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第11章 その後
第154話 道草
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新年の式典の翌日、2人は次にミニーブルへと行くことにした。
王都を出てから全く休まる日が無いが、早いうちにヴィゴールとも相談しておきたかったからだ。
「うぅ、寒いです……寒いです……」
アティアスの背中にしっかりと密着するように後ろから抱いて、エミリスはミニーブルに向かって飛んでいた。
いつもよりゆっくりしたスピードで飛んでいるにも関わらず、風が顔に当たって凍える冷たさだ。
「大丈夫か? 一度降りて温まっても良いんだぞ?」
寒いのはアティアスも同じだが、我慢強さに勝る彼は、エミリスに比べるとまだ余裕があった。
「ごめんなさい、そうします……」
あまり高いところを飛んではいなかったこともあり、2人はすぐに地面に降り立った。
今はテンセズを超えて、もう少しで懐かしいウメーユが見えてくるあたりだった。
元々交通量の少ない街道ではあるが、新年早々と言うこともあって、全く旅行者は見当たらない。
「炎よ……」
アティアスが枯れ枝を集めて、魔法で火を点けた。
「はぁ~、あったかいです……」
凍えた体を溶かすように手をすり合わせながら、彼女は大きな息を吐いた。
「そうだ、せっかくだからウメーユで昼ごはん食べていくか?」
「おおぉ……それは良いですねっ!」
アティアスの提案に、エミリスは大きく頷いた。
◆
「ここに住むとして……どのあたりに家を?」
ウメーユの町を歩きながら、エミリスが周りを見る。
今は新年早々ということもあってか、以前来た時よりも人の往来は多く感じた。
「そうだなぁ……。ここには城が無くて、小さな砦くらいだからな。そこに住むわけにもいかないし。まぁ、城があってもあんまり住みたくないけど」
「それはなんでですか?」
「ゼバーシュでは城に住んでたこともあるけど……便利だけど自分であれこれするにはやりにくいし。あと、あんまり偉そうにしたくないってのもあるかな」
「ふむー。私もアティアス様とのんびりする方がいいですー」
2人は通り沿いに営業していた、一軒のレストランに入る。
ここは以前立ち寄った際にも来たことがあった店だった。
「いらっしゃい。……あぁ、お二方、祭りの頃以来ですね」
「ああ、久しぶりにここに立ち寄ってな」
店主はウールの帽子から覗くエミリスの髪を見て2人を思い出したようで、すぐに席に案内をしてくれた。
「今日はほうれん草のパスタがおすすめです。いかがでしょうか」
「そうか。エミーどうする?」
「はいっ、大盛りでお願いします」
彼女に確認すると、笑顔で頷いた。
「じゃ、それを2つ。片方大盛りで頼む。あとは……そうだな、何か肉も欲しいな。適当に頼む」
「かしこまりました。良いヒレ肉が入っておりますよ」
「良いな。それじゃレアで。あ、あとワインも適当に頼む」
「ありがとうございます。しばらくお待ちください」
オーダーを伝えると、店主は厨房に入っていく。
「このあと砦も見ていくか? 中には入らないけど」
「はい。前に来たときは見てませんでしたし。規模は小さいんですよね?」
「そうだな……エミーなら一息で更地にできるくらいだな」
少し考えてアティアスが答える。
それを聞いて、エミリスは眉をひそめた。
「むぅ、ゼバーシュの城だって一息で更地にしてみせますよ?」
「……それはやめてくれ。まぁ、前に行ったダライの砦くらいじゃないか?」
「ダライ……といえば、爆発されたところですよね。なるほど……。あそこ今どうなってるんでしょうね?」
「さぁな。ついでに見ていくか。まだ再建されては無いんじゃないか? それほど時間もなってないし」
「ミニーブルとの間ですしね。でもあれくらいあるなら、当面はその砦を拠点に?」
エミリスは破壊されたダライの砦を思い浮かべながら聞いた。
「そのつもりだ。今から新しいのを建てるのは間に合わないし、慌ててやったところで良いものができるわけないしな。場所や広さにしてもそうだし、設備とかそのあたりも全く検討できてないから」
「わかりました」
まずどのような体制、指示系統を作るか。
それが決まって、円滑に運営できるようになってからの話だと思っていた。
「お待たせしました。サラダとパスタです」
ちょうどその時、出来上がった料理が届けられた。
ほうれん草のホワイトソースのパスタに合わせて、少し濃い黄金色の白ワインがサーブされる。
「いただきますー」
待ちかねていたエミリスは、早速サラダをもりもり食べはじめた。
それを微笑ましく見ながら、アティアスも料理に手をつける。
「あ、このワイン、良いですねぇ……」
うっとりとした口調で彼女が呟く。
見ればグラスに注がれていたワインは一口で半分まで減っていた。
これは、今日中にミニーブルに行くのは無理なんじゃないかと、アティアスは思った。
◆
「ふわぁ……ごちそーさまでしたぁ」
追加で注文したケーキまでしっかりと食べ切った彼女は満足そうに呟いた。
少しお酒のペースを落とさせたこともあって、途中でダウンすることはなかったが、それでも真っ赤になった顔を見る限りでは、すぐにミニーブルに向かうことは無理そうだ。
「とりあえず、酔い覚ましに散歩するぞ」
「ふぁーい」
エミリスはゆらゆらしながらも、しっかりと彼の腕にしがみつく。
彼女を引きずるようにして、アティアスはウメーユの砦に向かった。
「エミー。ほら、あれだ」
見えてきた砦を指差して、アティアスが言う。
ダライの砦よりは広さは狭いながらも、しっかりとした3階建の石造りになっていて、周りの敷地もちょっとした兵士の訓練が行えそうなくらいはあった。
「ほぇー。まだ新しいよーな気がしますけど……?」
「みたいだな。ウメーユは元々マッキンゼ領じゃなかったから、もしかしたら編入したときに建て直したのかもしれないな。俺は詳しく知らないが……」
「なるほどぉ……」
2人はあまり近づきすぎないようにしながら、遠目に砦を眺めた。
まだ領主が変わるなどの情報は伝わっていないはずで、面倒なことは避けたかったのだ。
「そろそろ行くか。……飛べるか?」
「んー、しばらくは……ちゃんと制御する自信ないです……」
アティアスに聞かれて、エミリスは少し体を浮かせてみたりしながら答えた。
浮いてはいても、ふらふらしていて酔ってしまいそうだ。
「そうか……。もうしばらく休憩だな」
「ごめんなさいー」
さてどうしたものか。
ミニーブルに行くのは明日にするとして、もうここに泊まってしまう案も考える。
そのとき、突然2人に声がかけられた。
「あの……。アティアス様とエミリス様ですよね……? お久しぶりです」
王都を出てから全く休まる日が無いが、早いうちにヴィゴールとも相談しておきたかったからだ。
「うぅ、寒いです……寒いです……」
アティアスの背中にしっかりと密着するように後ろから抱いて、エミリスはミニーブルに向かって飛んでいた。
いつもよりゆっくりしたスピードで飛んでいるにも関わらず、風が顔に当たって凍える冷たさだ。
「大丈夫か? 一度降りて温まっても良いんだぞ?」
寒いのはアティアスも同じだが、我慢強さに勝る彼は、エミリスに比べるとまだ余裕があった。
「ごめんなさい、そうします……」
あまり高いところを飛んではいなかったこともあり、2人はすぐに地面に降り立った。
今はテンセズを超えて、もう少しで懐かしいウメーユが見えてくるあたりだった。
元々交通量の少ない街道ではあるが、新年早々と言うこともあって、全く旅行者は見当たらない。
「炎よ……」
アティアスが枯れ枝を集めて、魔法で火を点けた。
「はぁ~、あったかいです……」
凍えた体を溶かすように手をすり合わせながら、彼女は大きな息を吐いた。
「そうだ、せっかくだからウメーユで昼ごはん食べていくか?」
「おおぉ……それは良いですねっ!」
アティアスの提案に、エミリスは大きく頷いた。
◆
「ここに住むとして……どのあたりに家を?」
ウメーユの町を歩きながら、エミリスが周りを見る。
今は新年早々ということもあってか、以前来た時よりも人の往来は多く感じた。
「そうだなぁ……。ここには城が無くて、小さな砦くらいだからな。そこに住むわけにもいかないし。まぁ、城があってもあんまり住みたくないけど」
「それはなんでですか?」
「ゼバーシュでは城に住んでたこともあるけど……便利だけど自分であれこれするにはやりにくいし。あと、あんまり偉そうにしたくないってのもあるかな」
「ふむー。私もアティアス様とのんびりする方がいいですー」
2人は通り沿いに営業していた、一軒のレストランに入る。
ここは以前立ち寄った際にも来たことがあった店だった。
「いらっしゃい。……あぁ、お二方、祭りの頃以来ですね」
「ああ、久しぶりにここに立ち寄ってな」
店主はウールの帽子から覗くエミリスの髪を見て2人を思い出したようで、すぐに席に案内をしてくれた。
「今日はほうれん草のパスタがおすすめです。いかがでしょうか」
「そうか。エミーどうする?」
「はいっ、大盛りでお願いします」
彼女に確認すると、笑顔で頷いた。
「じゃ、それを2つ。片方大盛りで頼む。あとは……そうだな、何か肉も欲しいな。適当に頼む」
「かしこまりました。良いヒレ肉が入っておりますよ」
「良いな。それじゃレアで。あ、あとワインも適当に頼む」
「ありがとうございます。しばらくお待ちください」
オーダーを伝えると、店主は厨房に入っていく。
「このあと砦も見ていくか? 中には入らないけど」
「はい。前に来たときは見てませんでしたし。規模は小さいんですよね?」
「そうだな……エミーなら一息で更地にできるくらいだな」
少し考えてアティアスが答える。
それを聞いて、エミリスは眉をひそめた。
「むぅ、ゼバーシュの城だって一息で更地にしてみせますよ?」
「……それはやめてくれ。まぁ、前に行ったダライの砦くらいじゃないか?」
「ダライ……といえば、爆発されたところですよね。なるほど……。あそこ今どうなってるんでしょうね?」
「さぁな。ついでに見ていくか。まだ再建されては無いんじゃないか? それほど時間もなってないし」
「ミニーブルとの間ですしね。でもあれくらいあるなら、当面はその砦を拠点に?」
エミリスは破壊されたダライの砦を思い浮かべながら聞いた。
「そのつもりだ。今から新しいのを建てるのは間に合わないし、慌ててやったところで良いものができるわけないしな。場所や広さにしてもそうだし、設備とかそのあたりも全く検討できてないから」
「わかりました」
まずどのような体制、指示系統を作るか。
それが決まって、円滑に運営できるようになってからの話だと思っていた。
「お待たせしました。サラダとパスタです」
ちょうどその時、出来上がった料理が届けられた。
ほうれん草のホワイトソースのパスタに合わせて、少し濃い黄金色の白ワインがサーブされる。
「いただきますー」
待ちかねていたエミリスは、早速サラダをもりもり食べはじめた。
それを微笑ましく見ながら、アティアスも料理に手をつける。
「あ、このワイン、良いですねぇ……」
うっとりとした口調で彼女が呟く。
見ればグラスに注がれていたワインは一口で半分まで減っていた。
これは、今日中にミニーブルに行くのは無理なんじゃないかと、アティアスは思った。
◆
「ふわぁ……ごちそーさまでしたぁ」
追加で注文したケーキまでしっかりと食べ切った彼女は満足そうに呟いた。
少しお酒のペースを落とさせたこともあって、途中でダウンすることはなかったが、それでも真っ赤になった顔を見る限りでは、すぐにミニーブルに向かうことは無理そうだ。
「とりあえず、酔い覚ましに散歩するぞ」
「ふぁーい」
エミリスはゆらゆらしながらも、しっかりと彼の腕にしがみつく。
彼女を引きずるようにして、アティアスはウメーユの砦に向かった。
「エミー。ほら、あれだ」
見えてきた砦を指差して、アティアスが言う。
ダライの砦よりは広さは狭いながらも、しっかりとした3階建の石造りになっていて、周りの敷地もちょっとした兵士の訓練が行えそうなくらいはあった。
「ほぇー。まだ新しいよーな気がしますけど……?」
「みたいだな。ウメーユは元々マッキンゼ領じゃなかったから、もしかしたら編入したときに建て直したのかもしれないな。俺は詳しく知らないが……」
「なるほどぉ……」
2人はあまり近づきすぎないようにしながら、遠目に砦を眺めた。
まだ領主が変わるなどの情報は伝わっていないはずで、面倒なことは避けたかったのだ。
「そろそろ行くか。……飛べるか?」
「んー、しばらくは……ちゃんと制御する自信ないです……」
アティアスに聞かれて、エミリスは少し体を浮かせてみたりしながら答えた。
浮いてはいても、ふらふらしていて酔ってしまいそうだ。
「そうか……。もうしばらく休憩だな」
「ごめんなさいー」
さてどうしたものか。
ミニーブルに行くのは明日にするとして、もうここに泊まってしまう案も考える。
そのとき、突然2人に声がかけられた。
「あの……。アティアス様とエミリス様ですよね……? お久しぶりです」
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