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第3章 ゼバーシュの騒動
閑話(2) エミリスの苦手なモノ
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「暇だし、ちょっと面白いところに行ってみるか」
いつものようにエミリスが作ってくれた朝食を頬張りながら、アティアスが話しかけた。
ゼバーシュでの事件が片付いてもう数週間経つ。
二人の結婚式はドレスが出来上がってからということで、今はそれに向けて準備をしているところだった。
とはいえ特に派手に式をするつもりもなく、待つ間はのんびりと毎日を過ごしていた。
「面白いところ……ですか?」
首を傾げて彼女がそれに答える。
初めて会った頃よりだいぶ伸び、セミロングほどにもなった髪がそれに合わせて揺れる。
彼女は家事の邪魔になることもあり、短めの髪を好んでいたが、結婚式まではそのままにしておくつもりだった。彼に言わせると、彼女の髪は伸びるのが早く感じるらしいが、邪魔になれば自分で短く切り揃える程度のことで、あまり意識したことはなかった。
「ああ、ゼバーシュでの娯楽施設で、お化け屋敷ってのがあるんだ。大して怖くはないけど、一度くらい行ってみてもいいかなと。エミーならそういうの得意そうだから、楽しめるんじゃないか?」
「お化け屋敷……ですか。え、ええ……たぶん大丈夫だとは……思いますけど」
どんなところなのか全くわからないけれど、話では聞いたことがあった。
入った人を怖がらせたり、驚かしたりする仕掛け人が居るアトラクションだと。
「驚かしてくるだけ……ですよね……?」
「ああ。ただ、中が結構広くてな。地下にある鍾乳洞を利用して作られたものだから、入ってから長いんだ。出るのに結構時間がかかる」
「ええぇ……。長いんですか……」
とはいえ、危害を加えられないのであれば大丈夫だろうと考えて、エミリスは行くことに同意する。
「……わかりました。ご同行いたします」
◆
「はい、それではお二方、順番が参りましたので、中にどうぞ」
お化け屋敷の入り口の建物はもちろん地上にある。
そこから階段で暗い地下に降りて中を周るのだ。出口はかなり離れたところの別の建物となる。
中で参加者が鉢合わないように、一定の時間を空けて中に入ることになっていた。
「じゃ、行くぞ。言っておくけど、魔法は絶対使うなよ。鍾乳洞は脆いから崩れるぞ」
「は、はい……。承知……いたしました」
経験のあるアティアスに対して、エミリスは初めてであり、不安が募る。
子供でも楽しめるほどで、大したことはないと聞いていたが、知らないものはやはり怖いのだ。
「エミー、顔色悪いけど大丈夫か?」
「えぇっ⁉ だ、大丈夫ですよ、全然っ……!」
不安を見透かされないように、笑顔を作り見かけ上は冷静に振る舞う。
「そ、そうか……。ならいいんだけどな」
ただ、彼には表情で気付かれていた。こういうのは苦手だったのかと。
それでも彼女なら大丈夫だろうと、手を繋いで階段を下りていく。顔には出ていないが、その手は震えていた。
――地下はほとんど真っ暗だった。
「俺には周りがほとんど見えないけど、エミーは大丈夫なんだよな?」
「あ、はい。暗さは何ともない……です……けど……」
エミリスは夜目が利くこともあり、これだけ暗くても周りが手に取るように見えるらしい。
それだけで恐怖は半減するだろう。
「それじゃ行こうか」
「は、はい……」
順路に沿って彼が歩き始める。
周りは古代の墓場をイメージしたような装飾になっていた。
ミイラのようなものが周囲に散乱していたり、天井から吊られていたりして、そのどれもが動き出しそうで恐怖心を煽る。
「ううぅ……」
妙にリアルに作られており、彼女の目がなまじよく見えることもあって細かいところまで見えてしまい、ついつい目が釘付けになってしまう。
今はまだ歩いているだけだが、だんだんと彼の手を握る力が強くなっていくのが分かった。
「……大丈夫か? 震えてるように感じるけど……」
「え、ええ……。こ、こ、このくらい……な、何でもないです……」
手だけではなく、声も震えていた。
彼女にこんな弱点があったことが予想外だったが、入ったからにはゴールまで行かないとならない。
――不意に、視界の端でちらりと動くものが見えた。
暗闇の中なのでアティアスは気付かなかったようだが、彼女にはそれがはっきりと見えた。
「あ……」
そちらの方に目が行く。
地面に横たわっていたミイラが急に上半身を起こして二人の方を見ていたのだ。
「ひぃっ……!」
ミイラと目を合わせて、思わず悲鳴を上げてしまいそうになる。
お化け屋敷のスタッフだということを頭では理解しているが、それでも黒く血まみれになった包帯を巻かれたミイラは、見るだけでも背筋がぞっとする。
――ぴとっ。
そのとき、エミリスは首筋に冷たいものが触れるのを感じた。
「…………?」
アティアスは自分の前にいる。
となると、なんだろうか。
正面のミイラから目を離すのもそれはそれで怖いのだが、確かめるためにゆっくりと後ろを振り返った。
『グワワワワ――ッ!!』
そこに居たのは別のミイラだった。
それが突然大声を上げ、伸ばした冷たい手をエミリスの首筋に触れさせていたのだ。
間近でしっかりと目が合ってしまった瞬間、彼女はありったけの声で叫んだ。
「ひ、ひぎゃ――――ぁぁっっ!!!」
しかしミイラはその声も気にせず、そのまま彼女に迫る。
彼女の両肩を掴むように手を伸ばし、そのグロテスクな顔を近づけてきた。
「あ……あっ…………」
あまりの恐怖にもう声も出せなかった。
スタッフのことなど意識の欠片にもなく、ただただその迫りくる顔に目が行ってしまう。
「エ、エミー、大丈夫か⁉」
彼の声も、もう耳には入ってこない。
――そして、そのままエミリスの意識は暗転した。
◆
「それにしても早かったな」
彼女が目を覚ましたのは、お化け屋敷の受付に備えられたソファだった。
スタートした直後に気を失ってしまった彼女は、ゴールに行くよりも戻るほうが早く、アティアスに背負われて引き返すことになったのだ。
「あ、あんなの卑怯ですよっ! 後ろから来るとか、予想外すぎますしっ!」
「そんなこと言われてもな……」
そもそも驚かすのが目的のアトラクションなのだ。
予想できるような動きでは目的が達成できないのは当然だった。
「まぁ女の子らしいところが見えて面白かったよ。エミーに苦手なことなんてそんなに無いって思ってたからな」
「むぅー、慣れてないだけですからっ! 慣れたらこんなの余裕ですよっ!」
彼女は頬を膨らませて抗議する。
「なら慣れるまで通わないとな。……付き合うぞ?」
「あっ……! いえ、それは……ちょっとご遠慮したいです……。ごめんなさい……」
急に声のトーンが下がっていく。
「弱点は克服しておいたほうが良いと思うけどな。たまの息抜きとしては、俺は面白かったぞ」
笑いながら言うアティアスに彼女は全力で答えた。
「も、もう……絶対にお化け屋敷なんて来ませんからあっ!」
いつものようにエミリスが作ってくれた朝食を頬張りながら、アティアスが話しかけた。
ゼバーシュでの事件が片付いてもう数週間経つ。
二人の結婚式はドレスが出来上がってからということで、今はそれに向けて準備をしているところだった。
とはいえ特に派手に式をするつもりもなく、待つ間はのんびりと毎日を過ごしていた。
「面白いところ……ですか?」
首を傾げて彼女がそれに答える。
初めて会った頃よりだいぶ伸び、セミロングほどにもなった髪がそれに合わせて揺れる。
彼女は家事の邪魔になることもあり、短めの髪を好んでいたが、結婚式まではそのままにしておくつもりだった。彼に言わせると、彼女の髪は伸びるのが早く感じるらしいが、邪魔になれば自分で短く切り揃える程度のことで、あまり意識したことはなかった。
「ああ、ゼバーシュでの娯楽施設で、お化け屋敷ってのがあるんだ。大して怖くはないけど、一度くらい行ってみてもいいかなと。エミーならそういうの得意そうだから、楽しめるんじゃないか?」
「お化け屋敷……ですか。え、ええ……たぶん大丈夫だとは……思いますけど」
どんなところなのか全くわからないけれど、話では聞いたことがあった。
入った人を怖がらせたり、驚かしたりする仕掛け人が居るアトラクションだと。
「驚かしてくるだけ……ですよね……?」
「ああ。ただ、中が結構広くてな。地下にある鍾乳洞を利用して作られたものだから、入ってから長いんだ。出るのに結構時間がかかる」
「ええぇ……。長いんですか……」
とはいえ、危害を加えられないのであれば大丈夫だろうと考えて、エミリスは行くことに同意する。
「……わかりました。ご同行いたします」
◆
「はい、それではお二方、順番が参りましたので、中にどうぞ」
お化け屋敷の入り口の建物はもちろん地上にある。
そこから階段で暗い地下に降りて中を周るのだ。出口はかなり離れたところの別の建物となる。
中で参加者が鉢合わないように、一定の時間を空けて中に入ることになっていた。
「じゃ、行くぞ。言っておくけど、魔法は絶対使うなよ。鍾乳洞は脆いから崩れるぞ」
「は、はい……。承知……いたしました」
経験のあるアティアスに対して、エミリスは初めてであり、不安が募る。
子供でも楽しめるほどで、大したことはないと聞いていたが、知らないものはやはり怖いのだ。
「エミー、顔色悪いけど大丈夫か?」
「えぇっ⁉ だ、大丈夫ですよ、全然っ……!」
不安を見透かされないように、笑顔を作り見かけ上は冷静に振る舞う。
「そ、そうか……。ならいいんだけどな」
ただ、彼には表情で気付かれていた。こういうのは苦手だったのかと。
それでも彼女なら大丈夫だろうと、手を繋いで階段を下りていく。顔には出ていないが、その手は震えていた。
――地下はほとんど真っ暗だった。
「俺には周りがほとんど見えないけど、エミーは大丈夫なんだよな?」
「あ、はい。暗さは何ともない……です……けど……」
エミリスは夜目が利くこともあり、これだけ暗くても周りが手に取るように見えるらしい。
それだけで恐怖は半減するだろう。
「それじゃ行こうか」
「は、はい……」
順路に沿って彼が歩き始める。
周りは古代の墓場をイメージしたような装飾になっていた。
ミイラのようなものが周囲に散乱していたり、天井から吊られていたりして、そのどれもが動き出しそうで恐怖心を煽る。
「ううぅ……」
妙にリアルに作られており、彼女の目がなまじよく見えることもあって細かいところまで見えてしまい、ついつい目が釘付けになってしまう。
今はまだ歩いているだけだが、だんだんと彼の手を握る力が強くなっていくのが分かった。
「……大丈夫か? 震えてるように感じるけど……」
「え、ええ……。こ、こ、このくらい……な、何でもないです……」
手だけではなく、声も震えていた。
彼女にこんな弱点があったことが予想外だったが、入ったからにはゴールまで行かないとならない。
――不意に、視界の端でちらりと動くものが見えた。
暗闇の中なのでアティアスは気付かなかったようだが、彼女にはそれがはっきりと見えた。
「あ……」
そちらの方に目が行く。
地面に横たわっていたミイラが急に上半身を起こして二人の方を見ていたのだ。
「ひぃっ……!」
ミイラと目を合わせて、思わず悲鳴を上げてしまいそうになる。
お化け屋敷のスタッフだということを頭では理解しているが、それでも黒く血まみれになった包帯を巻かれたミイラは、見るだけでも背筋がぞっとする。
――ぴとっ。
そのとき、エミリスは首筋に冷たいものが触れるのを感じた。
「…………?」
アティアスは自分の前にいる。
となると、なんだろうか。
正面のミイラから目を離すのもそれはそれで怖いのだが、確かめるためにゆっくりと後ろを振り返った。
『グワワワワ――ッ!!』
そこに居たのは別のミイラだった。
それが突然大声を上げ、伸ばした冷たい手をエミリスの首筋に触れさせていたのだ。
間近でしっかりと目が合ってしまった瞬間、彼女はありったけの声で叫んだ。
「ひ、ひぎゃ――――ぁぁっっ!!!」
しかしミイラはその声も気にせず、そのまま彼女に迫る。
彼女の両肩を掴むように手を伸ばし、そのグロテスクな顔を近づけてきた。
「あ……あっ…………」
あまりの恐怖にもう声も出せなかった。
スタッフのことなど意識の欠片にもなく、ただただその迫りくる顔に目が行ってしまう。
「エ、エミー、大丈夫か⁉」
彼の声も、もう耳には入ってこない。
――そして、そのままエミリスの意識は暗転した。
◆
「それにしても早かったな」
彼女が目を覚ましたのは、お化け屋敷の受付に備えられたソファだった。
スタートした直後に気を失ってしまった彼女は、ゴールに行くよりも戻るほうが早く、アティアスに背負われて引き返すことになったのだ。
「あ、あんなの卑怯ですよっ! 後ろから来るとか、予想外すぎますしっ!」
「そんなこと言われてもな……」
そもそも驚かすのが目的のアトラクションなのだ。
予想できるような動きでは目的が達成できないのは当然だった。
「まぁ女の子らしいところが見えて面白かったよ。エミーに苦手なことなんてそんなに無いって思ってたからな」
「むぅー、慣れてないだけですからっ! 慣れたらこんなの余裕ですよっ!」
彼女は頬を膨らませて抗議する。
「なら慣れるまで通わないとな。……付き合うぞ?」
「あっ……! いえ、それは……ちょっとご遠慮したいです……。ごめんなさい……」
急に声のトーンが下がっていく。
「弱点は克服しておいたほうが良いと思うけどな。たまの息抜きとしては、俺は面白かったぞ」
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