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第七章 王都公認 案内人適性試験編
70.スリーマンセル
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第二次試験が始まり、ナヴィ、ケビン、ルナのパーティーはダンジョン探索に励んでいた。
ナヴィのマッピング力、ルナの占いと直観力、そしてモンスターとの戦闘になった時でのケビンの戦闘力。それぞれが上手く掛け合わさり順調にゴールへと近づいていた。
「ふぅ結構進んだんじゃないかしら」
「あぁ、それは間違いないんと思うんだが、他のパーティーの進捗状況も気になるところだな」
「はい、でもお二方のお陰でわたくし達以上に進んでいるパーティーはそう多くはないかと……」
「こりゃあたしたち今回は楽勝かもね」
あたし達はそんな会話しながら進んでいると何度目かの分かれ道に出くわした。
「うーんまた分かれ道、今回は五箇所ね……」
「ルナ、お願い出来るか?」
「えぇケビンさん。もちろんです」
ルナはそういうとリュックから水晶玉を取り出し、その玉に魔力を込め始めた。
「いやーほんとルナ様様だわー」
「あぁ、多少のミスもあるがナヴィが修正してくれているからほとんどそのデメリットもないしな」
「ふふ、あたしのマッピング力も褒めて頂戴」
「いや、お前はルナの補填ぐらいにしかなってないぞ」
「うるさーい! そういうあんたもほとんど戦闘でしか役に立ってないじゃない!」
「もともとそういう分担だったろ、ルナが占いでルートの案内。お前がそこから情報量と知識で補填、そして俺は二人が集中して探索できるようにボディーガード。それぞれ役目を果たしているじゃないか」
「あんたがやってることは案内人じゃないじゃない!」
「……?」
ルナは水晶玉を持ちながら首を傾げていた。
「ルナ、どうしたの?」
「ルートが二つあります」
「二つだと?」
「はいそれに少し変で、魔力で情報が遮断されているというか、その先がどうなっているのかあまり見ることができませんでした。確かに占いではその二つのルートのどちらかで間違いないとは出ていたのですが……」
「なるほど……」
「一応念には念を入れてしっかりと確認してみましょうか」
ルナは水晶玉をリュックにしまい代わりに愛用のグローブを取り出した。
「あら、何か出すのね」
「何かするのか?」
「では行きます」
<ガーディアン・ハウンドドッグ!>
ルナの前に灰色の魔法陣が展開されアメルダが召喚された。
「ルナごきげんよう、久しぶりね」
「あら、そちらは珍しい」
「ナヴィさんと……」
「ケビンだ、凄いな、ガーディアンなのに喋れるのか?」
「えぇ、私は少し特殊なので……それでルナ、中で事情は何となく把握したわ」
「はい、ルート二つ真ん中と一番左の道を調べてくれますか?」
「わかったわ、ちょっと待っててね」
アメルダはそれぞれの道の前に立ち、耳を澄ませて音を聴き、近くの匂いを調べ、モンスターの気配や直前に何があったのかを入念に調べた。
「ガーディアンってこんなこともできるのか……」
アメルダをじっと見つめるケビン。
「ふふ、ガーディアンはいいわよぉ。まぁ話せるガーディアンはあたしも持ってないけど」
「ナヴィもガーディアン使えるのか?」
「えぇ。最近もまた一つ増えたし。ケビン。あんたは近接戦闘の武闘派だから使えないと思うけど」
ナヴィはくすくすと笑いながらケビンを馬鹿にした様な言い方をした。
「お前、後で斬る」
「うそうそごめんごめん」
ケビンが大鎌をナヴィに突き付けた瞬間アメルダが話し始めた。
「ふむ、だいたいわかったわ」
「どうでした? アメルダはどっちの方がいいと思いますか?」
「私は真ん中の道ね。左の道は音を聴く感じ先がかなり長そう……モンスターの匂いもぷんぷんしてるし」
「真ん中はどうでした?」
「音も少し近めな感じで、ゴールから遠のいている感じはしなそうねモンスターの気配もないわ、ただ……」
「?」
「気にする必要はないかもしれないけど、真ん中の道はモンスター以外の匂いも何も無かったの」
「え、それってどういうこと……」
「分からない。ルートは確実に真ん中だけど気を付けて進みなさい」
「はい。ありがとうアメルダ。戻っていいですよ」
「えぇまたね!」
アメルダは小さな球体となりグローブの中へと戻って行った。
「ということです。皆さん真ん中の道を進みましょう。」
三人はアメルダに言われた通り、周りに注意しながら真ん中の道を歩いていく。
「なんか静かね……」
「あぁモンスターの気配もやっぱり感じられないな」
「はい、実は本当はただの安全な道だったり……!?」
何かを察知したルナが先に向かって飛び出していった。
その行動に驚いた二人だったが、すぐにルナの後を追う。
何とかルナに追いついた二人はそのまま走りながら状況を確認した。
「ちょっ! ルナどうしたの!?」
「いきなり走り出してすみません。わたくしが走り出したところからいきなりモンスターの魔力を感じました。それにそのモンスターはかなり強力な魔力の持ち主です」
「そいつが魔力の気配に敏感なルナでも気づかないレベルで気配を消していたってことなのか?」
「恐らく、ですがそれよりもさらに気がかりなのは……」
ナヴィとケビンはルナの不安な表情を感じ取る。
「もしかして……」
「えぇ、『人間の気配』です」
ナヴィのマッピング力、ルナの占いと直観力、そしてモンスターとの戦闘になった時でのケビンの戦闘力。それぞれが上手く掛け合わさり順調にゴールへと近づいていた。
「ふぅ結構進んだんじゃないかしら」
「あぁ、それは間違いないんと思うんだが、他のパーティーの進捗状況も気になるところだな」
「はい、でもお二方のお陰でわたくし達以上に進んでいるパーティーはそう多くはないかと……」
「こりゃあたしたち今回は楽勝かもね」
あたし達はそんな会話しながら進んでいると何度目かの分かれ道に出くわした。
「うーんまた分かれ道、今回は五箇所ね……」
「ルナ、お願い出来るか?」
「えぇケビンさん。もちろんです」
ルナはそういうとリュックから水晶玉を取り出し、その玉に魔力を込め始めた。
「いやーほんとルナ様様だわー」
「あぁ、多少のミスもあるがナヴィが修正してくれているからほとんどそのデメリットもないしな」
「ふふ、あたしのマッピング力も褒めて頂戴」
「いや、お前はルナの補填ぐらいにしかなってないぞ」
「うるさーい! そういうあんたもほとんど戦闘でしか役に立ってないじゃない!」
「もともとそういう分担だったろ、ルナが占いでルートの案内。お前がそこから情報量と知識で補填、そして俺は二人が集中して探索できるようにボディーガード。それぞれ役目を果たしているじゃないか」
「あんたがやってることは案内人じゃないじゃない!」
「……?」
ルナは水晶玉を持ちながら首を傾げていた。
「ルナ、どうしたの?」
「ルートが二つあります」
「二つだと?」
「はいそれに少し変で、魔力で情報が遮断されているというか、その先がどうなっているのかあまり見ることができませんでした。確かに占いではその二つのルートのどちらかで間違いないとは出ていたのですが……」
「なるほど……」
「一応念には念を入れてしっかりと確認してみましょうか」
ルナは水晶玉をリュックにしまい代わりに愛用のグローブを取り出した。
「あら、何か出すのね」
「何かするのか?」
「では行きます」
<ガーディアン・ハウンドドッグ!>
ルナの前に灰色の魔法陣が展開されアメルダが召喚された。
「ルナごきげんよう、久しぶりね」
「あら、そちらは珍しい」
「ナヴィさんと……」
「ケビンだ、凄いな、ガーディアンなのに喋れるのか?」
「えぇ、私は少し特殊なので……それでルナ、中で事情は何となく把握したわ」
「はい、ルート二つ真ん中と一番左の道を調べてくれますか?」
「わかったわ、ちょっと待っててね」
アメルダはそれぞれの道の前に立ち、耳を澄ませて音を聴き、近くの匂いを調べ、モンスターの気配や直前に何があったのかを入念に調べた。
「ガーディアンってこんなこともできるのか……」
アメルダをじっと見つめるケビン。
「ふふ、ガーディアンはいいわよぉ。まぁ話せるガーディアンはあたしも持ってないけど」
「ナヴィもガーディアン使えるのか?」
「えぇ。最近もまた一つ増えたし。ケビン。あんたは近接戦闘の武闘派だから使えないと思うけど」
ナヴィはくすくすと笑いながらケビンを馬鹿にした様な言い方をした。
「お前、後で斬る」
「うそうそごめんごめん」
ケビンが大鎌をナヴィに突き付けた瞬間アメルダが話し始めた。
「ふむ、だいたいわかったわ」
「どうでした? アメルダはどっちの方がいいと思いますか?」
「私は真ん中の道ね。左の道は音を聴く感じ先がかなり長そう……モンスターの匂いもぷんぷんしてるし」
「真ん中はどうでした?」
「音も少し近めな感じで、ゴールから遠のいている感じはしなそうねモンスターの気配もないわ、ただ……」
「?」
「気にする必要はないかもしれないけど、真ん中の道はモンスター以外の匂いも何も無かったの」
「え、それってどういうこと……」
「分からない。ルートは確実に真ん中だけど気を付けて進みなさい」
「はい。ありがとうアメルダ。戻っていいですよ」
「えぇまたね!」
アメルダは小さな球体となりグローブの中へと戻って行った。
「ということです。皆さん真ん中の道を進みましょう。」
三人はアメルダに言われた通り、周りに注意しながら真ん中の道を歩いていく。
「なんか静かね……」
「あぁモンスターの気配もやっぱり感じられないな」
「はい、実は本当はただの安全な道だったり……!?」
何かを察知したルナが先に向かって飛び出していった。
その行動に驚いた二人だったが、すぐにルナの後を追う。
何とかルナに追いついた二人はそのまま走りながら状況を確認した。
「ちょっ! ルナどうしたの!?」
「いきなり走り出してすみません。わたくしが走り出したところからいきなりモンスターの魔力を感じました。それにそのモンスターはかなり強力な魔力の持ち主です」
「そいつが魔力の気配に敏感なルナでも気づかないレベルで気配を消していたってことなのか?」
「恐らく、ですがそれよりもさらに気がかりなのは……」
ナヴィとケビンはルナの不安な表情を感じ取る。
「もしかして……」
「えぇ、『人間の気配』です」
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