25 / 40
第一章、魔王を粛清するまで
第25話・魔王戦1「魔王の話」
しおりを挟む
ソルはラスボスを倒したことでLvの確認をする。するとエンシェントドラゴン(1体)という化け物が召喚できるようになっていた、とはいえ忠誠を誓わせるのは不可能だろうとあきらめる。次に、生贄召喚とゾンビの祝福に☆がついていたため確認すると、生贄召喚はいかなる存在でも忠誠さえ誓っていれば召喚リストに加えられるようになったこと、ゾンビの祝福には召喚解除のテキストが追加されていた。
ふー、生贄召喚には驚かされたよ。
生贄召喚が使用できるようになった時も大騒ぎだったが、まさかの追加された能力でも騒ぐことになるとは。それも能力追加が反映されたにも関わらず、条件達成で能力追加の文面はまだ記載されている。どれほどの高みへいってしまうのか見当もつかない。
「ごめん、お待たせ」
ソルはスキルの確認をしていたことをみんなに謝ると、快く許してくれた。
さて、後は魔王を倒して全員の自由を勝ち取るぞ。
金色の扉を開いて部屋に入ると、そこは黒い扉があるだけの部屋だった。
その黒い扉の上には手書きの文面がある。
この先、魔王の部屋なり。
我こそが魔王に相応しいと思う一人のみ入室を許可する。
うわあ・・・行きたくねぇ。
なんで魔王になる前提なんだよ、魔王になりたくない人はどうすればいいのかも書いておいてくれよ。魔王なんて倒さなくてもいいんだよ、俺は。
「ソルね」
「ソル、よかったねぇ」
ルナもユニも他人事みたいに言いやがって、お前達でもいいんだぞ!
とは言っても魔王に勝てる可能性があるのは俺だよなぁ・・・腹を括ろう。
「ああ、最善を尽くしてくるよ。そうだ、お前達の召喚を一旦解除する。俺が召喚できるものを魔王が知らなければ切り札となりうるからな」
ガブリエル、ヴィシャ、アン、シャーロットから了解を得た上でゾンビ20体も含めて召喚を解除し、召喚リストに戻す。
ルナとユニが召喚解除なんて出来たんだと不思議そうにしていたので、Lvが上がってできるようになったと伝えておいた。
さあ、笑っても泣いてもこれが最後だ。
俺は黒い扉を開けて一人で中へ入る。
そこは謁見の間だった。
俺達が寝かされていた謁見の間と違い、魔王が住んでいそうなダークな感じがする。それもあのときよりだいぶ広い。
王の椅子に腰をかけているものがいる、魔王だ。
「フハハハハハハハ、よくぞきた。歓迎するぞ」
あれが魔王か、強さが全く見えない。
見た目も明らかに魔王だし、強さが見えないという事は完全に格上。分かってはいたけどさ・・・
俺は魔王と喋れる位置まで歩いていき、名乗っておく。
「私はソルといいます」
「ソルか、良き名だ。我のことは魔王でよい」
「魔王様、私は魔王になどなりたくありません。ですから魔王様と戦うことなく外へ放り出してはいただけないしょうか?」
「それは無理だ。あの塔は次期魔王候補を選別し、魔王と次期魔王候補のどちらが魔王に相応しいかを決める由緒正しき建物かつ伝統なのだ」
やはり無理かぁ。外へ放り出してやろうって言ってくれたら、塔のクリア報酬としてユニとルナも脱出させてくださいとか言ってやるつもりだったのに。
魔王は楽しそうに笑い、話し出す。
「ソルは勇者以来の来客だ、戦う前に我の話を聞いてくれぬか?」
「はい」
「では、この地について説明しよう。ここは魔王領という地でな、人間とは長きに渡り戦争を繰り広げておった」
魔王領というのか。勇者が攻めてきているところを見るにやはり人間と戦っていたと。
・・・戦争を繰り広げておった?
「そんなとき、我は今までの魔王が成し遂げられなかったことを成し遂げたのだ。それは、勇者パーティーを殺したのだ。凄いだろう?今までの魔王は必ず勇者に討伐されてしまうのが運命だったのにだ」
ソルは目を見開く。
この魔王、勇者パーティーを討伐するほどの力を持つのか。それも今までの魔王は必ず倒されていると言うならかなり強いのだろう。
「ここからが面白いところなのだが勇者を倒したのは我ではなく人間なのだ。我ではないのだよ、殺したのは。王国軍が勇者を罠に嵌めて殺したのだ、可笑しかろう?魔王を討伐できるのは勇者だけなのにな」
「勇者は王国以外の国に属していて、王国の邪魔になったから殺したとかですか?」
「いいや、勇者は王国の象徴だ。国民も勇者を崇拝する国家となっておる。な、可笑しかろう。アッハッハッハ」
魔王の高笑いを聞きながらソルの目が狂気に染まり出す。
今までの話を聞くに王国のトップは輩確定だ。
「経緯はこうだ、我に勇者有する王国の王が挨拶にきた。その王は勇者が邪魔でしょうがないと、あいつさえいなければ地位も名誉も金も全てを手に入れられるのにと心底憎んでいた。そして、魔王軍と王国軍で挟み撃ちにしませんかと。手を叩いて笑ってしまったよ、人間はここまで愚かなのかと。他種族にお願いして人類の希望を殺してほしいなんていう馬鹿がいるのかとな」
魔王は笑いを終わると続けて話し出す。
「まあ、我も勇者と戦って勝てる可能性はないと思っていた。その時の勇者パーティーは過去最強とされており、魔王軍も戦争をする度に壊滅的な損害を被っていたからな。そこへ我が戦わずに勇者を殺せると言われれば狂喜乱舞したものよ」
ふー、生贄召喚には驚かされたよ。
生贄召喚が使用できるようになった時も大騒ぎだったが、まさかの追加された能力でも騒ぐことになるとは。それも能力追加が反映されたにも関わらず、条件達成で能力追加の文面はまだ記載されている。どれほどの高みへいってしまうのか見当もつかない。
「ごめん、お待たせ」
ソルはスキルの確認をしていたことをみんなに謝ると、快く許してくれた。
さて、後は魔王を倒して全員の自由を勝ち取るぞ。
金色の扉を開いて部屋に入ると、そこは黒い扉があるだけの部屋だった。
その黒い扉の上には手書きの文面がある。
この先、魔王の部屋なり。
我こそが魔王に相応しいと思う一人のみ入室を許可する。
うわあ・・・行きたくねぇ。
なんで魔王になる前提なんだよ、魔王になりたくない人はどうすればいいのかも書いておいてくれよ。魔王なんて倒さなくてもいいんだよ、俺は。
「ソルね」
「ソル、よかったねぇ」
ルナもユニも他人事みたいに言いやがって、お前達でもいいんだぞ!
とは言っても魔王に勝てる可能性があるのは俺だよなぁ・・・腹を括ろう。
「ああ、最善を尽くしてくるよ。そうだ、お前達の召喚を一旦解除する。俺が召喚できるものを魔王が知らなければ切り札となりうるからな」
ガブリエル、ヴィシャ、アン、シャーロットから了解を得た上でゾンビ20体も含めて召喚を解除し、召喚リストに戻す。
ルナとユニが召喚解除なんて出来たんだと不思議そうにしていたので、Lvが上がってできるようになったと伝えておいた。
さあ、笑っても泣いてもこれが最後だ。
俺は黒い扉を開けて一人で中へ入る。
そこは謁見の間だった。
俺達が寝かされていた謁見の間と違い、魔王が住んでいそうなダークな感じがする。それもあのときよりだいぶ広い。
王の椅子に腰をかけているものがいる、魔王だ。
「フハハハハハハハ、よくぞきた。歓迎するぞ」
あれが魔王か、強さが全く見えない。
見た目も明らかに魔王だし、強さが見えないという事は完全に格上。分かってはいたけどさ・・・
俺は魔王と喋れる位置まで歩いていき、名乗っておく。
「私はソルといいます」
「ソルか、良き名だ。我のことは魔王でよい」
「魔王様、私は魔王になどなりたくありません。ですから魔王様と戦うことなく外へ放り出してはいただけないしょうか?」
「それは無理だ。あの塔は次期魔王候補を選別し、魔王と次期魔王候補のどちらが魔王に相応しいかを決める由緒正しき建物かつ伝統なのだ」
やはり無理かぁ。外へ放り出してやろうって言ってくれたら、塔のクリア報酬としてユニとルナも脱出させてくださいとか言ってやるつもりだったのに。
魔王は楽しそうに笑い、話し出す。
「ソルは勇者以来の来客だ、戦う前に我の話を聞いてくれぬか?」
「はい」
「では、この地について説明しよう。ここは魔王領という地でな、人間とは長きに渡り戦争を繰り広げておった」
魔王領というのか。勇者が攻めてきているところを見るにやはり人間と戦っていたと。
・・・戦争を繰り広げておった?
「そんなとき、我は今までの魔王が成し遂げられなかったことを成し遂げたのだ。それは、勇者パーティーを殺したのだ。凄いだろう?今までの魔王は必ず勇者に討伐されてしまうのが運命だったのにだ」
ソルは目を見開く。
この魔王、勇者パーティーを討伐するほどの力を持つのか。それも今までの魔王は必ず倒されていると言うならかなり強いのだろう。
「ここからが面白いところなのだが勇者を倒したのは我ではなく人間なのだ。我ではないのだよ、殺したのは。王国軍が勇者を罠に嵌めて殺したのだ、可笑しかろう?魔王を討伐できるのは勇者だけなのにな」
「勇者は王国以外の国に属していて、王国の邪魔になったから殺したとかですか?」
「いいや、勇者は王国の象徴だ。国民も勇者を崇拝する国家となっておる。な、可笑しかろう。アッハッハッハ」
魔王の高笑いを聞きながらソルの目が狂気に染まり出す。
今までの話を聞くに王国のトップは輩確定だ。
「経緯はこうだ、我に勇者有する王国の王が挨拶にきた。その王は勇者が邪魔でしょうがないと、あいつさえいなければ地位も名誉も金も全てを手に入れられるのにと心底憎んでいた。そして、魔王軍と王国軍で挟み撃ちにしませんかと。手を叩いて笑ってしまったよ、人間はここまで愚かなのかと。他種族にお願いして人類の希望を殺してほしいなんていう馬鹿がいるのかとな」
魔王は笑いを終わると続けて話し出す。
「まあ、我も勇者と戦って勝てる可能性はないと思っていた。その時の勇者パーティーは過去最強とされており、魔王軍も戦争をする度に壊滅的な損害を被っていたからな。そこへ我が戦わずに勇者を殺せると言われれば狂喜乱舞したものよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。
棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる