付けてほしかった。
カイルの歯形を首に付け、僕もカイルの首筋に噛み跡を刻みたかった。
それが、何も生まなかったとしても。
「……ありがとうございます、ラジェルド侯爵」
「いえ……。レオンハルト公子にお怪我がなくてよかったです」
僕の表情を見て、ラジェルド侯爵はほんの少し顔を気の毒そうにゆがめた。
しかし、すぐにラジェルド侯爵はホールの端まで飛ばされた影響で意識を飛ばしたカイルに近づき、その体を抱き上げる。
「レオンハルト公子。どうぞ本日は我が屋敷でおくつろぎください。明日、エルヴェール公爵閣下にご連絡差し上げますので、それから、この愚息とのお話をしましょう」
「……わかりました」
あぁ、僕の恋はここで終わるのか。
明日父が来たら。その時が僕のこの不毛な恋の終着点になるのだろう。
オメガか女を迎えるまでの間、僕には侍従のユーリがぴったり付き纏うことになるだろう。
二度と勝手な行動ができないように。
そうして、僕の血を継ぐ子が複数人生まれるまでそれらを孕ませることを強要される。
二度と、僕は心からの笑みを浮かべることはないだろう。
目からは不思議と涙が溢れなかった。
まだ、実感がないからかもしれない。
しかし、そんな僕の顔を見て、ラジェルド侯爵はほんの少しのその大きな背をかがめて僕と目を合わす
「レオンハルト公子。私も、カイルの父です。悪いようには致しませんので、どうぞ信じてください」
暖かな目がカイルとそっくりだ。
僕をただの公爵子息と言う記号で見ていない。
その事実にほんの少し心が救われた気がする。
抱き上げたレオンを腕に、笑顔で会釈をしたラジェルド侯爵がホールを出るのを見送った後、僕も使用人の案内で客室へと向かった。
翌日、ダイニングで朝食をいただいている時にラジェルド侯爵の侍従から侯爵の言伝が告げられた。
なんでも、『今日の昼すぎに公爵閣下がいらっしゃるから今日は見習い先を休んでこのまま家にいなさい』と言うことらしい。
「カイルに、会えますか?」
「今はおやめになられた方がいいかと存じます。カイル坊ちゃまは昨日のあれからずいぶん気が立っておられますので」
「そうですか……」
ラジェルド侯爵の言伝を伝えに来てくれた侍従に聞くがそう言われてしまう。
じゃあ、昨日のあれがカイルとの最後の会合となるのだろうか。
刻一刻と迫るタイムリミットに、心の奥底にずしりと重く冷たいものがのしかかる。
昼過ぎになると、ラジェルド侯爵邸の玄関ポーチにエルヴェール公爵家の馬車が停まり、そこから父が降りてくる。
その様子を二階の客間の窓から窺っていた僕は、そっとカーテンを閉めた。
僕の恋が、終わる。
最後にもう一度カイルに会うこともできず。このまま終わるんだ。
目から溢れた涙が頬を伝い、ぽたぽたと地面に落ちていく。
部屋をノックするラジェルド侯爵邸の使用人に声をかけられ、僕は涙をぬぐい部屋を出た。
応接間までの廊下を、まるで断頭台に続く道のように感じる。
ある意味では間違いではない。僕の恋はこの後殺されるのだから。
使用人のノックと共に応接間に入り、目を見開いた。
貴人を迎えるはずの応接間の中は書類で溢れ返っており、その中央にくたびれた姿のラジェルド侯爵と父の姿があった。
無精ひげを伸ばしっぱなしで目の下に隈をこさえたラジェルド侯爵に目を丸くしていっると、父がフンと鼻を鳴らした。
「レオンハルト、貴様なぜ逃げなかった」
開口一番そういう父に、僕はもう何も言えなかった。
一晩行方をくらませた息子に対する心配ではないのだと思うと、やはり自分には跡取り以上の情がないのだろうと思えてしまう。
「ラジェルドの子息と逃げればよかったものを」
父には、そちらの方が都合がよかったのだろう。
そうすれば、父は大手を振ってラジェルド侯爵家を糾弾できる。
僕とカイルには追手がかけられ、無力な僕らはすぐにつかまったことだろう。
そして、僕は誘拐被害者として、カイルは誘拐犯としてつるし上げられたことだろう。
カイルに促され、あの雨の中ここに戻ってこなければそうなっていた。
一晩経ち、冷静になった頭で考えれば僕にだってすぐにわかる。
危うく、カイルの人生をめちゃくちゃにするところだったわけだ。
愛していると言っておきながら、随分僕は身勝手だ。
尤も、父はそれを望んでいたのだろうが。
心を殺すんだ。もう、何も感じなくて済むように。
これ以上、カイルを巻き込むことがないように。
凍った血が通ったように冷え込む心とは裏腹に、トクトクと熱く脈打つ心臓が気持ち悪い。
「こらこら、エルヴェール公爵閣下。そのような物言いでは勘違いされますよ」
「何が勘違いか。この愚息が逃げてさえいれば、貴様もこのような面倒なことをせずに済んだだろうに」
「ま、うちの愚息も逃げたところで幸せになれる性質でもないんでね。私に相談しに来てくれてむしろ良かったと思ってます」
「うちのはむしろ、逃げたほうがいくらか気楽だったろう」
二人は、そうポンポンと軽口を言い合いながら、部屋に散乱する書類へと目を通している。
まるで、僕をどうとも思っていないはずの父の『逃げていてくれたほうがよかった』の言葉の意味が違って聞こえた。
バクバクと、心臓が早鐘を打つ。期待させないでほしい。どうせ、叶わないのなら、いっそひと息に殺してほしい。それなのに。
トントンと自分の後ろ、応接間の扉がノックされる。
ラジェルド侯爵の「入りなさい」の言葉の後に開いた先に、カイルがいた。
「れおん……?」
まさか目の前に僕がいると思っていなかったのだろう。呆然と僕を呼ぶその声に、凍ったはずの心臓が無理に動こうとして痛む。
ああ、どうして。どうしてすっぱり諦めさせてくれないんだ。
クシャリと顔をゆがめた僕に、カイルが咄嗟に手を伸ばそうとして、止める。
僕の顔の上の空を撫で、そのまま腕を下ろしてしまった。
「よし、カイルも来たな。二人とも座りなさい」
ラジェルド侯爵の声にカイルと目を見合わせた後、素直にソファに腰掛ける。
普段ならぴったりひっついて座るのに、今は腕半本分開けている。たったそれだけの距離が今は遠い。
「カイルには昨日漏らした話だが。男同士アルファ同士ではどうやったって立ち行かない。我々が貴族である以上、なおさらな」
いまさら言われずともわかり切っていることだ。
顔を俯かせ、ついに断罪される瞬間を待っている僕にかけられた言葉は、想像とは違うものだった。
「我が家は代々王国騎士団統括団長をしているだろう?だから、国境騎士団の文献をひっくり返していろいろ探したんだ。国境では、ごくまれにだがバース性が後天的にオメガへと変わるものがいてね。そこで、ようやく『転化』の条件がわかってきた!」
ラジェルド侯爵が、寝不足で爛々として目を少年のように輝かせながら、言葉を紡ぐ。
侯爵が、何を言っているのかわからない。
まさか。そんな都合のいい話があるわけない。
そう思うのに、無駄に優秀な脳がある一つの可能性を見い出してしまう。
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